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2021年05月11日

トヨタ 新型カローラアクシオ E180系



トヨタ自動車では、小型セダンのカローラアクシオと小型ステーションワゴンのカローラフィールダーを9年ぶりにフルモデルチェンジし、2021年1月より発売した。
なお本項ではカローラアクシオについてのみ記述するため、カローラフィールダーについてはこちらをご覧ください↓
トヨタ 新型カローラフィールダー E180系

これまでカローラが5ナンバー、それより上のプレミオ/アリオンも5ナンバーであったが、カローラはフルモデルチェンジで3ナンバー化したため大型化した。
新型への移行に伴い従来のカローラアクシオは数年の併売期間を経て絶版になる予定であったが、若返りには成功した一方で1800ccにまで大型化したことで法人ユーザーやシニアユーザー、および販売店から反発の声も強く、それらの伝統的なユーザーやニーズを取り逃がす可能性もあった。
また国民的大衆車というイメージの強いカローラを3ナンバー化したことによるユーザー離れの懸念もあった上、従来型はトヨタとしては1世代前の旧式の設計であることから、カローラアクシオ/カローラフィールダーの新型を開発するに至った。
型式はE180系となる。

なお1800ccで3ナンバーのカローラ/カローラツーリングを上級志向・個性派・スポーティ路線といったニーズに特化させ、この1500cc中心で5ナンバーのカローラアクシオ/カローラフィールダーはファミリーニーズやシニア層、法人ユーザーをターゲットとしたことで差別化を図っている。
このため、アクシオ全てにおいてオーソドックスなセダン・ワゴンのみの設定となっている。


TNGA戦略において最後発となる、GA-Bプラットフォームを採用しており、既に販売しており年間1位を獲得する程に好評なコンパクトカーのヤリスをベースに、セダン・ワゴンに仕立てたものである。
従って構造面では先代同様に、本流である210系カローラとの共通性は無く、全く別の車種となるが、小型セダン・ステーションワゴンとしてのイメージ上の理由から引き続きカローラを名乗り、型式もカローラ系のEを名乗っている。
これはヤリスの先代にあたるヴィッツをベースとしていた先代アクシオ/フィールダーと共通の成り立ちであり、これにより日本の狭い道でもコンパクトで運転しやすい5ナンバーサイズを実現した。



エクステリアデザインについてはベースとなったヤリスとの差別化のため、より直線的でシャープなデザインとし、上級の210系カローラとも似た雰囲気のデザインとしているが、複雑なラインで個性を表現している210系とは異なり、シンプルなラインで構成されており、車格差とターゲット層に配慮したものとしている。
HIDヘッドライトは1.5L車とハイブリッド車に標準装備となる。
なおテールランプやガーニッシュはアクシオ/フィールダー共通となっており、コスト削減を図った。またフロントドアまでのフロント部分も共通である。
ハイブリッド車は専用のエンブレムを装備し、青の入ったエンブレムとなる。



インテリアデザインもベースとなったヤリスとは異なり、直線的でオーソドックスなカローラらしいデザインとなっている。ただし同車の特徴でもあるホワイトのアクセントパネルは同じく装備されている(一部非装備グレードも有)。
セダンらしくアームレスト兼用のコンソールボックスを装備しており、1500cc車では表皮を装備した上に前後スライドが可能となっている。
助手席の表皮パネルをはじめとした、各部の表皮・ピアノブラックパネル・シルバーパネルといった加飾の有無でもグレードごとの差別化を図っている。

パーキングブレーキもステッキ式のみのヤリスとは異なり、電動式とステッキ式の両方が設定されている。電動式装備車の場合は小物入れが増えるのも特徴である。
またメーターパネルもガソリン車とハイブリッド車で異なる他、ガソリン車の廉価グレードはタコメーター無しの単眼メーターとなる。

