土曜日に別垢のフォロワーさんと鬼怒川温泉に旅行に行ってきました。
その際にE12ノート借りてきました。カローラアクシオ乗った時と違って一人ではないので前回より写真の数は少なく特に全景写真は全然無いのでご了承ください…
E12ノートは2012年に登場し、7年ぶりのフルモデルチェンジで登場しました。
ジュネーブモーターショーに出品されたインビテーションと呼ばれるコンセプトカーを元にしており、躍動感を表現した流れるようなフォルムが特徴となっています。先に登場したK13マーチと同じVプラットフォームを採用しており、コスト削減と軽量化を図っています。またエンジンも先代は4気筒・1500ccののHR15DE型でこのクラスとしてはかなり贅沢でパワフルだったにも関わらず、いきなり3気筒・1200ccへ格下げされてしまいました…
ただしスーパーチャージャー付きのHR12DDR型も設定されており、パワーが欲しい方はこちらをってことでしょう。
室内は日本や北米で廃止されるティーダの後継も兼ねるために広くなり、コンパクトカーとしてはだいぶ余裕ある空間になりました。ただ質感は先代モデルと比べると下がってしまったように思いますね…パネルが平べったくなってしまいましたし…正直これでティーダの後継も兼ねるのはちょっとな…と思いました。
その後2016年に大掛かりなマイナーチェンジで行われ、ここでCMでもよく放送されているe-powerが加わりました。これはエンジンはあくまでモーターの発電用に過ぎず基本的にはモーターで走行するというシリーズ式ハイブリッドと呼ばれるシステムです。ただこれを電気自動車と宣伝するのはどうかな…と思いましたね…
これによりE12ノートは3つのパワードレーンを持つことになりました。またVモーショングリル採用を含む内外装のデザイン一新で質感向上も図られ、特に外装はかなり質感向上しましたね。
・デザイン

流れるようなフォルムで個人的にはサイドに入ったスカッシュラインと呼ばれるアーチラインが特にいいと思いましたね。あと立体感のあるサイドミラーやフォグランプ周りのデザインや下から2つ目のグレードであるにも関わらずメッキドアハンドルなのもかなり好印象です。
ただ前期型がだいぶ安っぽいデザインでしたし、マイナーチェンジでかなり質感向上に関しては頑張っているとは思いますけど、元が元なだけにフィットやデミオと比べると質感は若干劣る気がします…アクアやヴィッツは同様に低かったので同じぐらいってところですね。
まあここはもうすぐ登場する次期ノートに期待ってところですね。デイズやリーフ辺りを見るに近年の日産デザインって質感に関しては中々の物だと思うので次期型の質感向上にはかなり期待出来そうです。
・内装

いかにもベースになったマーチ譲りって雰囲気のインパネですね…外装に関してはだいぶ改善して良くなりましたし内装もシートは中々良かったのですが、ここは残念ながらマイナス評価ですね…
廉価グレード特有のプラスチッキー感満載ですがせめてシルバーのパネルぐらいはつけるべきでしょう。先代にはありましたしフィットに至ってはピアノブラックパネル標準装備ですから…
とは言え上級グレードでも依然として質感の低さが目立つのはいくら何でもちょっと…と思いますね…せっかくラインが入っているのですから上下2色に塗り分けるとか左側にパネル貼るぐらいの配慮はして欲しかったです…まあここも次期型に期待ってところですね。
収納も悪くはないですがもうちょっと欲しかったかな…とは思いましたね…センターコンソールが飲み物2本入れるとだいぶいっぱいになってしまうのはちょっとなぁ…と思いました。

ステアリングはセレナやリーフ、デイズなどでも使えわれる近年の日産車共通のものです。
下はデイズ、上はティアナの海外向けのアルティマに至るまでかなり色んな車種に使われています(正直アルティマやシルフィは分けても良さそうですが)
このステアリングのデザインは中々質感高くてカッコイイと思うんですよね…でもノートの場合インパネそのものの質感の低さが改善されていないので何か浮いている気がします…
廉価グレードなのでクルコンは付いていないですがナビのステアリングリモコンがあるのは有り難かったですね。

メーターはアナログで2眼メーターとなっています。廉価グレードでもタコメーターがあるのはいいですね。
真ん中のモニターに燃費や時間、オドメーターとかがありますがもうちょっと情報量が欲しいかもです。まあ近年の日産車はフルカラー液晶標準装備なのが多いのでこれも次期型に期待ってところですね…

