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2020年04月05日 イイね!

カタログ 日産 C22バネットコーチ


今回紹介するカタログは日産のバネットコーチのC22型です。

C22バネットは1985年に登場し、バネットとしては2代目になります。従来のC20型と比べてスタイリッシュで流麗なデザインとなり、乗用モデルとなるコーチはクルマ座シートと呼ばれる豊富なシートアレンジを売りにしていました。
当初はバンとコーチのみで、ラルゴは1986年、トラックは1988年に遅れてモデルチェンジしています。その後1988年にマイナーチェンジが行われ、今回紹介するカタログはこの時のモデルとなります。
このマイナーチェンジではそれまでチェリーバネット・サニーバネット・ダットサンバネットと販売店ごとに分かれていた車名がバネットに統一されました。

↑当時のCMです。こういったミニバン/ワンボックスは普通ならファミリー層をターゲットとするはずですが、このCMでは珍しく男女7人の若者が出ています。バブル真っ只中の雰囲気が出ていますね。CMソングは鳥越礼さんの愛は急がないって曲らしいです。

そして1991年にバネットコーチはセレナ(当初はバネットセレナ)にバトンタッチして生産終了しました。つまりこのバネットコーチはセレナの前身にあたります。
その後1993年にバネットラルゴがラルゴにモデルチェンジして生産終了し、残ったトラック・バンも1994年以降はマツダからボンゴのOEM供給を受けることになり、自社製バネットの系譜は2009年にNV200バネットが登場するまで途切れることになります。
しかしマレーシアではC22バネットのトラック・バンが2012年まで生産されていましたし、実は何と2015年からインドのアショック・レイランドというメーカーでドストという名称でC22バネットトラックが生産され、現在も生産中だったりします!!
これを含めるとC22バネットは2020年時点で35年、トラックだけなら32年続く長寿車となる訳です!
実はライバルのボンゴやデリカにも負けない長寿車となる訳なんですよ・・・

コンセプトのページです。このマイナーチェンジではバネット初の4WD車が登場しましたがこれはこのクラスでも最後発となります(デリカは1982年・ボンゴは1985年・タウンエース/ライトエースは1986年登場)。CMと同じ「楽しいことは、ここから始まる」というキャッチコピーが入っています。
ホイールアーチに「FOUR WHEEL DRIVE」のロゴが入っているのが印象的ですね。そして当時のRV車ではお馴染みだったバンパーガードや見えにくいですがサイドステップも装備されています。
エクセル-YUは最上級グレードとなり4WDのみに設定されています。これでエクセルユーと読むのですが何故Uでは無くYUにしたのでしょうか…
まあ日産はネーミングセンスがよくわからないの結構ありますからね…テラノ・アベニール・ムラーノみたいに苗字のような車名つけたりしますし…

コンセプトのページです。このブルーとホワイトの2トーンは爽やかな印象ですがあまり数は出ていなさそうな気がします…SGLは中級の量販グレードとなります。フロントデザインは一見バンのVXやトラックのGL-Lと似ていますが、ヘッドライト間に専用のガーニッシュが入っています。
サンルーフはパノラマルーフという名称でフロントとリアで分かれており、フロントがチルトアップ式・リアがスライド式となっています。
そう言えば今のセレナにはサンルーフの設定すら無いんですよね…昔は各社揃ってサンルーフの面積の広さや豪華さで競い合っていたことを考えるとつまらないですし寂し過ぎます…

コンセプトのページです。エクセルは4WD/2WD共に設定されており2WDでは最上級グレードとなります。このゴールドとホワイトの2トーンカラーは高級感があっていい雰囲気ですね。
またコーチのみの特徴としてリアに大型のガーニッシュが入っています。

インテリアのページです。クルマ座シートと呼ばれるシートアレンジが豊富なシートが特徴で、回転対座やフルフラットはもちろんのこと、セカンドシートの外向き機構やラウンジモード(左下)なども可能でした。
80年代の車ではありがちだった昭和のキャバレーやクラブのような赤い内装には時代を感じさせますね…
この外向き機構で景色を眺めながら走ることやラウンジモードで中央の倒したテーブルを囲んで楽しみながら走ることも想定されていたそうで、これは中々楽しそうですし今のセレナにはない魅力でいいと思いますが、後席シートベルトの義務化がされた現在では不可能になってしまうんですよね…まあ仕方ないことですが…

さらに助手席にはセドリックやローレルなどの高級車でお馴染みのリラックスシート機能も備えていました。リラックスシートというのは助手席の背もたれの中央部を倒してオットマンに出来る機能で90年代までの日産の高級車ではお馴染みの装備でした。
そしてラウンジモードではこのリラックスシートのオットマンをシートにすることも出来たようです。
なおこのリラックスシートはエクセル-YU・エクセルのみとなります。また当時では珍しいオートクローザーもエクセル-YU・エクセルに標準装備しています。
これだけ充実していながらエアコンは全車ディーラーオプションだったりしますが…

装備のページです。ウェットアームワイパーという装備があったようで、これはワイパー本体からウォッシャー液が出るワイパーだそうです。中々画期的なアイデアですし今でもあっても良さそうですがコストの関係で難しいのでしょうか…

この時代のワンボックスではお馴染みのクールボックスの設定も勿論存在し、マルチクールボックスという名称でインパネとシフトノブの中間に設置され、冷やすのはもちろんのこと暖めるのも可能でしたし、さらに製氷と湯沸かし機能まであり専用のポットが装備されていました。

このクールボックスや回転対座、大型サンルーフといった昔のワンボックスにありがちな豪華装備は使用する機会こそ少なそうですし悪く言えば無駄ではありますが、今のミニバンには無い面白みがあって素晴らしいと思います…むしろこっちの方が魅力的です…!
それに比べて今は寂しいものですね…セレナに至ってはC25・C26で7人乗りの設定すら途絶えていましたし…

メカニズムのページです。トランスミッションは4速ATと5速MTが設定されており、4速ATは2WD車のみとなります。4WDはフルタイム化されておらず昔ながらのトランスファーレバーで切り替えるパートタイム4WD式となりますが、切り替えはトランスファーレバーではなくボタンのみで切り替え出来るようになっています。

