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2020年03月02日 イイね!

カタログ いすゞ ビッグホーン 2代目後期


今回紹介するカタログはいすゞの2代目ビッグホーンの後期型です。

2代目ビッグホーンは1991年のモーターショーでコードネームの960として参考出品された後、同年末より販売開始されました。
初代登場以来10年ぶりのフルモデルチェンジで登場した2代目は3ナンバーサイズの大型ボディが特徴で、ピックアップの派生としての色が強く武骨だった初代よりも迫力と高級感のあるものとなりました。

途中の1993年には販売不振と経営悪化に伴い乗用車から撤退しSUVと商用車に絞るという苦境の中でしたが、90年代のRVブームにおいてランクルやパジェロには及ばなかったものの一定の需要と販売台数を保ち、いすゞの主力車種として販売され続けました。
その後1998年にビッグマイナーチェンジが行われ、今回紹介するカタログはこの時のモデルとなります。新デザインのフロントデザインやDdエンジンと呼ばれるコモンレール式ディーゼルエンジンを採用しています。
本来なら同年登場のウィザード・ミュー同様にフルモデルチェンジしたかったらしいですが、バブル崩壊による業績悪化とRVブームの終息によって販売台数が減少していたことからビッグマイナーチェンジに留まりました。

↑当時のPVです。全て北米向けのトゥルーパーを使用しています。

↑当時のCMです。上記のPVを短縮したものになります。

その後2002年にSUVからも撤退しトラック・バスに集中したことから国内販売を終了し、2004年には海外向けの生産・販売も終了しました。

ビッグホーンは初代・2代目共にいすゞと同じGMグループの様々なメーカー・ブランドにOEM供給された上、国内においても本格SUVを持たなかったスバルとホンダにOEM供給されたため、同じ車なのにかなり多くの車名がありました。恐らく1車種でここまで多くのブランド・車名を持つ例は他に無いはずです…

まあ、、中の人が知っているだけで、
・いすゞ ビッグホーン
・いすゞ トゥルーパー(輸出名)
・いすゞ カリベ442(初代の南米向けの輸出名)
・スバル ビッグホーン
・ホンダ ホライゾン(2代目のみ)
・アキュラ SLX(2代目のみ)
・シボレー トゥルーパー
・ホールデン ジャッカルー
・ホールデン モントレー(2代目のみ)
・オペル モントレー(2代目のみ)
・ボクスホール モントレー(2代目のみ)
・サンヨン コランドファミリー(初代のライセンス生産車)


とこれだけある訳です…これら全て同じ車の車名なんですよ…恐るべし…
ちなみにウィザード・ミューもビッグホーンよりは若干少ないですが同じように様々なメーカー・ブランドにOEM供給されていました…
このため、日本車のシェアは低いと言われるヨーロッパ、とりわけドイツにおいてもオペルで販売されていたおかげで日本車にしては結構見かける方らしいです…
画像検索してみたところ現地ではパトカーとしても使われているようですが、ヨーロッパらしい石畳の街並みにビッグホーンがいる姿は違和感バリバリですね…

ちなみに本家いすゞでもビッグホーンの車名は日本でしか使われず、海外では初代の南米向けがカリベ442と名乗っていたのを除けば全てトゥルーパーという車名で販売されていたのですが、、、これにも深い理由があって……

ビッグホーンというのが英語圏でデッカいオ〇ン〇ンという意味の隠語だからなんです……

信じられないですよね……他に日産のホーミーも似たような理由で沖縄では販売されず代わりにキャラバンが販売されていましたし、同じSUVの三菱のパジェロもスペイン語圏でアウトな名前ってことでモンテロという名前で販売されてます……

まあこれはあまり関係無いかもしれませんが、いすゞは何故か国内と海外で名前を分けることが多いんですよね…
ピアッツアはインパルスでしたし、ジェミニはIマークとかスタイラスという名前でしたね…またトラックは型式名そのままで販売されています…


コンセプトのページです。コモンレール式ディーゼルエンジンをDdエンジンとしてアピールしていたため、Ddビッグホーンという名称を使用していました。

イメージ画像です。大人の優雅な雰囲気…といったところでしょうか…でもビッグホーンはライバルよりも大人しく上品なデザインだったためかそこまで違和感は無いですね…

イメージ画像です。

イメージ画像です。やっぱりこういう荒れたところを走るのがビッグホーンらしく思いますね…このショートボディはこの後のマイナーチェンジで消滅してしまいました…

イメージ画像です。画像は最廉価グレードのLSです。

ディーゼルエンジンのページです。前述した通りコモンレール式ディーゼルエンジンのDdエンジンを搭載しています。これはウィザード・ミューとも同じエンジンで3.0Lの4JX1型となります。
J型エンジンというシリーズになり、元は4代目エルフの中期型で登場したエンジンで、設計の古くなった現在でもエルフ用として生産が続いています。見開きのページとなっているので詳細は次のページで紹介します。

ディーゼルエンジンのページです。コモンレール式高圧燃料噴射システムを採用しており、インジェクター内の燃料を加圧し、直接燃焼室に超高圧で噴射します。
噴射量とタイミングは電子制御によってコントロールされ、全回転域で高い燃焼効率を発揮し、燃費の向上とうCO2の大幅な低減を実現させています。またバランサーシャフトの採用によってディーゼルエンジン特有の騒音も低減させています。

