
今回紹介するカタログはマツダのMPVのLY型のカタログです。
3代目となるLY型MPVは2006年に登場しており、2列目のシートにはスーパーリラックスシートと呼ばれる豪華なシートを装備したのが特徴です。また初代から存在したV6エンジンが廃止されて代わりに直4・2.3LターボのDISIターボが加わりました。
先代はお買い得感の強い商品内容と
当時のマツダお得意の大幅値引きによってヒットしたことからほぼキープコンセプトとなっています。当初はそこそこ売れましたが、ミニバンに高い実用性が求められる中でやはりロールーフミニバンにとって厳しい状況となったのは事実で、2008年にマイナーチェンジして質感を向上させても好転しませんでした。
まあ、MPVはその中では背が高い方ででスライドドアも装備していたからまだマシな部類でしたが、グランディスとかは月2桁の販売台数になるなど本当に厳しい状況になりましたし…2009年にはグランディス、プレサージュ、イプサムが一気に生産終了している程ですから…
その後2010年にターボエンジン搭載車を廃止して以降はほぼ放置プレイ状態となり、2016年をもって生産終了となりました。今回紹介するのはその時のモデルとなります…
コンセプトは悪くなくてむしろ上質で落ち着いた雰囲気が出ていて良かったですし、時代が悪かったとしか思えないですね…このまま魂動デザインの新型に進化していればもっとスポーティで高級感のあるミニバンに仕上がっていた気もしますし…

コンセプトのページです。ドライバーズミニバンと名乗るようにマツダらしく運転する楽しさも重視したものとなっています。

イメージ画像です。2008年のマイナーチェンジでナンバープレート周りにメッキが配されるようになりました。またテールレンズもクリアから赤色となりました。

インテリアのイメージ画像です。

インテリアのイメージ画像です。ステアリングはアテンザや海外向けのCX-9とも共通です。中央部のパネルは画像の23Sの場合カーボン調、上級グレードの23S Lパッケージではマーブルウッド調と言われる木目調パネルを装備しています。

イメージ画像です。

メカニズムのページです。エンジンは全車に直4・2.4LのL3-VE型を搭載しています。トランスミッションは2WD車は5速AT、4WD車が6速ATとなっています。どちらもアクティブマチックと呼ばれるものになっています。

メカニズムのページです。

イメージ画像です。

インテリアのページです。最大の売りでもあるスーパーリラックスシートは調節可能なオットマンを装備し、ヘッドレストの支えの調節や座面の角度の調節まで出来るようになっておりかなり快適なものになっています。
また横方向への調節も出来ますが、これはKARAKURIシートと呼ばれる機構を備えていた名残で、中央に寄せることで真ん中にさらに人を載せられるようになっていました。その後安全対策で全席ヘッドレストを装備するようになったことで廃止されたことから無用の長物となってしまっていました…

快適性のページです。電動両側スライドドアを標準装備としています。またエアコンにはパナソニックのナノイーも装備しています。
アドバンスドキー(マツダにおけるスマートキーの名称)は上級グレードの23S Lパッケージのみに設定されています。これは全車標準装備にして欲しかったところですね、、

シートアレンジや収納のページです。シートアレンジも豊富に設定されており2列目と3列目でフルフラットにすることも出来ます。サードシートはロールーフミニバンらしく床下格納式となっています。また上級グレードの23S Lパッケージの場合、テールゲートも電動で開閉出来ます。

安全装備とオーディオのページです。オーディオは上級グレードの23S LパッケージにBOSEのサウンドシステムを装備しています。かつてはトヨタから供給を受けてG-BOOK ALPHAと呼ばれるテレマティクスサービスを使用したナビもメーカーオプションで設定していましたが2010年をもって廃止されています…

グレード一覧です。上級グレードの23S Lパッケージでは本革シート、1列目のパワーシートやシートヒーター、アドバンスドキー、3列目の自動復帰機構など装備が充実しています。

装備一覧とメーカーオプション、カラーバリエーションです。インテリアカラーは23Sはブラック、23S Lパッケージではベージュと決まっており選ぶことは出来ません。

ディーラーオプションと保証内容です。

裏表紙です。

ここからはオプションカタログに入ります。

イメージ画像です。

エアロパーツです。フロント・サイド・リア・ルーフのスポイラーを設定しています。またスポーツサスペンションも設定しています。

エアロパーツです。DAMDとKENSTYLEというブランドのが設定されていますがこれらはチューニングショップによるものであるため、本来社外エアロとなるはずなのに設定されていました。

エクステリアパーツと実用品です。前期型のようにクリアレンズにすること出来ます。アルミホイールも2種類設定されています。

インテリアパーツです。イルミネーションも豊富に設定されている他、折りたたみ式のバッグのフォールディングバッグも設定しています。
また
設計が古い車のため灰皿を装備していることからノンスモーカーボックスも設定しています。

安全装備です。

安全装備とリモコンエンジンスターターです。MIスティックと呼ばれるものを使用しており車両情報も表示出来るようになっています。

実用品です。リモコンキーを追加出来るようになっています。

チャイルドシートとアロマディフューザーです。

ナビのイメージ画像です。

ケンウッドのメモリーナビです。上級モデルでMPV専用設計となっています。

ナビ一覧です。全てメモリーナビとなっています。

三菱電機のメモリーナビです。同社のオーディオブランドであるダイアトーンの名を冠しており音質にこだわったものとなっています。

パイオニアのメモリーナビです。

ケンウッドのメモリーナビです。

ナビオプションとオーディオです。リアモニターはアルパイン製と三菱電機製から選べます。

ETCのナビの性能一覧です。

裏表紙です。

主要諸元です。

主要装備とメーカーオプション、カラーバリエーション、メーカー希望小売価格です。

環境仕様と4面図です。
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Posted at
2020/02/10 11:08:33