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2021年10月30日 イイね!

いすゞ バーテック…

EKシビック…
1995年に登場し、モデルチェンジごとに愛称がついていたシビックの法則を踏襲し、「ミラクルシビック」という名称でした。今も大人気の車ですよね…まあそれはほぼタイプR限定に近いですが凄いプレミアついてますし…
この手のホットハッチはいざ乗ったらさぞかし楽しそうな車な気がします…
え、何でいすゞってタイトルにあるのにホンダ車の解説しているのかって?
まあそれは後で話します…

さてこのEKシビック、兄弟車・バリエーションがめちゃくちゃ多い車であることは意外と知られていないのではないでしょうか…


まずは基本となる通常のハッチバックです。タイプRは今もよく見ますがこれはまあ見なくなりましたね…
普通の大衆車としての3ドアハッチバックというの自体が国内向けでは実質これが最終でしたし…まあ後ろ席乗りにくいのは不便ですし廃れてしまうのは仕方ないのかもです…

そしてこれが最速のEK9タイプRです、まあ今の時代EKシビックといったらたぶん8割くらいはコレのことを指すのではないかと…
色んなサイトで取り上げられて説明不要だし本題では無いので当ブログでは省略…


セダンのシビックフェリオです。詳しくは後述します。

北米製のシビッククーペもあります。日本に正規輸入されたのはこの代までだったりします。




そしてワゴンのオルティアとライトバンのパートナー、名前こそ違いますがこれらも立派なEKシビックの兄弟でフロントドアとインパネは共通です。

ここからが本題に入っていきます。このEKシビックフェリオは顔違いの兄弟が何と5つもある6兄弟なんですよ…
ホンダブランドだけでも3兄弟、OEM含めて国内向けでは4兄弟、海外向け含めて6兄弟…という複雑さなんです…




まずは本家シビックフェリオ。比較のために前期型かつ先ほどのSiとは違う標準グレードのものにしました。
これはドノーマルの後期型のシルバーのタマが地元にいますね。
意外と3ドアハッチバックよりこっちの方が見る気もします…まあ3ドアなんて今や不便ではあるでしょうし…4ドアなら後ろの人も楽でしょうから…

地味な小型セダンかと思いきややはりシビックなので割とカスタムして乗っているタマも見ますし…タイプRは流石に無かったもののSiというテンロク積んだスポーツグレードもありましたからね…
カスタムして乗る若い人や大人しい小型セダンに乗りたい老人まで幅広く愛されている気がします。





次にドマーニ。元々ドマーニはローバーとの共同開発で小さな高級車と呼ばれたコンチェルトの後継なのでシビックフェリオよりも高級・上質な位置づけとなっています。

先代はバブル期開発なだけあってEGシビックフェリオベースながらドマーニ専用の上品なデザインでしたが、この代ではボディは同じでフロントとテールのデザインを変更する程度に留めています。
内装も木目調パネルを使うなどコンチェルト以来の小さな高級車という独自のキャラクターを守っています。
意外にも当時としては高価なこのマルチナビの設定は兄弟全てにあったとか…

そして変態なことにこのEKドマーニだけでも3兄弟あるんです…EKシビックフェリオの6兄弟のうち3つはドマーニと同じ顔ですね…





そしてだいぶマイナーなインテグラSJ。名前こそインテグラと名乗っていますが、あのタイプRで有名なバカっ速いインテグラとはあまり関係はありませんw
本家インテグラのような過激さとは違うごく普通の小型大衆セダンのラインナップが欲しいベルノ店のために、顔面をオルティア用のものに変更しただけというものですね。さっき触れたようにオルティアもEKシビックの仲間だからこそできた技です。

当時のホンダは販売店が3種類あり、中身は同じ車でありながらプリモ店でシビックフェリオ・クリオ店でドマーニ・ベルノ店でインテグラSJだった訳で、まだまだ小型セダンの需要もあって販売チャネルがあった時代だったからこその3兄弟展開だった訳なので今思えばいい時代でしたね…
SJというのはセダン・ジョイフルの略なんだとか…そしてこれが今回一番取り上げたいのとも関係しています…
中の人は一度も実車を見たことがありません…




アキュラ向けのアキュラEL。勿論国内販売はされていません。
アキュラブランドのエントリーモデルという位置づけで(レクサスCTのようなもの)、顔も共通ですしドマーニをベースとしながらウインカーをオレンジにするなど北米向けにアレンジされています。
内装も元がシビックなのに木目調のみならず本革シートまで使うなどプレミアムブランドの車種に相応しい高級感のあるものとなっています。正直内装だけ見たらプレミアムセダンの内装と勘違いしそうです…
なので日本におけるシビック上級版のドマーニの顔を流用するというのは真っ当な流れではありますよね。




ここからホンダでは無くいすゞになります。結果的に最終型となってしまった5代目のジェミニです。
2代目のFFジェミニで「街の遊撃手」と呼ばれパリでカースタントをするあの一世を風靡した有名なCMでお馴染みだったジェミニも、次の3代目が爆死して乗用車の自社生産そのものから撤退したことで93年からはドマーニのOEM車となってしまいました…

2世代続いてドマーニのOEM車となっており、基本的には同じですがグリルをオリジナルのデザインとし、ウインカーもクリアからオレンジにするなど僅かながらいすゞ車としての個性を出そうとしてはいます…
結果的に上記のアキュラELにもそっくりな顔つきになったことでUSDMのベースにする人もいるとかいないとか…
これも地元に緑のタマがいますけど見る度に気になってしまいますね…大体はいすゞのトラックを使ってる企業の社用車かいすゞ関連企業向けかいすゞディーラーのお得意様だと思われますしそっち系でしょうか…




そして、ようやく本題になります。長引いて申し訳ありません…!
これが知る人ぞ知るEKシビックの兄弟、いすゞバーテックです!!!!!










