エンジンオーバーホール　その88　オイルシールの検討

せっかく自作したオイルシールでしたが、周辺を削りすぎたんでしょうね…。
なんとも残念な結果となってしまいました。
愚痴ってもしょうがないがクランクケースを割らないと交換できないなんて構造上の欠陥としか思えん。

こうなると旧品の再登板かも、と思い詳細に点検してみました。
品番は09283-44005でサイズは外径72、内径44、厚さ9mmです。
以前も書きましたがこいつとトランスミッションとペラシャをつなぐオイルシールの2点はどうしても手に入らなかったのです。
一応台湾のメーカーのカタログに載っていましたが「在庫なし」だそう。
海外ではウクライナのショップに1点ありましたが、戦争状態のため出荷できませんとのこと。武運長久を祈ります。

やはり全体的にヘタってますね。リップもなんとなく固いし。
一番はスプリングがサビてる、ということですね。もしかしたらこのスプリングを交換してリップにグリスを詰めれば治るかも。

古いゴム部品の復活にオイルを灯油で割ったものに漬け込む、ということを聞いたことがありましたが、このような商品もありましたね。

説明書きからするとこれも似たような効果があるようです。
一応古いOリングを数か月漬け込んでもぶよぶよになることはなかったので、これに漬け込んだら効果があるかも。

もう半分やけっぱちです。
ちなみに、トランスミッションとペラシャの間のオイルシールにはこいつを塗布してしばらく放置し、グリスをたっぷり詰めましたが、今のところ漏れはないので、もしかしたら効果あるかも。

そうして出勤途中、スマホで「オイルシール　内径44mm」と検索すると…

ん？ヒットした…！
以前はさんざん探しても出てこなかったので、最近発売若しくは取扱を始めた？

外径72、内径44、厚さ10ｍｍだと？
ぴったりじゃねぇか！
ただし気になるのは産地と値段。
10個で3,154円ってことは1個315円？
中国製。

信用できるのだろうか…。

ダメでもこの値段ならダメージも少ないし、とりあえず注文。
さて、どうなるやら。