ガソリンエンジンのページです。V6・3.5Lの6VE1型というエンジンで1991年の2代目ビッグホーン登場に合わせてクロスカントリー車初のV6・DOHCエンジンとして登場しました。その後SUV撤退に伴い生産を終了しています。

イメージ画像です。こちらも見開きのページとなっています。

4WDシステムのページです。TOD(トルク・オン・デマンド)と呼ばれるシステムで1995年のマイナーチェンジから搭載されるようになりました。
正式名称は電子制御トルクスプリット4WDシステムと呼ばれ、後輪駆動をベースに、電子制御により路面状況や走行状態に応じて必要な駆動力を前輪にも配分するシステムです。
さらに必要に応じて前後輪のトルク比を50:50まで近づけ、4WDならではの駆動力と走破性を発揮することも出来ます。
ただし電子制御4WDではあるものの、現在のようにダイヤルやボタンでワンタッチで操作出来るものでは無く、昔ながらのトランスファーレバーを使って2WDと4WDの切り替えを行います。

メカニズムのページです。トランスミッションは4速ATと5速MTを設定しています。それにしてもこういった透視図ってカッコイイですよね…今のカタログでは見かけなくなりましたがこの時代でも珍しかったのではないでしょうか。

インテリアのイメージ画像です。

インテリアのページです。電動本革シートを最上級グレードのロータスSEにオプション設定しています。フィールドセンサーという方位、気圧、標準高度、相対高度、外気温の5つの情報を表示するモニターを装備しています。こういう装備はいかにも4駆らしくていいですよね。
インパネは1995年に一度変更されていますが、モデルライフを通してオーディオスペースは1DINのままで基本的にナビを装着することが出来ませんでした。ここはビッグホーンの中でもかなりの欠点と言われていますね…

実用性のページです。フルフラットにすることも出来ます。

安全性のページです。デュアルエアバッグを全車標準装備としています。

グレード一覧です。ハンドリング・バイ・ロータスはその名の通りロータスによるチューニングを施したグレードです。
以前はオペル傘下のチューニングメーカーであるイルムシャーによってチューニングされたイルムシャーもあったのですが、このビッグマイナーチェンジの際に廃止されています。
最上級グレードのハンドリング・バイ・ロータスSEはロングボディ・7人乗りのみの設定で木目調パネルを装備し、オプションで電動本革シートも設定しています。ハンドリング・バイ・ロータスは若干装備を落としたグレードで、ロングボディのみですが5人乗りと7人乗りが設定されます。

グレード一覧です。プレジールはお買い得グレードで、モデルライフの途中から追加されました。ロングボディとショートボディから選べる上にロングボディは5人乗りと7人乗りから選べるなど充実しています。プレジールⅡはさらにABSやTODを追加したグレードでロングボディのみの設定となります。

グレード一覧です。LSは最廉価グレードでカラードピラー・鉄チンホイールなど質素な見た目が特徴となっており、5人乗り・ロングボディのみの設定となります。
ロータスSEの高級感ある見た目もいいですが、この素のままのLSの見た目も味がありますね…まあ主に業務用といったところでしょうが…
スポーツパッケージはプレジールのみに設定され、ジェミニなどでもお馴染みだったレカロシートが装備される上、本革ステアリングやシートヒーター、LSDなど充実させています。

装備のページです。このリアフットレストが装備されているのは快適でいいですね。

オプションのページです。今回はオプションカタログを持ってないので紹介出来ないのが残念ですがネットで見る限り、かなり豊富に設定されていたそうですね。
(いすゞ車体)によるキャンパー仕様も用意されています。限られたスペースではりますがコンロやシンクも装備していて中々本格的です。
ところでいすゞ車体はトラックの特装車を作る子会社というイメージが強かったのですが、かつてはこのようにSUVの特装車も作っていたのですね。実際にこのカタログにあるロゴがトラックに貼られているのをよく見ますし…

主要装備です。

主要諸元です。

裏表紙です。
Posted at 2020/03/02 14:29:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ いすゞ | クルマ
2020年03月02日 イイね!

カタログ いすゞ ジェミニ 3代目


今回紹介するカタログはいすゞの3代目ジェミニです。

この3代目ジェミニは1990年に5年ぶりのフルモデルチェンジで登場し、先代の大ヒットを受けて開発費不足で長寿になりがちないすゞの乗用車としては珍しく通常の間隔でのフルモデルチェンジとなりました。
ボディタイプは4ドアセダン・2ドアクーペ・3ドアハッチバックと歴代モデルで最も充実したバリエーションとなりました。2ドアクーペと3ドアハッチバックはセダンよりも遅れて登場しています。

開発にあたっては親会社のGMの意向が強く反映され、北米において新ブランドのジオにおいてストームとして販売することを主幹に開発されました。
そのためかグリルレスでかなり丸みを帯びたアクの強いデザインとなり、日本人の好み(メッキギラギラで高級感のあるもの)とは大きくずれたものとなり先代の大ヒットから一転して販売不振となってしまいました…