え、インテグラSJのいすゞ版もあったの?
そうなんですよ、インテグラSJのいすゞ版で正解です…!
見ての通り顔面は全く共通ながら勿論エンブレムはHからISUZUに変更されています。ジェミニとは異なりいすゞ専用のグリルまでは作られていません。


何とこのバーテックはタイ限定販売です!そりゃあ知られているはずもありません…
販売期間は1996年から2001年という5年間で、スペルはvertexと書きます。ベルテックスと読めますがバーテックと読みます。
タイにおいていすゞは現地工場もありますしピックアップでのシェアが昔からめっちゃ高く人気なので、そのラインナップを補充すべくという事だとは思われますね…
名車揃いだったこともありいすゞの乗用車のファンは今も多いですが、恐らくこれはほとんど知られてないはずでは…

一応凄く細かい余談を言うと、インテグラSJ自体は日本での販売店区分によって生まれた車種である以上、国内専売ですので、タイ生産のシビックセダン(フェリオとは名乗らない)のいすゞ向けOEM車に、日本でのオルティアやSJと同じ顔面をつけた…が真の正解だったりしますw

内装も標準向けグレードらしい地味めのデザインです。このインパネ自体は数あるEKシビックの兄弟全てに共通していますが、やはりバブル崩壊後の車種らしいコストダウン感は出ていますよね…

エンジンはSOHCの何と1600ccです!国内向けは1500ccなのでここは大きな違いですね…!やはり税金区分の違いによるのが大きいのでしょう…VTECの文字も見えますね…タイ語はさっぱりわかりませんが…
トランスミッションは4速ATと5速MTがあるようです。

ボディカラーは5色あったようです。グレードは4グレードあったそうですが詳細不明です。

なお1998年に本家がマイナーチェンジすると、バーテックも同様にマイナーチェンジを受けてリアデザインが変更されましたのですが…
本家でホンダのエンブレムがあった位置にVのエンブレムがつきます…(正直ダサい)
ちなみに国内向けジェミニの場合、この部分は何も無いすっからかんの状態となっています。

日本のメーカーでいすゞだけマーク的なエンブレムが無く、「ISUZU」の文字のエンブレムしか無いからこうなってしまうんですよね…

他社からいすゞへのOEM車だとマークがあった位置に空白が出来ますし…

逆にいすゞから他社へのOEM車だと文字のロゴを無理矢理はめてますから…
ここはいすゞも提携先に配慮してマーク的なエンブレムを…それこそ昔の矢羽マークを復活させるべきだと思うのですが…

話が脱線しましたが、このまま生産が続き2001年をもって生産終了となりました。後継車は無くそのままタイでのセダン車販売からは撤退しました。
しかしタイでは人気のあるいすゞ車なだけあって比較的販売は好調だったと思われ、「ISUZU VERTEX」で検索すると結構な量が出てきます。

また現地では逆にいすゞからホンダへピックアップトラックのロデオを、ホンダ・ツアーマスターとしてOEM供給していたので、これとセットで語られることも多いとか…
新興国攻めるならピックアップトラックはあった方が良いですし、このOEM関係復活しても良いのでは…

カスタムした例も結構出てきており、

こんな風にオルティア用のグリルに交換したものや、

ジェミニの顔面に交換した上でオールペンとローダウンした中々攻めたものまであります…

誰かインテグラSJをいすゞバーテック風にカスタムする猛者は出てきませんかね…
まあそもそもインテグラSJ自体がかなり珍しいですが…
Posted at 2021/10/30 13:57:41 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車研究 | クルマ
2021年04月24日 イイね!

プジョーのダットサントラック????

プジョーのダットサントラック…というタイトルではありますが、その通りでありまして、、


実は、フランスの自動車メーカー、プジョーにおいて日本では懐かしのダットサントラックが販売されているんです!!!



え?あんた何言ってんの?
プジョーで日産車を売ってる訳ないだろ?
だいたい日産はライバルのルノー傘下だし有り得ない!


…と、ほとんどの人は思うことでしょう。

最初知った時は流石に自分も疑いました()
いやいや、それが本当にあるんですよ………これから紹介していきます…

フランスの大手老舗自動車メーカー、プジョー…
日本でも最も売れているフランス車でもあり、過去には206が大ヒットしたこともありますし、今でも2008・3008・5008といったSUVを中心に再び好調なセールスを記録しています。スペルがPEUGEOTになる訳ですが、中の人はこれをペウゲオットと幼い頃は読んでましたよ……(だってそう読めるじゃん…フランス語むずい…)
中の人的には607という高級セダンやRCZってクーペ、あたりは結構好きですね~あと今の508も中々カッコ良くていいんじゃないかと思います。
ただし、もちろん日本に入ってきているプジョー車は本国のごく一部に過ぎません(それでも同じフランスのルノーに比べたら結構色々入ってきてはいますが…)、また他の自動車メーカー同様、新興国など地域限定の車種も当然ながら存在します。

今回の主役であり、これから紹介するのは、、


このプジョー・ピックアップという車種です。
ピックアップというのが車名なんですよこれ…そのまんまじゃん……

2017年に登場し、フランス本国を始めとしたヨーロッパでは販売されておらず、主にアフリカなどの新興国向けに販売されているピックアップです。
外装はピックアップらしい角ばった力強い見た目ではあります。しかし2017年登場にしては何かちょっと古臭い…おまけに見た目がどこか武骨でプジョーらしくない…


内装はこんなです。何か外装に比べると古臭く、90年代みたいな感じです…それでもエンブレムにはお馴染みのライオンマークがあります。


でもあれ………何かこれどっかで見たことある………


最終型ダットサンであるD22ダットサンの内装ですが……


ほとんど同じじゃねーか!


