おじん「ニンニクチューブのニンニクを超増し増しにしたろか!」
中華麺は蒸し麺使用。
合挽肉も安く普段100g150円が久々の95円!
なので豚コマ肉(128円)をやめて合挽肉使用。
物価高騰は男の料理にも影響あるぜ(≧◇≦)💦💦
【亡き父親のこと】
本題に入る前に父親のことを話します。
「おやじ」と言うには、優しすぎる男性だったので「父親」表記なんです。
まだ、赤ん坊の時に両親の離婚もあって、金銭的には苦労もあったそうです。
勤勉で、金沢工業高等学校(現金沢大学工学部)を出てから、国家公務員になりました。
(当時の公務員は初任給が安くて現在ほど人気が無かったとのこと)
勤務先は、郵政省(現総務省)の電波管理局で、田舎勤務もある地味な仕事です。
勤務地は、金沢市を始点に富山呉羽山、東京、横浜、千葉県松尾町(九十九里浜近く)、鳥取県米子市皆生温泉、広島市など転勤が多かったです。
家族ともども転勤先をサーカス暮らしのごとくまわりました。(苦笑)
英語の勉強が趣味と言う真面目な父親の楽しみの一つに七輪でサンマなど魚を焼くのありました。
中でもワカサギを焼いてから甘辛く煮てもらうのですが、これが絶品なのです。
おつむの良さは、遺伝しませんでしたが、マメな料理好きは遺伝かも(#^.^#)
そんな訳で、今回は父親直伝のワカサギの甘露煮にチャレンジです。
【直伝の味の再現チャレンジ!】
軽く塩でもんだ後、流水ですすぎます
魚焼きグリルで焼くのですが、小ぶりなワカサギが焼き網から落下しないようにアルミホイルに穴をあけて並べます。
このワカサギは餌で釣ったものでなく、網で採られたので腸取りなどの下処理はしなくても問題はないです。
少しほろ苦いかも知れませんが甘辛味にするので、気になりません。
この時点で、おばあちゃんの冷凍庫に在庫がある思っていた、金沢秘伝の調味料「おこし飴」が切らしていることに気づく.!!!!!
「おこし飴」は、金沢で一番古い飴屋である[あめの俵屋」の飴なのです。
観光客向けの煌びやかな飴などもありますが、調味料としても販売してます。
おこしあめは、砂糖代わりに主に甘露煮や照り焼きのたれなどお料理の味つけとして使用されてます。
でも、食品スーパーに置いていないので、今の若い世代は使用していない方が多いのかもです。
気を取り直して、フライパンに酒、みりん、醤油、砂糖を混ぜて沸騰させたところに焼いたワカサギを入れます。
なんとか並べたけど、ちょっとフライパンが狭かったかも知れません。
ある程度煮たら、アルミホイルによる落し蓋をします。
佃煮ほどでない程度に煮詰めました。まだ柔らかいです。
父親の直伝の「ワカサギの甘露煮」の完成です。
【他の副菜も作りました】
スライスしたキュウリを塩もみして柔らかくします。
実母などの年寄りは柔らかい方が食べやすいです。
しんなりしたら、流水で良く洗い塩抜きしてから、合わせ酢にいれます。
昨年末骨粗鬆症で入院した実母のため、カルシウム補給にしらす干しも入れます。
隠し味に砂糖で調整します。甘味がクッキリと美味しくなります。
【実母と老々夕げ(笑)】
実母との二人だけの夕げです。
自分の分から紹介。
中央前に合挽肉の甘辛煮、後方にはシジミの赤だしも作りました。
こちらは実母の分です。
食べにくいシジミ貝は入れず、代わりにとろろ昆布を入れました。
あとは量が少ないだけで同じ内容です。
まずは、ワカサギの甘露煮です。
若干締まってますが柔らかく出来ました。
ただ父親の方がもっと柔らかく美味しかったかな。(#^.^#)💦
一応島根産(宍道湖産?)と表記していたシジミ。
意外に身もしっかりあって、臭みもなく美味しかった。
実母との食事では比較的よく作るキュウリとシラスの酢の物、美味しいと好評
安かった合い挽き肉の甘辛は、脂肪分が多く油ぽかった。
ハンバーグ向けだったかも。
なんやかんやで今宵の夕げは、老々親子で更けていく・・・。
この時、妻が「ただいまー」と帰宅。
取り置きしてたシジミ汁とワカサギの甘辛を2階に持っててもらう。
今晩も実母と二人きりの食事になるので、懐かしの父親の味を再現してみた。
実母も「美味しいよ、お前が作ったのかい?」
自分がそうだと言うと、「そうかい、ありがとう」との返事。
良かったあ~とシミジミ・・・。
しばらくして、実母が「このワカサギは買ってきたのかい?」( ゚Д゚)えっ!
まだら認知症の実母だけど、元気だし、まあいいか (*´Д`)💦💦
では、では、(^^)/