CMは先代同様のカーアクションのCMでしたが、先代が街の遊撃手というキャッチコピーでクラシックに合わせて踊るような優雅なCMだったのに対し、3代目では才なクルマというキャッチコピーでカップルに見せて話すCMだったのですが、何かずれている感じがしますね…先代のCMがCM史に残る程に素晴らしく偉大過ぎたのもありますが…

一方で北米でのジオ・ストームは元々アメリカ人好みのデザインであったことや湾岸戦争による原油高から小型車の需要が伸びたこともあり人気車種となりました。なおストームは日本のジェミニとは異なるデザインで、姉妹車のPAネロはこれを日本に導入してヤナセで販売したものとなります。しかし日本ではPAネロも好みの違いから販売不振になってしまいました。

1991年にはピアッツァが10年ぶりにフルモデルチェンジしましたが、本来ソアラやプレリュードクラスのクーペだったはずが、これも大衆車のジェミニクーペの顔を変えただけの姉妹車となってしまいました。まあ今見ると結構カッコイイのですがもちろんこれも売れませんでした。そりゃ元がジェミニと同じクルマなのに200万以上もした訳ですから…

これらの販売不振によって1991年10月期決算において大幅な経常赤字となってしまい、翌年になってマイナーチェンジでグリル付きの顔に変更して日本人好みの顔にするなど改良を行いましたが好転はしませんでした。
その結果1992年10月期決算においても再び大幅な経常赤字を記録したことによって、ビッグホーンなどのSUVとお得意のトラック・バスといった商用車に絞ることになりジェミニやピアッツァといった乗用車からの撤退が決定してしまいました…
そのためこの3代目が最後のいすゞ自社製のジェミニとなり、4代目・5代目はホンダからドマーニのOEMを受けることになります…

この撤退には赤字によるものだけでなく、「GMの下請けのようなクルマ造りには意味がない」「ウチのメインはあくまでトラック」といった悪い意味でいかにもいすゞらしい現場の声もあったからだと言われています。

その後結果的に国内ではSUVからも撤退し今や大型車専門メーカーになってしまいましたね…いすゞという会社自体は「いすゞのトラック~」の曲で有名なCMのおかげで知っていても、乗用車も作っていたことは知らない人も多いことでしょう…
一応海外ではピックアップのD-MAXをベースにしたMU-XやパンサーといったSUVがあり、完全にいすゞ乗用車の系譜が途絶えた訳では無いんですよね…
モーターショーにはたまにこれらが展示されていますし…限定でもいいので日本に入れて欲しいものです…

コンセプトです。当時のCMにも使われた才なクルマというキャッチコピーですが、何かちょっと違う気がしますね…先代の街の遊撃手というキャッチコピーと比べるとやっぱりインパクトに欠けてしまいます…

イメージ画像です。当時流行りのグリルレスデザインでしたが、どれも失敗に終わりましたね…しかしメーカーの乗用車撤退まで追い込んだジェミニはその中でも一番大きな失敗例だったかもしれないです…後でマイナーチェンジでグリル付きになりましたがどう見ても無理矢理感が強かったですし…

イメージ画像です。フロントとは異なりリアは先代を丸くさせたようなデザインですね。当時いすゞのロゴは現行のロゴに変わる過渡期であったため、このトランクリッドガーニッシュのロゴのみ現行ロゴですが、それ以外はまだ旧ロゴのままでした。
これは同年マイナーチェンジしたエルフも同様でフロントガーニッシュのロゴのみ現行ロゴになっていました。

イメージ画像です。もう30年も前のデザインとは思えない程斬新なデザインですね。このデザインはカプセルシェイプと呼ばれるそうで、Wikipediaによるとこれによって銘打った一体型ボディ構造を持ち、強度重視で厚い鉄板を使用したため、当時の1,600ccクラス車としては車重は重い部類に入るそうです。

イメージ画像です。

またまたイメージ画像です。バブル期の車種らしくひたすらイメージ画像を載せたページが多く凝っていますね。

インテリアのページです。エクステリアとは異なりインテリアは先代のイメージをだいぶ引き続いでいますね。メーター周りに配されたサテライトスイッチは80年代~90年代初頭のいすゞ車に共通していましたね。
ピアッツァに始まりジェミニやエルフ、さらには大型トラックの810や路線バスのキュービックに至るまでこのサテライトスイッチが装備されていました。

インテリアのページです。先代のニューテックシートをさらに進化させたファニチャーシートと呼ばれる独特な形状のシートが特徴です。人間工学に基づいて少し固めの座り心地らしいです。また前後部別のハイトアジャスターを装備していました。

メカニズムのページです。1500ccガソリンの4XC1型と1700ccディーゼルの4EE1型を設定しています。4XC1型は先代の2代目ジェミニから搭載されるようになったエンジンで、アスカで初登場したX系エンジンの1.5L版となります。GMグループ共通設計でシボレーやオペルなどの車種との共通部品が多いらしいです。

