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アオイ団長のブログ一覧

2022年11月27日 イイね!

チョイノリ(05)_エンジン関係、他、仕上げるヨ!


はいどうも。秋の味覚の誘惑に負け気味のおじさんです。

それでは前回の続き。エンジン関係他、くみ上げていきます。

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まずはクランクの組付け。チョイノリは前後方向にクランクケースが分割しているので、クランクのインストーラも不要だし、ピストンをシリンダに組み付けるのも比較的容易です。
ただし、この分割にはガスケットがないため、液ガスを塗ってシールします。ケース表面も結構汚れていたので、しっかり磨きます。
写真に写っているベルト側のクランクシールは、特に著しい劣化やオイル漏れは見られませんが、ついでに交換します。

・交換部品:スズキ:12227-22G00:クランクオイルシールレフト

さて問題のクランクカバーの割れた部分。
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何事も挑戦、ということでアルミロー付けに挑戦してみました。テストピースを使って、難しいといわれる硬ロウと、比較的容易なソルダーと、両方練習しました。どちらもうまくできるまで練習しましたが、融点の高い硬ロウは母材が溶け落ちる恐れがあるので、安全をみて、融点の低いソルダーで作業することに決めました。

で、早速やってみたのですが、結論から言うと失敗しました。テストピースではうまくいきましたが、クランクカバーだと本体が大きすぎて、ソルダーでもロー付け温度まで加熱させることができず、ソルダーが回りませんでした。

さてどうするか。。。
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はい。液ガスで埋めました。隙間としては1mm程度、しかも直接オイルの触れない上側、内圧もそこまでかからないので、液ガスで埋めてみました。ほんとはパテも考えてみましたが、比較的価格が高いことと、チョイノリにそこまでするかなーと思い、妥協しました。これで漏れるようなら、クランクカバーを中古で探します。

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バルブカムを組みます。新品交換です。あとロッカーアームも先端が摩耗していたので、新品に交換しました。写真には写ってませんが、カム軸下側の受け軸のスリーブを分解時に紛失してしまってたので、新品に交換しました。説明は省きますが、左上にあるファイナルギアボックスは、写真に写ってるオイルシールだけ、交換しています。

写真を撮り忘れましたが、バルブは吸気/排気とも、ポートのすり合わせをしました。チョイノリはバルブ系が12mmとかですごく小さいので、市販のタコ棒はつかえません。バルブを組んだ状態でロッド先端をドリルドライバーのチャックでつかんで回して磨きました。
タペットクリアランス調整はやってません。ギャップの規定値がわからなかったので、まあいいやと思ってしませんでした。今思えば、ネットで情報あったかもしれませんね。次のメンテの際は調整します。

・交換部品:スズキ:12710-22G02:シャフトComp.カム
・交換部品:スズキ:12845-22G10:ロッカーアーム×2
・交換部品:スズキ:09283-17026:オイルシール、ファイナルギア
・交換部品:スズキ:09300-09001:ブッシュ、カムシャフト
・交換部品:スズキ:11483-22G00:ガスケット-マグネトケース
・交換部品:スズキ:11141-22G10:シリンダヘッドガスケット
・交換部品:スズキ:11173-22G00:ヘッドカバーガスケット

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順番が前後しますが、ベルト側カバー。めっちゃ磨いて磨き倒しました。で、先人たちのチョイノリ画像を漁ってると、スズキロゴを着色しました。文字の周りは帯状に一段高くなっているので、ペーパーで磨いてヘアライン加工っぽくしてみました。やっぱいいねw
キックペダル、駆動系を組み上げて、エンジンを乗っけます。

駆動系で交換したのはベルトだけです。
・交換部品:スズキ:27601-22G0:Vベルト

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エンジン自体は軽いのでそこまで難しくないと思いましたが、上記の方法だと簡単にできました。おじいちゃんには低い位置で物を抱えるのは腰がツライっすw

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サビサビのマフラー、クエン酸に付け込んで外側をサビ落とししました。そして内面はパイプユニッシュでカーボンを落としていきます。

が、さすがに表面サビの浸食がひどく、サビ落とししてると穴が開いてしまいました。まあ、もともとそんなに厚い鉄板じゃないし、さびさびでうすくなってましたからね、、、頑張って溶接して穴をふさぎましたが、かなり手間取りました。あと、耐熱塗装をして、焼き付けのためオーブンで190℃×40分、こんがり焼きました♪

