はいどうも。小太りのおじさんです。
ガンマ君、引取りから1週間たって、改めて車両の状態を確認、オイル交換とクーラントの交換、部品周辺の清掃メンテを行いました。
外観的には大きな破損や欠損は見られませんが、カウルの内側には破損修理跡が見られます。ちゃんと意匠面の補修もされてるみたいで、パッと見は問題なさそう。

目に付くところだけでも数カ所ありますが、カウルを実際に外してみると、他にも細かい修理後が見られました。左右、まんべんなく転倒してるみたいですねw

フロント裏のサブフレームは大きなサビはありませんが、ここはチラチラ目に入るとこなので、きれいに補修したいですね。そして個人的に気になるのはフェンダー裏。2st車はオイル飛散もあるので汚れる運命ではありますが、ここもきれいにしたいです。
さてタイヤですが。

リアは山も十分、端っこにはヒゲも残ってるので全然大丈夫。ただフロントはスリップサインが近い上に、むしれてるし、パターンにもクラックが。 早めに交換したいと思います。

フロントフォークはオーバーホール済みとのことでしたが、シールも新品ぽいし、オイル漏れもありません。ストローク部も点サビもなしでした。
次にステップまわり。

レバー類の変形はありませんが、先端がガッツリ削れてたり、フレームに食い込んだ跡があったり、派手に転倒したみたいですねw 先の気づき事項通り、シフトペダルの動作が渋い(ニュートラルが入りにくい)ので、メンテの必要があります。どうも、リンクのガタが大きい気がするので、それが原因ではないかと。あと、オイル交換すれば治るかもしれないので、それに期待します。
リアのサイドカウルを外してみると、、、、

車体側にブッシュ止めになっているボス形状がネジとパテで補修されてました。良く見るとここ最近の修理跡ではなさそうですが、ちゃんと固定されているみたいです。
あとちょっとびっくりしたことが。

チャンバーが社外品に交換されてて、フローティングマウントになってるようなんですが、サイレンサー部分をぐいって押すと、これだけ動きます。で、問題は、フローティングされてるのが、エンジン側の付け根部分。チャンバー全体がグラグラしてます。2st車に乗った経験がないので、これが普通なのかなあ?って思ったのですが、、、、

なんかガッツリ排気漏れしてますwwwフランジはネジ止めで固定されてますが、スプリングで引っ張ってるチャンバー本体がグラグラしてるので、やっぱその隙間から排気漏れしてるんだろうなあ、、、 まあ、本体のサビ落としも兼ねて、一度取り外して確認してみます。また、サイレンサー本体はマジでカーボン製でした!すげえw 接合部にオイルがにじんでるので、一度分解して清掃確認しますw
エンジン回りです。

年式相応に白サビとか汚れはありますが、ヘッドやシリンダー周辺にはオイル漏れ跡が見られません。キャブはミクニ製でした。キャブの手前、インティークの下にあるのがオイルポンプかな?そこから少しオイルが漏れてる感じがするので、掃除しながら確認します。
さてさて、一通り状態確認したので、オイル交換、クーラント交換をしたいと思います。

サービスマニュアルでドレンボルトを確認して、さくっとオイルを抜きます。ドレンワッシャは中空の専用品らしく、外すのにも食い込んで外れなかったので、結局、ニッパーで切断、同等サイズのアルミワッシャに交換します。(ドラスタ400のドレンワッシャと同じサイズでした)

しかし、社外チャンバーの為か、廃油がガッツリとチャンバーに掛かってしまいますw オイルは結構濁ってました。ドレンを外したとき、なにか鉄粉の塊みたいのがジャリジャリ出てきたのでびっくりしました。ドラスタ用に購入した、エーゼット社の4stエンジンオイルを流用します。

そして、このバイクにはレベルゲージやレベルの確認窓が見当たりません。サービスマニュアルを読むと、車体右側にレベル確認のドレンがあり、そこからオイルがあふれるかどうか、で判断するみたい。規定量は1000㏄ほどですが、レベルドレンからあふれるまで、新しいオイルを注いでいきます。初めは戸惑いましたが、「あふれるまで入れる」という判断でいいのでラクですねw ボルトはドライバー用の溝がありましたが、完全になめてたので、適当なフランジボルトと交換しておきます。
お次はクーラント交換。

こちらもドレンから抜いていきますが、意外とキレイ。ただ、キレイでも劣化はするので、素性が分からない時は交換したほうがいいと思います。んで、キャップをみると、パッキンにクラックが入ってます。シール位置から外側なので、オゾンによるクラックだと思います。オゾンクラックは空気に触れていると進みますが、ある程度侵行が進むと止まるので、これはこのまま清掃だけして使います。
ラジエータ側を見ると、何やら堆積物が、、、、 手に取ってみると歯磨粉のような感じ。これはKSRの時にもあったのですが、クーラントにたまるダストのようなものみたいですね。当然、リザーブタンクの方にも溜まってると思うので掃除が必要です。
リザーブタンク、外側はオイル飛散で悲惨なことになってるので、しっかり清掃、内部も堆積物が見られたので、お湯でしっかりゆすいで清掃します。

ついでにオイルタンクも清掃、CDIやバッテリー周りと、リアフェンダーも取り外して、白ボケはバーナーで炙って補修、仕上げにシリコンオイルを塗りこんで、組み上げました。
コンデンサのリザーブホースを外すついでに、燃料タンクを外してプラグの確認をしました。

サービスマニュアルで、純正はBPRの8ES~10ESとなっていますが、装着されていたのは熱が逃げにくい焼け型の8ESが取り付けられてます。焼け具合は良好なので、このまま様子を見ます。今後の走り方とかで変わってくれば、番手を上げていこうと思います。
もう一つ、チェーン&スプロケの確認を。

チェーンはシールチェーン、若干錆が見えますが、引っ張っても伸びがないので、情報通り新品のようです。ただ、スプロケの方はというと、フロントがちょっと摩耗が進んでいるようです。摩耗が進むと回転方向に変形してくるので、そうなる前に早めに交換しようと思います。リアはまだ大丈夫そうです。
気になったので、ついでにチェーン清掃を。
シールチェーンなので、うかつに防錆油やパーツクリーナとか使えませんし、専用のクリーナーも持ってないし。
さてどうしたものかとネットで先人たち情報をさがしてみると、エンジンオイルで洗浄するといいらしいという情報をゲット。早速、車用に余ってたエンジンオイルで洗ってみます。

うーん、いいですね!こびりついたグリスもきれいに溶けるし、良くなじむし。ナイロンブラシでこすりながらチェーンを回して洗浄していきます。外側から洗って一周したら、今度は内側からでもう一周。最後にエアブローで吹き飛ばすようにして、チェーングリスでグリスアップします。うーん、キレイになりました。(タイヤとホイールに飛び散ったオイルもちゃんと掃除しましたw)
最後にブレーキの確認。

リアのパッドは十分なので問題なさそう。ただディスクの方はちょっと摩耗が進んでて、手で触ると少し波打ってました。すぐにどいうこうはなさそうですが、できれば早めに交換したいです。

フロント側ものぞいてみるとパッドは十分、ディスクも問題ありません。ただ、パッドをのぞいてみてわかりましたが、片側ではなく対向ピストンの4ポッドキャリパーみたいです。両側にするくらいなら、2枚ディスクにした方が制動力がありそうですが、バブリーな時代だったから両側にしたのかなあ、、、
さて、今日はここまで。次回は吸排気周りのメンテを進めたいと思います。
でわでわ!
Posted at 2019/04/22 21:57:24 | |
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RG125ガンマ | 日記