4EE1型は2代目ジェミニの1500ccディーゼルの4EC1型をサイズアップしたもので、いすゞの乗用車撤退後もファミリアのディーゼル車用エンジンとしてマツダに供給されたり、同じGMグループのオペル用に供給されていたため比較的近年まで生産していました。ただしこのディーゼル車の4速AT車は凄く燃費が悪かったらしいです…

またサスペンションには「ニシボリック・サスペンション」と呼ばれる4WŞ機構付きのサスペンションを使用していました。

変な名前…と思うかもしれませんが、、、西堀さんが開発したサスペンションだからニシボリック・サスペンションと言うんですよね…マジで。
これは当時流行りだった4WS(四輪操舵)の一つにはなるのですが、他社と大きく違う点として電子制御を使うことなく、サスペンション自体の構造で四輪を動かそうとしていたことが特徴で、いすゞはこれをナチュラル4WSと呼んでいました。
しかしこれによって動きの制御が難しく、だいぶオーバーステアになってしまったそうです…

メカニズムとインテリアのページです。トランスミッションは4速ATと5速MTが設定され、先代にあったAMTのNAVI-5の設定はありません。ATは当時流行りの電子制御式ではなく油圧式となっており、これは単純にコスト削減のためと言われています。
カプセルシェイプと呼ばれるフォルムは包み込むような丸いフォルムとなっており、クラスを超えたクオリティを表現したとされています。

グレード一覧です。C/C・C/C-L・C/C-Xの3種類となります。ジェミニと言えばイルムシャーやハンドリング・バイ・ロータスといったスポーティグレードが有名ですがこれらは別冊となっていました(中の人は持っていないので今回は紹介出来ません…)。
先代にあった最上級グレードのG/Gや商用グレードのT/Tはこの時点ではまだ無く、後に追加されます。

装備です。オプションでサンルーフやアルミホイールも設定されていました。またこの年にクラリオンがアゼストブランドをスタートさせたためか、オーディオにはアゼスト・クラリオンの2ブランドが混在しています。

ディーラーオプションと装備一覧、スポーティグレードの紹介です。イルムシャーとその最強版のイルムシャーR、ハンドリング・バイ・ロータスの3種類がありました。
これらには標準車に無いテンロク(1600CC)の4XE1型とそのターボ版となる4XE1-T型が搭載されていました。

スポーティグレードの紹介を開く主要諸元となります。

裏表紙です。
Posted at 2020/03/02 14:19:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ いすゞ | クルマ
2016年03月17日 イイね!

カタログ いすゞ エルフ 5代目1型

*旧ブログからの移行記事です。

今回、紹介するカタログは5代目の1型最初期の平ボディ・標準キャブ(NKR)のカタログです。この頃のエルフのカタログは標準キャブとワイドキャブが別カタログとなっていて、実車同様コストがかかってますw

この5代目エルフは1993年に登場し、ゆうゆうエルフの愛称が命名されました。翌年登場の320フォワードや初代ギガと共にコストのかかった設計(その後はコストダウンされましたが…)で丸みのあるデザインが特徴となっています。この代は販売期間が長く、マイナーチェンジの数も多いため前期型・後期型と呼ぶのではなく1型・2型などと呼んだ方がいいですw

なお、2006年に現行型にモデルチェンジするまで販売されましたが、現行型も標準キャブは海外での需要が低いため全体的にみると販売台数が多くないためか、基本骨格がそのまま流用されています…また、5代目も5型(最終型・04モデル)の販売が継続されている地域もあります。

5代目自体は町中でもまだまだ沢山見ますし、1型も数が減ってきてるとはいえ、首都圏でもまあまあ見かける方ですw 同時期のライバル車と比べてもよく見ますw 逆に販売期間の短い2型はあまり見ませんw

1型のCMは動画サイトには存在しません…ですがCMの存在自体は確認されており、フェスタモードのWe go togetherという曲を登場時のCMソングに起用し、CMにオリジナル曲を使うことが多いいすゞにしては珍しくJ?POPの曲を起用していますw その曲に関する動画を貼ろうかと思いましたがそれすら無く、さらにフェスタモードは活動期間が1992年から約5年間と短くwikiすら存在しない歌手なのでかなりマイナーなのでしょう…ちなみにフェスタモードはボーカルの一木有佳子、ギターの砂田裕史、キーボードの工藤仁志による3人組ユニットで、CMに起用されたWe go togetherという曲は1996年発売のthe best of festa modeというアルバムに収録されているようなので私も聞いてみたいものです…もし何か情報をご存知の方はコメントをして頂けると有り難いです…

追記
ついにこのカタログと同時期の5代目登場時のCMを発掘しました。

フェスタモードのWe go togetherって曲はこんな落ち着いた曲調だったのですね…ちなみにCMに出ているのはワイドキャブのNPRなので厳密には異なります。

ペーパークラフト いすゞ・エルフ 5代目 93モデル
↑さらに追記ですがペーパークラフトを扱う別ブログで本車種のペーパークラフトを制作したのでリンク載せておきます。


表紙を捲るとこのように意気込み?が書いてあります。これは320フォワード最初期のカタログも同様です。


愛称である「ゆうゆうエルフ」ですが、このカタログではこのページにしか出てきませんw ちなみにこの写真、分かりにくいですがよく見ると後ろにグランドシビックと2代目アルト前期が写っていますw


