はいどうも。日焼けが痛いおじさんです。
白煙もくもくYBRですが、キャブレターに原因があるのは分かりましたが、見る限り色々とカスタムされてるみたいなので、現状を色々確認しながら、メンテナンスを進めたいと思います。どこまでバラすか、様子を見ながら進めます。
カウル類の外装品を一通り外したら、機能部品を外していきます。

まずはタンクから、燃料コックの反対側に何やらバルブと小さいタンクのようなものがつながってますが、そのタンクから先はボルトで密栓されてます。 調べてみると、バルブは1wayバルブで、タンクは蒸気ガソリンを吸着させるキャニスタみたいですが、密栓されたホースは本来キャブレターに還元されるようです。

燃料コックです。燃料フィルタがコックの下に見えますが、純正で付いてます。KSR2で痛い思いをしましたが、国内車種にも全部これ付けてほしいですね。ちなみに、ダイヤルレバーで完全に隠れているプレートに、下:ON、左:OFF、上:RESのマークがあります。カウルを装着すると完全に見えなくなるので、カウルにレタリング表記したいですね。左に見えるのがキャニスタですが、大気解放されてるのが分かります。

タンクからは、キャニスタ、燃料コック以外に、燃料計のコネクタがつながってます。全部外して、タンクを取り外します。ちなみに燃料コックはタンクの最下位置には付いてないので、コックから完全に燃料を抜くことはできません。 裏側は部分的に錆びてるので、タッチアップが必要ですね。また、右に写ってるカウルの固定ブッシュは硬化してしまってるので、全部交換します。

キャニスタを外そうとしたときに気付きました。リアブレーキスイッチのカバーが破損してます。ひび割れどころか、完全に砕けてますね。単なる防水部品だからかもしれませんが、国産車だとここまで酷いのはあまり見ないので、中国/アジアのゴム材の品質の悪さが見て取れます。

ほい、前回確認した「エアインダクションなんたら」ですね。機能してないので取り外しますが、純正マフラーに戻す時のためにメンテして保管しておきます。

好みは分かれると思いますが、おいらはクリアレンズのテール、ウィンカーは苦手です。個人的な見解ですね。純正を入手して交換したいので、外してポイします。

スロットルワイヤですがちょっと紫外線焼けして色あせてます。アクセル操作は軽いので、問題なし。できれば黒色がいいけど、交換はちょっと考えます。

イグニッションコイルは首下に有ります。特に外観は異常無さそうなので、端子のサビ取りだけします。

バッテリーバンドですが、これは酷い。前側は完全に朽ちてます。これは交換です。

バッテリです。交換時期不明ですが、まだ生きてるので再利用します。が、プラス端子側がエライことに。

+端子、一旦ココの端子に接続されてからあちこち分岐してます。調べるとスターターリレーだそうで、ゴムキャップのある反対側の端子は、セルモーターにつながってますが、バッテリ側含め、ゴムカバーがボロボロです。セル側は亀裂すらないんですけどね、、、なんなんだろうね?? そしてこのセルリレーにつながる配線が明らかに加工されてます。やだなあ。電装系を追っかけるのめんどくさいのにーーw(電気工事士の資格持ってますが、車両配線は苦手なんです、、、、w)

タンデムステップを外します。ステッププレートは、右端に見える大き目のボルト(スイングアームのピポット軸と共締め)と、その下側に隠れてる2点で外れますが、中央あたりに新しめのボルトが見えます。バックステップでも付けてたのかもしれませんが、変形してるし、ステップ基部のサビもひどいので、できれば程度の良い中古品と交換したいです。 そしてちらっと写ってますが、ブレーキスイッチの下がリアブレーキレバーとつながってません。前に転倒したことがあった聞いたので、もしかしたらその時にはずれてしまったのかも。

これが下側の固定ボルトなんですが、リアブレーキペダルの可動軸と共締めになってます。ステップ外すの結構めんどくさいw メンテ性が良いのか悪いのか、よくわからねえw

右側メインステップとリアブレーキペダル。フットガードの下側にメタルタッチしてますね。しかも、当たり位置がちょっとずれてるのが見えますが、転倒したときにステップが後方に曲がっています。これでも結構曲げ戻してみたのですが、これ以上修正が出来なかったので、できればメインステップも交換したいです。

...車載工具がひどいことにw なんか足りない気もしますしw どうしよう?!

リアフェンダー周りにかかります。リアウインカー外すと変なゴム片が。形の悪いアルミプレートも挟まってますが、車外品を無理やりつけたって感じですね。フロントも同じ処理がされてましたが、見栄えもアレなのでここはやりかえます。

外したリアウインカー。うん、何か変色してるし。クリアレンズだし。LEDみたいですが、交換するのでポイポイします。リアフェンダーそのものは特に問題なく取り外せましたので、割愛します。
さてフロントにかかるぞ。

ちなみにフロント側。こっちもリアと同じのが付いてましたが、アメリカン用のブレットウインカーに交換済みです。もともとドラスタ用に購入した予備品ですが、取付基部も汎用の樹脂パーツに交換しています。リアも同様にするつもり。YBR自体がオーソドックスなネイキッドスタイルなので、絶対こっちの方が似合うと思うんだよなあ。

気付いてしまいました。フロントフェンダーが少し捻じれてます。先端が右(画面下方向)にズレてますよね。反対に後端は左(画面上方向)にずれてました。
やだなあ。絶対これフォークが捻じれてるヤツやん。

