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2020年04月05日

カタログ 日産 E24キャラバン中期 バン


今回紹介するカタログはE24キャラバンの中期のバンです。

E24キャラバンは1986年に6年ぶりのフルモデルチェンジで登場し、乗用モデルのコーチと商用モデルのバン、マイクロバスの3ラインナップとなっていました。もちろんプリンス店扱いの姉妹車として(キャラバンはモーター店扱い)ホーミーも存在しましたがこの代で最後となってしまいました…
乗用モデルのコーチはVG30搭載車の設定やロングボディで豪華装備のロイヤルなどが特徴でしたが、バンモデルも個性的で登場時は左側のクオーターウィンドウを745mm×1,450mmという超大型の引き違い窓としたビックリウィンドウが設定されていました。
このビックリウィンドウは対面販売や宣伝用途、大きな荷物の取り出しなども考慮されたものでいきなり大きい窓がスライドドアの後にあったのが特徴でした。ただ販売台数は少なかったようですが…

そしてこのE24キャラバンは日産の経営悪化のため1986年から2001年までの長きに渡り販売されたのも特徴で、今でもキャラバンと言えばコレと思う方も多いと思います。そのため途中の1988年・1990年・1993年・1995年・1997年に大きなマイナーチェンジを受けています。
しかしバンのフロントグリルは登場から1997年まで11年間も不変だったので末期はライバルのただ1986年の登場時から1997年まで変わらなかったので末期は100系ハイエースと比べてかなり古臭く見えたのではないでしょうか…
まあディーゼル規制のせいで、今やE24キャラバンなんて中の人の地元では異型ライトになった後期型バンすら見なくなりましたが…

コンセプトのページです。バリエーション豊富で厚めのカタログであるためか目次もあります。写真は最上級グレードのVXで商用バンでありながら乗用のコーチとほとんど同じ見た目となっています。
高級ビジネスバン…とありますがいくら一番大きなバンでVXはコーチとほとんど同じ見た目とはいえ商用のキャラバンに高級のイメージは湧かないですね…

積載性のページです。荷台の種類として低床と平床があり、平床はタイヤハウスと呼ばれるリヤタイヤの膨らみが無い分平らになっていますがそのためにかさ上げされているのが特徴です。そのかさ上げされた分は収納スペースとなっています。
また今でも商用バンでは豪華装備と言えるオートクローザーも上級グレードのVX・GL-Lに装備されています。

メカニズムのページです。ガソリンエンジンは直4・2000ccのNA20型で、ディーゼルエンジンは直4・2700ccのTD27型となります。
トランスミッションは4速ATと5速MTが設定されており、4速ATは電子制御式のE-ATとなります。
4WDはフルタイム化されておらず昔ながらのトランスファーレバーで切り替えるパートタイム4WD式となります。4WDはAT/MT問わず設定されています。

快適性のページです。インパネは上級グレードのVX・GL-Lのみ、1990年以降のコーチと同じ新形状のインパネが採用されるようになりました。写真は最上級グレードのVXで乗用目的でも使えるように豪華な装備となっています。
またフルフラットシートも装備しています。オーディオも上級グレードのVX・GL-Lはカセットデッキとなります。

装備とグレード別内装のページです。これといった装備は多くないですが、カリフォルニアミラーとガラスサンルーフは商用バンではかなり珍しい装備だと思います。安全装備はまだエアバッグすらなくハイマウントストップランプが真新しいぐらいでしょう…
内装に関しては前述した通りVX・GL-Lは新形状のインパネですがGL・DXの場合は従来の通りのいわゆる「絶壁インパネ」のままとなっています。80年代の日産車は本当に垂直にドカンとそびえ立つ絶壁のようなインパネが多くワンボックスのキャラバンも例外ではありませんでした。
グレードは基本的にVX・GL-L・GL・DXの4グレード構成となっています。なおグレード別の違いについては後述します。

ボディバリエーション一覧です。ボディの長さは標準ボディ・ロングボディ・スーパーロングボディから選ぶことが出来ます。標準ボディは乗用のコーチと同じボディですが現行では選択出来なくなってしまいました。
そしてルーフも標準ルーフ・ハイルーフ・スーパーハイルーフの3種類から選択可能となっていました。荷台の種類は前述した通り低床と平床から、ドア数も4ドアと5ドアから選択出来ます。

バリエーション一覧表です。

バリエーション一覧表です。

バリエーション別のグレード一覧です。標準ボディ・ロングボディの場合グレード構成は基本的に同一ですがロングボディのみDXのルートバン仕様がありました。
VXは最上級グレードで乗用のコーチとほとんど同じ見た目と乗用ユーザーも考慮した充実装備が特徴となっています。現行のNV350キャラバンにおけるプレミアムGXに相当します。
GL-LはVXより若干装備を落とし見た目も他のバンのグレードと同じですがGLよりも乗用向けに装備を充実させておりインパネもVX・コーチと共通です。
GLは分割式のヘッドレストや集中ドアロックなどDXよりやや充実させたグレードです。DXは素のままというべきベーシックグレードとなっています。

バリエーション別のグレード一覧です。4WD車はロングボディのみの設定、ハイルーフ・スーパーハイルーフ・スーパーロングボディはDXのみの設定となっており、現行のNV350キャラバンと比べて若干選択肢が限られているのがわかります。現行なら4WD車のスーパーロングやハイルーフも選べますし…

スーパーハイルーフの場合、全高の高さを活かしてウォークスルーバン的な使い方を考慮した造りになっていました。後部ドアは観音開きが標準となっており、また運転席や助手席から荷室にアクセス出来るようになっていました。
後述しますがそれ以外のグレードでも観音開きはオーテック扱いのオプションで選択出来ました。

バリエーション別のグレード一覧とカラーバリエーションです。マイクロバスは現在とは異なり基本的にDXの1グレードのみでした。
言うまでもなくビニールレザーのシートでこれで長距離乗るのは厳しかったことでしょう…一応オーテック扱いでワゴンタクシー・レンタカー用に豪華仕様も設定されていましたが…(これも後述します)
ボディカラーは若干暗めの色が多いです…それにしても角型ライトのE24キャラバンを見るとやっぱりこれぞキャラバンといった感じがしていいですね。

オーテック扱いの特装車とディーラーオプションです。今回はオプションカタログを持っていないため紹介出来ないのですみません…
特装車には冷凍車・保冷車仕様や福祉車両のチェアキャブ、幼稚園バス仕様といった現行にも普通にある特装車もありますが、観音開き仕様は今となってはかなり珍しいですね…
E24自体は今でもたまに見ますがこの観音開き仕様は一度も見た記憶がないですね…末期モデルでも設定あったらしいですが…

タクシー・レンタカーというのは主にワゴンタクシー向けに装備を充実させたマイクロバスで、VX・コーチと同じ顔となっています。
この当時、既にキャラバンをベースとした高規格救急車であるパラメディックⅡが登場していたのですが、従来通りの廉価版の救急車として2B型救急車も残っていたようですね…

主要装備・主要諸元です。

裏表紙です。3面図もあります。また1993年当時日産は創立60周年(あくまでこれは書類上の年なんですけどね…)だったので60周年のマークがあります。当時はCMでも結構宣伝していましたね…
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Posted at 2020/04/05 02:27:28

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