
今回紹介するカタログは日産のデイズルークスです。新型ルークス登場記念ということで比較用として旧型のカタログもアップします。
デイズルークスはルークスを5年ぶりにフルモデルチェンジする形で登場し、先代がスズキからパレットのOEMを受けていたのに対し、このデイズルークスは日産と三菱が共同開発し合弁会社NMKVによって開発されています。
しかし開発は三菱主導で行われ、型式も日産では社内型式としてBA0としていますが、実際の型式は三菱流のB21Aとなります。三菱ではekスペースとして発売されます。
デイズに比べて全高が155mm高いスーパーハイトワゴン・超トールワゴンと呼ばれるタイプで、ライバルはN-BOXやタント、先代のOEM元のパレット→スペーシアなどとなります。室内高は27インチ自転車も積載可能な1,400mmを実現していています。
近年の軽自動車ではこの超トールワゴンが売れ筋となっているので日産・三菱としてもその波に乗るべくトールワゴンのデイズ・ekワゴンをベースに仕立てあげました。
確かに本当に最近の超トールワゴンは室内も広くて、運転もしやすくて、装備も充実しているものが多いので本当にこれ1台でいいと思うんですよね…よく売れる理由が凄くわかります
(まあ我が家の車庫には高さが合わないので入らないのが残念ですが…)
ただいいグレードだと
軽なのに200万するのはちょっとな…とも思えてきます…最近の新車はやっぱり高いですね…100万超えの軽が珍しかった時代が懐かしいです。
しかし、もはや軽なのにという中の人の考えが古いのかもしれませんね。普通車との差がどんどん無くなってきて税金と広さ以外はコンパクトカーとあまり変わらないですし…

コンセプトのページです。デイズルークスは標準車と他社で言うカスタムに相当するハイウェイスターの2種類が設定されています。(さらにボレロとかライダーといったカスタマイズカーもあるのですがこれは後述します)

コンセプトのページです。カラーバリエーションは豊富に設定されています。

イメージ画像です。2016年12月のマイナーチェンジでフロントデザインが変更され、日産の新しい共通デザインコンセプトである「Vモーション」を取り入れたものにに変更されています。これによってVモーションの位置などでC27セレナにも少し似たデザインとなりました。

イメージ画像です。サイドウィンドウの流れるようなラインはシュプールラインと呼ばれ、これはセレナとの共通性を図ったものと言われています。
テールデザインはライバルや新型と比べてかなりオーソドックスでシンプルなものになっています。テールランプはハイウェイスターの場合クリアレンズとなります。

インテリアのイメージ画像です。ステアリングは三菱車共通のものが使われ、デイズのみならずミラージュやアウトランダーなどとも共通です。またセンターパネルを除いたエアコンの吹き出し口やドアハンドルなどもデイズと共通です。

インテリアのイメージ画像です。メーカーオプションのプレミアムグラデーションインテリアはネオソフィールのスエード調クロスのシートとなります。

インテリアのイメージ画像です。ハイウェイスターの場合標準ではブラックのインテリアとなります。

イメージ画像です。標準車のデイズルークスはシンプルなデザインとなっていますがそれでもフロントグリルは標準系の軽にしては結構メッキが入っていて豪華なものだと思います。
一方でリアのメッキガーニッシュは装備されず、またテールランプも全面クリアレンズではありません。

インテリアのイメージ画像です。標準車の場合アイボリーのインテリアとなります。

インテリアのページです。室内高はクラストップレベルとなる1400mmを確保しており、子供なら余裕で立てる程ですし27インチ自転車も積載可能となっています。
シートアレンジも豊富で、フルフラットにすることも可能となっています。ただ全長的に車中泊はちょっとキツイかもしれません。
またリアシートをスライドすれば260㎜の空間となり、足が組める程の空間を確保しています。

インテリアのページです。パナソニックのナノイーを装備し、除菌や脱臭を行います。またオートエアコンはタッチパネル式となっていますがこれが上質感を出しているうえに操作もしやすくて中々いいんですよね…
またリアにはロールサンシェードを装備し、眩しい光を遮ります。これは中々便利なので是非色んな車種に装備して欲しいものです。さらに運転席のシートヒーターも装備しており寒い時期には心強いですね。

