
今回紹介するカタログは日産のスカイラインのV36型最終型です。
V36型は2006年に登場し、先代V35型スカイラインがそれまでの国内専売のスポーティセダンから一転し北米でインフィニティG35として販売されてヒットモデルとなったことを受けて(R34から大きくコンセプト変更したが故に国内ではV36・V37含めて未だに賛否両論ですが…)、基本的にV35型のキープコンセプトとなっています。
しかし内外装の質感が大きく向上したのが特徴で、外観はより抑揚のあるデザインがなされたうえ、特に内装はV35の質感が低いという声もあったためか木目調パネルと和紙をイメージしたアルミパネルの2種類を設定しており、さらにアナログ時計も装備するなど大幅な質感の向上が図られました。
エンジンは新開発のVQHRエンジンを搭載し、当初はV6・2.5LのVQ25HR型と同・3.5L VQ35HR型の2種類でしたが、後にVQ35HR型に代わってV6・3.7LのVQ37VHR型が設定されました。
このVQHRエンジンは名前こそ従来からのVQエンジンですが、80%以上を新設計した事実上の新開発エンジンとなっています。
プラットフォームはFR-Lプラットフォームを使用しています。
その後2008年・2010年にマイナーチェンジを行い、2013年に新型(現行)のV37型が登場しますが、当初ハイブリッドモデルのみであったためにV36型も2.5Lの3グレードに絞った上で翌年まで継続販売していました。今回紹介するカタログはその時のものです。

コンセプトのページです。かつて日産はシーマ・フーガ・スカイライン・ムラーノ・エルグランドといった高級車を日産プレミアムファクトリーの名で高品質さをアピールしていましたが今はやらなくなってしまいましたね…

イメージ画像です。全国のスカイラインの紹介がされています。

イメージ画像です。

内装のイメージ画像です。

内装のイメージ画像です。こちらはベージュ内装となっています。

エンジン・トランスミッションのページです。エンジンはV6・2.5LのVQ25HR型を、トランスミッションはスポーツモード付7速ATとなります。

プラットフォームや走りのページです。プラットフォームは先代V35型から使われるようになったフロントミッドシップ方式のFR-Lプラットフォームを使用しています。

内装のページです。全車に日産車共通のテレマティクスサービスのカーウイングスを採用したHDD方式のナビゲーションシステムを装備しています。またインテリアのアクセントとしてアナログ時計を装備していますがこれはV37には無い特徴ですね。V37では大型液晶を2画面も装備するためスペースが足りないですし、コストもかかりますから付けられなかったのでしょう…

安全装備のページです。VDCやアラウンドビューモニターもありますが自動ブレーキの設定はまだ無いです。

カラーバリエーションです。モデル末期でV37登場後ということもあり絞られた状態となっています。

グレード一覧と全国のスカイラインの一覧です。このように車名にちなんで全国のスカイラインを載せているのは遊び心があっていいですね。

主要装備です。

主要装備です。

裏表紙です。

ここからはオプションカタログの紹介となります。

エアロパーツ・アルミホイールなどのページです。ブラックのグリルは中々カッコいいです。NISMOのマフラーやサスペンションまで設定されています。

フォグランプなどのページです。

インテリアのパーツのページです。

実用品とコレクションのページです。ミニカーは今のV37でもありますが専用のコインケースやスマホケース、キーリングにステッカーなどは無いですね…今でも設定して欲しいものです。

セキュリティ装備のページです。意外にも電動格納ミラーはオプション設定だったりします…

実用品のページです。

裏表紙です。
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Posted at
2020/01/28 20:16:13