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2020年11月04日

カタログ スバル ステラ


今回紹介するカタログはスバルのステラです。

ステラは2006年に登場し、プレオに取って代わるはずだったR2が個性的過ぎたこともあって販売不振となったことや、そのプレオの旧態化に伴って急遽R2をベースにトールワゴンに仕立てたもので、わずか11か月で開発されました。このためかインパネのデザインなどにR2の面影が色濃く残っています。

個性的で丸みを帯びた独特なフォルムだったR2とは異なりごく普通のトールワゴンとして開発されました。プレオもやや背が低めのセミトールワゴンだったこともあり同社としては初の本格的なトールワゴンとなります。
プレオやR2が個性的過ぎたことへの反省から、ライバルのワゴンRやムーヴなどにも対抗出来るような量販車種としてメインターゲットを女性とし実用性を大きく重視しています。

当初は標準のステラとカスタム仕様のステラカスタムの2つでスタートしましたが、2008年にプレミアム仕様のリベスタも加わりました。
また2009年にはマイナーチェンジが行われカスタムのグリルがレガシィアウトバックに似たデザインとなり今回紹介するカタログはこの時のモデルとなります。そして電気自動車の試作車としてプラグインステラも登場しました。

販売面で失敗したR2とは異なり販売台数も順調でこのまま推移していくと思われましたが、、、、

何と、スバルは軽自動車の生産から撤退することになってしまったのです…

そしてこの軽自動車撤退の悲劇に伴い2011年に生産終了し、ステラと名乗っているムーヴに後を譲ってしまいました…

あの軽撤退の悲劇から10年程経った現在、スバルは社名まで富士重工業からスバルになった上にアメリカ人受けを最優先したデカい3ナンバー車だけのメーカーとなってしまい、かつてのスバル360に始まる魅力的な軽自動車を生み出していた頃の面影はほとんど無くなってしまいました…
昔は街の小さな整備工場で買って乗るような身近なレックスとサンバーこそが稼ぎ頭だったんですけどね…というか撤退する頃でも軽自動車が国内販売の柱でしたし…
今やOEM除けば一番小さくてもインプレッサですから…影が薄いながらもOEMで軽があるとは言え、あれはやっぱり認められるはずがありません。
一応現行のインプレッサ、というかXVならディーラーで試乗したことありますけどマッキントッシュオーディオとかもあってかなり豪華でしたし安定性のある走りでいい車ではありました。

直4エンジン・独立懸架・スーパーチャージャーといったスバルならではの個性を持った軽自動車はとても個性的で素晴らしい作品ばかりでしたし、いつか帰ってきてくれることを夢見て待ち続けておきます…

紹介文が長くなりました。本題に入ります。


コンセプトのページです。ステラは標準系のステラ、カスタム系のステラカスタム、ラグジュアリー・プレミアム系のステラリベスタの3種類がラインナップされています。

ステラのコンセプトのページです。メインターゲットが子育てママなだけあってそれを意識したような画像が並んでいます。
そう言えばこの画像に写っている子供は4才ぐらいに見えるので、このカタログが発行されて10年経った今はもう中学生になるんでしょうかね…早いです…

ステラのイメージ画像です。標準系であるだけにシンプルなデザインとなっています。またピラーは全車でカラードとなります。マイチェン前はLXというブラックピラーのグレードもあったんですけどね…
またフロントデザインが変更されたステラカスタムとは異なりこちらは2006年の登場時から変更されていません。

ステラのイメージ画像です。リアはテールランプが縦長に伸びているのが特徴です。しかしリアとサイドで一体のウィンドウや縦長のテールランプにはプレオの面影を感じますね…
まあこのウィンドウの流れはレガシィツーリングワゴンからのものですが…

ステラのインテリアのイメージ画像です。インパネのデザインはベースとなったR2の面影を色濃く残しています…シフトノブ周りやグローブボックスこそ異なりますがインパネの上部はほとんど同じですし…
シートは基本的にはベンチシートとなりますが、Lのみに設定されている5速MT車のみセパレートシートとなります。

ステラカスタムのコンセプトのページです。カスタム系なだけあって男性もターゲットとした上で走りを予感させるような画像となっています。

ステラカスタムのイメージ画像です。このマイナーチェンジでグリルがレガシィアウトバックに似たデザインに変更され、バンパーのデザインも変更されて全体的なイメージは電気自動車のプラグインステラに似たものとなりました。
個人的にもマイチェン前よりシャープでスッキリしたデザインだと思うのでこちらの方が好みですね…

ステラカスタムのイメージ画像です。リアはマイチェン前とあまり変わりません。インテリアカラーは基本的にブラックとなります。

ステラリベスタのコンセプトのページです。
リベスタという名前は「RE」+「VESTA」の造語で、太陽系の火星と木星の間にある小惑星の一つであり、他の小惑星に比較して格段に明るいそうで、明るく輝くベース車がカスタマイズによってあらためて輝きを増しているという意を込められている…とのことらしいです…
造語なので難しい由来ではありますが、星に関する名前をつけているのはいかにもスバルらしいところです。というかステラというのがイタリア語で星という意味ですから…

ステラリベスタのイメージ画像です。
専用の大型メッキグリルやアルミホイールで上質感を醸し出しています。またインテリアのパネルもシルバーではなくゴールドとなっています。また記事も専用の模様が入ったものとなっています。
プレミアム感という意味ではかつてのレトロ調軽自動車のヴィヴィオビストロやプレオネスタに近いものを感じなくもないです。あれらもメッキに木目調パネルでコテコテにしてましたから…
ただこの時代はどれも売れなかったけどソニカや復活したセルボ、iといったプレミアム志向の個性的な軽があったためにそれらに対抗したかったのかもしれません。

ステラリベスタのイメージ画像です。
何と、軽自動車なのに本革シートがメーカーオプションで設定されています!!