安全装備のページです。インテリジェントエマージェンシーブレーキはSのレスオプション車を除き全車標準装備となります。

安全装備のページです。この車種最大の売りとなるのがアラウンドビューモニターで、最廉価グレードのSを除いた全てのグレードに標準装備となっています。ナビのみならずルームミラーからも確認出来ます。他社だとナビのみの場合が多いのでここは中々いいですよね。

安全装備のページです。

走行性能のページです。3B20型というエンジンを搭載し、NAとインタークーラーターボの2種類を設定しています。
この3B20型は名前から分かるように三菱によるエンジンで、当初はミッドシップの特殊なパッケージだったi専用エンジンとして開発され、贅沢ながら専用設計だったこともありそれ以外の軽自動車(ekワゴンなど)には従来からの3G83型が引き続き使用されていました。
しかし3G83型は1987年のミニカエコノの3気筒化により登場したエンジンで設計が古かったことからNMKVを設立して以降のek/デイズシリーズからはi専用だったはずの3B20型をチューニングして搭載することになりました。
なお最後まで3G83型を搭載していたミニキャブは残念ながらキャリィ・エブリィのOEMとなってしまいました…

装備のページです。収納が豊富に設定されています。

カラーバリエーションです。全20色と豊富に設定されておりモノトーン・2トーンのみならず3トーンまで設定されていますが、やはり標準車はカラフルでポップなカラーが、ハイウェイスターは落ち着いたカラーが多いのが特徴です。
個人的にはプレミアムオリーブ・ホワイト・アッシュブラウンの3トーンとピンクゴールドが好みですね。

グレード一覧です。ハイウェイスタ-はNAがX・X Vセレクション・X-Gパッケージ、ターボがXターボとGターボと5種類設定されています。
新型は本当にグレードが少なく選択肢が限られるのでここは受け継いで欲しかったところですね…

グレード一覧です。標準車はS・X・X Vセレクションの3種類が設定され、全車NAとなっています。

グレード別の装備一覧です。Sのみマニュアルエアコンでインテリジェントキーが装備されずキーレスエントリーのみとなっています。またアラウンドビューモニターも装備されません。
サイドターンランプ付きのミラーはハイウェイスターのみとなります。ただS以外のグレードならどのグレードも結構装備が充実している気がしますね。

主要装備です。

主要諸元です。

オーテック扱いのカスタマイズカーのボレロです。K11マーチから伝統的に設定されてきたレトロ調グレードですがデイズルークスにも設定されています。フロントデザインやアルミホイール、ボディカラーやインテリアも専用のものとなっています。
ただ時代が違うのもあってK11マーチのようなレトロ調というよりは上質でオシャレな仕様といった気がしますね。中々いい雰囲気だとは思いますが。なお勿論三菱版のekスペースには設定されません。

オーテック扱いのカスタマイズカーのライダーです。多くの日産車に設定されていましたが最近ではライダーやアクシスといったものに代わって社名通りのオーテックというブランドに変更されつつあります。
専用のエンブレム無しのフロントデザインやエアロで武装しています。ベースグレードもハイウェイスターの全グレードから選べるようになっています。こちらも勿論三菱版のekスペースには設定されません。

カスタマイズカーの主要装備と福祉車両です。

裏表紙です。

X Vセレクションの専用リーフレットです。

専用ボディカラーやアルミホイール、リモコンオートスライドドアなどが装備され、インテリアもハイウェイスターはオプションのプレミアムグラデーションインテリアとなり、標準車にはブラックインテリアとなります。