この代より、キャブの種類は標準キャブ・ハイキャブ、ワイドキャブの3種類になりました。ハイキャブは1ナンバー登録となりますが現行型とは異なり幅は標準キャブと同じです。また、1型まではドアに旧型同様ISUZU ELF 〇50と書いてありました(〇の部分には積載量が入り、2tなら2が入って250になります)。


「優美」というテーマのイメージ写真のページです。このようなイメージ写真のページが多く、コストのかかったカタログであることを感じますw


「余裕」というテーマのイメージ写真のページです。
内装色がベージュなのは1型だけの特徴で、2型以降はグレーになりました。これは320フォワードや初代ギガも同様です。


車内装備のページです。エアコンはこの代より全車標準装備となり、ラジオもプッシュ式AMラジオから電子式FM・AMラジオになり、さらにアラーム機能も付くなど前回紹介した4代目後期と比べてかなりレベルアップしています。


運転席周りのページです。このインパネは最終型まで変更されることなく引き継がれました。
ヘビーデューティーシートも旧型ではオプションだったのが標準装備になりました。
旧型同様4速ATが設定されており、AMTのデュアルモードMTやスムーサーEが設定されるのはかなり後の話です。


「悠々」というテーマのイメージ写真です。


サスペンションのページです。旧型には無かったキャブサスペンションが設定されています。


エンジンのページです。新たに4JG2型が加わりましたが直噴ターボの4BD1型は廃止されました。また、4HF1型もSITEC(サイテック)の名称が廃止されています。


安全性のページです。旧型には無かったABSやASRが設定され、安全性もかなりレベルアップしています。ちなみに写真のABS非装備車のテスト車両には4代目の中期が使われています。


荷台の種類のイメージ画像です。フルフラットローの画像のロケ地は背後にある店の看板などから稲村ヶ崎周辺(神奈川県鎌倉市)のようです。わずかに見える泥除けは本車種のシルエットとメーカー・車名ロゴを合わせたもので4型まで使われていましたが2004年登場の6型で廃止され、同時に初代から続いた角ばったカタカナの「エルフ」のロゴも廃止されてしまいました…


荷台の種類の紹介ページです。開閉時の負担を経験するワンハンドゲートを採用しており、それを示すかのように女性モデルを起用してますがファッションに時代を感じさせます…エルフの方は標準キャブだから現行型と比べても大差ないのに…


耐久性・整備性のページです。4代目中期より採用されたカラードバンパーはエアロダイナミックバンパーと呼ばれるエアロタイプのものになりましたが2型以降はコスト削減のため樹脂バンパーに逆戻りしてしまいました…
高速耐久テストを行っているのは今は乗用車撤退に伴い大幅に縮小されてしまった藤沢工場のテストコースと思われます。


カスタムのページです。2型以降はメッキパーツやゴールドエンブレムなどが装備されてかなりギラギラしていましたがこの頃はまだ外装に関して見た目ですぐ分かるのは専用ストライプが装備されていることぐらいです。
シートに関しては分割式ヘッドレストを採用し、今見てもかなり豪華な造りですが旧型にあったアームレストは省略されています。


主要装備一覧表です。


主要装備とオプションのページです。オプションで小型トラックであるにも関わらず1993年の時点でカーナビが設定されていたのは意外です。他にもオーディオに関しては商用車にしてはかなり充実しています。


バリエーション一覧表とフルフラットローの紹介ページです


フラットロー、低床、高床の紹介ページです。低床荷台はこの代でも設定されており相変わらず荷台は3代目からの流用でしたが3型を最後に2002年をもって廃止されました。

高床ダブルタイヤの紹介ページです。


特装車のページです。何故かこのページだけワイドキャブ車も載っています。ダブルキャブにはハイトップキャブと呼ばれるハイルーフ車もあるようですが見たこと無いです…


主要諸元表その1です。


主要諸元表その2です。


裏表紙です。
Posted at 2020/01/04 02:13:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ いすゞ | クルマ
2016年03月09日 イイね!

カタログ いすゞ エルフ 4代目後期

*旧ブログからの移行記事です。


今回のカタログは4代目エルフ後期型(1990~1993)の1.75t~4t積みの1992年5月発行のカタログです。この型も10数年前まではよく見た気がしますが最近は排ガス規制地域外の地方に行かないとなかなか見れなくなりましたね~

4代目エルフは1984年に登場し、イメージカラーをそれまでの青から白に変更して「白いエルフ」の愛称で知られ、小型トラックのみならず商用車全般のボディカラーを白ばかりにさせるきっかけを作ったエポックメイキングなモデルでもあります。その後何度かのマイナーチェンジを経て1990年に今回紹介する後期型が登場し、フロントパネルのISUZUロゴが現在でも使われているタイプのに変更され、ヘッドランプも異型に変わるなどの変更が行われました。
なお、1993年には5代目にバトンタッチしていますが後期型の途中(1991年)から加わったルートバンはその後も長らく生産され2002年まで生き延びました。


