サニーちゃんとは、かつての日産を代表する大衆車であるサニーの販促用に作られたキャラクターのことです。サニーは1966年から2004年までの長きに渡り販売されましたが、主に70年代に使われていたキャラクターです。

ちなみにこんな見た目だったりします。中々愛くるしい見た目ですね。

あのサニトラの元にもなった、2代目サニーのB110型の後期(1972年)から登場しており、

次のB210型の頃になるとCMなどにも多く出演して積極的に使用されていました。
当時のCMです。1976年のB210後期登場時のCMでこの頃が一番多く使われていた絶頂期でした。
若かりし頃のフレンドパークやサンデーモーニングの司会の方が映ってますね。最後にサニーちゃんが喋っていますが、声が誰なのか気になります(野沢雅子さん?)。
またレース仕様のサニーにステッカーが貼られたこともあり、実際にその個体(1972年式B110サニークーペ)は座間の記念館に保管されています。

少なくとも最後のFRサニーとなった4代目のB310型の後期(1980~1981年)までは使用されていたと思われ、ネットで検索しても次のFF化されたB11サニーで使用されていた記録が無いため、この頃に一旦消滅したものと思われます。なので10年近く使用されていたことになります。

その後平成の世に入り、B13サニー後期(1992~1993年)でチラシ上の特別仕様車の告知などごく一部で平成風に絵柄がアレンジされたサニーちゃんが復活しました。
当時の資料を用意なかったため、うp主が描いた下手くそなイラストを代わりに載せておきます。ただこのアレンジサニーちゃんはB14の頃でも販売会社によっては価格表に使われていたとかいう話もあるみたいです…

しかしそれ以降は再び途絶え、さらに2004年をもってサニー自体がティーダラティオにバトンタッチする形で消滅してしまいました。
またサニーのみならず販売していたサニー店・サニー販売会社のキャラクターとしても使用され、当時はぬいぐるみやステッカーなどの販促品があり、さらに販売会社の看板として使われていた事例もありました。ぬいぐるみは時期によって数種類あったとされています。
日産は他社と比べるとこういったオリジナルのキャラクター物はあまり使わない印象がありますね。
うp主もプレーリージョイのザ・プレーリードッグスとか、ノートの低燃費少女ハイジぐらいしか思いつかないです。ただ低燃費少女ハイジは当時結構流行った気がしますね。
そしてサニーちゃんはそれらの先駆けでもあった訳です。
今の日産はラティオが造りがチープだったせいで低迷し、国内販売を終了したためサニーの後継とも言うべき小型セダンが存在しません。また北米でラティオの現地仕様であるヴァーサセダンの新型が登場しましたが、こちらは日本に入れると3ナンバーになってしまうため微妙です。
なので同じVプラットフォームを使用し、日本市場を考慮した小型5ナンバーセダンとしてサニーを復活させても良いのではと思いますね。
実際タイや中国ではラティオがサニーの名前で販売されていますし、うp主はそういった車種のカーコラを作っているところでもあったりします()
日産ならラティオ・ブルーバードシルフィなどからの乗り換えが期待出来そうですし、減っているとは言えまだまだ一定の需要があるとは思いますから日産の販売力なら行けると思います…日本市場軽視だって認めましたし…
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自動車研究 | クルマ
Posted at
2019/05/16 02:06:45