そう、本当にプジョーでダットラが販売されているんです…!!


ここから詳しい解説に入ります。
このプジョー・ピックアップ、自社生産ではありません。提携している中国の東風汽車からのOEM車にあたります。
実際に傘下のシトロエンと一緒に、東風プジョーシトロエンという合弁会社を設立し、現地生産を行っています。中国ではどの自動車メーカーでもこのような形態で合弁企業を立ち上げて現地生産する例がほとんどです。

じゃあ何でダットラと内装が同じなんだ?

というのもこの東風汽車は日産とも提携しています。PSAの場合と同じように日産とも東風日産汽車という合弁会社を設立し、現地生産を行っています。
さらに自社ブランドでも東風や風神といったブランド名で展開しております。おまけに、ルノー・ホンダ・ボルボ・UDトラックスなどとも同じような合弁会社を設立しています。

非常に複雑ではありますが中国ではこのような複数のメーカーと合弁会社立ち上げたり、ブランドを多数抱えたりと、多種多様な展開を行う例は珍しくありません。
そもそも中国では海外メーカーが進出するにあたって現地企業と合弁会社を立ち上げないといけないというルールがありますからね…


D22ダットサンは1997年に登場し、HOTDATというアメリカンなイメージのキャッチコピーだったものの、結果的に日本では最終型となってしまったダットサントラックですが…



その東風汽車では2年後の1999年よりD22ダットサンを東風・リッチという名称でライセンス生産しました。
当初はこのように元になったダットラの面影を残した見た目でした。それでも横一直線のグリルと異型ライトになるとだいぶ印象は変わりますね。


その後、フェイスリフトを行うものの、細かいリファイン程度に過ぎず、元のダットラから大きく変わることはありませんでした。
内装に関してもそれまでの日本における商用モデルと共通のものから乗用モデルと共通のものに変更した程度です。

この東風・リッチは2014年に15年ぶりのモデルチェンジを行い、下の画像の2代目に進化…したのですが、、

何とこれ、完全なモデルチェンジでは無く、D22ベースの先代モデルを元に外観を面影無いレベルに魔改造したものなんです……なので基本設計は共通なんですよ…

よく見ると、ボディの側面の段差にダットラの面影を感じます。


しかし大きく変わった外観とは異なり、内装に関してはセンターパネルの形状を変更したぐらいで、元のダットラのままほとんど変わっていません……



そして、見ての通りこの2代目の東風・リッチをプジョーにOEM供給したのが、先程紹介したプジョー・ピックアップなんですよ…
両方と提携している東風経由で日産車がプジョーに流されていた訳なのです……要するにたらい回しです()

日産とプジョーは提携していないし、ましてや日産はライバルのルノー傘下なのに大丈夫?とは思いますが、外観を面影ないレベルで魔改造したから大丈夫と考えたのでしょうか…
ちなみにエンジンも日産製でZD25TCI型という2.5Lのディーゼルエンジンを搭載しています…wikiにすら情報が無いエンジンですが、恐らくアトラスやキャラバンなどに搭載されたZD30をベースに中国向けに2.5Lにしたものでしょう…

考えられるのは、新興国でピックアップトラックの需要は高いから、新興国に力を入れたいプジョーとしては喉から手が出る程欲しい…(301とか408という新興国専用車もあるぐらいですから)
しかしプジョーはこういった類のピックアップを長らく作っていない…(昔は504ピックアップとかあったんですけどね…)
自社の車は乗用車・商用車問わず全てFFだからピックアップに使えるFRのシャシーも無い…わざわざ1から自社開発する程の余裕も無い…

そこで提携先の東風汽車に頼んで、ピックアップを供給してもらった……ということだと思われます。
これが2017年のことになる訳ですが、この時点で元になったD22ダットサンの登場から20年経過している訳です…まさか20年の時を超えて、提携先の東風で面影ないレベルに魔改造された挙句、日産と縁もゆかりも無かったプジョーにOEMされているとは…

よく見ると、ステアリングもエンブレムは勿論違いますが、ゴーンが来たばかりの時期の日産車共通のものです…右の参考例はB15サニーのものですが、他にもC24セレナなどでも使われていました。
日本ではダットラではこのタイプのステアリングにはならなかったものの、海外では装備されていました。この辺の部品供給とかどうなっているんでしょうね……



ちなみにプジョーにはもう一つピックアップトラックが存在し、ランドトレックというのですが、これは昨年に登場したばかりです。アフリカにおいても先程のプジョー・ピックアップより格上の扱いになっています。
こちらはプジョーらしいオシャレなデザインになっていますし、内装も近年のプジョー車らしく上質な雰囲気…いよいよピックアップを自社開発したのか……?


残念!長安汽車の長安・F70のOEM車でした!