さあ、電装、ハンドル周り行きます。
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スイッチボックス左、ウインカースイッチが固着していたので、バラシてグリスアップします。ちょっと錆びてる部品もありますが、交換部品なし、スライドスイッチのクレ226で磨いて、スライド部をグリスアップしたら、ちゃんと動くようになりました。
あとびっくりしたのが右側。開いてみると、中からクモがwww なぜここに入ったんだww

というわけで、掃除したらグリップを交換するため、スロットルホルダを加工します。
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大体どのメーカーもそうですが、スロットルホルダー、スリーブやらリブやら入ってて、専用形状なんですよね。。。汎用のグリップに交換するときは、リブを削り落とす加工が必要になります。交換するグリップは、スポンジゴムのソフトグリップです。一般的なグリップより、ちょっと径がおおきくて柔らかいので、うちのバイクはKSR以外、全部このシリーズです。

・交換部品:RIDERS GRIP:防水スポンジグリップ

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ちょっと小ネタですが。ブレーキワイヤのダストブーツ、カピカピで割れたので、代用品を探します。色々さがしてると、自転車用のダストブーツがつかえるとの記事あり、幾つか買ってみたのですが、その中でこれが使えました。

・交換部品:アリゲーター:ラバーブーツ、45mm(モノタロウ:19349313)

さすがにポン付けはできませんでしたが、先端(細い方)を少しカットしたら、ジャストフィットしました。これ、たぶんなくてもいいんでしょうけど、まあ、気持ちの問題だよね。

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ウインカーリレーも交換します。がっつり壊れてました。ついでにLED対応のが欲しいと思って汎用のリレーを買いましたが、安いですねw 純正は高いけど、モノタロウの汎用品は安いです。純正に比べて異常に軽いのがちょっと気になりますがw

・交換部品:モノタロウ(70365944)ICウインカーリレー12V、LED対応

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エンジンと燃料系、吸気系が乗っかりました。燃料ホースは汎用のホースに交換、キャブのドレンや負圧バルブのホースは直接燃料を送るホースではないので、ホームセンターの燃料ホースで代用しました。
あと、スロットル/チョークワイヤの付け根のゴムカバーは2つとも劣化して割れてしまっていたので交換します。

・交換部品:スズキ:13682-04010:キャップ ×2
・交換部品:燃料ホース

さて、説明を端折った部分もありますが、おおむねメンテ、部品交換が終わって組みあがりました。

おっと、エンジンオイル忘れてた。
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チョイノリはファイナルギアボックスが独立しているので、こちらにもオイルを入れます。原付4stのエンジンオイルって、クラッチ板がオイルに漬かっているわけでないので、普通の車用エンジンオイルでもいいのかな?一応、バイク用のエンジンオイル使います。
ギアオイルはドライブスプロケの下、矢印のボルトがフィラーになります。容量はわかりませんが、燃料室ではないのであふれるまで入れときます。
エンジンオイルは300㏄ですが、レベルゲージで様子見ながら入れていきます。

さあ!完成しましたよ!!alt
おお!凛々しいぞう!!

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9月末頃に買ったので、整備期間は約2か月ですね。構造がシンプルなのでエンジンの腰下メンテも初めてトライしましたが、ちゃんとできてよかったです。スズキのロゴも塗装して見栄えが良くなりました♪

ナンバーも取って、自賠責も加入して、ようやく試走。近所をぐるっと回りましたが、まあ、ケツが痛いwwww 50ccなのでそこまでひどくないだろうとタカをくくってましたが、リジッドサスはきつい!腰も痛い!!

とりあえず前カゴのおかげで、近所の買い物用として利便性は高いですが、長距離はつらいですね、、、

しばらく乗って様子見です。落ち着いたらリアボックスの追加や快適性向上のカスタムしたいですね^^


でわまた!!

Posted at 2022/11/27 23:44:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | チョイノリ | 日記
2022年11月23日 イイね!

チョイノリ(04)_メンテして組み上げるヨ!