デイズルークス×カーライフというリーフレットです。まあ中身はママさん向けオプションのご案内…と言ったところですね。

ナビの紹介となっています。日産車のカタログにしては珍しくイラストが使われています。日産のカタログはごく普通の感じのものが多いです(あの低燃費少女ハイジで有名だったE11ノートですらカタログはごく普通でした)。
ダイハツとかだと結構イラストとかは見かけるんですけどね…残念ながら新型ルークスにはこういったイラストが使われず、遊び心の無いごく普通の物になってしまいました。
この後紹介するオプションカタログにも同じイラストが載っていますがこれが中々面白いです。かわいらしいイラストですしかなりいいと思います。
アラウンドビューモニターの紹介で左に止まっている車はE52エルグランドに見えますね。
そしてお決まりのごとくパロディ的に使われている例を見てみますと、イタリアンの店の例としてトラットリアという名前が使われていますが、これは結構オシャレでお高いイタリアンっぽい名前ですしとして普通にありそうですね。
恐らくサイゼリヤでミラノ風ドリアを食べる訳では無いと思います…
…と思いきや気になってトラットリアとググってみたところ、高級イタリアンではなくむしろ真逆でイタリア語で大衆向きの小さなレストランという意味だそうです…
(オシャレさんじゃないのでイタリアンはサイゼリヤとジョリーパスタぐらいしかわかりません)
そんな大衆向きの小さなレストラン…じゃなかったデイズルークスでは音声認識ナビをディーラーオプションで設定しています。

裏表紙です。これらのオプションについては後述します。

オプションカタログです。

イメージ画像です。

エクステリアのアクセントパーツです。ステッカーやドアミラーカバーなどが設定され、カラーもレモンライム・プレミアムサンシャインオレンジ・ブラック・クールシルバーから選ぶことが出来ます。実際にこのレモンライムのステッカーを貼った車両は何度か見た記憶がありますね。

インテリアのパーツです。インテリアもナチュラル・スタイリッシュビター・クールスポーツの3種類でコーディネートすることが出来ます。
このナチュラルコーディネートだとキャメルカラーの革調シートカバーに木目調パネルで上質な雰囲気を出しているのがいいですね。

インテリアのパーツです。スタイリッシュビター・クールスポーツの2種類のコーディネート例です。左のスタイリッシュビターはいかにも女性向けといった雰囲気ですね。全体的に茶色一色となっていてチョコみたいです。
一方で右のクールスポーツは名前の通りスポーティでシルバーパネルも設定されています。

デザインアイテムと実用品です。いかにも女性向けといった感じのステッカー類が豊富に用意されています。ルーフにデカデカと貼るのは中々インパクトがありますね。
新型ではこういった遊び心のあるオプションがだいぶ減らされているのが残念です…ライバルのN-BOXやタント、スペーシアにはさらにこういったオプションが豊富に設定されてるのでルークスも頑張って欲しかったところですね。
ちなみにN-BOXにはスワロフスキー、タントには某有名ネズミとコラボしたオプションまで設定されておりこだわりを感じます。特にダイハツはこういったコラボが昔からかなり上手なんですよね…ミラパルコとかもありましたし…

快適装備です。ラバーマットにはオリジナルのデイズルークスが入り、街を描いた柄が入った凝ったデザインとなっています。確かにイラスト通りに子供も喜びそうです。
さらにコミュニケーションミラーというのもあるようで、リアシートに座っている人の様子を見ることも出来るようになっています。

ナビのページです。左のイラストの駐車スペースを挟んでいる大型車のうち左はどう見てもE51エルグランドですね。やはり
エルグランドが怖い大型車の代表例として挙げられたのでしょう。迫力はありますからね…
まあアラウンドビューモニターがあれば確かに安心ですよね!
デカい車がますます運転出来なくなりそうだけど、、あと日産はイラストに出してる暇あるならさっさとエルグランドをフルモデルチェンジしろ
ただもしこれが同じ日産車でも
プレジデントならさらに怖さが倍増するでしょう。エルグランドのユーザーはD○Nとかもいるとは言え基本的にはファミリーで乗る人が多いからまだ良いでしょうが、プレジデントならマニアとかを除けばだいたいは本物のVIPかD○Nか8○3あたりなのですから…
そして2代目の250型とかならある意味最強になる気がしますね…あのレトロでカクカクして堂々としたプレジデントはカッコイイですし乗ってみたいですけど隣にはちょっと来て欲しくないです…威圧感が半端ないですから…
さてさてそんな8○3のプレジデント…じゃなかったママさんのデイズルークスには最近流行りのナビとドライブレコーダーがセットになったナビレコパックはもちろん設定されています!ナビラインナップについては後のページでご紹介します!