これが本家の長安・F70です。それにしてもいかついデザインなこと……
プジョーは東風汽車のみならず長安汽車とも長安PSAという合弁会社を立ち上げているので、その繋がりで自社で作れないピックアップを供給してもらったのでしょう…

しかし中国車って安全面や品質面で問題あるイメージしかないですし、いくらピックアップを自社で作れないとは言え中国車のOEMに頼るプジョーは大丈夫か……?とは思いますけどね……
ましてやトヨタと提携していてお互いにコンパクトカーのアイゴやら商用車やらをOEMし合っているのですから、中国車なんかに頼らずトヨタからハイラックスでもOEMしてもらえばいいのに…とも思います…


そして実はこれらよりも以前に206ベースのホッガーというピックアップならありました。クラスが異なりますがやはり新興国で人気のピックアップ市場への参入は以前から考えられていたと考えられます。
本国では1968年から1994年まで、さらに一部地域では2006年までと日本のサニトラ並みに長期生産された504ピックアップ以来となる、久々に登場したプジョーのピックアップとなります。

ブラジル法人が独自開発した車種のようで、顔を207風にした206のフェイスリフトモデルをベースにピックアップにしています。ライバルはルノー傘下のダチアが生産するロガンピックアップあたりと思われ、日本で言うならやはりサニトラとかと同じクラスと言えます。
ただし販売は振るわなかったようで2010年に登場してから僅か4年で生産中止となりました。

最後に、プジョー・ピックアップのPVです。

案の定?日産車そのままの内装についてはあまり映しだされていないという………
Posted at 2021/04/24 00:51:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車研究 | クルマ
2021年01月29日 イイね!

自動車業界の合併・提携のifを考える…その2

自動車業界では様々な提携や合併が続いていますし、例えばトヨタはダイハツ・日野を子会社化し、さらにスバル・マツダ・スズキまで提携関係を持っています。
しかし、その一方で実現しなかったものや、解消されたものも数多く存在します。

ここでは、もしそんな実現しなかったり解消した合併・提携が実現していたら…というのを考えてみます。
今回はその2として三菱・ホンダ・スズキ・ダイハツに関するものをいくつか挙げてみました。


・三菱とPSAの提携が実現していたら…
2009年頃、三菱は既にアウトランダーのOEMで業務提携していたPSA(プジョー・シトロエン)と資本提携する構想があったものの、破談となりました。
ただし、業務提携については拡大するとのことで、その後RVRとi-MIEVのOEM供給も行ってうたものの、結果的に日産傘下になったことでライバルのルノーと組んだことになることもあってか、現在ではこの業務提携自体が終了しています。
もし、PSAと資本提携していたらどうなっていたでしょうか…

:プジョー508がベースの新型ギャランが登場していた…?1.6Lターボのギャラン…?

まずプラットフォームの共通化が行われ、コルトorミラージュがプジョー208やシトロエンC2と、ギャランフォルティスorランサーがプジョー308やシトロエンC3と共通化されていたはずです。
もしかしたらプジョー508やシトロエンC5と同じプラットフォームのギャランも登場していたかもしれません。
またSUVについてはアウトランダーやRVRを供給したことを考えると、逆に三菱が主導権を握っていた可能性があります。電気自動車についても同様で、プジョーのe-208には三菱の技術が入っていたはずです。あと軽自動車についてはそこまで変化が無かったはずです。

そして、今年2021年にPSAはFCA(フィアット・クライスラー連合)と合併してステランティスとかいうグループ名になりましたが、これによって過去に三菱が提携していたクライスラーと再び手を結んでいたことになりますね…

・三菱がホンダと提携していたら…
1994年頃、ホンダはRVブームの出遅れや過大投資で経営危機だった一方、三菱はパジェロのヒットで好調でした。この際メインバンクが同じなので三菱との提携が噂されていましたが、ホンダ側が蹴ったと言われています。
もし、この提携が実現したらどうなっていたでしょうか…

恐らく、ホンダがCR-Vやステップワゴンのヒットで息を吹き返す一方で、逆に三菱がリコール隠しで経営危機になったことを考えると、2000年代初頭に解消された可能性が高いと思われます。提携初期に両社でのOEM供給が行われて、ホンダがRVを三菱から供給受ける程度だったかもしれません。

ただし、三菱が経営悪化したことでホンダ傘下になっていた場合はどうでしょうか、この場合三菱車はホンダからのOEM車やホンダのプラットフォームを使用した車ばかりになっていたはずです…
ランサーがシビック、ギャランがアコード、アウトランダーがCR-Vをベースにしていたはずです。またデリカD:2がフリードのOEM車になっていたり、重役向けにレジェンドをディアマンテ・デボネア・プラウディアなどの名称で販売していたかもしれません。

:レジェンドのOEM車でデボネアが復活していた…かも?皮肉にもどっちも重役にしか売れないのは同じ…

・ホンダがローバーグループの経営を握れていたら…
1979年、ローバーやMGをを含めた当時のイギリス民族系ブランドを国有化して1つにまとめていたブリティッシュ・レイランドは経営危機からホンダと提携し、ホンダ車をベースにしたローバー車が多数存在しました。その結果1994年には過去最高益を達成する見込みでした。
しかし、その1994年に突如としてBMWが横取りした挙句、ローバーの経営を無茶苦茶にして倒産させてしまいました…そしてBMWはミニだけを手元に残して今に至る訳です…
もし、ホンダとローバーの提携が続いていたらどうなっていたでしょうか…

BMW傘下入り後、ローバーは200・400・600・800といった車名を25・45・75といった車名に変更しましたが、恐らくこれは無かったでしょうし、そもそもBMWのプラットフォームを使った75は存在しなかったはずです。
ローバー及びMGも倒産することなく、ランドローバーやミニも含めて同じグループのまま続いていたことでしょう…

:レジェンドは初代からずっと今に至るまでローバーとの共同開発車だったはず…

もちろん、シビックベースの200や400、アコードベースの600、レジェンドベースの800が続いていたことでしょう…またメトロの車名変更版である100はロゴ→フィットベースの新型になっていたはずです。

またオープンカーのMG TFがS2000ベースになったり、ランドローバーのSUVのうちフリーランダー・イヴォーク・ディスカバリースポーツといったモノコックのSUVはCR-VやMDXと同じプラットフォームを共有していたことでしょう。また近年ではローバーやMGブランドのSUVも出ていたかもしれません。