エンジンは直3・1.5LハイブリッドのM15A-FXE型と、直3・1.5LガソリンのM15A-FKS型を中心に、アクシオのみに直3・1.0Lターボの1KR-VET型、そして特装車として直4・1.5L・LPGハイブリッドの1NZ-FXP型を設定する。先代に設定されていた1.3Lと1.8Lは廃止され、1.3Lは1.0Lターボが、1.8Lは210系カローラが担うことになる。
LPGエンジンはジャパンタクシーのエンジンと共通であり、主に営業車とタクシー用途向けに設定されている。なお従来のコンフォート系からジャパンタクシーへの移行があまり進んでおらず、セダンボディの需要はまだまだ大きいことからコンフォート系とは異なりFFであるものの、コンフォート系からの代替向けに本車種をベースとした上級のプレミオ同様にLPG車が設定されている。

トランスミッションは1.0LがSuper CVT-iと5速MT、1.5LガソリンがダイレクトシフトCVTと6速MT、1.5LハイブリッドとLPG車が電気式無段変速のみとなる。なおMT車は210系カローラで採用されている自動ブリッピング機能が付与される「iMT」ではない。

1.5LのAT車のみガソリン車・ハイブリッド車問わず全グレードに4WD車が設定されており、4WDシステムはハイブリッド車の場合、さまざまな走行状態に応じて2WDから4WDへ自動的に制御し、安定した操縦性・走行の安定性および燃費の向上に寄与するE-Fourとなっている。
一方でガソリン車の4WDシステムはエンジン出力をプロペラシャフトを介して後輪に分配するオーソドックスなものとなる。

サスペンションは1.0L車のみ前:ストラット・後:トーションビームとなるが、それ以外の1.5L車では全て前:ストラット・後:ダブルウィッシュボーンとなっており、リアサスペンションが全車トーションビームだった先代アクシオ/フィールダーと比べて乗り心地・走行安定性を大きく向上させた。

先進安全装備は「X Bパッケージ」「X」を除く全車に第2世代の最新版のToyota Safety Senseを標準装備し、装備されない2グレードにおいてもメーカーオプションで設定されている。
昼夜の歩行者にも対応できるミリ波レーダー+単眼カメラ方式の自動ブレーキであるプリクラッシュセーフティのほか、時速30km/h以上で作動するレーダークルーズコントロール(1.5L車のみ)、先行車発進告知機能、オートマチックハイビーム、ロードサインアシスト、レーンディパーチャーアラート(1.5Lの一部のみ標準装備)なども含まれる。

ボディカラーは以下の通り8色となる。
なお1.0X BパッケージはスーパーホワイトⅡ・シルバーメタリック・ブラックマイカの3色のみとなっている。
1.0X・1.0X Gエディション・フィールダー1.5XはスーパーホワイトⅡ・シルバーメタリック・ブラックマイカ・ホワイトパールクリスタルシャイン・センシュアルレッドマイカ・ダークブルーマイカメタリックのみとなる。



*スーパーホワイトⅡ


*シルバーメタリック


*ブラックマイカ


*ホワイトパールクリスタルシャイン


*センシュアルレッドマイカ


*ダークブルーマイカメタリック


*アバンギャルドブロンズメタリック


*メローシルバー メタリック(ラグゼール専用)

グレードは以下の通りとなる。なお1.5Lのガソリン車のみ全グレードに4WD車が設定される。

*1.0X Bパッケージ


:エクステリア


:インテリア
商用向け最廉価グレードで、スチールホイール・樹脂製グリル・カラードピラー・樹脂製ドアハンドル・樹脂製ミラー・オーディオスペースレス・スピーカーレス・フロントハイバックシート・リアハイバックシート・リアアームレストレス・トランクスルーレス・加飾レス・マニュアルエアコン・キーレスエントリー・蓋無しコンソール・ボディサイドウインカー・トヨタCIエンブレム・車名ステッカー・運転席サイドバイザーを装備する。
標準のままではオーディオやスピーカー、助手席サイドバイザーにホイールキャップすら装備されず、これによってMT車の場合、119万9000円という驚異的な低価格を実現した。(CVT車は122万3000円)
インテリアカラーはブラックのみとなる。

