エンジンオーバーホール その54 組立編25~トランスミッション完成と新たな問題
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
購入し忘れていたノックピン(04211-09169)が届いたので、トランスミッションを仕上げます。
2
まずはミッションケースの後ろに付くエキステンションケースのオイルシールやブッシュの内面にスズキスーパーグリスCをたっぷり塗ります。ミッションのスプライン部分にもしっかり塗りました。
3
その後自作ガスケットにヘルメシール101を塗り付けてから取り付け、エキステンションケースをミッションケースに取り付けました。ここは3種類のボルト8本を使ってミッションマウントの固定金具も共締めします(17Nmで締め付け)。
このボルトは手に入ったので新品を使いました。
01512-08308→01550-08307×1
01512-08358→01550-08357×3
01512-08408→01550-08407×4
ヘルメシールを塗った時に手がべたべたになってしまったので途中の写真はありませんが、シフトレバーケースも自作ガスケットとヘルメシール101を併用して取り付けました。こちらは6mmボルト4本と8mmボルト1本で止まっており、こちらのボルトは状態が良かったのでそのまま使いました。ちなみに全て9Nmで締め付けました。
4
続いてシフトレバーリンケージを付けようと思いましたが、ここで問題発覚。
純正と思われるSJ10用のリペアキットを使いましたが、シフトレバーシャフトに圧入するゴムブッシュとその中心に通すスペーサーがLJ20に比べて一回り細くなっていました。
当然リンケージを止めるボルトが通らない…。こんなマイナーなところの部品なんて変更するなよ…。
5
ちなみに上に立てているパイプ状の部品がそのスペーサーです。
上がキットのもの、下がオリジナル。キットのものはアルミ製のようですね。オリジナルはスチールで造りはこちらがしっかりしています。
また面倒なことしてくれた…。
6
仕方ないので、ゴムブッシュを削ってオリジナル品がつけられるようにするしかないようです。
またしばらく地味な作業が続きます。
7
早々に飽きてしまったので、フロントショックアブソーバーの取り付けを行いました。
先日も紹介しましたが、ゴムブッシュは単体で部品設定がありませんが、よく見ると25.4-10-16とサイズが記入されていました。これを参考に探すと、大野ゴムのGR-0001Sがほぼ同じサイズでした。
8
ついでなのでこちらも再掲。
いうまでもなく右が新品、左がオリジナル。同じサイズのはずですが、ここまで潰れるとは。49年という時の流れを感じます。まるで人の軟骨みたい。
9
それからこちらも再掲。スペーサーやナットには焼付塗装を施しました。
ナットは本当についで。締め付けるとき剥がれるでしょうけどね。
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大野ゴムのブッシュもまるで純正といわんばかりのおさまりの良さ。前回壊してるので、ナットの締め付けは緊張します。
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下側のナットはオリジナルの08312-11128が、09140-12039に置き換えられていますが厚みがかなり薄くなってます。
ワッシャー(08321-31128→08321-01127)も新品を使いました。
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下側はマニュアルに従い39Nm、上は前回の失敗にビビッて34Nmで締め付けました。この2ヶ所は300~500kg-cm(29.4~49Nm)が規定値なのでこれでいいはずです。
なお、上側のナットを焼付塗装しましたが、意外と剥がれてない!
今度は壊さなくて安心しました。
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