
2015年、スズキは大型高級セダン、フォレンツァを発売した。
このフォレンツァは日産自動車よりフーガのOEMを受けて販売されるもので、主にスズキの関係者・重役向けに販売される。
これまで販売されてきたキザシの後継とも言える車種で、北米向けの戦略車をおまけとして国内でも売っていたキザシとは異なり国内でのショーファードリブンに特化し生産台数がかなり限られることから、自社生産ではなく日産からOEMを受けて販売することになった。
そのため、変更点もエンブレムのスズキエンブレムへの変更など必要最低限にとどまる。なお、フォレンツァという車名は北米向けにシボレー・オプトラのOEM車として販売されていた車名を復活したもので国内では初登場となる。

インテリアもフーガと全く同じでこちらも変更点はホーンパッドのエンブレム変更など必要最低限にとどまる。
安全装備も本家同様に充実しており、PFCW(前方衝突予測警報)、エマージェンシーブレーキ(自動ブレーキ)、BSW(後側方車両検知警報)、BSI(後側方衝突防止支援システム)、BCI(後退時衝突防止支援システム)の4つの全方位運転支援システムを全グレードに標準装備とした。
さらに、アラウンドビューモニターはMOD(移動物検知)機能と駐車ガイド機能を追加した改良型をAパッケージ系を含む全グレードに標準装備した。
パワードレーンはハイブリッドシステムを採用し、VQ35HR型にHM34型モーターを組み合わせたパラレル方式となっている。
グレード展開は全くなく、フーガのHYBRID VIPに相当する標準仕様の1グレードのみとなる。ボディカラーもスーパーブラック・ブリリアントシルバー・ブリリアントホワイトパールの3色のみである。
2017年 仕様変更。フロントガラス・フロントドアガラス・リアドアガラスを遮音ガラスに変更した。
2019年。仕様変更。エマージェンシーブレーキが静止した歩行者への検知にも対応したインテリジェント エマージェンシーブレーキに、PFCWは2台前の車両の検知にも対応したインテリジェントFCWへ変更された。BSI・BCIはインテリジェント BSI・インテリジェント BUIへと変更されて機能が強化された。また踏み間違い衝突防止アシスト、ハイビームアシスト、インテリジェント クルーズコントロール、ECOペダルを全車に標準装備した。
Posted at 2020/03/28 03:15:56 | |
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