旧ブログからの移行記事で2016年に作られたものです。
以前はバンや乗用のタウンボックスと同じ記事だったのですが、それらの画質を高画質化し、画像のバリエーションを増やした際に字数制限を超えてしまったので、バンとタウンボックスについては記事を分離しました。
新型ミニキャブバンについては下のリンクにある記事をご覧ください。
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三菱・新型ミニキャブバン/日産・新型NV100クリッパー
新型タウンボックスについては下のリンクにある記事をご覧ください。
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三菱・新型タウンボックス/日産・新型NV100クリッパーリオ

ミニキャブトラック
もし、NMKVで新型軽トラを作る計画が実現し、ミニキャブもフルモデルチェンジしていたら…って設定で作ってみました。ミニキャブは半世紀以上続く伝統ある車名ですし出来れば自社製で続けて欲しかったですね…
三菱自動車では、2013年に自社で製造していた軽トラック・バンをOEMに切り替える計画でいたが、地方のディーラーから「売れる車がなくなる」と苦情が多く、また基本設計が古いこともあり、2015年に新世代軽自動車第3弾としてフルモデルチェンジに至った。
なお今回も日産自動車においてNT100クリッパーとして販売されるが、これについては後述する。
今回のモデルチェンジの特徴の一つが最近の軽商用車の流れに乗ってトラックはキャブオーバー、バン・タウンボックスはセミキャブオーバーとなっているため全く別のボディを使用していることである。これによりトラックは旧型のデメリットであった室内空間(特に足元)の狭さが解消されている。
エクステリアデザインはキープコンセプトながらも居住空間の拡大と近年のデザイントレンドの流れから角ばったデザインとなった。また三菱の新デザインコンセプトの「ダイナミックシールド」を採用した。
但し競合車種と比べるとトラックとバンの共用部品は多く、顔つきは全く同じである。トラックのフロントを通常よりも伸ばすことでバンとのフロントデザインの共通化を実現し、またそこをクラッシャブルゾーンとすることで衝突安全性も向上させている。
エンジンは新型eKシリーズで採用されている3B20型を採用している。
また電気自動車仕様のミニキャブMIEVは引き続き設定され、さらにe-NT100として日産にOEM供給される。

インパネも一新され、eKワゴンに似たデザインとなった。また、インパネトレイがグローブボックス上に配置されている。
なお、インパネ自体はトラック・バン共に共通のものを使用しているがドアパネルは異なっており、トラックの物はより簡素な設計となっている。
またバンはインパネシフトなのに対しトラックはコスト削減のためフロアシフトであり、その分のセンターパネルの空白部分は小物入れとなっている。
また長時間の運転や作業での使用を考慮し、人間工学に基づいてくぼみを設けて疲れにくいものとした新設計のシートを採用した。
*ボディカラー
最上級グレードのVX-SEのみ、専用色としてブラックが設定される。

:ホワイト

:スターリングシルバー(M)

:ブラック(P)
*グレード
()内はクリッパーでのグレード名と駆動方式。なお最廉価グレードであるEは日産側で販売されない。
・VX-SE(GX・2WD/4WD)メッキグリル・カラードミラー・パワーウィンドウを装備する最上級グレード
・VX(SD・2WD/4WD)ファブリックシート・パワステ・エアコンを装備
・M(DX・2WD/4WD)AM/FMラジオを装備
・E(2WD)ラジオ・エアコン・パワステ非装備の最廉価グレード
・みのり(DX農繫仕様・4WD)リブラグタイヤ・強化リアサスペンションを装備
・MIEV M(e-NT100 DX・2WD)

*VX-SE(2WD/4WD)
メッキグリル・カラードミラー・フルオートエアコン・ピアノブラックパネル・CDプレーヤーなどを装備する最上級グレード。
メーカーオプションで本革巻&加飾入りのステアリングとシフトノブをセットオプションで設定する。

・VX(2WD/4WD)
ファブリックシート・パワーウィンドウ・AM/FMラジオなどを装備。

*M(2WD/4WD)
エアコン・パワステ・AM/FMラジオを装備。

*E(2WD)
ラジオ・エアコン・パワステ非装備の最廉価グレード

*みのり(DX農繫仕様・4WD)
リブラグタイヤ・強化リアサスペンション・ハイロー切り替えトランスファーを装備

*MIEV M(e-NT100 DX・2WD)
電気自動車仕様
本車種は三菱自動車のグローバルLCV計画第一弾として発売され、日本以外にも800cc版が現地生産されている中国や台湾でもこの新型に切り替え、さらに東南アジア諸国での販売も予定している。

NT100クリッパー GX

NT100クリッパー DX
先述の通り姉妹車である日産のNT100クリッパーも新型に切り替わった。またミニキャブMIEVのOEMであるe-NT100はエンブレムが水色になる。
・トラック特装車

:冷凍車

:灯油ローリー

:スーパーキャブ

:標準ダンプ

:簡易ダンプ

:パネルバン
・2016年 一部改良。
安全装備を充実させ、ABSをこれまでオプション設定だったEにも標準装備とし、さらにエマージェンシーブレーキ、踏み間違い衝突防止アシスト、VDCをVX・VX-SEにオプション設定した。
2017年 一部改良。
自動ブレーキのe-Assist(日産名:インテリジェントエマージェンシーブレーキ)を大きく性能向上させた上で全車にオプション設定した。
ただしインテリジェントクルーズコントロールの設定は需要面を考慮して存在しない。
また新たにナビ専用パッケージをVX-SEとVXに設定し、ステアリングの左側にステアリングリモコンを装備した。
・2018年 一部改良。
ボディカラーに新色を追加し、デニムブルーとオリーブグリーンを追加した。またこれら2色とブラックの計5色のボディカラーがVX-SEのみならずVXにおいても選択可能となった。

:デニムブルー(P)

:オリーブグリーン(M)
2020年 マイナーチェンジ。

*ミニキャブトラック VX-SE

*ミニキャブトラック M

*NT100クリッパーGX

*NT100クリッパーDX
フロントグリルの変更が図られ、ミニキャブはekワゴンやekスペースの新型と共通のデザインでシンプルなデザインとなっている一方、、NT100クリッパーは近年の日産商用車の共通イメージである堅牢さを表すインターロッキングデザインのフロントグリルとなっており押し出し感のある仕立てになっている

インテリアは基本的には変わらないが、NT100クリッパーの場合、日産の新エンブレムが装備される。
安全装備の充実も図られており、e-Assistの機能も改良し、レーザーレーダーに代わってフロントカメラを装備したことで対車両の作動車速域の拡大と対歩行者検知にも対応した。また踏み間違い衝突防止アシストやアダプティブクルーズコントロールも新たに装備された。
他にもオートライトシステムやハイビームアシスト、LDWをGに標準装備とした。