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2020年01月08日

カタログ マツダ センティア 2代目後期




今回紹介するカタログはマツダの2代目センティアのカタログです。2000年2月現在のものです。

HE系こと2代目センティアは1995年11月に登場しましたが、バブル真っ只中に開発されて個性的かつエレガントで贅沢な造りが特徴だった初代とは異なり、、、、

バブル崩壊、そして何より5チャンネル化計画の失敗によるマツダの経営悪化によって初代と比べるとコスト削減が目立つ造りとなってしまいました…

どうやら最初はビッグマイナーチェンジで済ます案もあったぐらいのようです…しかし流石にまずいと思ったのがちゃんと新しいボディとなってモデルチェンジはしました…
が、プラットフォームはそのまま流用され、内外装の多くの部品(例えばドアハンドルやインナーパネル)に至るまでそのまま流用されています。この時期はライバルの150系クラウンやY33セドグロもそうだったとは言え、コストダウンがはっきり分かってしまうほど品質が低下してしまいました。

また初代はパーソナルセダンという名でそれまでの押し出し感やや後席に乗る人を優先した高級セダンとは異なり、運転する楽しさやデザインを重視したものだったのに対し、2代目はごく普通の押し出し感やや後席に乗る人を優先した高級セダンを目指したものとなっています。

このため以前のルーチェに逆戻りしたとも言えるもので、当時の雑誌のスクープ記事には前年にクロノスに代わってカペラが復活したこともあってかルーチェ復活としてこの2代目センティアがスクープされていたこともありました。

この路線変更はレクサスLS(セルシオ)やインフィニティQ45に対抗するフラッグシップセダンとして開発されていたアマティ1000が発売されなかったことによるもので、初代センティアが個性的なデザインになったのは重厚感あるデザインのアマティ1000を発売する前提であったからとも言われています。


前期型ですが当時のCMです。ショーン・コネリーを起用しており、彼をイメージしてデザインされたとされています。

1997年にはマイナーチェンジを受けて後期型となり、今回紹介するカタログはこの時のものとなります。エンブレムがそれまでのルノーに似たダイヤ形のマークから現行のMマーク(通称カモメマーク)に変更しています。グリルも変更されて桟を横から縦に変更しています。また装備をさらに充実させてシェードつきフロントガラスなどを新たに採用しました。

コンセプトのページです。「心を動かす新発想」というキャッチコピーは1999年にそれまでの「That's MAZDA」というキャッチコピーに代わって用いられ、2002年に現在でも使われているZOOM-ZOOMに代わるまで使用されていました。
なおカタログ自体は1997年のマイナーチェンジの際からほとんど変わっていないため、1999年以前の版ではここが「That's MAZDA」になっています。


コンセプトのページです。マツダの最高級車であることをアピールしています。

イメージ写真です。

イメージ写真です。どうやらこのイメージ写真、マイナーチェンジ前のものを加工してそのまま流用しているらしいです…

内装のイメージ写真です。エクスクルージブのものです。

内装のイメージ写真です。ステアリングのメーカーロゴは樹脂のままとなっており、この時期にしてはちょっと質感は低い気がします。ここはちゃんとしたエンブレムにして欲しかったです。

インテリアのページです。初代は本木目パネルだったのが木目調楡パネルに変更されています。高級車なだけあってパワーシートのみならず、ステアリングの位置を電動でセットする機構も装備しています。LEDフェンダーマーカーは前期型ではロイヤルクラシックのみでしたが、マイナーチェンジで全車標準装備となりました。

ナビ/オーディオのページです。後期型ではメーカーオプションでナビが設定されるようになりました。しかしタッチパネルにはなっておらず全てボタンとカーソルで操作します。AM/FMラジオ/テープ/CD/TVと4つのAV機能を備えています。TVはアナログ放送のみの対応のため現在では視聴出来ません。
オーディオに関してはナビで操作することも出来れば下部のオーディオパネルで操作することも出来ます。しかし高級車でありながら4スピーカーというのはちょっと物足りないですね…

後席のページです。2代目ではコンセプトの変更によって後席重視の高級車となったこともあり初代と比べて広々とした空間となっています。あとドアを開けた時の感覚がルーチェ・センティア共にファミリアと大して変わらないからマツダの高級車はボッタくりだったなんて噂もあるらしいですが…

静粛性と空調のページです。オートエアコンのパネルはボンゴフレンディやカペラなどと同じでこの時期のマツダ車共通のものですね。

実用性のページです。この手の高級車ではゴルフバッグがどれくらい入るのかというのは大きなポイントとなりますが、2代目センティアでは4個積むことが可能となっています。
これも初代より角ばったボディとなったためにトランク容量を改善した結果とのことらしいです。また高級車らしくパーソナルランプや間接照明も備えています。

メカニズムのページです。現在のフーガなどに先駆けてFRミッドシップレイアウトを採用しています。エンジンは2.5Lもあった初代とは異なりV6・3.0LのみですがDOHCのJE-ZE型とSOHCのJE-E型の2種類をラインナップしています。

JE型エンジンは1986年に5代目のHC型ルーチェから採用されたマツダ初のV6エンジンで、ルーチェ・MPV・センティア・MS-9・ボンゴフレンディに採用されていました。1999年以降はフォード製のMZIエンジンに世代交代していき2004年のボンゴフレンディのV6エンジン搭載車の廃止によって生産終了しました。
トランスミッションは全車5速ATとなっています。

メカニズムのページです。初代同様の車速感応型4WSシステムを標準装備としています。この4WSは1987年にGD型カペラで世界初の電子制御車速感応型4WSを採用して以来のものとなっています。
他にもABSとトラクションコントロールを装備しています。

安全性のページです。デュアルエアバッグは採用していますが設計が古いために同時期のファミリアには設定があったにも関わらず、サイドエアバッグの設定はありません。また助手席エアバックも後付けのようなものとなっています。
またボディもこの時期から使われたマツダの高剛性ボディの名称であるマグマの名称は使われていません。

グレード一覧に入ります。最高級グレードのロイヤルクラシックです。

グレード一覧です。ロイヤルクラシックは最高級グレードらしく電動本革シートや後席のコントロールパネルや電動リクライニング、専用エンブレムまで装備しています。さらに運転席から助手席をコントロール出来、○ッ○スにも最適な助手席パワーシートショルダースイッチも装備しています。

グレード一覧です。エクスクルーシブはロイヤルクラシックの1つ下となるグレードです。

グレード一覧です。リミテッドGはリミテッドに本革ステアリングや前席パワーシートなどを加えたお買い得グレードです。

グレード一覧です。リミテッドは最廉価グレードですがそれでも4WSやアルミホイールを装備しています。また社用車やハイヤー向けにFパッケージというメーカーオプションが用意されており後席の装備をロイヤルクラシック並みに充実させています。

装備一覧とカラーバリエーションです。自分ならロイヤルクラシックをスノーホワイトパールマイカ/シルキーパールマイカの2トーンで乗りたいですね。

主要諸元とディーラーオプションです。こうやってエアロを付けると中々カッコいいですね!純正エアロ付きの実車を見たことが無いですがあったら是非とも欲しいですね…

裏表紙です。



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Posted at 2020/01/08 02:09:03

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