今回もTVCMの動画は見つけられなかったので代わりにラジオCMの動画で我慢してください…しかしこのCMカッコいいですけど1990年にしては何だか古臭いですし動画のコメント欄にもあるようにキャッチコピーの「新しい男たちへ」からして1984年の4代目登場時のものだと思います。同時期の840フォワードのTVCMの動画は沢山あるのに4代目エルフと810のCMの動画は全然無いんですよね…存在自体はあると思うのでどんなCMだったのかご存知の方はコメントして頂けると有り難いです…

ペーパークラフト いすゞ・エルフ 4代目 90モデル
↑さらに追記ですがペーパークラフトを扱う別ブログで本車種のペーパークラフトを制作したのでリンク載せておきます。



コンセプトのページです。写真のロケ地は横浜みなとみらいにある日本丸メモリアルパーク内の展望塔付近だと思います。この後も横浜市内で撮影したと思われる写真が多数出てきます。


目次あるいは見所を紹介するページです。1990年のマイナーチェンジはモデルライフの中で最も大掛かりなものだったこともあってか変更点も多いです。


エンジンのページです。1990年のマイナーチェンジ以降、新開発の4HF1型エンジンが加わりました。現行型に搭載されているエンジンも基本的には同じ設計です。この時は旧型の4BE1型、4BE2型、4BD1型、4JB1型も現役でしたがこれらの一部は現在でも産業用エンジンとして生産されています。
4HF1型はフォワード用の6HF1型と同時にデビューし、当初はSITEC(サイテック)の名称が付けられていましたがエルフ、フォワード共にフルモデルチェンジの際にこの名称は廃止されています。カタログ見てもわかるように4HF1型エンジン搭載車にはSITECロゴのステッカーが車体に取り付けられていますが、幼い頃、まだこの型のエルフが普通に走っていた頃はこのステッカーを見て「シテック」って読んでましたw


サスペンションやブレーキ、シャシーのページです。この頃よりフロント独立懸架サスペンションが採用され、これはバブル期ならではの装備というわけでは無く現在でも引き継がれています。


インテリアのページです。内装は細かなところと1988年に安全窓を設定したのを除けばデビュー当初から不変です。インパネも80年代のいすゞ車らしくFFジェミニなどと同様メーターパネルが飛び出したデザインとなっていますw パワーウィンドウが標準装備されたのはこの型からです。
4速ATは1991年に追加されました。そのためかつて設定されていたAMTのNAVi-5の設定はありません。NAVi-5は変速時にコツが必要だったこともあり普及せず短期間で消滅しましたが、現在のスムーサーへ続くいすゞAMTの基礎を作り上げまいした。


安全性のページです。異型ヘッドランプは新型車でないにも関わらず小型トラック初採用でした(新型車としては翌年登場のH41アトラスが初)。この頃よりフォグランプ一体型のヘッドランプが主流になってきます。さらにコーナーリングランプもこの型から採用されました。


フルフラットローと実用性のページです。フルフラットローは荷台・キャビンともに低くした仕様で積み下ろしのしやすさだけでなく乗り降りのしやすさも向上させています。この時の純正泥除けはフラットロー以外は矢羽マークの下にエルフと書かれたものでした。


カスタムのページです。実はカスタムに運転席アームレストを装備したエルフはこの型が唯一だったりします…現行型のカスタムにも装備されていません…最近だとキャンターは標準グレードでも標準装備にしているのでエルフも装備してもらいたいものです…
ワインレッドの室内は同社のアスカやビッグホーンの上級グレードにも迫る豪華さですね!


車型一覧表です。標準キャブはNKR、ワイドキャブはNPRと型式が分かれています。


標準キャブのフルフラットロー、フラットローの詳細ページです。


標準キャブの低床、高床の詳細ページです。低床車の荷台は3代目からの流用で5代目になってからも使用されていましたが99年モデルを最後に消滅しました。


ワイドキャブのフルフラットロー、フラットローの詳細ページです。当時5方開アオリを設定した小型トラックは少数派でした。


ワイドキャブの高床の詳細ページです。小型トラックの4t積みも当時は少数派でした。


ダブルキャブ・4WD・アルミアオリ・フルワイドボディ・配送パックの紹介です。ダブルキャブの低床荷台はキャブと一体化した感じでカッコいいですねw
4WDはこの代より設定され、本格的な悪路走行にも対応したパートタイム4WDですが、現行型にはこのような車高を大きく上げた本格4駆の設定は無いと思います…
配送パックはこの当時、小型トラックにはこのようなOA機器搭載スペースなどを確保した配送専用仕様が設定されていることが多かったですが、このような仕様を見た記憶があまりありません…
しかしこのエルフの配送パックはわざわざインパネを標準仕様とはだいぶ違うタイプにしたり、助手席をおまけ程度の専用設計のにしたりとコストかかってますねぇ…個人的にはサイドテーブルはテーブルだけでなくアームレストとしても使えそうなので使い勝手もよさそうですね~


バン型車のページです。箱型バンの紹介なのでルートバンは掲載されてません。2枚目の写真などに写っているカタログカラー車を見てもわかるように「ヘッドライナー
」というのが強調されており、ここにもヘッドライナーイメージバン、ヘッドライナーウイングボディというのがありますがどういう意味で付けたんでしょうか…頭のライナー???それにしてもヘッドライナーイメージバンとエアロキャップバンはスタイリッシュでカッコいいですね…