そして肝心のミニですが、オリジナルの旧型ミニではいずれ新しい規制に適合出来なくなるのは明らかなので、どっち道フルモデルチェンジした新型は出たでしょうが、もちろんホンダが関わる以上、現実のBMWミニとは全く違うものになっていたはずです。
それどころかミニが1つのブランドとして独立することもなく、新型になっても"ローバーミニ"のままだった可能性が高いです。BMWのようにローバーを無茶苦茶にすることも無かったでしょうし…

・スズキがVWグループに入っていたら…

2009年頃、スズキはそれまで提携していたGMが経営悪化したことで売却され、新たな提携先を探すべくフォルクスワーゲン(以下VW)と交渉しましたが、VW側に完全に主導権を握られることを嫌い破談となりました。
もし、VWとの提携が実現した場合、どうなっていたでしょうか…

現実に後から傘下入りしたシュコダやセアトの例を参考にすると、恐らくスズキの普通車は完全にVW製のエンジンやプラットフォームをそのまま利用し、ボディシェルを変える程度のものになってしまっていたはずです……あまり想像したくない…

:キザシがパサートそっくりになっていたかも?

スイフトがポロ、SX4がゴルフ、キザシがパサート…といったところでしょうか、ただ現実のSX4やキザシがやや中途半端な位置付けになってしまっているのに対し、ゴルフやパサートと共有する以上そこはクオリティアップしたかな…とは思います。
ただ、これによってVWグループは現実ではないフレームシャシーのクロカンSUVを作れるメーカーを手に入れることになるので、逆にジムニーやエスクードの設計を他のVWグループでも共有したかもしれません…
そして、軽自動車についてはあまり変わらない気もしますが、、、VWグループ入りする以上コスト最優先の今の造りからは一変したかもしれません…

・ダイハツがFSOと提携していたら…
FSOというのはポーランドにかつて存在した自動車メーカーです。1989年のポーランド民主化によってそれまで国営企業だったのが民営化されたものの、提携先探しに苦戦し5年後の1994年にようやく韓国の大宇自動車と提携し、同社の欧州拠点として活用されましたが、大宇自動車のGM完全子会社化なども影響してか2011年に撤退し事業終了しました。

この提携先探しの際、ダイハツも1988年から提携交渉を行なっていたが1990年に白紙撤回となった。と言われています。もしこの際にダイハツとFSOが1988年~1990年頃に提携が実現していたらどうなっていたでしょうか…

恐らく、最大のライバルにあたるスズキのマジャールスズキ(ハンガリーの現地工場)のような位置付けになっていたと思われます。そして最初に生産されたダイハツ車は欧州での主力であるシャレードになっていたはずです。
そして現地工場を持つ程にまでなった以上、現実以上にヨーロッパ市場での定着にも成功し、2013年のヨーロッパ市場撤退は無かったはずです。

それどころか、スズキはスプラッシュやイグニスなど欧州で開発された独自車種を揃えていることを考えると、ダイハツも欧州開発の独自車種があったはずです。
さらにトヨタグループの小型車製造拠点がもう1社増えるため、チェコに工場を作ることはなくトヨタのアイゴの開発にダイハツが加わり、PSA(プジョー・シトロエン)を含めてこの工場で生産されていたかもしれません。
Posted at 2021/01/29 22:11:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車研究 | 日記
2021年01月29日 イイね!

自動車業界の合併・提携のifを考える…その1

自動車業界では様々な提携や合併が続いていますし、例えばトヨタはダイハツ・日野を子会社化し、さらにスバル・マツダ・スズキまで提携関係を持っています。
しかし、その一方で実現しなかったものや、解消されたものも数多く存在します。

ここでは、もしそんな実現しなかったり解消した合併・提携が実現していたら…というのを考えてみます。
今回はその1として日産に関するものをいくつか挙げてみました。


・プリンス自動車が日産ではなくスバルと合併していたら…

もし、プリンスが同じ中島飛行機が祖先ということでスバルと合併していたら、というものです。chakuwikiにも同じようなのありましたが…
社名は仮ですが、中島自動車…ということにしておきます。正直やってみて特に面白そうなのはコレです。

どちらも技術重視でファンの多い名車を生み出したメーカーですし、何より重複分野が少なく軽から高級車、トラックに至るまで、個性的なのばかりが上から下までがフルラインナップで揃う面白いメーカーが誕生したはずです。
実際、プリンスの技術者達は同じ中島飛行機が祖先のスバルの技術に親しみを持っていたという噂もあります。

ただし問題なのはスバル・プリンスの両ブランドをどうするかでしょう…どっちかにまとめるか、あるいは欧米のメーカーのように並存させるかですね…
この場合、軽・小型車中心のスバルと上級車中心のプリンスに分けられ、稼ぎ頭にあたるレオーネ→インプレッサにあたる大衆車では両ブランドでの兄弟車関係が出来ていたかもしれませんね…

また初代のE10チェリーは元々プリンスが開発していたものなので、これもこの会社から出ていたはずです、またマーチやプレーリーもプリンス系技術者の開発なのでここから出ていたかもです、特に後者のプレーリーにあたるミニバンはあれだけ先進的で技術重視のスバル・プリンスのことですから、日本初のミニバンまでもがこの中島自動車から出ていたはずです…

・仮想ラインナップ(あくまで仮です)
軽自動車が現実のスバル自社製の軽とほぼ同じで、
*ステラorプレオ
*R2/R1orヴィヴィオ
*サンバーディアス
などなど

そして、主力のセダンやハッチバック、クーペなどが、
*コンパクトカーのチェリーorマーチ
*小型車のスバル1000→レオーネ→インプレッサ
*中型車のレガシィ
*中上級車/アッパーミドルセダンのスカイライン
*高級クーペのアルシオーネorスカイラインスポーツorGT-R?
*高級車のグロリア
*フラッグシップの最高級車のグランドグロリア→新車名?