エンジンはガソリンエンジンが直4・1500ccのA15型と直4・2000ccのCA20型、ディーゼルエンジンが直4・2000ccのLD20型と直4・2000ccターボのLD20T型エンジンとなっています。
当時の最新エンジンだったCA20型やディーゼルターボのLD20T型は商用のバン・トラックに無いエンジンで、乗用モデルらしく最新鋭の高性能エンジンを搭載しておきたかったのでしょう。
CAエンジンは80年代の日産の中型車ではお馴染みだったエンジンで、初搭載は失敗作となったバイオレットリベルタ・スタンザFX・オースターJXとなります。A15型は初代サニーから始まったA型エンジンで名機と呼ばれるエンジンですが流石に古臭さは隠せなかったはずですし2WDの廉価グレードのみの設定となっていました。

4WDのグレード一覧です。エクセル-YUはフル装備の最上級グレードで4WD車のみの設定となります。SGL-YUは量販グレードのSGLに装備を追加したグレードでこれも4WD車のみの設定となります。

4WDのグレード一覧です。エクセルはエクセル-YUより少し装備を落としたグレードです。SGLは基本的な装備が充実した量販グレードとなります。
GLとDXは基本的には乗用登録の商用向けと言えるグレードで、どちらも商用モデルと同じデザインの角目・丸目のライトとなっています。
GLは8人乗り(2WDは9人乗り)で角型ライトですが、SCは3列目シートの無い5人乗り(2WDは6人乗り)で丸目ライトとなっており、バンの1年車検を嫌うユーザー向けのグレードとなっています。

2WDのグレード一覧です。エクセル-YU・SGL-YUが設定されないことを除けば4WD車と同じですが、前述した通りGLとSCはそれぞれ9人乗り・6人乗りとなります。

主要装備・主要諸元です。

オーテック扱い特装車のカッパです。後のセレナのキタキツネにも繋がるグレードで、グリルガードや大型フォグランプでRV色を強め、折りたたみ式のベッドやカーテン、さらにキャンプ用にテーブルやベンチ、ランタンまで装備しています。
またスピーカーはJBL製となっておりかなり充実した装備となっています…
と思いきやシートがDXのものをベースとしていてフロントシートはハイバック、リアのヘッドレストは無しなんですよ…JBLのスピーカーまで装備しておいてどうしてここだけ質素なんでしょうか…

裏表紙です。オプションカタログを持っていないため紹介出来ないのは残念ですがナショナル製カーテレビやわざわざ4WDエマージェンシーキットと名付けられた救急箱など面白そうではありますね。
なおこのディーラーのハンコがある埼玉日産の川口支店は現在でも営業しているディーラーとなります。
Posted at 2020/04/05 02:09:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ 日産 | クルマ
2020年04月05日 イイね!

カタログ 日産 C22バネットバン


今回紹介するカタログは日産のバネットバンのC22型です。

C22バネットは1985年に登場し、バネットとしては2代目になります。従来のC20型と比べてスタイリッシュで流麗なデザインとなりました。
当初はバンとコーチのみで、ラルゴは1986年、トラックは1988年に遅れてモデルチェンジしています。その後1988年にマイナーチェンジが行われ、今回紹介するカタログはこの時のモデルとなります。
このマイナーチェンジではそれまでチェリーバネット・サニーバネット・ダットサンバネットと販売店ごとに分かれていた車名がバネットに統一されました。
通常のバネットバンのみならず、バネットラルゴをベースにした上級仕様のバンとしてバネットラルゴバンも設定されています。そのためかなりのワイドバリエーションとなっています。

そして1991年にバネットコーチはセレナ(当初はバネットセレナ)にバトンタッチして生産終了しました。
その後1993年にバネットラルゴがラルゴにモデルチェンジして生産終了し、残ったトラック・バンも1994年以降はマツダからボンゴのOEM供給を受けることになり、自社製バネットの系譜は2009年にNV200バネットが登場するまで途切れることになります。
しかしマレーシアではC22バネットのトラック・バンが2012年まで生産されていました。
そして実は何と2015年からインドのアショック・レイランドというメーカーでドストという名称でC22バネットトラックが生産され、現在も生産中だったりします!!
これを含めるとC22バネットは2020年時点で35年、トラックだけなら32年続く長寿車となる訳です!実はライバルのボンゴやデリカにも負けない長寿車となる訳なんですよ・・・


コンセプトのページです。このC22バネットからタイヤハウスの無い平床のナイスパックが加わりましたが、ボンゴのワイドローとは異なりただかさ上げしただけとなっています。
画像は廉価グレードのDXで丸目ライトが特徴となっています。なおライトヘゼルの色がバン・コーチ廉価グレードはシルバー、トラックはブラックとなっていました。

コンセプトのページです。VXは最上級グレードで商用バンでありながら乗用のコーチとほとんど同じ見た目となっています。また室内もフルトリムでフルフラットシート装備となっていました。
グレードごとにヘッドライトが違っていて差別化されていたのもC22バネットの特徴で、GL-Lはコーチと同じ異型ライト・GLは角型ライト・DXは丸型ライトとなっていてこれは絶版になるまで一切不変でした。

インテリアのページです。VXにはクロス張りのシートにブロンズガラス、フロアカーペットまで設定されています。VXのフロントシートは中央席があることを除けばコーチとほとんど共通となっています。
またVXもカセットデッキではなくラジオではあるものの、電子チューナー搭載となっています。しかし集中ドアロックがVXのみというのは時代を感じさせますね…今では全車標準装備でしょうし…

積載性のページです。この時代の商用バンではかなり珍しいオートクローザーも上級グレードのVXに装備されています。またパーティションパイプは可倒式となっていて荷室へ移動する時に使えるようになっています。足を乗り上げる以上難しそうですが…
ルーフの高さは標準ルーフ・ミドルルーフ・ハイルーフの3種類と充実しており、また荷台の種類は低床と平床から選べます。
平床はナイスパックの名称となっており、リヤタイヤの膨らみが無い分平らになっていますがそのためにかさ上げされているのが特徴です。かさ上げされた分は収納スペースとなっています。
またこのナイスパックはバネットバンDXのみの設定となります。

ラルゴバンのページです。当時はわざわざラルゴにも商用バン仕様を設けていました。
バネットバンより少し長い程度であるにもかかわらずわざわざ設定するというのが謎ではありますが…いかにもバブルらしい充実したバリエーションではあります…
まあ欧州仕様のバネットバンはこのラルゴバンをベースにしていましたし、そのついでだったのかもしれませんね…
グレードはVX・DXの2種類でこちらもVXは乗用のラルゴとほとんど変わらない見た目となっていました。なおDXは欧州向けバネットバンと同じ角型ライトのフロントデザインとなっていました。

