はいどうも。小太りのおじさんです。
前回の高梁川源流探索①につづき、「②いぶきの里の北方」へ向かいたいと思います。
「新見美しい森」から下り、R180を再び北上します。すると、「いぶきの里」の手前で、下写真のように高梁川に沿って右に分岐する小道が現れます。
いぶきの里からでも向かうことができますが、ここは川にそって、小道の方へ進みましょう。すぐに前方へ、大きく右に曲がるR180をくぐるように高架トンネルが見えます。

前からの写真を撮りわすれたので、通り過ぎたらこんな感じ。そしてこの位置には、、

右手に高梁川源流の看板があります。このまま道沿いに進んでいくと、鮎釣りが楽しめる釣堀の「花見養魚センター」が右手に見えます。
このまま進んでいきますが、舗装路はすぐになくなります。

しばらく未舗装の路面が続きますが、ロードバイクで進むのはもうむずかしいですね。KSRの本領発揮です。

この日(2019.05.04)は前々日から晴れの日が続いていましたが、路面は川状になっていました。
しばらく進むと左手に「高梁川源流」の看板が。この方向で合ってます。ぐいぐい進みます。

建設省設置の「高梁川」の看板が。しかし、水面は道から少し離れてて、見ることができません。見に行こうかと思いましたが、ちょっと足場が悪そうだったので、このまま進みます。道はどんどん勾配が強く、悪路になります。

しばらく進むと、右手に「高梁川源流」の看板が。しかし、看板の方向が道の方向ではなく、沢の方向を指しています。もしかしてここから沢沿いに歩きか?と思いましたが、このままもう少し道沿いに進んでみました。
すぐに行き止まり。チェーンは張られていませんでしたが、立て看板には立ち入り禁止の文字が。覗き込んでみると奥の方が下がり勾配になっているので、どうもここが鳥取県との県境のようです。ということは、まちがいなくこの先には源流はないので、やはり、さっきの看板のところで沢に降りて、歩きで進むしかなさそうです。
看板から沢に降りたところ。見る限り、急こう配ではなく、足場もあるようなのでこのまま沢に沿って進みます。
この調子なら割と歩きやすいなと思った矢先。
何ですかこれわ。昨年の水害時の影響なのか、ものすごく倒木が多い。左右の両斜面もどんどん勾配がきつくなるし、足場もわるい。進むルートを探すのが大変です。
途中、いくつか分岐があります。少し進んでみてみましたが、基本的には左手に山頂となる県境に沿って進んでいるはずなので、左に進めばいいはずです。
ここで事前に調べた情報ですが、どうも源流を案内するインストラクターの方がおられるようで、ルート上に赤テープの目印を付けられています。その方の記事自体が古かったので、テープが残っているか当てにはできないかもしれないと思ってましたが、残っているのもありました。しかし、肝心の分岐部分には無かったので、やはり、外れてしまっているのも多々あるようです。
もう、こんな状態になったら挫けそうです。まったくルートが思いつきません。休憩しながら、ルートを考えて暗中模索で進みます。
うあああああ!「源流まで○○m」
の看板が!!!よかった、方向はあってたww しかし、文字がかすれてて何mなのかわからないw
ああ、、、もうダメです。写真では分かり難いかと思いますが、ものすごい斜面で足場もありません。正直、ここが源流でいいや、って思いました。しばらく呆然としながら、水分補給と休憩。ここまで何度も休憩してきましたが、ほんと、ここでは長い時間休憩しました。
意を決して、左側の急斜面を四つん這いで登ります。
ああああああ!!着いたあああ!!!!
ほんと、急斜面を登ったすぐ上にありました。ここです。間違いないです。事前調査した、「高梁川源流」の記念碑です。
この先は更に勾配が強い崖のようになって続いていますが、さすがに水の流れは見えず、登るのも危険です。県境はもう少し先のようですね。
足元を見ると、斜面から湧き出した源泉が。落ち葉に埋もれててちょっと濁ってたので、すくって口にする気は起きませんでしたが、手に取ってその冷たさを実感。いやあ、、、、来てよかった。
そしてちょっとびっくりしたことが。
こんな山の中なんで、絶対ケータイの電波なんか着てないだろうと思ったのですが、何と3Gで電波繋がってますww 途中休憩したときは全然電波なかったのであきらめてましたが、ほんと、びっくりです。
GPSでGoogleMapでランドマークを立てて、帰路につきます。で、振り返ってみて、またビックリ。
うへえ、、、ここを下って帰るのかよ。登りは体力的にしんどかったですが、下りは体力的なしんどさは軽減されるものの、身の危険が増します。
冗談抜きで、下りは危険度のレベルが違います。3回すっころび、2回水にはまり、木の枝が手に刺さり、斜面を滑り落ち、、、、 とにかく、電波の通じない場所で救助は呼べませんので、慎重に慎重に、下って行きます。
ある程度下ると、ふっと景色がもののけ姫状態。しばし放心して休憩。
そして、道端においてきたKSRが目に入った時、ほんと安堵しました。
「無事に帰ってこれたあ、、、、、(´;ω;`)ブワッ」
とにかくホッとしました。と同時に、今回の装備の甘さとか、色々反省しました。ちょっと追記でまとめたいと思いますので、「その③」を追加します。参考までに見て頂けると幸いです。
そして、汗だくのドロドロになったので、温泉に入って帰りたいと思います。
来た道を戻り、釣堀りを通り過ぎると、右手に上り坂が。上がると「いぶきの里スキー場」と「千屋温泉」が見えます。
温泉、ヒャッハーー! 宿泊施設もありますが、温泉のみの利用もOKです。
大人はちょっと高いですが、ずたぼろの体を労うのには最高です。景色のよい露天風呂もありますよ♪
しっぽり温泉で休んだ後、自宅への帰路につき、R180を南へ下ります。途中、色々と寄り道しましたが、上述のとおり、今回の源流アタックにおける反省と、もう一か所、ご紹介したいポイントがありますので、「その③」でまとめたいとおもいます。
なにはともあれ、念願の「高梁川源流」にたどり着くことができました。
今後、「行ってみたい!」と思う皆様の助けになれば幸いです。
でわでわ~。
Posted at 2019/05/05 21:54:27 | |
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