*1.0X


:エクステリア


:インテリア
ベーシックグレードで、15インチホイールキャップ・樹脂製グリル・オーディオレス・フロントハイバックシート・リアハイバックシート・ドア表皮レス・マニュアルエアコン・キーレスエントリー・樹脂コンソールボックス・ターンシグナルランプ付ミラー・車名エンブレムとなる。
インテリアカラーはブラックのみとなる。



:なお安全装備のToyota Safety Senseのレスオプション車も設定されており、この場合安全装備のレスオプションの他にも蓋無しコンソール・ボディサイドウインカー・樹脂製ミラー・トヨタCIエンブレムとなる。

*1.0X Gエディション


:エクステリア




:インテリア
メッキグリル・フロント分割式シート・リアハイバックシート・リアアームレストレス・トランクスルー・ホワイトパネル・フロントドア表皮・マニュアルエアコン・キーレスエントリー・樹脂コンソールボックス・ステアリングリモコンとなる。HIDヘッドライト・オートエアコン・プッシュスタートキーはメーカーオプションでセットオプションで設定される。
インテリアカラーはブラックとベージュから選べる。

*1.5X/ハイブリッド1.5X


:エクステリア




:インテリア
メッキグリル・T-connectナビ・フロント分割式シート・リアハイバックシート・リアアームレスト・トランクスルー・ホワイトパネル・ピアノブラックエアコンパネル・フロントドア表皮・オートエアコン・プッシュスタートキー・HIDヘッドライト・レーダークルーズコントロールとなる。
インテリアカラーはブラックとベージュから選べる。

*1.5G/ハイブリッド1.5G


:エクステリア




:インテリア
2段メッキグリル・T-connectナビ・フロント/リア分割式シート・リアアームレスト・トランクスルー・ホワイトパネル・シルバーパネル・ピアノブラックパネルセット・フロント/リアドア表皮・上級タイプクロスシート・オートエアコン・本革ステアリング・電動パーキングブレーキとなる。
インテリアカラーはブラックとベージュから選べる。

*1.5ラグゼール/ハイブリッド1.5ラグゼール


:エクステリア


:インテリア
17インチアルミホイール・2段メッキグリル・メッキハンドル・T-connectナビ・リアアームレスト・トランクスルー・ホワイトパネル・シルバーパネル・ピアノブラックパネルセット・木目調パネル・フロント/リアドア表皮・上級タイプクロスシート・シートヒーター・オートエアコン・本革ステアリング・電動パーキングブレーキ・シートヒーター・ステアリングヒーターとなる。
インテリアカラーはベージュのみとなる。



・アクシオ特装車
*LPG車


:X

:X Bパッケージ(フェンダーミラーはメーカーオプション)

:Xインテリア
カタログ上では1.0Xと1.5Xをベースに設定されており、エンジンはジャパンタクシーのエンジンと共通の直4・1.5L・LPGハイブリッドの1NZ-FXP型を搭載する。
主に営業車とタクシー用途向けに設定されている。なお従来のコンフォート系からジャパンタクシーへの移行があまり進んでおらず、セダンボディの需要はまだまだ大きいことからコンフォート系とは異なりFFであるものの、コンフォート系からの代替向けに本車種をベースとした上級のプレミオ同様にLPG車が設定されている。
トランスミッションは電気式無段変速のみとなる。


*トヨタ教習車


:エクステリア


:インテリア(MT車)
1.5Xをベースに設定されており、エンジンは直3・1.5LガソリンのM15A-FKS型と直4・1.5L・LPGハイブリッドの1NZ-FXP型を設定する。
先代同様カローラアクシオの名称は使われていないため車名エンブレムは装備されず、またフロントエンブレムもカローラのCマークからトヨタのCIマークに変更されている。
専用装備として、指導員用インジケーターランプや指導員用ドアミラー、指導員用ランバーサポートなどが標準装備されている。
トランスミッションは1.5LガソリンがダイレクトシフトCVTと6速MT、LPG車が電気式無段変速のみとなる。
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Posted at 2021/05/11 13:17:58

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