メカニズムのページです。ガソリンエンジンが直4・1200ccのA12型と直4・1500ccのA15型、ディーゼルエンジンが直4・2000ccのLD20型エンジンとなっています。トラックにあった直4・2000ccのZ20型の設定はありません。
いずれも乗用車では当時でも旧世代となる古いエンジンですね…A12型・A15型は初代サニーから始まったA型エンジンで名機と呼ばれるエンジンですが流石に古臭さは隠せなかったでしょうし、特にA12はかなりアンダーパワーが目立っていたのではないでしょうか…
正直この手のワンボックスで1200ccはキツ過ぎると思います…

トランスミッションは4速ATと5速MTが設定されており、4速ATは2WD車のみとなります。4WDはフルタイム化されておらず昔ながらのトランスファーレバーで切り替えるパートタイム4WD式となりますが、切り替えはトランスファーレバーではなくボタンのみで切り替え出来るようになっています。
またラルゴバンの4WD車の場合はスペアタイヤがリアの左側のタイヤハウスの上にあるのは特徴です…ちょっと邪魔ですし特に駐車する時は見えずらそうです…

グレード一覧です。VX・VL・DXの3種類ですがVLは2WDのみの設定となります。VXは最上級グレードで乗用のコーチとほとんど同じ見た目と乗用ユーザーも考量した充実装備が特徴となっています。
GL-Lは乗用のコーチと同じ異型ライトで乗用ユーザーも考慮した充実装備の最上級グレード、GLは分割式ヘッドライトなどやや装備を充実させた角型ライトの中級グレード・DXは丸目ライトのベーシックグレードとなります。

ラルゴバンのグレード一覧と特装車です。VXとDXの2種類でそれぞれに2WDと4WDが設定されていました。
特装車は救急車まで設定されていましたが、正直救急車にするのはちょっと狭そうです…他に保冷車や福祉車両のチェアキャブも設定されていました。
特にチェアキャブと救急車はかなり珍しそうですし、生き残っていたら座間の記念館で保存するべきではないでしょうか…

裏表紙です。カタログは1989年6月現在の物となります。ディーラーの記載がありますが3つともに全て30年以上経った2020年現在も健在のディーラーです。
左の日産サニー東京羽村営業所は合併によって現在は日産プリンス西東京の羽村産業通り店と改称して営業しています。中央の東京日産青梅営業所も健在です。右の日産チェリープリンス青梅というのはチェリー店で多かったサブディーラーと言われる部類の店舗ですが今でもあるようです。
Posted at 2020/04/05 02:01:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ 日産 | クルマ
2020年04月05日 イイね!

カタログ 日産 C22バネットトラック


今回紹介するカタログは日産のバネットトラックのC22型です。

C22バネットは1985年に登場し、バネットとしては2代目になります。従来のC20型と比べてスタイリッシュで流麗なデザインとなりました。
当初はバンとコーチのみで、ラルゴは1986年、そして今回紹介するトラックは1988年に遅れてモデルチェンジしています。

そして1991年にバネットコーチはセレナ(当初はバネットセレナ)にバトンタッチして生産終了しました。つその後1993年にバネットラルゴがラルゴにモデルチェンジして生産終了し、残ったトラック・バンも1994年以降はマツダからボンゴのOEM供給を受けることになり、自社製バネットの系譜は2009年にNV200バネットが登場するまで途切れることになります。
バンはNV200バネットで久しぶりに自社製に復帰したものの何故かトラックはOEMのままでマツダとの提携解消によってそのまま消滅してしまったのが残念です…
しかしマレーシアではC22バネットのトラック・バンが2012年まで生産されていました。
そして実は何と2015年からインドのアショック・レイランドというメーカーでドストという名称でC22バネットトラックが生産され、現在も生産中だったりします!!
これを含めるとC22バネットは2020年時点で35年、トラックだけなら32年続く長寿車となる訳です!実はライバルのボンゴやデリカにも負けない長寿車となる訳なんですよ・・・

このカタログでは右上に販売店の案内がホッチキス止めされており一部を加工しております。日産サニー福岡販売は日産サティオ福岡を経て日産プリンス福岡販売に吸収され、この本社営業所は博多店として営業を継続していますが見た限り当時の建物では無さそうですね…そして左上のサニーのマークが懐かしいですね。また諸事情のためここだけ一部画像を加工しています。

コンセプトのページです。2代目にモデルチェンジするにあたって初の4WD車が登場しましたがこれはこのクラスでも最後発となります。(デリカは1982年・ボンゴは1985年・タウンエース/ライトエースは1986年登場)
グレードごとにヘッドライトが違っていて差別化されていたのもC22バネットの特徴で、GL-Lはコーチと同じ異型ライト・GLは角型ライト・DXは丸型ライトとなっていてこれは絶版になるまで一切不変でした。

コンセプトのページです。後部のNISSANロゴがピックアップのようでカッコイイですがこれはディーラーオプションだったようです。荷台の種類は標準ボディのスーパーローとロングボディのスーパーローの2種類となっています。また荷台自体は先代からの流用となります。

積載性とオーテック扱い特装車のページです。全車平床のスーパーローとなるため前後でタイヤサイズが異なっています。
オーテック扱い特装車としてマーメイドというのが設定されていました。トラックにこのような特装車を設定するのはいかにもバブルといった感じの無駄っぷりで、901運動などで勢いのあった当時の日産らしくていいですね。今の悲惨でつまらない日産とは大違い…
レジャーに使えるようになっていてグリルガードまで設定されています。荷台も専用のサイドスカート付きのFRP製荷台となっていてカッコイイです。また荷台のみをマーメイドと同じものにしたものもGL-Lに設定されていました。
そう言えばライバルのタウンエース・ライトエースにもスーパーXという似たような豪華仕様がありましたね…やはりどのメーカーもバブルで潤っていたのでしょう…あちらは比較的遅くまで設定されていましたが…

インテリアとメカニズムのページです。しかしシートリクライニングを全車に標準装備しているのはこの当時のトラックでは珍しいですね。またGL-Lにはクロス張りのシートにデジタル時計やフロアカーペットまで設定されています。
なのにオーディオはグレード問わず標準では全て昔ながらのAMラジオとなっていました。
せっかく派手で豪華なマーメイドを買ってAMラジオしか聞けなかったらちょっとギャップが過ごすぎません…??タウンエース・ライトエースのスーパーXはちゃんとカセットデッキでしたしやっぱり日産らしいツメの甘さが…

