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2019年11月10日

カタログ マツダ ボンゴトラック 2010モデル


今回取り上げるのはマツダのトラック、ボンゴトラックです。

このボンゴトラックは1999年に登場したSK型となります。
1983年以来16年ぶりとなるフルモデルチェンジで登場しましたが、当時マツダがバブル期の失敗による業績悪化で余裕が無かったため基本的なボディは旧型と変わらずフロント周りを安全対策で延長された新設計の物としています。この他にもドアや内装、荷台などが変更されています。

また旧型同様日産にバネットとしてOEM供給される他、この代からは三菱にもデリカとしてOEM供給されるようになりました。またオセアニア地域ではフォード向けにエコノバンとしてOEM供給される他、マツダ版には無い乗用モデルとしてスペクトロンもあります。

当初はボンゴフレンディのボディを流用してセミキャブオーバーとする話もあったようですね。タウンエース/ライトエースはモデルチェンジでセミキャブオーバーになったものの、ボンゴでは積載量などの制約が無いキャブオーバーを貫きました。その後マツダの経営は好転しましたが、残念なことに乗用車に絞る戦略を打ち出したためモデルチェンジは行われず今に至っています…

つまり1983年から基本的な設計が変わらず、36年もの間生産を続けているのです!!!!
しかも1983年と言えばギリギリ社名が東洋工業だった時代となります!!!!


まさに化石、シーラカンスという言葉がピッタリの車なのです。しかも顔ですら1999年から20年変わっていないのでデビュー当初は何とか現代風に見せていたデザインも今となっては古臭さしか無いものとなりました。
しかしライバルがセミキャブオーバーに移行したのに対しボンゴは今やこのクラスでは唯一となったキャブオーバーを貫いているため荷室の広さはダントツで1位となります。現行車でも軽トラ/バンやタウンエース/ライトエース、NV200では積めず、かと言って2tトラックではデカい…だから昔ながらのボンゴでないとダメという会社も結構あるみたいです。
しかしそんなボンゴも2020年をもって生産終了が決定していました…どうやらVSCが付けられず安全基準に適合しないのが理由みたいです…
中の人も結構好きな車種なので残念な話ではありますが、昭和・平成・令和を同じボディで37年間貫いたことは偉業だと思います!

今回のカタログは2010年のマイナーチェンジ以降のものとなります。最廉価グレードのCDや、ディーゼル車が廃止されています。現在販売されているものとは少し異なりワイドローの設定が健在です。

コンセプトのページです。フロントデザインはマツダ車共通の5角形グリルを備えたものとなっています。延長されたデザインは丸みを帯びたもので同じ時期に登場したMPVやプレマシー、ファミリアとも似ています。
ドアはタイタン同様に視認性向上のために先端が伸びたものとなり、流れるようなラインとブラックのステッカーが入ったものとなっています。
また荷台もフルモデルチェンジの際に変更され、従来よりプレスラインの少ないスッキリしたものになりました。

荷台のページです。 850㎏積みの標準ボディと900/1000㎏㎏積みのロングボディから選べます。また荷台の高さをワイドローとシングルワイドローから選べます。前者はダブルタイヤを装備しており荷室が低くより重い荷物を運べます、後者はシングルタイヤで積み下ろししやすい高さとなっています。またワイドロー5速MT車に通常のスチール荷台よりも荷物を保護することが出来る木製荷台を設定しています。

バリエーションのページです。シングルワイドローはロングボディのみの設定となります。また同じロングボディでもシングルワイドローは900㎏積み、ワイドローは1000㎏積みとなっています。

インテリアのページです。運転席にはバンのGLに設定されているランバーサポートがありません。また全車固定ヘッドレストとなります。リクライニングも出来ますがトラックなので申し訳程度といったところですね…実際に座ったことありますが、GLのシートは設計の古さの割に快適だと思います。
なおセンターコンソールが標準装備となったことで3人乗りの設定は廃止されました。このセンターコンソールはアームレスト代わりにもなるので結構便利です。

メカニズムのページです。エンジンは北米向けNCロードスターと同じ直4・1800ccのL8型ガソリンエンジンのみが設定されています。このエンジンは2010年のマイナーチェンジでそれまでの2.0LのFE-E型に代わって搭載されました。トランスミッションは4速ATがコラムシフト・5速MTがフロアシフトを採用しています。

4WD車は昔ながらのパートタイム式で電子制御なども無く4WDトランスファーを手動で入れて切り替える方式です。昔のワンボックスの4WD車は全てこの方式でしたが、電子制御フルタイム4WDへの移行が進み今ではボンゴのみとなっています。また4WDトランスファーのシフトノブ自体も1983年当時から変わっていませんが、どうやらこれ溝によく小さいものが入ってしまいがちのようですね…

グレード一覧です。DXはCD無き今廉価グレードとなり、樹脂製バンパーやビニールレザーのシートなど簡略化されているのが特徴です。GLはカラードバンパーやCDプレイヤーなど快適装備が充実したグレードです。

装備とメーカーオプションの紹介です。メーカーオプションとして先述した木製荷台と、キャブ付きシャシーがあります。キャブ付きシャシーは工場で荷台の無い状態で出荷されるもので、別の荷台メーカーの工場で改めて荷台が架装されます。またキャンピングカーのベースでもあり同じような流れでコーチビルダーによって架装されます。

ディーラーオプションと特装車の紹介です。純正の特装車はバンと比べて豊富に設定されています。ダンプは用途に応じて4種類から選べます。

主要諸元です。

裏表紙です。


ここからはオプションカタログに入ります。


ルーフキャリアは設定されていますが背面のはしごの設定はありません。この車名ロゴ入り大型フラップは中々カッコイイですね!昔のワンボックスではよくあったアイテムだと思います。


ドレスアップのパーツはメッキパーツが2点あるのみです。アルミホイールとかスポイラーもあればいいのに…って思います…


オーディオの設定はありますが1DINのスペースしか無いためナビや2DINサイズのオーディオの設定はありません。


裏表紙です。
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Posted at 2019/11/10 19:17:47

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