*旧ブログからの移行記事です。
今回、紹介するカタログは5代目の1型最初期の平ボディ・標準キャブ(NKR)のカタログです。この頃のエルフのカタログは標準キャブとワイドキャブが別カタログとなっていて、実車同様コストがかかってますw
この5代目エルフは1993年に登場し、ゆうゆうエルフの愛称が命名されました。翌年登場の320フォワードや初代ギガと共にコストのかかった設計(その後はコストダウンされましたが…)で丸みのあるデザインが特徴となっています。この代は販売期間が長く、マイナーチェンジの数も多いため前期型・後期型と呼ぶのではなく1型・2型などと呼んだ方がいいですw
なお、2006年に現行型にモデルチェンジするまで販売されましたが、現行型も標準キャブは海外での需要が低いため全体的にみると販売台数が多くないためか、基本骨格がそのまま流用されています…また、5代目も5型(最終型・04モデル)の販売が継続されている地域もあります。
5代目自体は町中でもまだまだ沢山見ますし、1型も数が減ってきてるとはいえ、首都圏でもまあまあ見かける方ですw 同時期のライバル車と比べてもよく見ますw 逆に販売期間の短い2型はあまり見ませんw
1型のCMは動画サイトには存在しません…ですがCMの存在自体は確認されており、フェスタモードのWe go togetherという曲を登場時のCMソングに起用し、CMにオリジナル曲を使うことが多いいすゞにしては珍しくJ?POPの曲を起用していますw その曲に関する動画を貼ろうかと思いましたがそれすら無く、さらにフェスタモードは活動期間が1992年から約5年間と短くwikiすら存在しない歌手なのでかなりマイナーなのでしょう…ちなみにフェスタモードはボーカルの一木有佳子、ギターの砂田裕史、キーボードの工藤仁志による3人組ユニットで、CMに起用されたWe go togetherという曲は1996年発売のthe best of festa modeというアルバムに収録されているようなので私も聞いてみたいものです…もし何か情報をご存知の方はコメントをして頂けると有り難いです…
追記
ついにこのカタログと同時期の5代目登場時のCMを発掘しました。
VIDEO
フェスタモードのWe go togetherって曲はこんな落ち着いた曲調だったのですね…ちなみにCMに出ているのはワイドキャブのNPRなので厳密には異なります。
ペーパークラフト いすゞ・エルフ 5代目 93モデル
↑さらに追記ですがペーパークラフトを扱う別ブログで本車種のペーパークラフトを制作したのでリンク載せておきます。
表紙を捲るとこのように意気込み?が書いてあります。これは320フォワード最初期のカタログも同様です。
愛称である「ゆうゆうエルフ」ですが、このカタログではこのページにしか出てきませんw ちなみにこの写真、分かりにくいですがよく見ると後ろにグランドシビックと2代目アルト前期が写っていますw
この代より、キャブの種類は標準キャブ・ハイキャブ、ワイドキャブの3種類になりました。ハイキャブは1ナンバー登録となりますが現行型とは異なり幅は標準キャブと同じです。また、1型まではドアに旧型同様ISUZU ELF 〇50と書いてありました(〇の部分には積載量が入り、2tなら2が入って250になります)。
「優美」というテーマのイメージ写真のページです。このようなイメージ写真のページが多く、コストのかかったカタログであることを感じますw
「余裕」というテーマのイメージ写真のページです。
内装色がベージュなのは1型だけの特徴で、2型以降はグレーになりました。これは320フォワードや初代ギガも同様です。
車内装備のページです。エアコンはこの代より全車標準装備となり、ラジオもプッシュ式AMラジオから電子式FM・AMラジオになり、さらにアラーム機能も付くなど前回紹介した4代目後期と比べてかなりレベルアップしています。
運転席周りのページです。このインパネは最終型まで変更されることなく引き継がれました。
ヘビーデューティーシートも旧型ではオプションだったのが標準装備になりました。
旧型同様4速ATが設定されており、AMTのデュアルモードMTやスムーサーEが設定されるのはかなり後の話です。
「悠々」というテーマのイメージ写真です。
サスペンションのページです。旧型には無かったキャブサスペンションが設定されています。
エンジンのページです。新たに4JG2型が加わりましたが直噴ターボの4BD1型は廃止されました。また、4HF1型もSITEC(サイテック)の名称が廃止されています。
安全性のページです。旧型には無かったABSやASRが設定され、安全性もかなりレベルアップしています。ちなみに写真のABS非装備車のテスト車両には4代目の中期が使われています。
荷台の種類のイメージ画像です。フルフラットローの画像のロケ地は背後にある店の看板などから稲村ヶ崎周辺(神奈川県鎌倉市)のようです。わずかに見える泥除けは本車種のシルエットとメーカー・車名ロゴを合わせたもので4型まで使われていましたが2004年登場の6型で廃止され、同時に初代から続いた角ばったカタカナの「エルフ」のロゴも廃止されてしまいました…
荷台の種類の紹介ページです。開閉時の負担を経験するワンハンドゲートを採用しており、それを示すかのように女性モデルを起用してますがファッションに時代を感じさせます…エルフの方は標準キャブだから現行型と比べても大差ないのに…
耐久性・整備性のページです。4代目中期より採用されたカラードバンパーはエアロダイナミックバンパーと呼ばれるエアロタイプのものになりましたが2型以降はコスト削減のため樹脂バンパーに逆戻りしてしまいました…
高速耐久テストを行っているのは今は乗用車撤退に伴い大幅に縮小されてしまった藤沢工場のテストコースと思われます。
カスタムのページです。2型以降はメッキパーツやゴールドエンブレムなどが装備されてかなりギラギラしていましたがこの頃はまだ外装に関して見た目ですぐ分かるのは専用ストライプが装備されていることぐらいです。
シートに関しては分割式ヘッドレストを採用し、今見てもかなり豪華な造りですが旧型にあったアームレストは省略されています。
主要装備一覧表です。
主要装備とオプションのページです。オプションで小型トラックであるにも関わらず1993年の時点でカーナビが設定されていたのは意外です。他にもオーディオに関しては商用車にしてはかなり充実しています。
バリエーション一覧表とフルフラットローの紹介ページです
フラットロー、低床、高床の紹介ページです。低床荷台はこの代でも設定されており相変わらず荷台は3代目からの流用でしたが3型を最後に2002年をもって廃止されました。
高床ダブルタイヤの紹介ページです。
特装車のページです。何故かこのページだけワイドキャブ車も載っています。ダブルキャブにはハイトップキャブと呼ばれるハイルーフ車もあるようですが見たこと無いです…
主要諸元表その1です。
主要諸元表その2です。
裏表紙です。
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Posted at
2020/01/04 02:13:24