エンジンはガソリンエンジンが直4・1500ccのA15型と直4・2000ccのZ20型、ディーゼルエンジンが直4・2000ccのLD20型エンジンとなっています。
いずれも乗用車では当時でも旧世代となる古いエンジンですね…A15型は初代サニーから始まったA型エンジンの1種で名機と呼ばれるエンジンですが流石に古臭さは隠せなかったでしょうし、このバネットトラックでもアンダーパワーが目立っていたのではないでしょうか…
Z20型は1979年から長きにわたり(Zエンジン自体は1977年のZ16が最初)日産の中型車や商用車向けに搭載されてきたエンジンです。LD20型はwikiにも記載のないエンジンですが名機L型エンジンのディーゼル版と言えるエンジンで、RDエンジンの先代となります。これもかなり旧態依然としたものになります…


グレード一覧と特装車、カラーバリエーション、主要装備・主要諸元です。見開きのページとなっており特装車のページをめくると2WD車のバリエーションとなります。
グレードは基本的に3種類で、GL-Lは乗用のコーチと同じ異型ライトの最上級グレード、GLはやや装備を充実させ角型ライトの中級グレード・DXは丸目ライトのベーシックグレードとなります。2WD・4WD問わず同じグレード構成で標準ボディは3グレード選べますがロングボディはDXのみとなっていました。

特装車はドライバン・保冷車・冷凍車などの箱者やリフター車、ダンプといった定番のものですが、冷凍車だけで中温冷凍車・低温冷凍車・アイスクリーム用冷凍車と細かく選べるようになっていました。恐らく温度が高いものから順にといったところでしょう…
ボディカラーは定番のホワイトやシルバーだけでなくブルー・イエロー・ブラックといったカラーも選べるようになっています。

裏表紙です。オプションカタログを持っていないため紹介出来ないのは残念ですがこの時代のこのクラスのトラックにフロントスポイラーを設定しているのはかなり珍しいですね。
Posted at 2020/04/05 01:56:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ 日産 | クルマ
2020年02月29日 イイね!

カタログ 日産 新型ルークス


今回紹介するカタログは日産の新型ルークスです。このブログのカタログ紹介としては珍しく出たばかりの新型車のカタログになりますね。
本来、現行車のカタログはネットのホームページですぐ見れるので取り上げないつもりですし基本的には絶版車のカタログばかり上げてきたのですが、今回は日産・三菱の久しぶりの新型車になりますしその登場記念ということで紹介したいと思います。なお比較用として旧型のカタログもアップします。

今回のモデルチェンジで、日産側の名称はこれまでのデイズルークスから2世代ぶりにルークスのみの名称にまさかの逆戻りしました。
正直、このままデイズルークスとして継続していくと思ったのでこれはかなり予想外でしたね…ちなみに初代ルークスはパレットのOEMです。

デイズ同様、カスタム系はデイズハイウェイスターのみで、先代にあったekスペースカスタムは廃止されてしまいましたが、その代わりとしてSUV風味のekスペースクロスがラインナップされます。これも新型ekワゴン同様の流れですね。やはり三菱はSUVに特化していくのでしょう…

最近流行りのクロスオーバーSUV、軽自動車においてもハスラーのヒットはありますから日産で売っても良さそうですし、カスタム系も安定した人気はありますからekスペースカスタムを新型で出しても良かったと思うのですが両社で差別化…といったところなのでしょうね…
個人的には、どちらもスズキ・ダイハツ・ホンダと比べるとラインナップが少ないですしラインナップ補完のために両社で3つ売るべきだったとは思いますけどね…ただそれだと販売力で劣る三菱がだいぶ不利になってしまうのでそこは良いのかもしれません。

三菱と日産の合弁会社、NMKVで開発されているのは旧型と共通なのですが、新型ではデイズ同様、三菱主導から日産主導になって開発されるようになり、プロパイロットなど普通車で採用されてきた日産の先進技術が軽自動車で初めて導入されています。
型式も日産流になりましたしデザインも他の日産車との共通点が多いものとなっています。
しかし生産は従来通り三菱の水島工場で行われます。まあ試作車のハイパーミニ以外に軽を作ったことない日産で作るより、何十年も軽を作ってきて生産設備もノウハウもある三菱で作った方がいいから当然ではありますよね。

さてカタログの紹介に入るのですが、プロパイロットの搭載や質感の高い内外装、ハンズフリーのスライドドアなど大きく進化して素晴らしい部分もある一方で、従来のデイズルークスやライバル車と比べて何かワクワクする感じとか、遊び心とかそういった部分が物足りない気がします…

これはカタログのみならずCM、そして実車に至るまで全てですね…まあ今の日産にはだいぶ欠けている部分ですから…さっさと10年ぐらい前のように戻せ!
N-BOXとかはホンダらしく見ていて結構楽しいんですけどね…CMもシンプルでわかりやすいですし。一方で実用性もちゃんとしっかりしていて1位になる理由がよくわかります。イメージ戦略って割と重要ですよ…星野さん聞いてます?
先代のカタログならN-BOXに負けずイメージ画像が結構入っていたりかわいらしいイラストまであるなど凝っていましたし、ラインナップも豊富だから見ていて面白かったのですが、、


コンセプトのページです。ちなみにこの次もコンセプトのページですが使用状況を想定したものの写真のみでスタイリングに関する紹介が全く無いんですよね…いくら実用重視の軽自動車とは言えちょっと寂し過ぎます…

この新型ルークスはデザイン面でもハイウェイスターは昨年のモーターショーに出品されたコンセプトカーのアリアから導入された新しいVモーションのデザインが早速取り入れられていますし、新しいVモーションはこれまでのと比べてヘッドライトと一体化したグリルになっていてよりスタイリッシュで上質なものになっているなど、見どころもあるだけに勿体無いと思います。

またリアの画像に至ってはグレード一覧とインテリジェントFCWの紹介にある小さな画像以外では出てきません。せっかくシンプルだった先代より凝ったデザインで上質になったのに本当に勿体無いです…

コンセプトのページです。

プロパイロットのページです。新型ルークス最大の売りと言える装備で、クルーズコントロールと連動して速度を保ちなが車線中央を走行出来るようにハンドルを制御することで自動運転の一部を実現させています。セレナやスカイラインなどでお馴染みの装備がついにルークスにも装備されました。

ただしまだ高速道路や自動車専用道路以外で使用することはあまり出来ません。そう考えると軽自動車で高速走ることってそんなに無さそうですし、まだまだ普及・進化はこれからなのでしょうか。

室内空間のページです。先代に引き続きスーパーハイトワゴンならではの高い室内高を確保し、子供なら余裕で立てる上に大人でもリアシートに足を組んで座れる程のスペースも確保しています。

インテリアのページです。広いラゲッジルームとありますが、ハッキリ言って通常の状態では逆にかなり狭いです。しかしリアシートを一番前にすればそこそこ積める量にはなりますが、その代わりリアシートは子供でないと窮屈なぐらいになってしまいます。
まあ軽自動車の限られたボディサイズでは仕方ないことではありますね…シートアレンジは先代とほぼ同じでフロントシートを倒してフラットにすることも出来ます。

便利性のページです。新型ルークスではプロパイロットに次ぐもう一つの売りとしてハンズフリーオートスライドドアを装備しており、インテリジェントキーを持っていればスライドドアの下に足を入れるだけでドアが自動で開きます。これは重い荷物をもった時にはかなり助かる機能ですね!

