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2021年04月29日

日産 NT400アトラス/NT450アトラス マイナーチェンジ

F24アトラスが生産終了することなく、マイチェンされていたら…というカーコラですが、2tアトラスも一度もOEMにならずに自社製でずっと継続していたらという設定にもしてあります。
それ以前の自社製2tアトラスについてはこちらをご覧ください↓
もし2tアトラスがずっと自社製だったら・・・

またそのF24アトラスもさらに2014年にマイチェンしてからの今回のマイチェン…という設定ですので、そちらの内容についてはこちらをご覧ください↓
・F24アトラス マイナーチェンジ(NT400アトラス)


*NT450アトラス

*NT400アトラス

日産自動車では2021年、小型トラックのアトラスシリーズをビッグマイナーチェンジした。
主な内容としては新開発ディーゼルエンジンの搭載と安全装備の充実、内外装のリファインが行われた。
なおOEM車のいすゞ・エルフ100、三菱ふそう・キャンターガッツ、UDトラックス・カゼットも同様の変更を受ける他、海外向けのNT400キャブスターとそのOEM車のルノー・マキシティにおいても同様の変更を受ける。
型式は引き続き、NT400アトラスがF24、NT450アトラスがH42となる。またハイブリッドモデルとして「NT450アトラス S-ハイブリッド」を設定している他、電気自動車仕様のe-NT450・e-NT400も今後の発売が計画されている。

・エクステリア

フロントデザインは近年の日産トラックの共通イメージである堅牢さを表すインターロッキングデザインのフロントグリル、力強い印象を与えるC字型のヘッドランプデザインにより、押し出し感のある仕立てになっている。全体的に従来と比べて迫力と重厚感のあるフロントデザインとした。
またヘッドライトは新型アルマーダにも似た力強いデザインのLEDヘッドライトを標準とした(ハロゲンヘッドライトも設定)
エンブレムも昨年に電気自動車のアリアで初登場した新ロゴを採用した新エンブレムをいち早く装備している。

・インテリア

↑標準キャブ

↑ワイドキャブ

↑インテリア全景
インテリアは基本は変わらないものの、センターパネルが一新されて直線的で使いやすいものとなった。ブラックとシルバーを基調に、直線と曲線を巧みに組み合わせた機能的なものとなっている。
またステアリングも一新されており、先行して登場したNB500シビリアンと共通のステアリングスイッチを装備したものとなった。また新たにDXとカスタムにはプッシュスタート式エンジンスターターとインテリジェントキーを標準装備とした。
写真はDXでの一例である。

・エンジンバリエーション
メカニズムは一新された上、先行して登場した新型のシビリアンである、NB500シビリアンと共通のものとなっており、NT450アトラスのエンジンは国内向け・海外向け問わず全て、直4・3.0LのZD30HDTi型を搭載する。
この新開発ディーゼルエンジンのZD30HDTi型はメモリとセンサーを持つ新世代インジェクターの採用をはじめ、後処理装置にDPD+尿素SCRを採用したことにより、欧州の厳しい排ガス基準であるEURO6に適合させており、大きく燃費性能を向上させている。
日産の新世代の商用車向けメカニズムであり、今後欧州向け中学トラックのNT500の新型を含めトラック・バスなどの商用車において幅広く使用される予定である。

またNT450アトラスのみZD30HDTi型をベースにしたハイブリッドモデルも設定されており、エクストレイルなどで実績のあるS-ハイブリッドシステムを搭載している。
1モーター2クラッチ・パラレル方式の独自のハイブリッドシステム「インテリジェント デュアル クラッチ コントロール」を採用した。コンパクトなリチウムイオンバッテリーを搭載することでモーター制御によるクラッチ操作を可能にしている。

NT400アトラスでは、直4・2.5LのYD25DDTi型と直4・2.0LのMR20DD型を搭載する。MR20DD型は従来のQR20DE型と比べて大きく出力を向上させており、これに代わって設定されている。

