ういっすういっす。最近、腰が痛いおじさんです。
チョイノリの整備、順調?に進んでますが、記録をまとめるのが遅れてました。エンジンばらばらにしていきます。チョイノリはボルト4本でフレームに固定されてますが、センタースタンドがエンジンにマウントされてるので、一緒におろしてバラします。

とりあえず駆動側のカバーを外して確認。ベルトのカスはたくさんありますが、思ったよりキレイ?かな?w ジャイロの時は、キックギア全部サビサビだったからねw

ジャイロのギアは全部刺すだけだったけど、チョイノリは中間ギアがEクリップで抜け止めされてていいですね。基本的に水が入りにくい構造なんだろうな。
駆動側。こちらもベルトカスはあるものの、結構キレイ。なんか、クラッチハウジングがキレイすぎない? もしかして交換されてるのかな?
キックギアを分解。の前にケースみてみると、ペダルの角度合わせがついてて助かった。にしてもケース表面、ざらっざらやな~。

ペダルを外してもう一回びっくり。こっちも抜け止めのEクリップがついてた。チョイノリは徹底的にコストダウンしたバイクなのに、こういうとこはホンダよりしっかりしてる。いいね!
外したギア。きれいだなーって見てたら、中間ギアの歯が少し欠けてた、、、、。調べてみたら、このギア、新品が出てるんだけど、5000円するのよね。。。。。まあ、キックするときだけだから、そのまま使います。

クラッチハウジング。内側もめっちゃキレイ。軽く接触面を磨いておきます。
ドライブフェイス。駆動面、腐食とサビがありますね、、、大きな段差ではなさそうなので、磨いて何とかなりそうです。
ベルト。亀裂とかはないけど、イイ感じで摩耗してます。まあ、消耗品ですからね。交換しませう。
プーリーフェース。少し腐食はあるものの、異常摩耗とかはなさそう。
中身。チョイノリって、ウェイトローラーが3個なんですねw ほかの原チャリもそうなのかな?ジャイロは6個はいってたけど。ローラーは少し片べりがあったけど、まだ大丈夫そう。プーリーもガイドも、異常はなさそうです。
クラッチどドリブンフェイス。こちらはサビもなく、状態良さそう。ただ、スプリングはサビサビなので磨きます。クラッチシューも十分残ってますので、表面磨いておきます。ここで、クラッチ分解しようと思ったら、34mmのクラッチロックナットの座面が一段下がってて、せっかく買った板スパナが入らない、、、 泣く泣く、ソケット型を買いなおしました。まあしょうがないよね(クッソwww)。
さて、クランク側にかかります。前のオーナーさんから、オイル漏れがある、と聞いていたので、ステータコイルを外して慎重にクランクケースを外さねば、、、、、
と思ってたら。

はい、ここですね。間違いないです。汚れてた時は周辺も真っ黒でわからなかったけど、ぱっくり割れてるじゃないですか。。。。 どうやったらこんなとこが割れるんだ?!これ、直せるのかなあ、、、、

割れてたクランクケースを外します。有名な樹脂製カムギアがでてきましたね。交換必須ということで、即効で注文してます。
外してみましたが、、、、これ、ギア部とカム部が別部品になってますね。別々に成型して、圧入でもしてるのかしら?中央に位置合わせのマークが見えるので、後組みなのは間違いないです。問題なのは、その2部品がぽろっと取れたこと。よく見るとカム部が割れてました。よくこれで動いてたなー。スズキすごい(すごい?w)。

バルブカバーを外します。このエンジン、「SOV:シングルオーバーヘッドバルブ」形式で、カムがクランクケース内にあって、プッシュロッドでバルブを動かす方式らしいです。ハーレーとかがこの形式みたいですが、カムチェーンやカムテンショナーがないので分解/組立が簡単です。
シリンダヘッド。燃焼室側は、、、、、こりゃ酷い。6万km越えのジャイロでもここまでひどくなかった。ガシガシ磨くぜ!
燃焼室があの状態だから、バルブもさぞ酷いんだろうなとおもったら、その通りでした。写真はエキゾースト側ですが、磨いたくらいじゃビクともしない。慎重にナイフでこそいで掃除します。

ピストン上面。まあ、そうですよねww こっちもしっかり磨きますw
さて、完全にクランク割って、クランクシャフトを取り出しますよ。チョイノリはズーマーみたいにクランク軸を上下?に割るタイプなので、ベアリングやオイルシールが圧入されてないから、分解しやすいです。プーラーとか不要で、ボルト外すだけで簡単に分解できますが、ちょっと隠れた部分にボルトがあるので、外し忘れに注意しましょう。

ほい。クランクシャフトAssyです。クランクベアリングの摩耗が心配でしたが、、、、ちょっと怪しいですね。回した時にブレとかはないけど、少しいやな感触があります。ただ、このベアリング、現状で取り外しと圧入する工具がないため、交換は見送りです。それ以前に、クランクAssyで供給されるため、素人工事の弊害の方が怖い。本格的に壊れたら、練習のために交換にチャレンジしてみますが、今回はこのまま。
ピストンリング。まあ、問題はなさそう。あとでピストンを外して磨きます。
クランクケースリア。車体前方から見てる方向になります。中央のR部分でクランクベアリングを抱え込む形ですね。
シリンダー内側。特に大きな傷もなく。軽く磨く程度でいいかな?

ギアボックスもばらします。チョイノリは最終的にチェーン駆動で後輪に動力を伝えますが、ドライブスプロケの出力軸のギアが、クランク室から独立してギアボックスになってます。こう見ると、結構複雑な構造とってますね。エンジンマウント位置次第では、この機構は省略できそうな気がしますが、トータルでこちらの方が安いんでしょうね。
さて、これで一通りエンジンの分解ができました。分解しながら思いましたが、ほんと、4stなのに部品点数が少なく、初心者向けのエンジンですね。オイル漏れの原因となってるケースの割れ、溶接かロー付けかパテ埋めか、、、
できれば初めての「アルミロー付け」にトライしてみようと思います。
それではまた!!
Posted at 2022/11/20 22:56:29 | |
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チョイノリ | 日記