さらにスライドドアが閉まると同時に施錠する機能まであります。しかもこれを最廉価グレードのS以外に標準装備としています!!これは中々お買い得です!
シーリングファンやロールサンシェード、シートバックテーブルも先代に引き続き装備していますが、新たにUSBソケットも装備しています。これはスマホが当たり前になった時代ならではの装備ですね…
先代が出た2014年初頭はまだスマホの方がやや多いぐらいだったと思いますし…
メーターパネルも他の近年の日産車と類似したものでディスプレイ自体はエクストレイルやリーフなどとも共通です。

収納のページです。実用重視の軽自動車らしく豊富に設定されています。ここでインパネを写した写真が初めて出てきましたが、デイズやセレナとよく似たデザインですね…
ステアリングもそれらと全く共通で他にエクストレイルやリーフ、海外向けのマイクラなどとも共通です。先代はミラージュやアウトランダーと共通のステアリングだったのでここが一番日産主体で開発されたことを実感する部分です。

運転のしやすさとUVカットのページです。

安全装備のページです。自動でハイビーム・ロービームを切り替えるアダクティブLEDヘッドライトや前方の車両を検知するインテリジェントFCW、車線逸脱を規制するインテリジェントLIとLDW、注意力低下を検知するインテリジェントDAを装備しています。
そう言えば15年近く前のF50シーマにも、レーンキープサポートシステムという車線がずれそうになると自動で修正してくれるシステムがありましたが42万5000円もしましたからね…それが今や軽自動車のルークスに全車標準装備ですから時代は変わりました…

安全装備のページです。アラウンドビューモニターは最廉価グレードのSを除いた全てのグレードに標準装備となっています。またナビのみならずルームミラーからも確認出来ます。

安全装備のページです。デイズにも設定されたSOSコールが装備されておりこれを押すとエアバッグ展開と連動してオペレーターに連絡、警察や消防への通報もサポートしてくれます。
さらにエアバッグは運転席・助手席はもちろんのこと、サイドエアバッグとカーテンエアバッグも装備し、さらにニーエアバッグまで装備しています。
グレード別とは言え膝まで守るエアバッグを装備しているとは凄いです…もはや軽自動車のレベルを遥かに超えています…

メカニズムのページです。エンジンはデイズから搭載されるようになった新開発エンジン、BR06型を搭載します。デイズで初登場した時にはかなり驚きましたね…何せ旧型に積んでいた3B20型って他社と比べてもそこまで設計古くないですしまだまだ使えると思ってましたから…
それに日産・三菱共にもっと設計の古いエンジンを結構今も使ってますし、さらに前の3G83型なんて、ミニカエコノの時代から2代目ekワゴンまで25年以上も積まれてきたので尚更です…

そもそも軽のエンジンって基本的に日本国内の限られた市場で売るためかどのメーカーもずっと設計変えないで作り続けることが多いんですよね…
ただ3B20型は元々i専用エンジンとして作られた贅沢な造りのエンジンで、それを3G83型が古くなったからek/デイズにも転用したという経緯があるためコストがかかっていたのかもしれません…

このBR06型はルノーが新興国向けに開発した800ccエンジンのBR08型を軽自動車用にダウンサイジングしたエンジンで、3気筒・DOHC・12バルブとなっています。NAとインタークーラーターボがラインナップされ、さらにスマートシンプルハイブリッドと呼ばれる簡易的なハイブリッドシステム(俗に言うマイルドハイブリッド)まで搭載されています。
三菱もルノー傘下になったことでついに軽自動車までグループ共通設計のエンジンになりました…早くもグループ入りしたことを実感させますね…そもそもエンジンの形式が三菱流から日産流になっていますし…

安全装備・環境性とディーラーオプションの紹介です。なおディーラーオプションについてはオプションカタログを持っているのでそちらで紹介します。

ボディカラーのページです。先代同様に豊富に設定されておりモノトーン・2トーン共に設定されていますが、やはり標準車はカラフルでポップなカラーが、ハイウェイスターは落ち着いたカラーが多いのが特徴です。

グレード一覧です。ハイウェイスタ-はGターボとXの2種類のみとなってしまい、NAがX・X Vセレクション・X-Gパッケージ、ターボがXターボとGターボと豊富に設定されていた先代と比べると本当に限られたバージョンとなってしまいました…
これはデイズにも全く同じことが言えるのですが本当にグレードは増やすべきだと思うんですよね…ライバルと比べてもかなり選択肢が限られますし一番の弱点な気がします、せめてX-Gパッケージぐらいは新型でも出来なかったのでしょうか。

ただでさえ車種が減った上に不祥事の連続でますます苦しい日産の数少ない売れ筋車種であるにも関わらず、グレードが少なく選択肢が限られるのは本当にどうかと思います…
国内市場のマーケティング担当の星野さんは一体どう考えているんですかね…あの人が国内市場担当になってからどんどん酷くなってるし早くクビ…いや退任させて…

グレード一覧です。標準車は先代に引き続き2グレードですが、安全装備レス仕様は時代の流れもあって流石に廃止されています。Sは唯一のマニュアルエアコンとなっています。

主要装備です。

グレード別の装備一覧です。先代に引き続きSのみマニュアルエアコンでインテリジェントキーが装備されずキーレスエントリーのみとなっています。またアラウンドビューモニターも装備されません。ただしサイドターンランプ付きのミラーはXにも装備されるようになりました。

メーカーオプション一覧とディーラーオプションの一部の紹介です。先代に引き続きプレミアムインテリアが設定されていますがレザー調のパネルや合皮のシートを装備しています。実際に展示車両で乗ってみましたが中々上質な雰囲気を出していていいなと思いましたね。是非とも付けてみたい装備です。