バン型車と特装車のページです。左上の温度管理バンの泥除けがフラットローと書かれた独特のもので味がありますね~
ハイバックバンはトミカでもフットワークエキスプレス仕様でモデル化されたことで有名なハイパックバンの頭を4代目エルフのキャブに変えたものです。本家ハイパックバンの絶版後も長らく生産されていたようですがネット上でもこの4代目エルフタイプのハイパックバンの画像はカタログ画像以外見たことが無いです…


オプションと標準装備のページです。意外に思ったのはシートヒーターの設定があることですね!エアコンがオプションなのも時代を感じさせます… アクセサリー一覧表を見ているとネット上でも見たこと無いオプションが多数あります…ドレスアップキットというのも気になりますね~
ワイヤレスリモコンドアロックはISUZUロゴが古いタイプもままで恐らく開閉の際にうるさい音が鳴るタイプだと思いますw


主要装備のページです。ルーフベンチレーターがあるのが時代を感じさせます…この頃の小型トラックはワイドキャブにのみ設定されていることが多かったです。


主要諸元表その1です。


主要諸元表その2です。


主要諸元表その3です。


主要諸元表その4です。


主要諸元表その5です。


裏表紙です。
Posted at 2020/01/04 02:08:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ いすゞ | クルマ
2015年11月22日 イイね!

カタログ いすゞ フォワード 4代目

*旧ブログからの移行記事です。

久しぶりの自動車カタログの更新ですねw

今回紹介するカタログはいすゞの4代目フォワードの1994年2月のデビュー当初のカタログです。320フォワードの通称でも呼ばれてますね。この時はまだ4t積のみのラインナップで5tや7tは7月に追加されました。海外ではFシリーズの名称で販売されており、この代はシボレー・GMCブランドで販売されている地域もありました。

キャブの基本設計を同年12月にデビューした初代ギガと共通しており、こちらは13年目の2007年にフルモデルチェンジしたのに対し、ギガは日野との共同開発が頓挫するなど色々あったために21年も続いた長寿モデルになっちゃいましたね。

320という名は開発コードに由来し、いすゞの開発コードは数字3桁のものが多く、
中の人の知ってるものだと
117…117クーペ、フローリアン
960…2代目ビッグホーン
145…2代目ウィザード・ミュー
810…810
840…3代目フォワード
320…4代目フォワード
210…初代ガーラ
といったところです。よく320は馬力に由来するという誤解を見ますが中型で320馬力は大きすぎます。



当時のCMです。同時期の中型トラックは日野がクルージングレンジャーにダイアン・レインを起用したのを皮切りにふそうもフルコンファイターにジャッキー・チェンを起用するなどCMに外国人を起用することが流行してましたが、320フォワードはいすゞらしく?CMに芸能人を起用せずイメージ映像のみのCMでした。現行型フォワードは車種としてのCMを放送していない(企業CMに出演したのみ)なのでもしかしたらフォワードがCMを放送したのはこの時が最後かもしれませんね。

ペーパークラフト いすゞ・フォワード320 94モデル
↑さらに追記ですがペーパークラフトを扱う別ブログで本車種のペーパークラフトを制作したのでリンク載せておきます。


ページを開くといすゞの320フォワードに対する意気込み?が出てきます。同時期の5代目エルフ登場時のカタログ(平ボディのカタログを持ってます。いずれ公開する予定です)もこのような作りで意気込みが書いてあるので恐らく初代ギガ登場時のカタログもこんな感じでしょう。キャブの左側には永久磁石式リターダが装備されていることを表すRETARDERの文字が見えます。


CMでも使われた「ここから未来が始まる NewReader」のキャッチコピーが使われてますが、CMでは「ここから未来が始まる」の部分は省略されてました。箱の「FORWARD」の下に書いてある英語は「Prior to The of a New Century. We have Acomplished a Higher Level of Reil-ability and safety. Here Lies a Beautiful Harmony of Humanity and Society. This New-Generation Transpoter has been Deveioped from The Consept "TOUGH&HARMONY"」と書いてあります。和訳したら面白そうですがw

追記
和訳してみましたw

「新しい世紀の前に、ライル能力と安全性の高いレベルは実現されます。社会と人類の美しい調和がここにあります。この新世代のトランスポーターは、コンセプト「タフ・ ハーモニー」から開発されています。」

翻訳サイトで和訳したらこんな感じでしたw 翻訳サイトでは多少日本語としておかしな表現になるので少し修正しています。


イメージ写真です。ロケ地は羽田空港かお台場あたりでしょうか?何となくそんな雰囲気を感じますw 今のトラックのカタログは環境性のことばかりなのでこの頃と比べて面白みが無いのが残念です。もっともこのカタログの場合は新型車だからというのもあるのでしょう。