メーター光るとこんな感じです。

エアコンはちょっと効きが悪かったです…操作性自体はそんなに悪くなかったですが…

運転席周りのスイッチです。安全装備のオフスイッチなどがズラリと並んでいます。
・シート/ドア周り

フロントシートはやや柔らかめながらそこそこの座り心地かなとは思いました。
あと何より廉価グレードでありながら黒一色とはせず白のアクセントを入れているのは中々好印象ですね。どうしても黒一色だと単調で暗く感じてしまうとは思いますし…
それに流石ノートと言えるのは足元の空間の広さですね~これは助手席に座った時に本当に感じましたし、後ろに人がいた以上一番後ろにしていないにも関わらず足を伸ばせるだけの空間はありましたし…
ただ同乗者として座る時なら良いですが運転する時は若干安定性に欠ける気はしましたね、言うてそんなに気になるレベルではないですが…
あとシートリフターのレバーがだいぶ長いのにリクライニングのレバーが小さくてちょっとバランス悪いかなと思いました…
リアシートは今回ほとんど座ってないので省略します。同乗者がチャイルドロックに気づかず自分が試した時に座っただけなので…
ただ以前横浜の本社ショールームで座った時はまあまあかなとは思いました。

ドアにはシルバーのドアハンドルの装飾と白の表皮が貼られており、上級グレードのパワーウィンドウ周りの装飾こそ無いものの、廉価グレードにしては中々の質感かなと思います。

特にこのドアハンドルの装飾はギラギラしていてかなり質感高いですね。上級車にも迫るレベルだと思います。
・ラゲッジルーム

かなりの容量が入ります。ここは流石ノートだと思いましたね。リュック4つ積んでもだいぶ余裕がありました。
・ナビ

ナビはMJ118D-Wという型式です。DVDは再生せずCDのみ再生するエントリーモデルとなっています。流石に今のなら当たり前かもしれませんが、一番下でもBluetoothが使えたのでスマホのアニソン色々流してました。
使えるオーディオはCD、AM/FMラジオ、Bluetooth、AUX(外部入力)だったと思います。
バックモニターはありますがETCとの連動機能はないです。なおETCはグローブボックスの中にあります。防犯性という意味では良いですが取りづらいかなとは思いましたね…
・インテリジェントキー

下から2つ目のグレードでありながらインテリジェントキーが装備されておりこれはかなり良かったですね~手が塞がっていてもいちいち出さなくてOKですし。
しかしこのキーのデザインも結構長いですよね…日産のマーク変わりましたがどうなるんでしょう…
・走り

インプレッションで一番重要になってくるところ…だと思います。
いつも4気筒で1300ccのフィットを乗っているしパワー足りなそう…と思って乗ってみましたが、その予想は裏切られ、むしろ割と加速する方かなと思いましたね~やはりVプラットフォーム採用による軽量化が効いているのかなと思いました。
まあコンパクトカーのごくごく平均で平凡って感じでしたね。e-POWERやスーパーチャージャー搭載車ではたぶんもっと加速するはずです。一番気になるであろうアイドリング時の振動も感じませんでした。
ただやはり高速を100km/hで走行した時には流石に3気筒らしい振動はありましたが、そこまで気にする程ではありませんでしたね。走行安定性もコンパクトカーの平均ぐらいってところでした。
このエンジンはHR12DE型というエンジンで国内向けノートはNISMOを除いて全てこのエンジンとなります。マーチ用に開発されたエンジンでこのエンジンから3気筒化されるようになりました。

トランスミッションはCVTで目立った変速ショックとかは無かったですね。一応スポーツモードもありますが使わなかったですね~シフトノブの下の部分を押すとスポーツモードにはなりますがネットの記事見ている限りLレンジとあまり変わらないみたいですね…
・まとめ
次期型に期待
フルモデルチェンジの直前なのでこれに尽きます。やはり2010年代前半の1世代前の日産車なのでここ数年で登場したデイズやセレナ、リーフなどと比べると質感の低さや収納の少なさ、フルカラーでない液晶などに古臭さを感じてしまうのは否めません…
この時期の日産車はとにかくコスト削減しまくって安っぽくなっていった時期ですし…あと車種も削減しまくっててどんどん劣化していった時期でもありますから…(まあその結果が国内販売5位に転落した今の惨状ですが…)
次期ノートのテストカーはもう走っているみたいですし今年には出るはずと言われているのでそれまで待つ…ということでしょう。