主要諸元です。

オーテックと福祉車両の紹介です。セレナ同様、これまで設定されていたライダーに代わってオーテックが設定されるようになったのはいいですが、、

何故、標準車ベースで作った…

こうゆう軽のカスタマイズモデルは普通エアロ系・カスタム系のスポーティなモデルをベースに作るはずなんですが…
セレナもハイウェイスターベースであるにも関わらず何故デイズルークスではごく普通の標準車をベースに仕立てたのでしょうか…また標準車ベースにしたことでターボも選べなくなってしまいました…

裏表紙です。

オプションカタログです。ただしかわいらしいイラストまで使ってかなり凝っていた先代と比べると薄っぺらく物足りないものとなってしまいました…

イメージ画像です。いかにもメインターゲットらしい子連れのママさんを例に挙げています。

エクステリアのアクセントパーツです。フィニッシャーやステッカーが設定されブラック・クロームから選択出来ます。ただし先代ではクールな物だけでなくカラフルな物も選択出来ましたし、もっと豊富に設定されていたのでちょっと寂しさを感じますね…

収納用品です。オーバーヘッドコンソール、シート下のトレイや荷室のネットといった定番の用品の紹介です。

インテリアのパーツです。シートカバーやフロアマット、さらにインパネマットを組み合わせてコーディネートすることが出来ます。こちらではブラック内装用のクールなものが紹介されています。

インテリアのパーツです。こちらではアイボリー内装用の明るいものが紹介されています。先代に引き続きキャメルカラーの革調シートカバーが設定されていますが中々上質な雰囲気を出していていいですね。
またラバーマットにはルークスのシルエットを描いたロゴが入っている上に街を描いたデザインとなっていて遊び心がありますね!
これは珍しい例ですが子連れのママさんやファミリーユーザーが多いルークスでは汚れてもフロアマット程心配しなくていいラバーマットに需要があるからだとは思われます。
ただそれ以外のユーザー(特に老人)にはちょっと恥ずかしい気もするので、普通のブラックのラバーマットもあっていいような気もします。

ナビのページです。新型ルークスでは車種専用のフィット感のあるナビを設定しており9インチの大画面ナビとなっています。
一方で通常の2DINナビも設定されています。このカタログにはまさかの2種類しか載っておらず、ナビのページも後で紹介するドラレコパック以外はこれだけになりますが、2DINの取り付けスペースはあるので日産純正ナビカタログにある他のナビやオーディオも装着可能ではあるはずです。また先代にあったリアモニターの設定は無くなってしまいました…

ETCやドラレコと実用品のページです。

安全装備と実用品のページです。

ナビレコパックとカーケアのオプションです。しかしこの室内脱臭の内装はどう見てもK12マーチの前期ですね…いつまで15年以上前の車種の写真を使うのでしょうか…

パッケージオプションの紹介です。

オプション一覧表です。

オプション一覧表です。

カーライフコレクションの紹介です。純正品では無いですが紹介するといった形のようです。

裏表紙です。

価格表です。
Posted at 2020/02/29 21:37:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ 日産 | クルマ
2020年02月29日 イイね!

カタログ 日産 デイズルークス


今回紹介するカタログは日産のデイズルークスです。新型ルークス登場記念ということで比較用として旧型のカタログもアップします。

デイズルークスはルークスを5年ぶりにフルモデルチェンジする形で登場し、先代がスズキからパレットのOEMを受けていたのに対し、このデイズルークスは日産と三菱が共同開発し合弁会社NMKVによって開発されています。
しかし開発は三菱主導で行われ、型式も日産では社内型式としてBA0としていますが、実際の型式は三菱流のB21Aとなります。三菱ではekスペースとして発売されます。
デイズに比べて全高が155mm高いスーパーハイトワゴン・超トールワゴンと呼ばれるタイプで、ライバルはN-BOXやタント、先代のOEM元のパレット→スペーシアなどとなります。室内高は27インチ自転車も積載可能な1,400mmを実現していています。

近年の軽自動車ではこの超トールワゴンが売れ筋となっているので日産・三菱としてもその波に乗るべくトールワゴンのデイズ・ekワゴンをベースに仕立てあげました。
確かに本当に最近の超トールワゴンは室内も広くて、運転もしやすくて、装備も充実しているものが多いので本当にこれ1台でいいと思うんですよね…よく売れる理由が凄くわかります(まあ我が家の車庫には高さが合わないので入らないのが残念ですが…)

ただいいグレードだと軽なのに200万するのはちょっとな…とも思えてきます…最近の新車はやっぱり高いですね…100万超えの軽が珍しかった時代が懐かしいです。
しかし、もはや軽なのにという中の人の考えが古いのかもしれませんね。普通車との差がどんどん無くなってきて税金と広さ以外はコンパクトカーとあまり変わらないですし…

コンセプトのページです。デイズルークスは標準車と他社で言うカスタムに相当するハイウェイスターの2種類が設定されています。(さらにボレロとかライダーといったカスタマイズカーもあるのですがこれは後述します)

コンセプトのページです。カラーバリエーションは豊富に設定されています。

イメージ画像です。2016年12月のマイナーチェンジでフロントデザインが変更され、日産の新しい共通デザインコンセプトである「Vモーション」を取り入れたものにに変更されています。これによってVモーションの位置などでC27セレナにも少し似たデザインとなりました。

イメージ画像です。サイドウィンドウの流れるようなラインはシュプールラインと呼ばれ、これはセレナとの共通性を図ったものと言われています。
テールデザインはライバルや新型と比べてかなりオーソドックスでシンプルなものになっています。テールランプはハイウェイスターの場合クリアレンズとなります。

インテリアのイメージ画像です。ステアリングは三菱車共通のものが使われ、デイズのみならずミラージュやアウトランダーなどとも共通です。またセンターパネルを除いたエアコンの吹き出し口やドアハンドルなどもデイズと共通です。

インテリアのイメージ画像です。メーカーオプションのプレミアムグラデーションインテリアはネオソフィールのスエード調クロスのシートとなります。

インテリアのイメージ画像です。ハイウェイスターの場合標準ではブラックのインテリアとなります。

イメージ画像です。標準車のデイズルークスはシンプルなデザインとなっていますがそれでもフロントグリルは標準系の軽にしては結構メッキが入っていて豪華なものだと思います。
一方でリアのメッキガーニッシュは装備されず、またテールランプも全面クリアレンズではありません。