デザインと外装部品の紹介です。貴重な320フォワードのデザインスケッチが載っています。「21世紀を予感させるニューリーディング・スタイル」というのが時代を感じさせます。
実際、途中で大幅なデザインの変更を受けた5代目エルフや初代ギガとは異なりグリル上部のラインの追加やバンパー形状の変更こそあったものの、2007年に絶版になるまで全体的な印象はあまり変わりませんでした。
デザインスケッチを見ると当初はグリルをヘッドライトとより一体化したデザインにする構想もあったのかもしれませんね。当時のスケッチやデザイン過程の資料とか見たくなってきます。いすゞの社内に残っているでしょうが、見たくても見せてと言えるようなものではありませんw


インテリアのページです。初代ギガと似ていますが運転席側がラウンドタイプではないことが異なります。当初はベージュのインテリアで同時期の5代目エルフや初代ギガもデビュー当初はこんな感じでした。その後すぐにグレーのインテリアになりましたが。ロケ地は横浜ベイブリッジでしょうか。


インテリアの細部紹介です。広めのベッドや冷温庫、助手席側のヘッダートレイなど現行型と比べて充実していることがわかります。OA機器のスペースがあり、白黒のバックビューモニターがあるのが時代を感じさせます。すでにカーナビタイプのバックビューモニターが普及していた頃の最終型にはありませんでした。この頃はフォワードジャストンが存在していたため、ベッドレス車は存在しません。(ベッドレス車は1998年のフォワードVが最初)


インテリアの細部紹介その2です。シートが現行型と比べて遥かに快適そうな感じですね。ヘッドレストの調整が出来ますし、クッションも厚いですし、アームレストも標準装備なうえに現行より長いです。ただし、リクライニング角度は現行型の方が大きいですね。


エンジン&トランスミッションの紹介です。1990年に登場した6HE1エンジンを採用しており、現行型のエンジンも基本的な設計は共通しています。この代より全車SOHCエンジンに統一されました。よく見るとヘッドカバーに古いISUZUロゴが表記されてますね。トランスミッションは6速MTのみで旧型の840フォワードに存在した4速ATやその後設定されるスムーサーFはありません。


走行性能のページです。永久磁石式リダーダは1992年のマイナーチェンジの際に装備され始めました。250ps車のみ標準装備なのは840の時と同様です。HSAやABSの設定も840より拡大されました。


防錆対策と整備性のページです。他のカタログでも中々見られないフロントパネルの内部が見れます。しかし、左下のフルディップ前処理工程の写真をよく見ると・・・


奥に840フォワードが写っているではないか!
新旧モデルが生産ラインで混合しているのはモデルチェンジの前後にはよく見られる光景ですが、840の製造中の写真なんて中々見れないと思いますw


カスタムの紹介です。電動カーテンやゴールドエンブレム、空気清浄機などやはり現行型のカスタムより充実していますね。特にエアコンとカセットデッキ用のリモコンがあるのが興味を引きます。リモコンは同時期の初代ギガのカスタムにもあり、ギガの場合はスペースクルーザー(ダンプはキングダンプ)、ハイカスタム、カスタムと4種類もカスタムが存在しました。そのため標準仕様とリミテッドを加えた5グレードだったのでとても充実していました。320フォワードの場合はカスタム・標準仕様・リミテッドの3グレードでした。話がずれましたがリモコンは320の最終型には無く、恐らく1999年のマイナーチェンジの際に無くなったと思われます。(初代ギガも2000年のマイナーチェンジの際に無くなり、さらにカスタムと標準仕様の2グレードになりました)


完成車ラインナップのページです。最下級グレードのリミテッドにはエアコンも装備されません。これが1997年のマイナーチェンジの際にはさらにコスト削減がされて無塗装バンパーになり、助手席すらない1シーター仕様になりました。


装備一覧とオプションと一覧表の表紙です。一覧表は切り離せるようになっていますが21年前のカタログなのでそんなこと勿体無くて出来ません…平ボディや箱車用のカーゴルーフとダンプ・ミキサー用特装ルーフがあり、ギガにハイウェイキャブとオフロードキャブが存在したのと同様、ニーズに合わせてキャブが選べるのが特徴です。オプションを見ているとオプションカタログが欲しくなってきますが、21年も前のトラックのオプションカタログなんて中々見つけられません…


荷台バリエーション一覧表です。前述した通りこの時はまだ4t車のみのラインナップでした。


主要車型図面です。


主要車型図面その2です。


主要車型図面その3です。


主要車型走行性能曲線です。


主要諸元表です。


主要諸元表その2です。


主要諸元表その3です。


主要諸元表その4です。


主要諸元表その5です。


全車種展開表です。


ウイング車と平ボディの4面・5面写真です。恐らく名入れ・架装の指定用と思われますが、こういったものには図を使うことが多く、写真を使うのは珍しいです。


裏表紙です。この裏表紙の作りは1990年代初頭のいすゞ車に共通しており、JT151ジェミニやJT221ピアッツァ、5代目エルフ登場時のカタログも裏表紙はこんな感じでした。

320フォワード自体はまだまだ見かけますが、1999年~2005年式の後期型や2005年~2007年式の最終型ばかりでこのカタログの初期型や1997年~1999年の中期型はあまり見かけなくなりましたね…少し前までよく見た印象がありますが…
Posted at 2020/01/04 01:32:52 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ いすゞ | クルマ

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