はいどうも。チョイノリおじさんです。

前回までにほぼ全バラできましたので、メンテしながら組み上げていきますよ。

まず初めに。作業や構造、注意点などの情報について、先人たちの知恵をお借りしました。
特に"はちまる"様の運営しているファンサイトには、たくさんの情報があってお世話になりましたのでご紹介します。

<はちまる様:チョイノリ ファンサイト>

おいらは忘備録として記事を残していますが、はちまる様のサイトの方がもっと情報量があって参考になりますので、これからチョイノリの整備をしようと思っている方、ぜひ訪問してみてください。(言わなくても検索で上位にヒットしますけどw)

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とりあえずキャブから。キャブはエアクリーナの内側からボルトアップされていて、インマニごと取り外す必要があります。なかなかめんどくさい。
まずは全部分解して、ジェット類を掃除します。購入時にはキャブからオーバーフローしていたので、フロートバルブがあやしい。ということで交換したいのですが、赤丸のニップル部とバルブがセットで交換部品がでているので、交換しておきます。
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・交換部品:スズキ:13370-22G10:バルブAssyニードル
・パイロットスクリュー:全閉めから2.5と1/8戻し。

このバルブがサブAssy で出るのはうれしいですね。やっぱり純正って素晴らしい。他はホース類が結構劣化していたので、すべて新品交換します。

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エアクリーナーは、、、うえあ。ボロボロっすね。絶対、砕けたフィルタが吸い込まれてますよね、、、純正のフィルタはそんなに高くありませんが、手持ちの汎用フィルタがあったので、切り出して交換します。

・交換部品:エアクリーナフィルタ(汎用)

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外装品です。テールランプベースとフロア部。紫外線劣化がひどく、完全に変色してます。幸い、脆化してヒビ割れまでには至っていないので、ヒートガンで表面を整えていきます。写真の他にても、バッテリーケースやリアフェンダー、フロントバスケットも同様に仕上げます。基本的には原状復帰させたいので、樹脂パーツ類で原着色のものは塗装はせず、そのまま使用します。幸い、フロントパネルは劣化がなく、非常にキレイでした。

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燃料タンクは内面はきれいでしたが、表面はいろいろ浮きサビが出ていたので、磨き、サビ転換剤の塗布、黒色塗装していきます。

・黒色塗装:トヨタブラック202

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フューエルコック。特に異常はなさそう。フィルタの根っこ部いろいろゴミがとどまっていたので清掃します。おいらのチョイノリは後期型で、負圧コック一体となっているタイプです。負圧コックはあまり分解しちゃダメらしいのですが、バラシてメンテした後に知りました。。。。
写真に写っている目の字パッキンは部品が出ますが、再利用します。しかし、切り替え部のパッキンが痛んでいたので交換します。

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・交換部品:ヤマハ:3AC-24523-00:バルブパッキン
・交換部品:ヤマハ:3AJ-24534-01:コックシール

スズキの純正部品としては交換部品が出ませんが、なんと、ヤマハの純正部品が使えるようです。先人たちに感謝♪

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燃料キャップはサビサビだったので磨きました。塗装しようと思ったのですが、かなりピカピカになったので、このままにします。メッキ仕様みたいw

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問題がキャップの中身。タンクとのシールリングはカピカピ、内部のパッキンもバリバリでした。燃料キャップはAssy単位でしか部品が供給されないのですが、、、、新品は高い。
ということで、板ゴムから切り出して自作します。タンクのシールリングはt1.0、内部パッキンはt0.5から、現品を重ねて型取りして慎重に切り出します。

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ホイールも浮き錆がいろいろ出てたので、磨いてサビ転換剤を塗布、黒塗装します。
ちょっと写真を撮り忘れましたが、ベアリングがガチガチで回りにくかったので、少しプーラーで引っ張って、スムーズに回るように調整、古いグリスとふき取って新しいグリスを充填します。あと、シールリングはベアリングを引っ張るのに外したので、そのまま交換します。

・交換部品:スズキ:54841-32G00:ハブベアリングダストシール×2
  ←パーツリスト旧番号:09285-16002
・交換部品:スズキ:09285-34002:フロントハブオイルシール
  ←パーツリスト旧番号:54267-22G00

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さてタイヤを組み付けますよ。元のタイヤは溝は残っているものの、ひび割れとかも多数あったので交換します。

・交換部品:knightstone 80/90-10 ×2
・交換部品:タイヤバルブ ×2

それにしても、スクーターのタイヤって安いですね。ドラスタが1万円位したのに、これは1600円/本くらい。まあ小さいから材料費もそうですが、1600円くらいなら頻繁に交換しても苦になりませんね。
あと、10inchのタイヤなので着脱が難しいかと思ったら、タイヤ自体が柔らかいので、KSR2の12inchよりラクでした。

