ふつ～らのブログ一覧

千葉匠先生の
デザイン評論です。



ロードスターは歴代、
初代のNAの絶対的な存在感を
背景に
いかに「ロードスターらしく」、
「変えないために変える」など
ロードスターの世界観を大切に自問自答してきたと思いますが
今回はインテリアについて。
NDになり劇的な変化をもたらしました。
中でもボディ色のドアガーニッシュは
非常にロードスターらしい
人馬一体を具現化したアプローチ。

NAのインテリアは素材はチープでも
直線と丸を上手に駆使した秀逸のデザイン。
NBは偉大なNAの跡を継ぐ役回りでしたが
当時のソフトラインデザインでモダナイズされました。
NCは個人的にNAのデザインやNC特有の楕円モチーフに縛られすぎて
センター付近の楕円のラインが見るたびに違和感感じてしまいます。
しかしながらセンタートンネルのシフト周辺は非常にシンプルで
ストイックなデザインです。

今のNDも限定車がたびたび登場していますが
インテリアにクローズアップした色変の仕様をもっと見たいですね。

千葉匠先生の
デザイン評論です。



アクセラは3代目にして
マツコネ採用で
大幅にデザインテイストを
変えましたが、
個人的には
2代目のインテリアは非常に魅力的です。



ラウンドするボリューム感とか

インフォメーションディスプレイと

メーターのつながり感など

シームレスな量感あるデザインが

秀逸です。

ドライバー誌の
千葉匠先生の
デザイン評論。



マツダ3のデザインから見るに
アクセラ後継の量産ハッチバック／セダンという枠というより、
「スペシャリティカー」といえるデザイン
ですね。

後に登場するCX-30も十分にスペシャリティですが
マツダ3よりは居住性を重視した性格分けのおかげで、
CX-30が従来のアクセラ的な
ファミリーカーとしての受け皿を担っています。

この新世代魂動デザイン、非常に無駄を削いでいますが

ちょっと気になるのは初期魂動の現行CX-3で
マイナーを機にメッキの加飾が多くなっていることです。
個人的にそこに入れちゃう？って感じてしまいます。
改良で何かを付け足してしまうのは
やりがちではありますが、そこはマツダ。
ゴテつかせず品よくアップデートしてもらいたいものです。

こちらは
CX-3登場時の千葉匠先生の評論です。

2001年の東京モーターショーで発表された



シークレットハイドアウトを引き合いに出していますね。

そう考えると
CX-3もベリーサ後継的な
デミオ派生の「SUV」という立ち位置で
CX-3(SUV)
　　↑
ベリーサ(プレミアムコンパクト)
　　↑
プレッソ(クーペ)
　　↑
エチュード(クーペ)という
推定の系譜の中にあって
このシークレットハイドアウトが
未来のこの辺のジャンルの一つの模索を示唆した形が
MX-30に間接的にでも繋がっているような気がします。
奇しくも
屋根のディテール、
観音開きがピタリと合致していますね。
※クーペじゃないですけど。

ドライバー誌より
千葉匠先生の
デザイン評論です。


こうしてみると
初代って可愛さと
カッコよさ、
どちらも兼ね備えていますね。