インテリアのイメージ画像です。標準車の場合アイボリーのインテリアとなります。

インテリアのページです。室内高はクラストップレベルとなる1400mmを確保しており、子供なら余裕で立てる程ですし27インチ自転車も積載可能となっています。
シートアレンジも豊富で、フルフラットにすることも可能となっています。ただ全長的に車中泊はちょっとキツイかもしれません。
またリアシートをスライドすれば260㎜の空間となり、足が組める程の空間を確保しています。

インテリアのページです。パナソニックのナノイーを装備し、除菌や脱臭を行います。またオートエアコンはタッチパネル式となっていますがこれが上質感を出しているうえに操作もしやすくて中々いいんですよね…
またリアにはロールサンシェードを装備し、眩しい光を遮ります。これは中々便利なので是非色んな車種に装備して欲しいものです。さらに運転席のシートヒーターも装備しており寒い時期には心強いですね。

安全装備のページです。インテリジェントエマージェンシーブレーキはSのレスオプション車を除き全車標準装備となります。

安全装備のページです。この車種最大の売りとなるのがアラウンドビューモニターで、最廉価グレードのSを除いた全てのグレードに標準装備となっています。ナビのみならずルームミラーからも確認出来ます。他社だとナビのみの場合が多いのでここは中々いいですよね。

安全装備のページです。

走行性能のページです。3B20型というエンジンを搭載し、NAとインタークーラーターボの2種類を設定しています。
この3B20型は名前から分かるように三菱によるエンジンで、当初はミッドシップの特殊なパッケージだったi専用エンジンとして開発され、贅沢ながら専用設計だったこともありそれ以外の軽自動車(ekワゴンなど)には従来からの3G83型が引き続き使用されていました。

しかし3G83型は1987年のミニカエコノの3気筒化により登場したエンジンで設計が古かったことからNMKVを設立して以降のek/デイズシリーズからはi専用だったはずの3B20型をチューニングして搭載することになりました。
なお最後まで3G83型を搭載していたミニキャブは残念ながらキャリィ・エブリィのOEMとなってしまいました…

装備のページです。収納が豊富に設定されています。

カラーバリエーションです。全20色と豊富に設定されておりモノトーン・2トーンのみならず3トーンまで設定されていますが、やはり標準車はカラフルでポップなカラーが、ハイウェイスターは落ち着いたカラーが多いのが特徴です。
個人的にはプレミアムオリーブ・ホワイト・アッシュブラウンの3トーンとピンクゴールドが好みですね。

グレード一覧です。ハイウェイスタ-はNAがX・X Vセレクション・X-Gパッケージ、ターボがXターボとGターボと5種類設定されています。
新型は本当にグレードが少なく選択肢が限られるのでここは受け継いで欲しかったところですね…

グレード一覧です。標準車はS・X・X Vセレクションの3種類が設定され、全車NAとなっています。

グレード別の装備一覧です。Sのみマニュアルエアコンでインテリジェントキーが装備されずキーレスエントリーのみとなっています。またアラウンドビューモニターも装備されません。
サイドターンランプ付きのミラーはハイウェイスターのみとなります。ただS以外のグレードならどのグレードも結構装備が充実している気がしますね。

主要装備です。

主要諸元です。

オーテック扱いのカスタマイズカーのボレロです。K11マーチから伝統的に設定されてきたレトロ調グレードですがデイズルークスにも設定されています。フロントデザインやアルミホイール、ボディカラーやインテリアも専用のものとなっています。
ただ時代が違うのもあってK11マーチのようなレトロ調というよりは上質でオシャレな仕様といった気がしますね。中々いい雰囲気だとは思いますが。なお勿論三菱版のekスペースには設定されません。

オーテック扱いのカスタマイズカーのライダーです。多くの日産車に設定されていましたが最近ではライダーやアクシスといったものに代わって社名通りのオーテックというブランドに変更されつつあります。
専用のエンブレム無しのフロントデザインやエアロで武装しています。ベースグレードもハイウェイスターの全グレードから選べるようになっています。こちらも勿論三菱版のekスペースには設定されません。

カスタマイズカーの主要装備と福祉車両です。

裏表紙です。

X Vセレクションの専用リーフレットです。

専用ボディカラーやアルミホイール、リモコンオートスライドドアなどが装備され、インテリアもハイウェイスターはオプションのプレミアムグラデーションインテリアとなり、標準車にはブラックインテリアとなります。

デイズルークス×カーライフというリーフレットです。まあ中身はママさん向けオプションのご案内…と言ったところですね。

ナビの紹介となっています。日産車のカタログにしては珍しくイラストが使われています。日産のカタログはごく普通の感じのものが多いです(あの低燃費少女ハイジで有名だったE11ノートですらカタログはごく普通でした)。
ダイハツとかだと結構イラストとかは見かけるんですけどね…残念ながら新型ルークスにはこういったイラストが使われず、遊び心の無いごく普通の物になってしまいました。

この後紹介するオプションカタログにも同じイラストが載っていますがこれが中々面白いです。かわいらしいイラストですしかなりいいと思います。
アラウンドビューモニターの紹介で左に止まっている車はE52エルグランドに見えますね。
そしてお決まりのごとくパロディ的に使われている例を見てみますと、イタリアンの店の例としてトラットリアという名前が使われていますが、これは結構オシャレでお高いイタリアンっぽい名前ですしとして普通にありそうですね。

恐らくサイゼリヤでミラノ風ドリアを食べる訳では無いと思います…

…と思いきや気になってトラットリアとググってみたところ、高級イタリアンではなくむしろ真逆でイタリア語で大衆向きの小さなレストランという意味だそうです…(オシャレさんじゃないのでイタリアンはサイゼリヤとジョリーパスタぐらいしかわかりません)
そんな大衆向きの小さなレストラン…じゃなかったデイズルークスでは音声認識ナビをディーラーオプションで設定しています。

裏表紙です。これらのオプションについては後述します。

オプションカタログです。

イメージ画像です。

エクステリアのアクセントパーツです。ステッカーやドアミラーカバーなどが設定され、カラーもレモンライム・プレミアムサンシャインオレンジ・ブラック・クールシルバーから選ぶことが出来ます。実際にこのレモンライムのステッカーを貼った車両は何度か見た記憶がありますね。

インテリアのパーツです。インテリアもナチュラル・スタイリッシュビター・クールスポーツの3種類でコーディネートすることが出来ます。
このナチュラルコーディネートだとキャメルカラーの革調シートカバーに木目調パネルで上質な雰囲気を出しているのがいいですね。