ナビラインナップです。プレミアム・ベーシック・シンプルで3種類設定されています。シンプルなモデルのMJ118D-Wでもフルセグや7インチモニター、イコライザーも付いています。
昔は軽でイコライザー付きの高級オーディオ付けるのはかなり贅沢でしたし、オーディオ付き特別仕様車とかでもせいぜいごく1DINのカセットデッキぐらいだったはずです…ただ昔は車種問わず高い金出して社外品の高級カーコンポ載せるの流行りましたね、、
というか今はカーオーディオどころか基本的に全てがナビですもんね…一応このカタログには次のページにオーディオも載っていますが、これすらスマホとの連携が前提で今時のディスプレイオーディオですし…
一応、現在の日産の純正ナビカタログには隅っこにごく普通の2DINのCDチューナー付きオーディオがちゃんと載っているので付けること自体は出来ますが、今時営業車か高齢者以外は少ないでしょうね…というか今はそれらの場合でも普通にナビ装着すること多いですし…

ナビオプションです。リアモニターやETC、スピーカー、そして前述したディスプレイオーディオが掲載されています。
このディスプレイオーディオは簡単に言えばオーディオというよりスマホの画面を映し出すモニターと言っていいでしょう。そのためかCDの再生すら出来ず、スマホ無しではラジオ聴くのとアラウンドビューモニターの画面表示しか出来ません。
スマホの中のアプリを画面で操作することが出来るので、ナビアプリを開けばカーナビとしても使えると思われます。ここら辺は各メーカーとも似たような内容ですね。
さて、ここにもイラストが描かれています。子供を連れて戦隊ヒーローの映画でも見に行くようですが、、、
その名もルークスレンジャー!!!
まさかの軽自動車と中型トラックが合体しています!!!
ってことは、、、
日産自動車と日野自動車が提携!!!よく見たら1文字違いやんけ…
ルノー・日産・三菱連合とトヨタグループは敵ではなかったのか??(爆)
そうなんです、日野の中型トラックはレンジャーという名前なんです、、中の人は1989年登場のクルージングレンジャーが特に好みで、現行のは先代のキャブを流用しているのがちょっとどうかなと思います…
ちなみに
日産ディーゼルと日野自動車だったらマジで提携したことあります。中型トラック・バスのエンジンを日産ディーゼル(UD)に供給し逆にCNGシステムを日野に供給していました。
日野レンジャー…じゃなかった日産デイズルークスの車内では渋滞にハマった中、子供もリアモニターから自分の好きなヒーローを見れて大喜びのようですね。
軽自動車でこのようなルーフ取り付けタイプのリアモニター設置出来る車種は限られていると思いますが、スーパーハイトワゴン特融の背の高さを活かして設置出来るようになっています。

安全装備のページです。イルミネーションやアラーム。超音波センサーが一体となったセーフティパックやハロゲンフォグランプ・リモコンエンジンスターター、
へたくそ棒ネオンコントロールが設定されています。

実用品のページです。日産車共通のエスティーロアルミホイールも設定されています。ラゲッジマットやトレイ、チャイルドシートなどもあります。

カーケアのオプションとコレクション用品、オプションパーツ一覧です。ここにもイラストがありますが確かに塗装コートすると洗車が楽になっていいですよね。ちなみにイラストの左にあるイメージ画像に使われている車種はV37スカイラインです。
コレクション用品は各車種共通のものですが、インテリジェントキーケースは三菱主導で開発された車種であることから他の日産車とは異なる四角いものとなっています(ちなみに日産自社製の車種だと楕円形です)。
またそのためかコレクションのミニカーもありません。自社製の車種ならラティオやADですらあったのに…

パッケージオプションの紹介です。最初に紹介したカラーコーディネートパッケージと実用品を揃えたデイリーユースパッケージとそれにリモコンエンジンスターターを加えたリモスタパッケージも設定されています。

裏表紙です。

カーライフコレクションのリーフレットです。純正品では無いですが紹介するといった形のようで1枚ものとなっています。裏にはBBSホイールなどの本来なら社外品になるはずのアルミホイールが掲載されています。

価格表です。