フレーム類もサビ落としと塗装をします。
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メインフレーム、ハンドル、フロントフォーク、サブフレーム類、あと前後ドラムのハブ(こっちは艶シルバー塗装)も。

写真撮り忘れましたが、フロントフォーク、サビ落とししてグリスアップ、再組立てします。内嵌めのEクリップがちょっと着脱しにくいですが、ダンパー機能のないフォークなのでそこまで難しくないですが、問題が。

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これ。ダストブーツですが単品供給されてないんですよね。サブAssy状態でしか出ないので、代替品がないか探しますが。。。。先人たちの情報でモンキーの物が使えるそうです。

<おっちゃんさんのブログ>

ちょっと軸方向の寸法差があるので、加工する必要がありますが、Assy交換よりは安いので。これでだめだったら、Assy交換に踏み切ります。(5500円くらいするからね、、、)

・交換部品:ホンダ:51503-165-003:FFダストシール ×2

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シートですが、、、左:元のシートはクッションまでガビガビになってて、ちょっと修復は難しそう。表皮が割れたままテープ補修だけだったみたいなので、クッションまで劣化したみたいです。全部削ってしまえばいいのでしょうが、リアショックのないチョイノリのシートを薄くするのはやりたくないっすね。
ということでヤフオクで安いシートを購入。表皮を張りなおします。替えの表皮は元のシートにかぶせるように使ってたみたいで、それを張りなおします。

・交換部品:シートクッション:ヤフオク
・交換部品:シート表皮(購入時車体付属品)

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ちょっと擦れてましたが、シリコンオイルを塗りこんでやれば新品同様ですね。イイ感じです。ゴムのパッドがちょっとカピてますが、まあ大丈夫そう。こちらも掃除してシリコンアップします。


とりあえず車体間関係はこの辺で。次はエンジン関係のメンテをまとめます。

でわでわ!

Posted at 2022/11/24 23:14:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | チョイノリ | 日記
2022年11月20日 イイね!

チョイノリ(03)_エンジンばらすヨ!


ういっすういっす。最近、腰が痛いおじさんです。

チョイノリの整備、順調?に進んでますが、記録をまとめるのが遅れてました。エンジンばらばらにしていきます。チョイノリはボルト4本でフレームに固定されてますが、センタースタンドがエンジンにマウントされてるので、一緒におろしてバラします。

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とりあえず駆動側のカバーを外して確認。ベルトのカスはたくさんありますが、思ったよりキレイ?かな?w ジャイロの時は、キックギア全部サビサビだったからねw

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ジャイロのギアは全部刺すだけだったけど、チョイノリは中間ギアがEクリップで抜け止めされてていいですね。基本的に水が入りにくい構造なんだろうな。
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駆動側。こちらもベルトカスはあるものの、結構キレイ。なんか、クラッチハウジングがキレイすぎない? もしかして交換されてるのかな?
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キックギアを分解。の前にケースみてみると、ペダルの角度合わせがついてて助かった。
にしてもケース表面、ざらっざらやな~。
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ペダルを外してもう一回びっくり。こっちも抜け止めのEクリップがついてた。チョイノリは徹底的にコストダウンしたバイクなのに、こういうとこはホンダよりしっかりしてる。いいね!
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外したギア。きれいだなーって見てたら、中間ギアの歯が少し欠けてた、、、、。調べてみたら、このギア、新品が出てるんだけど、5000円するのよね。。。。。
まあ、キックするときだけだから、そのまま使います。
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クラッチハウジング。内側もめっちゃキレイ。軽く接触面を磨いておきます。
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ドライブフェイス。駆動面、腐食とサビがありますね、、、大きな段差ではなさそうなので、磨いて何とかなりそうです。
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ベルト。亀裂とかはないけど、イイ感じで摩耗してます。まあ、消耗品ですからね。交換しませう。
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プーリーフェース。少し腐食はあるものの、異常摩耗とかはなさそう。
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中身。チョイノリって、ウェイトローラーが3個なんですねw ほかの原チャリもそうなのかな?ジャイロは6個はいってたけど。ローラーは少し片べりがあったけど、まだ大丈夫そう。プーリーもガイドも、異常はなさそうです。
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クラッチどドリブンフェイス。こちらはサビもなく、状態良さそう。ただ、スプリングはサビサビなので磨きます。クラッチシューも十分残ってますので、表面磨いておきます。
ここで、クラッチ分解しようと思ったら、34mmのクラッチロックナットの座面が一段下がってて、せっかく買った板スパナが入らない、、、 泣く泣く、ソケット型を買いなおしました。まあしょうがないよね(クッソwww)。