といったところでしょうか、最高級車についてはトヨタがクラウンエイト→センチュリー、日産がセドリックスペシャル→プレジデントと発展したことを考えるとプリンスもグランドグロリアとは違う独自の最高級車を出し、主に得意としていた皇室関係に納入していたはずです…
もちろん、これらをベースとしたワゴンやバン、クーペなどの派生車も多数出ていたはずです。

あとはミニバンが
*プレーリー?
*ドミンゴ→小型ミニバン(セレナクラス)
*ホーミーコーチ→高級ミニバン(エルグランドクラス)
となり、

SUVは現実のスバルと同じ、
*レガシィアウトバック
*フォレスター
*XV
に加えて、プリンスがピックアップトラックのマイラーを作っていたことを考慮すると、それベースの本格オフロードSUVが出ていたかもしれませんね…80年代には出ていたかと…
この場合、急造に過ぎないブラットやバハは存在せず、代わりにマイラーやそれベースのSUVを北米での稼ぎ頭にしていたかもです…
勿論、自社でクロカンを作れている以上、幻のOEM車であるスバルビッグホーンも無かったかと…それにこれだけの大メーカーで且つコンパクトカーも自社で生産している以上、XVより下のコンパクトSUVも出していたはずです。

商用車でも上から下までフルに近いラインナップを揃えていたはずです。
バンだけでも、
*レックスコンビ→ヴィヴィオバン→プレオバン(軽ライトバン)
*サンバーバン(軽バン)
*レオーネバン(小型ライトバン)
*スカイウェイ→スカイラインバン(中型ライトバン)
*グロリアバン(高級ライトバン)
*ドミンゴバン?(小型ワンボックス)
*ホーミー(中型ワンボックス)
が揃いますし、

さらにトラックでも
*サンバートラック(軽トラ)
*マイラー(ピックアップ)
*ドミンゴトラック?(1t以下小型トラック)
*ホーマー(1t小型トラック)
*クリッパー(2t小型トラック)
が揃いますし、

これにマイクロバスに関しても、
*ホーミーマイクロバス
*ライトコーチ
が揃う…というトヨタや日産と同等、いや軽を揃えているからそれ以上のラインナップとなっていたはずです。

ただサンバーとホーミーでは車格の差が大きいですし、その間として仮ながらドミンゴを入れてみましたが、軽の派生に過ぎないドミンゴでホーミーの下を担うのは無理がありますから、流石にバネットやボンゴのライバルにあたる小型ワンボックス/トラックぐらいは開発していたことでしょう…


・日産とスバルの関係が続いていたら…
先ほどのとは別に、日産とスバル(富士重工)の提携が続いていたらというものです。
日産とスバルはプリンスが日産に吸収されたのもあってか長年に渡り提携関係があり、ADをレオーネバンとしてOEMしたり、初代チェリーバンは富士重工の工場で生産されていました。一時期富士重工の経営悪化が噂された際には吸収される噂まで出たことがあります。

しかし、1999年に日産が経営悪化しルノーと提携すると富士重工との提携は解消されてしまいました…
そしてスバルは新たなパートナーとしてGMを選びますが、これもGMの経営悪化によって解消したためにトヨタ傘下に入り、現在に至る訳です…
もし、スバルと日産の提携が解消されることなく、一緒にルノー傘下に入っていたらどうなっていたでしょうか…

まず、日産車が従来の武骨なデザインからルノー車に似たコンサバ風のデザインに一新され、当時は話題を呼びましたが…


・例:プリメーラ
この劇的な変化がスバル車にまで波及していたかもしれません…


そうなった場合、レガシィやインプレッサがV35スカイラインやP12プリメーラにそっくりなコンサバ風デザインになり、広告もモダンさをアピールしたものになっていたかもしれません…

正直想像したくないです…独特の漢臭さがあってこそのスバル車ですから…
武骨さが消えて別のメーカーみたいに日産と違ってスバルはそこが残っているので、いい提携先をスバルは選べたのかもしれませんね…
あとは現実のトラヴィックのごとく、ルノーOEMのスバル車まであったかもしれません…

そして日産は軽自動車を三菱・スズキではなくスバルから調達したでしょうから、現実ではダイハツOEMになってしまったスバルの軽が今でも自社製で続いていたことでしょう…
ステラがオッティorデイズ、サンバーがクリッパーとしてOEM供給されていたはずです…あるいは日産が開発に参加してNMKVならぬNSKVが出来たとか…

その代わりに、日産へのOEMという稼ぎ頭の無い三菱が代わりに軽自動車から撤退…したかもしれませんが、もしこれに加え、さらに現実通り三菱までルノー・日産グループ入りしてたらどうなってことでしょうか…

三菱の軽自動車部門とスバルの軽自動車部門が統合され、ジェイバスみたいに別会社の統括となり、どっちかで担当分野を分けていたかもしれません…(注:ジェイバスとはいすゞと日野のバス部門の合弁会社のこと)

例えば、トッポとパジェロミニを先駆けて出した三菱はトールワゴンとSUVを担当し、

スバル360とサンバーを出したスバルは軽セダン・クーペと軽トラ担当…とかで分担するといった具合に…

また、インプレッサとランエボというWRCで戦ったライバルが同じグループになる訳ですから、ここでも何か動きがあるでしょうね…
ただ、三菱が奈落の底に落ちていくこと自体は現実と変わらない気がします………


