ねこえもんのブログ一覧

　ご安全に。


　というパワーチェックでしたのよ。あんまり馬力低下を言い訳にしにくい結果となりましたね。「馬力下がってるクルマでこのタイム。俺様って凄いぜ！」というナルシストな状況になれなくてガックリです。

　さて。
　ターボ車のブースト圧低下においていくつかの原因が考えられます。そのうちで一番多いのが、「ターボパイプからの圧力漏れ」だそうです。ホースバンドが緩んできていて、そこから圧力が漏れている状態。１４年落ちの我が愛車では十分に考えらえますが、８月にターボ系をフル清掃してキッチリと組んだので考えられにくいです。他にはホースの劣化で漏れていることもあるとか。これはありそうです。ゴムな部品がほとんどですからね。ですが、ランサー系では、一番多く発生するブースト圧異常があるんだそうです。

　アクチュエーターの劣化によるブースト圧の異常。

　アクチュエーターとはブースト圧をコントロールする部品で、ターボの近くに付いています。写真では、矢印のがその部品。ロッドでターボと繋がっていて、これがスライドすることで圧力をコントロールします。
　エボ系はアクチュエーターの位置と角度が悪いそうで、ボンネットダクトから進入した水がロッドを錆びさせて動きを悪くさせちゃうんだそうですよ。これにより、ブースト圧をキチンとコントロールしなくなっちゃうんだとか。困ったものですね。ちなみにリコールじゃなんですよ。「そういうもの」ということになってます。困ったものですね。なお、エボ８以降のモデルでは対策品が付いてるそうですよ。羨ましいですね。



　ねこ号のアクチュエーター。エボボンネットの為か、ちょっと錆びてますね。まぁ、場所が場所だけに経過年数で錆びてきちゃうんですけどね。あと、スプリング劣化もありますので、何にせよ、劣化してきちゃう部品なのです。ターボ車は部品が多いだけに異常を来す部品も多いのです。シンプルなＮＡ車は勝ち組ですね。

　このロッドによるブースト圧異常、逆にブースト圧が上がる事もあるようです。ブーストが規定値より上がっちゃうとエンジンに負担がかかる、壊してしまう可能性があります。下がる方なら、まだマシかもしれませんね。特に、ＣＭ５Ａの４Ｇ９３ターボはブースト圧１を超えることは好ましくないらしいです（常時ブースト値の話ね）。常時ブースト０．８な事を考えると、危険領域はすぐそこです。ブースト圧は日頃からキチンと管理していてくださいね、５A乗りの方々。


　このアクチュエーター、値段自体は１．５万円くらいと言うほど高くはないのですが…交換するのが凄く面倒くさいらしいです。



　ココに付いてます。ラジエーターを外さないと交換できません。そして、ロッドの調整も必要となります。面倒くさいなぁ。そんな状況でネオバがパンクとか！　もう、踏んだり蹴ったり。宝くじでも買うか…。