インテリアのパーツです。スタイリッシュビター・クールスポーツの2種類のコーディネート例です。左のスタイリッシュビターはいかにも女性向けといった雰囲気ですね。全体的に茶色一色となっていてチョコみたいです。
一方で右のクールスポーツは名前の通りスポーティでシルバーパネルも設定されています。

デザインアイテムと実用品です。いかにも女性向けといった感じのステッカー類が豊富に用意されています。ルーフにデカデカと貼るのは中々インパクトがありますね。
新型ではこういった遊び心のあるオプションがだいぶ減らされているのが残念です…ライバルのN-BOXやタント、スペーシアにはさらにこういったオプションが豊富に設定されてるのでルークスも頑張って欲しかったところですね。

ちなみにN-BOXにはスワロフスキー、タントには某有名ネズミとコラボしたオプションまで設定されておりこだわりを感じます。特にダイハツはこういったコラボが昔からかなり上手なんですよね…ミラパルコとかもありましたし…

快適装備です。ラバーマットにはオリジナルのデイズルークスが入り、街を描いた柄が入った凝ったデザインとなっています。確かにイラスト通りに子供も喜びそうです。
さらにコミュニケーションミラーというのもあるようで、リアシートに座っている人の様子を見ることも出来るようになっています。

ナビのページです。左のイラストの駐車スペースを挟んでいる大型車のうち左はどう見てもE51エルグランドですね。やはりエルグランドが怖い大型車の代表例として挙げられたのでしょう。迫力はありますからね…

まあアラウンドビューモニターがあれば確かに安心ですよね!デカい車がますます運転出来なくなりそうだけど、、あと日産はイラストに出してる暇あるならさっさとエルグランドをフルモデルチェンジしろ
ただもしこれが同じ日産車でもプレジデントならさらに怖さが倍増するでしょう。エルグランドのユーザーはD○Nとかもいるとは言え基本的にはファミリーで乗る人が多いからまだ良いでしょうが、プレジデントならマニアとかを除けばだいたいは本物のVIPかD○Nか8○3あたりなのですから…

そして2代目の250型とかならある意味最強になる気がしますね…あのレトロでカクカクして堂々としたプレジデントはカッコイイですし乗ってみたいですけど隣にはちょっと来て欲しくないです…威圧感が半端ないですから…

さてさてそんな8○3のプレジデント…じゃなかったママさんのデイズルークスには最近流行りのナビとドライブレコーダーがセットになったナビレコパックはもちろん設定されています!ナビラインナップについては後のページでご紹介します!

ナビラインナップです。プレミアム・ベーシック・シンプルで3種類設定されています。シンプルなモデルのMJ118D-Wでもフルセグや7インチモニター、イコライザーも付いています。
昔は軽でイコライザー付きの高級オーディオ付けるのはかなり贅沢でしたし、オーディオ付き特別仕様車とかでもせいぜいごく1DINのカセットデッキぐらいだったはずです…ただ昔は車種問わず高い金出して社外品の高級カーコンポ載せるの流行りましたね、、

というか今はカーオーディオどころか基本的に全てがナビですもんね…一応このカタログには次のページにオーディオも載っていますが、これすらスマホとの連携が前提で今時のディスプレイオーディオですし…
一応、現在の日産の純正ナビカタログには隅っこにごく普通の2DINのCDチューナー付きオーディオがちゃんと載っているので付けること自体は出来ますが、今時営業車か高齢者以外は少ないでしょうね…というか今はそれらの場合でも普通にナビ装着すること多いですし…

ナビオプションです。リアモニターやETC、スピーカー、そして前述したディスプレイオーディオが掲載されています。
このディスプレイオーディオは簡単に言えばオーディオというよりスマホの画面を映し出すモニターと言っていいでしょう。そのためかCDの再生すら出来ず、スマホ無しではラジオ聴くのとアラウンドビューモニターの画面表示しか出来ません。
スマホの中のアプリを画面で操作することが出来るので、ナビアプリを開けばカーナビとしても使えると思われます。ここら辺は各メーカーとも似たような内容ですね。

さて、ここにもイラストが描かれています。子供を連れて戦隊ヒーローの映画でも見に行くようですが、、、

その名もルークスレンジャー!!!
まさかの軽自動車と中型トラックが合体しています!!!


ってことは、、、
日産自動車と日野自動車が提携!!!よく見たら1文字違いやんけ…
ルノー・日産・三菱連合とトヨタグループは敵ではなかったのか??(爆)

そうなんです、日野の中型トラックはレンジャーという名前なんです、、中の人は1989年登場のクルージングレンジャーが特に好みで、現行のは先代のキャブを流用しているのがちょっとどうかなと思います…
ちなみに日産ディーゼルと日野自動車だったらマジで提携したことあります。中型トラック・バスのエンジンを日産ディーゼル(UD)に供給し逆にCNGシステムを日野に供給していました。

日野レンジャー…じゃなかった日産デイズルークスの車内では渋滞にハマった中、子供もリアモニターから自分の好きなヒーローを見れて大喜びのようですね。
軽自動車でこのようなルーフ取り付けタイプのリアモニター設置出来る車種は限られていると思いますが、スーパーハイトワゴン特融の背の高さを活かして設置出来るようになっています。

安全装備のページです。イルミネーションやアラーム。超音波センサーが一体となったセーフティパックやハロゲンフォグランプ・リモコンエンジンスターター、へたくそ棒ネオンコントロールが設定されています。

実用品のページです。日産車共通のエスティーロアルミホイールも設定されています。ラゲッジマットやトレイ、チャイルドシートなどもあります。

カーケアのオプションとコレクション用品、オプションパーツ一覧です。ここにもイラストがありますが確かに塗装コートすると洗車が楽になっていいですよね。ちなみにイラストの左にあるイメージ画像に使われている車種はV37スカイラインです。
コレクション用品は各車種共通のものですが、インテリジェントキーケースは三菱主導で開発された車種であることから他の日産車とは異なる四角いものとなっています(ちなみに日産自社製の車種だと楕円形です)。
またそのためかコレクションのミニカーもありません。自社製の車種ならラティオやADですらあったのに…

パッケージオプションの紹介です。最初に紹介したカラーコーディネートパッケージと実用品を揃えたデイリーユースパッケージとそれにリモコンエンジンスターターを加えたリモスタパッケージも設定されています。

裏表紙です。


カーライフコレクションのリーフレットです。純正品では無いですが紹介するといった形のようで1枚ものとなっています。裏にはBBSホイールなどの本来なら社外品になるはずのアルミホイールが掲載されています。

価格表です。
Posted at 2020/02/29 20:58:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ 日産 | クルマ

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