・日産の資本提携先がフォードだったら…
日産は経営悪化に伴い1999年にルノーと資本提携し、あのゴーンがやってきて経営再建した(なお今現在はお察しください)というのはご存知だと思われます。
しかし当初、ダイムラー・クライスラーやフォードも提携先の候補に入っていました。フォードは日産の巨額の赤字にドン引きして逃げた…という説がありますが、もしこのままフォードと提携していたらどうなっていたでしょうか…

というか、実はフォードと日産は業務提携レベルであれば過去に提携していたことがありました。日産が北米向けミニバンとして販売していたクエストの初代・2代目はフォードとの合弁で作られたものです。

もし、このまま資本提携まで行けばフォード車とのプラットフォーム共有はもちろんのことですが、2000年代のフォード車は傘下に収めたマツダやボルボ、ジャガーにおいてもプラットフォーム共有を進め、全世界で一つのプラットフォームを使用していたでしょうから、これに日産も加わっていたでしょう。

例えば、初代のBKアクセラはボルボ・S40・V50とフォード・フォーカスと共通のフォード・C1プラットフォームを使用しましたが、恐らくこれにティーダが加わったことでしょう。ただその場合プラットフォームの構造上5ナンバー化が難しいのでティーダは3ナンバーで登場していたはずです。
他にも、マーチやノートはデミオやフォード・フィエスタと同じB3プラットフォームを、ティアナはアテンザやフォード・フュージョンと同じCD3プラットフォームを使っていたはずです。

またフーガやシーマといったインフィニティでも販売される高級車はジャガーやマーキュリー、リンカーンと同じプラットフォームになっていた可能性があります。
現実でも日産はマツダと業務提携し、ボンゴやADなど商用車を中心に相互にOEM供給しあっていたので、同じグループに入るとなるとOEMの事例がさらに増えていたはずです。

マツダの場合1996年に同じく経営悪化でフォードとは大株主から親会社の関係に変わり、これに伴ってZOOM-ZOOMというキャッチコピーによるイメージ戦略やファミリアやカペラという伝統の車名の廃止…といったことが行われたことを考えると、現実通りデザインの大幅な一新やサニー・セドグロなどの伝統の車名の廃止については変わらなかったと思われます。
ただしルノーではなくフォードによるものなので、その内容は大きく変わっていたはずです。

そして、リーマンショックを機にフォードの経営が悪化し、ボルボやジャガー、そしてマツダも売却されたように、日産も売却されたはずです。
この場合、ボルボのように中国企業の傘下になっていた可能性があります……


・日産の資本提携先がダイムラークライスラーだったら…
日産は経営悪化に伴い1999年にルノーと資本提携し、あのゴーンがやってきて経営再建した(なお今現在はお察しください)というのはご存知だと思われます。
しかし当初、ダイムラー・クライスラーやフォードも提携先の候補に入っていました。また日産の本命はダイムラー・クライスラーだったとも言われています。
もしこのままダイムラー・クライスラーと提携していたらどうなっていたでしょうか…

ダイムラー・クライスラーは両メーカーの方向性の不一致などからプラットフォームなどの統合が進まず、またクライスラーの経営再建にも失敗して後に解消されたことを考えると、日産の経営再建が失敗に終わった可能性が高く、つまりルノーと提携するよりも悪い形となったと思われます。
ただ皮肉にも共通化が進まなかったお陰で、90年代までの漢臭く武骨なデザインの日産車がその後も健在だったかもしれません。例えばスカイラインはV35のようにはならず、R34をそのまま進化したR35スカイラインになっていたかもしれませんね。

またクライスラーはダイムラー(ベンツ)と別れた後、フィアットと提携しFCAが発足しましたが、これに日産が加わった可能性があります。社名はFCNA?FNCA?とかになっていたのでしょうか…
ここでは比較的プラットフォームの共通化が進んだことから、マーチやノートとプントやパンダでプラットフォームが同じになっていたと思われます。日産フーガ・クライスラー300・ランチャテーマでプラットフォームの共有も有り得たかもしれません。

そして、2021年にFCAはPSA(プジョーシトロエン)と合併し、ステランティスというグループが誕生したので、ここに日産が加わり、プジョーやシトロエン、オペルともプラットフォームを今後は共有することになった…のかもしれませんね…



Posted at 2021/01/29 12:34:36 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車研究 | クルマ
2020年12月29日 イイね!

風は世田谷 用賀アメリカ村

車のPVやら何やら色々漁っていたらたまたま候補に流れてきたので見たところ、昔は用賀にアメリカ村なんてのがあったらしいですね…


ソースはこの動画で1987年に制作されたものですが、用賀ICの真ん前にアメリカンなファミレスの並びがあってオシャレな場所だったそうです…ドライブデートが流行った時代なだけありますね…
ここら辺、小さい頃に親とドライブした頃から何度も通っている場所なのですが初めて知りました…まあこの動画の放送当時はまだ生まれてないので…

元々雑木林だった土地をファミレス3件に使わせ、アメリカンでオシャレなデザインで建ててドライブデートに向けたオシャレなレストランとして売り出したそうですね…
「イエスタデイ」「プレストンウッド」「デニーズ」の3つだったそうで、デニーズは今も有名なので言うまでもないですが、イエスタデイはすかいらーく系列、プレストンウッドは森永系列だったそうです。
前者2つはバブル崩壊と共にあっさり潰れてしまったものの、デニーズは2013年まで現役で跡地は同じ系列のセブンイレブンになっています。
ここにデニーズがあったのは知ってましたがまさかこんな経緯があったとは…

そして動画の1.21秒あたりに写っているマックは今もあるのですが、このアメリカ村の唯一の生き残りのようですね。
今は割と普通な外観なのですが、当時はこのアメリカ村に合わせた真っ白でオシャレな内外装だったそうです…
そして日本400店目の記念すべき店舗だったそうで、1985年にオープンしました。建物自体はオープン当時から同じものを改装して使っているようです。

