はいどうも。秋の味覚の誘惑に負け気味のおじさんです。
それでは前回の続き。エンジン関係他、くみ上げていきます。

まずはクランクの組付け。チョイノリは前後方向にクランクケースが分割しているので、クランクのインストーラも不要だし、ピストンをシリンダに組み付けるのも比較的容易です。ただし、この分割にはガスケットがないため、液ガスを塗ってシールします。ケース表面も結構汚れていたので、しっかり磨きます。
写真に写っているベルト側のクランクシールは、特に著しい劣化やオイル漏れは見られませんが、ついでに交換します。
・交換部品:スズキ:12227-22G00:クランクオイルシールレフト
さて問題のクランクカバーの割れた部分。

何事も挑戦、ということでアルミロー付けに挑戦してみました。テストピースを使って、難しいといわれる硬ロウと、比較的容易なソルダーと、両方練習しました。どちらもうまくできるまで練習しましたが、融点の高い硬ロウは母材が溶け落ちる恐れがあるので、安全をみて、融点の低いソルダーで作業することに決めました。
で、早速やってみたのですが、結論から言うと失敗しました。テストピースではうまくいきましたが、クランクカバーだと本体が大きすぎて、ソルダーでもロー付け温度まで加熱させることができず、ソルダーが回りませんでした。
さてどうするか。。。
はい。液ガスで埋めました。隙間としては1mm程度、しかも直接オイルの触れない上側、内圧もそこまでかからないので、液ガスで埋めてみました。ほんとはパテも考えてみましたが、比較的価格が高いことと、チョイノリにそこまでするかなーと思い、妥協しました。これで漏れるようなら、クランクカバーを中古で探します。

バルブカムを組みます。新品交換です。あとロッカーアームも先端が摩耗していたので、新品に交換しました。写真には写ってませんが、カム軸下側の受け軸のスリーブを分解時に紛失してしまってたので、新品に交換しました。説明は省きますが、左上にあるファイナルギアボックスは、写真に写ってるオイルシールだけ、交換しています。
写真を撮り忘れましたが、バルブは吸気/排気とも、ポートのすり合わせをしました。チョイノリはバルブ系が12mmとかですごく小さいので、市販のタコ棒はつかえません。バルブを組んだ状態でロッド先端をドリルドライバーのチャックでつかんで回して磨きました。
タペットクリアランス調整はやってません。ギャップの規定値がわからなかったので、まあいいやと思ってしませんでした。今思えば、ネットで情報あったかもしれませんね。次のメンテの際は調整します。
・交換部品:スズキ:12710-22G02:シャフトComp.カム
・交換部品:スズキ:12845-22G10:ロッカーアーム×2
・交換部品:スズキ:09283-17026:オイルシール、ファイナルギア
・交換部品:スズキ:09300-09001:ブッシュ、カムシャフト
・交換部品:スズキ:11483-22G00:ガスケット-マグネトケース
・交換部品:スズキ:11141-22G10:シリンダヘッドガスケット
・交換部品:スズキ:11173-22G00:ヘッドカバーガスケット

順番が前後しますが、ベルト側カバー。めっちゃ磨いて磨き倒しました。で、先人たちのチョイノリ画像を漁ってると、スズキロゴを着色しました。文字の周りは帯状に一段高くなっているので、ペーパーで磨いてヘアライン加工っぽくしてみました。やっぱいいねwキックペダル、駆動系を組み上げて、エンジンを乗っけます。
駆動系で交換したのはベルトだけです。
・交換部品:スズキ:27601-22G0:Vベルト

エンジン自体は軽いのでそこまで難しくないと思いましたが、上記の方法だと簡単にできました。おじいちゃんには低い位置で物を抱えるのは腰がツライっすw

サビサビのマフラー、クエン酸に付け込んで外側をサビ落とししました。そして内面はパイプユニッシュでカーボンを落としていきます。
が、さすがに表面サビの浸食がひどく、サビ落とししてると穴が開いてしまいました。まあ、もともとそんなに厚い鉄板じゃないし、さびさびでうすくなってましたからね、、、頑張って溶接して穴をふさぎましたが、かなり手間取りました。あと、耐熱塗装をして、焼き付けのためオーブンで190℃×40分、こんがり焼きました♪
さあ、電装、ハンドル周り行きます。