さて、クランク側にかかります。前のオーナーさんから、オイル漏れがある、と聞いていたので、ステータコイルを外して慎重にクランクケースを外さねば、、、、、
と思ってたら。
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はい、ここですね。間違いないです。汚れてた時は周辺も真っ黒でわからなかったけど、ぱっくり割れてるじゃないですか。。。。 どうやったらこんなとこが割れるんだ?!
これ、直せるのかなあ、、、、

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割れてたクランクケースを外します。有名な樹脂製カムギアがでてきましたね。交換必須ということで、即効で注文してます。alt
外してみましたが、、、、これ、ギア部とカム部が別部品になってますね。別々に成型して、圧入でもしてるのかしら?中央に位置合わせのマークが見えるので、後組みなのは間違いないです。問題なのは、その2部品がぽろっと取れたこと。よく見るとカム部が割れてました。よくこれで動いてたなー。スズキすごい(すごい?w)。
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バルブカバーを外します。このエンジン、「SOV:シングルオーバーヘッドバルブ」形式で、カムがクランクケース内にあって、プッシュロッドでバルブを動かす方式らしいです。ハーレーとかがこの形式みたいですが、カムチェーンやカムテンショナーがないので分解/組立が簡単です。
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シリンダヘッド。燃焼室側は、、、、、こりゃ酷い。6万km越えのジャイロでもここまでひどくなかった。ガシガシ磨くぜ!
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燃焼室があの状態だから、バルブもさぞ酷いんだろうなとおもったら、その通りでした。写真はエキゾースト側ですが、磨いたくらいじゃビクともしない。慎重にナイフでこそいで掃除します。

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ピストン上面。まあ、そうですよねww こっちもしっかり磨きますw

さて、完全にクランク割って、クランクシャフトを取り出しますよ。チョイノリはズーマーみたいにクランク軸を上下?に割るタイプなので、ベアリングやオイルシールが圧入されてないから、分解しやすいです。プーラーとか不要で、ボルト外すだけで簡単に分解できますが、ちょっと隠れた部分にボルトがあるので、外し忘れに注意しましょう。
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ほい。クランクシャフトAssyです。クランクベアリングの摩耗が心配でしたが、、、、ちょっと怪しいですね。回した時にブレとかはないけど、少しいやな感触があります。ただ、このベアリング、現状で取り外しと圧入する工具がないため、交換は見送りです。それ以前に、クランクAssyで供給されるため、素人工事の弊害の方が怖い。本格的に壊れたら、練習のために交換にチャレンジしてみますが、今回はこのまま。
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ピストンリング。まあ、問題はなさそう。あとでピストンを外して磨きます。
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クランクケースリア。車体前方から見てる方向になります。中央のR部分でクランクベアリングを抱え込む形ですね。
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シリンダー内側。特に大きな傷もなく。軽く磨く程度でいいかな?

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ギアボックスもばらします。チョイノリは最終的にチェーン駆動で後輪に動力を伝えますが、ドライブスプロケの出力軸のギアが、クランク室から独立してギアボックスになってます。こう見ると、結構複雑な構造とってますね。エンジンマウント位置次第では、この機構は省略できそうな気がしますが、トータルでこちらの方が安いんでしょうね。


さて、これで一通りエンジンの分解ができました。分解しながら思いましたが、ほんと、4stなのに部品点数が少なく、初心者向けのエンジンですね。オイル漏れの原因となってるケースの割れ、溶接かロー付けかパテ埋めか、、、
できれば初めての「アルミロー付け」にトライしてみようと思います。

それではまた!!

Posted at 2022/11/20 22:56:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | チョイノリ | 日記

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何シテル?   04/12 23:11
ヤマハ:ドラスタ400に乗ってますが、オフロードとバイク整備を楽しみたくて、以前から欲しかったKSRⅡを中古購入。更にジャイロ(ミニカー改造済)、ガンマ125を...
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