また動画で映ってる住宅展示場、マック、共石(ENEOS)、ホンダプリモ(Honda cars)は名前変わったのもありますが、どれも今でも健在です。
さらに246号線のシーンにあるトヨタカローラ店も建物は違いますがこちらも健在です。
ただし、動画内でドライバーの憩いの場になっている軽食屋はマンションになっています。

一応、地図だとこの辺りになります。セブンイレブンの場所にデニーズ、その向かいの本間ゴルフやスタバの場所にイエスタデイやプレストンウッドがありました。
またニトリの場所には以前住友スリーエムの本社ビルがありました。

冒頭の名古屋に行きたい外国人がL70ミラにヒッチハイクするのが時代を感じます…
他にも、Y30セドグロバン、B11サニー、N13ラングレー、Z31フェアレディZ、910ブル、FFの10系カムリ、120クラウンタクシー、20ソアラ、80カローラ、85レビン、初代アコード、初代パジェロ、初代シャリオ、剛力サンバー、新幹線ハイエース、50ハイエース、2代目タイタン、寅さんエルフ、黄金キャンター、レゾナ、810、ザ・グレード初期…が写っているのは確認出来ました。

そしてこの「風は世田谷」というのは世田谷区が広報用に制作した映像のようで1985年から1996年まで制作され、実際にテレビ東京で毎週木曜8:45-9:00に放送されていたそうです。
このyoutubeの動画再生はもちろんのこと、今でも世田谷区の図書館でDVDを借りることも可能な他、放送当時は区民センターでLDの映像を流していたそうです。

こういう昔の自治体の広報用動画とか見るのって結構好きなんですよね…
何より古い車がまだ現役で沢山走ってた頃の姿を見れますし、特に自治体所有の車両の塗装とかの資料とかまず無いので本当に貴重です…
こういうのを元にペーパークラフト作ったり資料まとめてみたりもいつかしてみたいです…
前に川崎市の似たようなニュース動画のを見た際に(これもyoutubeにあります)、古いトラックのゴミ収集車が沢山映っていたのでこれもペーパークラフト作ろうかなとか考えてましたねw

とりあえず自分は近い世田谷や川崎、横浜などのを見ましたが、皆さんも自分の地元の自治体のを見てみると面白いと思います。

このシリーズ、他にはこんな動画もあるので紹介します。まあ勿論旧車目当てですが…()


こちらは1985年の動画で、障がい者支援のハンディキャブというクルマがタイトルにが出ているのですが、動画内では世田谷ミニキャブ区民の会というそうです…
にも関わらず、ミニキャブではなくサンバーを使用しています…いわゆる剛力サンバーの後期型でイマイのプラモにもなりましたね。
他に動画の後半ではダットサンバネットの福祉車両も登場していますね。


こちらは1985年も動画で、移動図書館のものです。
移動図書館は特注ボディの車両ですがベース車がわからないですね…あと人員輸送車として初代のE20キャラバンも一緒にいます。
他には初代ビッグホーンも映っていますね…


こちらは1988年の動画で、広い世田谷区内を区が保有するレインボーRJ観光型で回る観光ツアーだそうです。まあ世田谷区は23区で一番面積がデカいですからね…
前に四国かどっかの島でこれと同型のレインボーが今も現役でボロボロながら走ってるとかあった気がしますが、この時代は当たり前ですが東京23区をまだまだ新しいバスとして走っていた訳で…今こんな80年代のレインボーが世田谷を走ったら大事件です()
一応、今のメルファの2世代前にあたりますね(メルファ自体22年目ですが)、でもこのレインボーで世田谷を回るツアー、是非とも参加したいです………あとこれをペーパークラフトで作るのも面白いかもです()

こちらは1989年の動画で、バス停のデザインを考えるという動画です。
古い塗装の京王バスのエアロミディMK、関東バスの3E、小田急バスのブルドッグやエアロスターM、東急バスのCJMや5Eにブルドッグ、東急コーチのエアロミディMKが映っており、バスマニアにはたまらないと思います。
他にワンダーシビック、30カローラⅡ、70カローラバン、50ハイエース、初代AD、Y61サファリ、レゾナ後期、当時デビューしたばかりののZ32も映っています。


こちらは1990年の動画で、起震車のものです。
起震車には黄金キャンターのダブルキャブが使われています。また消防署内にはレンジャー+5や
他に20ビスタorカムリ、C22バネットに50系ハイエース、4代目サンバートラック、出たばかりのパンダ目のサンバートラックも映っています。


こちらは1992年の動画で、タクシーで体の不自由な人に多摩動物公園に行くドライブのプレゼントをするというものです。
タクシーの車種がY30セダン、Y31セドグロ前期、C31ローレル後期、130クラウン前期、HCルーチェ後期、50系ハイエースのジャンボタクシー、そしてまだまだ新車だったY31中期もいますので、タクシーマニアにはたまらないと思います。
他にも昔の思い出のシーンでクジラクラウンのタクシーもありますね。


こちらは1993年の動画で、小学生が夏休みに路線バスで探検する動画です。
まだモノコックの東急バスのいすゞCJMが現役です!!!恐らく当時は現役末期でしょう…
そしてまだ当時は新車かつ主力の小田急バスや東急バス、京王バスのエアロスターMを始め、小田急バスのいすゞシャシーの5E、東急バスのキュービックやUDシャシーの6Eも映ってます。
他にも130系クラウンやサンバーディアスもいますね…
Posted at 2020/12/29 04:00:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車研究 | 日記

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