これは異常なまでに高級化が進んだ現在の軽自動車でも中々無いですしかなり珍しい例なのではないかと思います…あっても合成皮革ですし…
メッキギラギラのみならず本革シートまでぶち込む程、本格的なプレミアム志向のコンセプトは中々いいと思いますし、実際中の人も結構気になる車種ではあるのですが10年早かったんでしょうかね…
その前に10年後にはスバルの軽が無くなっているという…(涙)今でも続いていたら頑なに4気筒エンジンと独立懸架を受け継いで面白い車を出していたと思うと残念で仕方ないです…

コンセプトのページです。「ステラはフレンドリーでコージーでウェルカムでエンジョイでセーフティ!」とのことらしいです。
まあママさんターゲットの車らしいフレーズではありますね。決して「まん丸顔した4気筒 レックスにしよう!」では無いのです。エンジン一緒なんだけどね…

実用性のページです。この手の軽自動車らしく収納の多さをアピールしています。ポケットが豊富にあって今の目線で見てもかなり充実していますね。オーバーヘッドコンソールも多くのグレードに装備しています。
またシートアレンジも豊富で分割可倒式シートを全車標準としている他、メーカーオプションのユーティリティパッケージを装備するとリアシートのスライドや助手席を倒してテーブルにすることも出来ます。ただしフルフラットには出来ません。

快適性のページです。フロントシートは5速MT車を除いてベンチシートとなっており大型アームレストも装備しているためゆったり座ることが出来ます。またリアシートもリクライニングします。
ただし電格ミラーやフロントアームレスト、キー照明、シートリフターは標準系ステラの場合グレードアップパッケージとしてオプション扱いになります。今なら全車標準装備になりそうですけどね…

オーディオやイルミネーションなどのページです。
このCDチューナーはインパネと一体化したデザインの専用オーディオとなります。2000年代はまだナビがそこまで普及していなかったためか、軽自動車や小型車でこういったインパネ一体型オーディオは結構ありましたね…
CD6枚分の録音が可能なミュージックサーバーや、乗り込んで運転席を閉めると設定した音楽を流すウェルカムサウンド機能もありました。
しかしこのウェルカムサウンドは今のナビとかにあってもいい機能ですよね~乗ったら勝手にお気に入りの曲を流してくれるのはかなりいいアイデアだと思います!ただこれ以外で装備している例を聞いたことが無いです…

またカスタムやリベスタの場合はオーバーヘッドコンソールにエロランプイルミネーションを装備しており、さらにピラーにもイルミネーションがあって2か所に標準装備していることになります。またR以外のカスタムとリベスタには3眼メーターを装備しています。

メカニズムのページです。
エンジンはスバルならではの4気筒・660ccのEN07型を搭載し、インタークーラー付きのスーパーチャージャー仕様も用意されます。R2にはSOHCが設定されるのに対しステラは全車DOHCとなります。凝ってますね
1989年にそれまでのスバル360由来のEKエンジンに代わってレックスでこのENエンジンが登場して以来、他社が3気筒のみか4気筒の設定があっても3気筒中心だったのに対し、スバルだけは全車が4気筒でかつ過給機も他社で多いターボではなくスーパーチャージャーを搭載していたため、スバルの軽自動車の大きな特徴となっていました。独特の上質な乗り味が特徴でしたがこの伝統が途絶えてしまったのは本当に残念ですね…

トランスミッションはCVTと5速MTを設定し、CVTはプレオから使われ始めたi-CVTとなります。もちろんサスペンションはスバル伝統の贅沢な4輪独立懸架となります。また4WDをAWDと表記するのはいかにもスバルらしいところです。

安全性のページです。ボディにはスバル独自の衝突安全ボディである新環状力骨構造キャビンを採用しています。デュアルエアバッグを全車標準装備とし、さらにサイドエアバッグをメーカーオプションで設定しています。
この頃はまだ自動ブレーキとかまだ珍しい時代でしたね…今や軽トラにまで設定される程になったのでここは10年間のかなり大きな進化では無いでしょうか…

ラインナップのページです。見開きのページとなっています。

ステラ・ステラカスタムのラインナップのページです。Lのみ5速MT車が設定されその場合セパレートシートとフロアシフトとなります。空いたインパネシフトのスペースには収納が設定されます。
LSは標準系のスーパーチャージャー搭載車です。カスタム系でないごく普通の軽にスーパーチャージャー設定するのは流石変態スバルらしい…
カスタムRはカスタムの廉価グレードでこのグレードのみ標準系と同じ14インチのホイールキャップとなります。カスタムRリミテッドはアルミホイールやルーフスポイラーなどを装備した売れ筋グレードです。