・トランスミッション

トランスミッションは7速AMT(ESCOT-Ⅶ)・5速AT・5速MTの3種類が設定されるが、7速AMTは従来のZF社製ではなくUDトラックスによる開発であり、同社の商標であるESCOTの名称が使われている。なおAMTの設定はNT450アトラスのみとなっている。
このESCOT-Ⅶは、大型トラックのクオンで実績のあるトランスミッションの技術を小型トラックにも応用したものであり、シフトレバーがゲート式からボルボ「iシフト」同様のストレート式に変更され、マニュアルモードもシフトノブ右側面の+/-ボタンでの操作に改められている。高度なギアチェンジ制御を備え、燃費のばらつきを抑えており、ハードウェアとソフトウェアの制御をさらに進化させ、正確で迅速なギアチェンジを実現した。

オーソドックスな5速MTについては全車に設定される。

逆に5速ATについてはNT400アトラスのみの設定であり、5E-ATxと呼ばれるキャラバンと共通のものを引き続き搭載する。

・パワードレーン
2WDと4WDの両方を設定し、4WDはパートタイム4WDとフルタイム4WDを設定した。
パートタイム4WD車は2種類存在し、一つは高床式となっておりローレンジも備えており本格的なぬかるみなどの悪路走破も可能としている。ワイドキャブのみの設定で受注生産となっている。切り替えはダイヤル式となっており電子制御で簡単に行うことが出来る。
もう1種類は簡易的なタイプであり、ボタン一つで切り替えが出来るものである。
フルタイム4WDは日産車で数多く採用されているロックモード付のオールモード4×4を採用し、安定感のある走りを実現している。

・安全装備
安全装備はより一層充実させており、インテリジェント・エマージェンシーブレーキとLDW・VDC(UDではトラフィックアイブレーキと呼称)を全車標準装備とした他、ミリ波レーダーで検知した前方車両との車間距離を一定に保つインテリジェントクルーズコントロールをカスタムに標準装備、それ以外にオプションで設定した。
さらに同一車線自動運転技術のプロパイロットと駐車支援技術のインテリジェントパーキングアシストをクラス初採用し、オプションで設定した。

なお一部装備は販売するメーカーごとに名称が異なっており、その一例を紹介する。
*自動ブレーキ
日産…インテリジェント・エマージェンシーブレーキ
UD…トラフィックアイブレーキ
いすゞ…プリクラッシュブレーキ
ふそう…衝突被害軽減ブレーキ

*クルーズコントロール
日産…インテリジェントクルーズコントロール
UD…トラフィックアイクルーズ
いすゞ…全車速ミリ波車間クルーズ
ふそう…オートクルーズ

・グレード
グレードは基本的に3種類となる。



:外装


:内装(AMT車)
*カスタム
メッキグリル・メッキガーニッシュ・カラードミラー・専用エンブレム・グラデーション本革シート(助手席・中央席は合皮)、カーボン調パネル、本革巻ステアリング、運転席シートヒーターなどを装備する。


:外装


:内装(AMT車)

:内装(AT車)


:内装(MT車)
*VZ
シルバーパネル・AUX付ラジオ・プッシュスタート式エンジンスターター・インテリジェントキー・ドアパネルグラデーション・ファブリックシート・フロアマット・フルトリムなどを装備する。


:外装


:内装(AMT車)

:内装(AT車)


:内装(MT車)
*DX
無塗装バンパー・2色メーター・フロアマットレス・セミトリム・シルバーパネルレス・オーディオレスなどを装備する。

*ダブルキャブ車

:NT450アトラス 標準キャブ ダブルキャブ 2tロングボディ VZ

:NT450アトラス 標準キャブ ダブルキャブ 2tロングボディ DX
ダブルキャブ車の場合、グレードはVZとDXのみ設定される。

内装は大きく快適性を向上させており、リアシートの背もたれを大型化し、新たにリアヘッドレストを全車標準装備としている。VZの場合はさらにリアパワーウィンドウ・デュアルエアコン・フロアマットが装備されている。