トップブリッジを確認すると、左右でフォークの出代がちょっと違う。そういえばKSRでも同じことがありました。ねじれはこれが原因かなあ。だったらいいなあ。

フォーク自体は、、、あまり状態が良くありません。点サビがポチポチ見えます。出てるだけならいいですが、少し膨れてます。むーん。

オイル漏れは無さそうですが、左側のブーツが割れてます。できればオイルも含め、交換したいですが、他のメンテ次第ですね。他の子たちもメンテを待ってるので、ちょっと保留。

ブレーキキャリパーの様子。パッド残量は十分ですが、キャリパー裏に蜘蛛の巣がww それにピストンがメッチャ錆びてますね、、、、これももう、オーバーホールですね。

スピードメーターケーブルです。カバーも砕けれてるし、タイヤ側の方はアウターの被覆が割れちゃってますね。交換したいところです。

スピードメーターギアです。特に異常は見られず、メンテだけで済みそうです。あとで前輪のベアリングも確認します。
メーターケーブルのガイド?がすっぽ抜けましたw 何やらテープが巻かれてますが、変形したのか、割と簡単にすっぽ抜けました。これは固定方法ちょっと考えないと。

タイヤです。フロント/リアとも、ブリジストン製ですが、リア側はサイドにクラックが見えます。刻印は2017年47週目生産品。まだ4年ほどでタイヤ溝も十分あるので、タイヤはちょっと保留。できれば交換したい。

ハンドル周りはこんな感じ。クラッチレバーは大嫌いな一体式です。ブレーキレバーは分割式なのに。そして、スロットルはスイッチボックスと別々。珍しいと思ったら、スイッチボックスが妙に新しい。 もしかしたら社外品かも。つか、キルスイッチが効かない!って思ってましたが、そもそもYBRにキルスイッチは付いてないみたいです。ということは社外品の可能性が高いです。

ヘッドライトステー。特に変形や破損はないですが、裏面の錆が目立ちます。軽くサビ落とししたら、転換剤塗料でタッチアップします。
リアタイヤ、スイングアーム周りにかかります。
フロントスプロケは14T、リアは45T、どちらも純正のようです。そして歯もあまり摩耗は無く、十分使えそうです。

そしてチェーンですが、シールチェーンのようです。チェーンも大きなガタは無かったし、目立つ錆び等もないので、掃除して再利用です。
チェーンカバーは年式なりかなあ。破損はないですが、表面は白化が進んでます。バーナーで炙って再生するか、塗装して見栄えを整えます。
スイングアームシャフト。サビサビですね。磨いてサビ取りして、必要あればメッキですね。
スイングアームのピポット部。左側部分はドロドロサビサビです。しっかり掃除とグリスアップが必要です。
リアドラムブレーキまわり。ブレーキダストは結構溜まってますが、アクスルシャフト、チェーンテンショナーとかも、異常な摩耗、錆はありません。

ハーネスの取り外しにかかったところ、びっくりしたものを見つけましたw ぽろっと取れましたが、これ、半自動溶接の溶接ワイヤーですね。フレーム溶接の裏側にありましたが、溶接棒残りがあって、そのままフレーム塗装されてるとか、国産では考えられないですね。ほかにも溶接がずれてたり、溶け落ちがあったり、なかなかの溶接品質です。
はい。強烈なのが出ました。これ、ステータコイルのコネクタですが、完全に焦げて溶け落ちてます。まっ黒です。こんがりです。最近焼けたものではない感じですが、バッテリ上がりとかは無かったので、これでよく通電してましたね、、、、びっくりです。
エーモンのリレーが増設されてました。詳細は配線図を作りますが、バッテリーの+ラインから出てヘッドライトにつながってたので、ヘッドライトの電力対策で増設されたのかも。
メインハーネスを取り外したついでに、セルモータのラインも追っかけて外します。

前側のエンジンマウントと、エンジン下のハーネスカバーを外しました。エンジンマウントの貫通ボルトは4本ありますが、太い2本はサビサビです。細い2本はそこまで錆びてないので、この差は何なんでしょうね?あと、セルモータのライン、コムのカバーが付いてましたが、ボロボロになってました。ハーネスそのものは大丈夫そうなので、カバーだけ交換します。

セルモータとの接続部。ここのゴムカバーは破損もなく、問題なさそう。
気になってたプラグをチェック。まっ黒、というか塗装でもしたかのようなきれいな黒です。煤けてる感じはしません。
フレームとエンジン(+前輪)だけになりました。こうしてみるとフレームの歪みとかは無さそうなので安心しましたが、溶接部とかの錆浮きは多々あります。とはいってもサビの程度はそこまでひどくなく、タッチアップ程度で済みそうです。
最後に。

型番のプレートですが、2012年5月製造、車体重量:125kgなんですね、、、、 ジャイロって130kg超えてるのに、、、、
さて、一通り分解作業と現状確認が終わりました。深刻な症状はステータコイルのコネクタ焼けくらいですが、メンテ/修理したいところは多々ありますので、順番に取り掛かります。
エンジン修理中のジャイロ君、もちょっとまっててねww
でわでわ!!
Posted at 2021/08/02 21:09:50 | |
トラックバック(0) |
YBR125 | 日記