スイッチボックス左、ウインカースイッチが固着していたので、バラシてグリスアップします。ちょっと錆びてる部品もありますが、交換部品なし、スライドスイッチのクレ226で磨いて、スライド部をグリスアップしたら、ちゃんと動くようになりました。あとびっくりしたのが右側。開いてみると、中からクモがwww なぜここに入ったんだww
というわけで、掃除したらグリップを交換するため、スロットルホルダを加工します。

大体どのメーカーもそうですが、スロットルホルダー、スリーブやらリブやら入ってて、専用形状なんですよね。。。汎用のグリップに交換するときは、リブを削り落とす加工が必要になります。交換するグリップは、スポンジゴムのソフトグリップです。一般的なグリップより、ちょっと径がおおきくて柔らかいので、うちのバイクはKSR以外、全部このシリーズです。
・交換部品:RIDERS GRIP:防水スポンジグリップ

ちょっと小ネタですが。ブレーキワイヤのダストブーツ、カピカピで割れたので、代用品を探します。色々さがしてると、自転車用のダストブーツがつかえるとの記事あり、幾つか買ってみたのですが、その中でこれが使えました。
・交換部品:アリゲーター:ラバーブーツ、45mm(モノタロウ:19349313)
さすがにポン付けはできませんでしたが、先端(細い方)を少しカットしたら、ジャストフィットしました。これ、たぶんなくてもいいんでしょうけど、まあ、気持ちの問題だよね。

ウインカーリレーも交換します。がっつり壊れてました。ついでにLED対応のが欲しいと思って汎用のリレーを買いましたが、安いですねw 純正は高いけど、モノタロウの汎用品は安いです。純正に比べて異常に軽いのがちょっと気になりますがw
・交換部品:モノタロウ(70365944)ICウインカーリレー12V、LED対応

エンジンと燃料系、吸気系が乗っかりました。燃料ホースは汎用のホースに交換、キャブのドレンや負圧バルブのホースは直接燃料を送るホースではないので、ホームセンターの燃料ホースで代用しました。あと、スロットル/チョークワイヤの付け根のゴムカバーは2つとも劣化して割れてしまっていたので交換します。
・交換部品:スズキ:13682-04010:キャップ ×2
・交換部品:燃料ホース
さて、説明を端折った部分もありますが、おおむねメンテ、部品交換が終わって組みあがりました。
おっと、エンジンオイル忘れてた。

チョイノリはファイナルギアボックスが独立しているので、こちらにもオイルを入れます。原付4stのエンジンオイルって、クラッチ板がオイルに漬かっているわけでないので、普通の車用エンジンオイルでもいいのかな?一応、バイク用のエンジンオイル使います。ギアオイルはドライブスプロケの下、矢印のボルトがフィラーになります。容量はわかりませんが、燃料室ではないのであふれるまで入れときます。
エンジンオイルは300㏄ですが、レベルゲージで様子見ながら入れていきます。
さあ!完成しましたよ!!
おお!凛々しいぞう!!

9月末頃に買ったので、整備期間は約2か月ですね。構造がシンプルなのでエンジンの腰下メンテも初めてトライしましたが、ちゃんとできてよかったです。スズキのロゴも塗装して見栄えが良くなりました♪
ナンバーも取って、自賠責も加入して、ようやく試走。近所をぐるっと回りましたが、まあ、ケツが痛いwwww 50ccなのでそこまでひどくないだろうとタカをくくってましたが、リジッドサスはきつい!腰も痛い!!
とりあえず前カゴのおかげで、近所の買い物用として利便性は高いですが、長距離はつらいですね、、、
しばらく乗って様子見です。落ち着いたらリアボックスの追加や快適性向上のカスタムしたいですね^^
でわまた!!
Posted at 2022/11/27 23:44:08 | |
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チョイノリ | 日記