・ボディカラー

:ホワイト

:ダイヤモンドシルバー(M)

:ライトブルー(M)

:ライトゴールド(M)

・バリエーション(NT450アトラス)

:NT450アトラス 標準キャブ 2t VZ

:NT450アトラス 標準キャブ 2tセミロングボディ VZ

:NT450アトラス ハイキャブ 2.75t VZ

:NT450アトラス ハイキャブ 3tロング VZ

:NT450アトラス 標準キャブ 2tロングボディ VZ

:NT450アトラス ワイドキャブ 3t VZ

:NT450アトラス ワイドキャブ 4tロング VZ

:NT450アトラス ワイドキャブ 2tロング 高床4WD

:NT450アトラス 標準キャブ ダブルキャブ 2tロングボディ VZ

・バリエーション(NT400アトラス)

:NT400アトラス 1t VZ

:NT400アトラス 1.5t VZ

:NT400アトラス 1t ダブルキャブ DX

:NT400アトラス 1.5t ダブルキャブ VZ

・特装車

:NT450アトラス 標準キャブ ダンプ 2t VZ

:NT450アトラス 標準キャブ 冷凍車 VZ

:NT450アトラス ワイドキャブ 冷凍車 VZ

:NT450アトラス 特装車一覧

:NT400アトラス 特装車一覧

・OEM車
OEM車のUDトラックス・カゼットも同様のビッグマイナーチェンジを受けた。なお本車種はトランスミッションなどにおいてUDトラックスの技術者も開発に参加しており、実質的な共同開発車である。

:カゼット1.5t積み VZ

:カゼット1.5t積み カスタム

:カゼット2t積み VZ

:カゼット3.75t積みロングボディ VZ

:カゼット VZ 標準キャブ 内装

カゼットのみ、2t系のNT450アトラスもOEM供給される。またエンブレム類のみならずグリルも変更されており、クオンやコンドルと共通のデザインイメージである専用フロントグリルを装備する。
グレードはアトラスと共通のカスタム・VZ・DXの3種類となる。

また1t系のNT400アトラスのみがOEM供給されるいすゞ・エルフ100、三菱ふそう・キャンターガッツも同様のビッグマイナーチェンジを受けている。
*エルフ100

:エルフ100 1.5t積み DX

:エルフ100 DX 内装

1t・1.5t積みのみのOEM供給で、基本的にエンブレム類のみの変更となるものの、グリル中央の本来日産エンブレムが入る部分には従来型同様のいすゞ車共通の6キューブを模したガーニッシュが装備される。
グレードはカスタム・DXの2種類となるが、ここでのDXとはアトラスでのVZに相当するグレードとなる。

*キャンターガッツ

:キャンターガッツ 1.5t積み DX

:キャンターガッツ DX 内装

こちらも1t・1.5t積みのみのOEM供給で、基本的にエンブレム類のみの変更となるが、三菱ふそう車共通のFUSOの大型エンブレムが装備される。
グレードはカスタム・DXの2種類となるが、ここでのDXとはアトラスでのVZに相当するグレードとなる。

・海外仕様


欧州向けのNT400キャブスターも同様の変更を受ける。近年の日産トラックの共通イメージである堅牢さを表すインターロッキングデザインのフロントグリル、力強い印象を与えるC字型のヘッドランプデザインにより、押し出し感のある仕立てになっている。
内装は日本向けのアトラスとは異なり、ブラック貴重のビジネスライクなものとしている。

・海外仕様バリエーション

:平ボディ

:バンボディ

:ダブルキャブ

・海外向けのOEM車


ルノー向けOEM車であるマキシティについても本家同様の変更を受けた。同社の大型トラックであるTシリーズのマイナーチェンジモデルと共通の台形グリルを装備している。
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Posted at 2021/04/29 02:29:16

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