ステラカスタム・ステラリベスタのラインナップのページです。カスタムRSはカスタムのスーパーチャージャー搭載車です。リベスタ・リベスタSは基本的にエンジンがNAかスーパーチャージャーかの違いになります。
ボディカラーは13色と豊富に設定されており、中にはスバル伝統のWRブルー・マイカも設定されています。あのWRCのインプレッサでお馴染みのカラーを軽自動車にまで設定してくれるのは有り難いですね。そう言えばサンバー最後の限定車もWRブルーでした…

主要装備です。

主要諸元・環境仕様です。

オプションの紹介とスバルのコーポレートメッセージです。「fantastic moments」というのは2000年代後半のスバルのキャッチコピーで、それまでの「Think.Feel.Drive」に代わって使用され、現在の「Confidence in Motion」に代わるまで使用されていました。ちょうど軽自動車撤退した頃のキャッチコピーですね…

裏表紙です。


ここからはオプションカタログに入ります。

コンセプトのページです。手のひらにステラを乗っけていますがそう言えばこのステラのモデル化した事例って聞いたことないですね…出たら買ってみたいものですが…

インテリアパーツです。シートカバーも4種類設定されていますが本革調とグレーのカバーとフレシールという繊維で作られたシートカバーがあります。このシートカバーはR2にも設定がありました。
またマジカルイルミネーションというパーツは足元を照らすもので何と8色も切り替えられます!

安全装備やボディカバー、チャイルドシートです。リバースミラーとオートドアミラーなどがあります。ボディカバーで2種類も設定しているのは珍しいですね。そう言えば最近はボディカバーのオプションをあまり見ない気がします。

安全装備です。コーナーセンサーやバックモニター、へたくそ棒フェンダーコントロールがあります。

コンセプトのページです。「この子もステラがお気に入り」とのことですが、、、

やがて同じスバルでもWRX STIをインプと呼んでイニDや湾岸とかで使い、そこまでは良くてもその上でネットでイキって見下すキッズとかになってしまっていたら……いえ何でもありません…
ちなみに変態な中の人は免許取る前からイニDとかに出てくるようなスポーツカー、インプレッサWRX STIには一切興味を示さず、同じメーカーでもその辺を走るごく普通のサンバーやプレオとかか、あるいはアルシオーネSVXに興味持つようになりましたとさ…(爆)
湾岸やる時もローレルをメインにグロリア、ハイエース、ギャランとかでもやってます……また今度話しますね…
どうせなら軽自動車でサンバー、プレオ、ヴィヴィオ、レックスとかも好きになろうぜ!あるいはアルシオーネやレオーネでも…

実用品です。ヘッドレストピローとムーンクッション、フットレストで快適な姿勢となるようサポートしてくれるようでこれはかなりいいアイデアだと思います!これなら長距離のドライブでも安心して過ごせそうです。またママさん向けにシートエプロンにテーブルやポケットのあるバックカバーやクッションもあります。
そしてインパネシフト・ベンチシートなのを活かしてアンブレラホルダーを設定しています。昔のN13パルサーと違って専用の傘がある訳ではなく普通に市販の傘をそのまま収納出来ます。

チャイルドシートとキッズ用オプションです。このブルーのシートエプロンやクッションがR2にも同じようなものがありますね。

コンセプトのページです。

ドレスアップパーツです。エアロパーツはカスタムとリベスタには基本的に標準装備ということもあり主に標準系用に設定されています。
またインパネの木目調パネルは無いもののシフトノブとパワーウィンドウスイッチに設定されています。このムートンのニーパッドがちょっと気になります…

ドレスアップパーツです。主にカスタム向けのパーツとなります。スポーツマフラーやエキゾーストパイプ、スポーツペダルをセットで設定しています。

ラゲッジマットなどです。

ルーフキャリアなどです。ルーフキャリアのクッションにはスバルのロゴが入ります。

ベースキットです。フロアカーペットはMT車のみ専用品となります(フロアシフトでセパレートシートとなるため)。

SAA(スバル用品株式会社)扱いのパーツです。

ナビ・オーディオカタログです。スバルは基本的にナビやオーディオは別カタログとなります。カロッツェリアのHDDの高級ナビも設定されています。まさかパイオニアが上場廃止になるとは予想出来なかったですね…絞りまくってカーナビ一本足で行こうとしたらそのカーナビも中国勢に負けるという…

オーディオラインナップです。この時期はまだオーディオのラインナップも充実していたんですね…しかもMD対応のもありますし…
さらに2000年代に流行したクリアタイプのオーディオもあります。2000年代の2DINオーディオはイルミネーションが充実していて見ているだけでカッコいいですよね…
さらにビクター製のリアスピーカーもあります。この時期はちょうどケンウッドと合併した直後になるのでしょうか…

ナビラインナップです。こちらは廉価モデルのラインナップとなります。



価格表です。
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Posted at 2020/11/04 09:34:41

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