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2020年05月30日 イイね!

カタログ 日産 Y12ウイングロード


今回紹介するカタログは日産のY12ウイングロードです。

2005年に6年ぶりのフルモデルチェンジで登場し、従来のY11型と比べても個性的で丸みを帯びたデザインが特徴です。エクステリアデザインは「超高速で移動する流星の残像をイメージした」と言われており、サイドウィンドウの中央部が盛り上がって抑揚が付けられているのが特徴となっています。
出たばかりの頃に近所の家がカルディナからの乗り換えでこのウイングロードを購入したのですが、何か変な形の窓だな…って思ってましたね…見慣れるまでには時間がかかりました。

ターゲットは20代の男性で、自由自在に使えるワゴンを目指したそうです。また同年にアベニールやプリメーラワゴンが生産終了し本車種に統合されたこともあってかラゲッジルームも拡大されてかなり大きいものとなっています。

当時は各車種ごとにSHIFT_ワードと呼ばれるキャッチコピーがあり、SHIFT_○○○○、○○○○をシフトするといった形でしたが、ウイングロードでは「SHIFT_FUNction 機能で遊びをシフトする」となっていました。


登場時のCMです。

プラットフォームは従来のB15サニーと共通のMSプラットフォームに代わり、ティーダと共通のCプラットフォームを採用しています。これはルノーとの部品共用化が進んだことを意味しており、プラットフォームのみならずエンジンなどに至るまでコンポーネンツそのものが完全に一新されています。

また2年後の2007年にはウイングロードの商用モデルでもあるライトバンのADがフルモデルチェンジして、本車種ベースに切り替わりました。商用バンに似合いませんが流星をイメージしたとされる特徴的なサイドウィンドウの盛り上がりもそのままとなっています。
ただし4WD車はさらに遅れて2008年にフルモデルチェンジしています。

登場時、日産のステーションワゴンはコンパクトクラスのウイングロード以外にミドルクラスのアベニールやプリメーラワゴン、ラージクラスのステージアと上から下まで揃えていましたが、アベニールやプリメーラワゴンは入れ替わるように2005年に生産終了し、ステージアも2007年に廃止されたため、たった2年で日産のステーションワゴンはウイングロード1車種のみという寂しい状態となってしまいました…

それでも大掛かりなマイナーチェンジをして以降に大ヒットした先代に続き、登場から5年目ぐらいまでは安定した売れ行き…だったのですが、、、

下手くそなマーケティングと国内市場軽視による日産のやる気の無さ、捕まる前のゴーンの方針などにより、モデルチェンジが行われず、5年目を過ぎた頃からほとんど放置プレイ状態となってしまいました…
ステーションワゴンの市場は縮小したとは言え、カローラフィールダーやフィットシャトルは好調の売れ行きでしたので、対抗するためにもちゃんとモデルチェンジするべきだったと思います…どう考えても…

それでも日産唯一のステーションワゴンだったこともあり、業務用としての需要もあったためか細々と生産は継続されました。中の人も日産のラインナップをホームページで見てもウイングロードだけ10年以上前のままなので、これいつまで作ってんだろ…と思って見ていました…

しかし13年目を迎えた2018年に生産終了し、とうとう日産のラインナップからステーションワゴンが絶滅しました…
全盛期にはセドリックワゴン・グロリアワゴン・ステージア・ルネッサ・プリメーラワゴン・アベニール・ウイングロード…と上から下まで隙間なく揃えていた時代もあっただけに寂しいものですね…


コンセプトのページです。フロントデザインはADとだいぶ似ていますが、フロントバンパー・グリルのみならず実はヘッドライトの形状も異なっており、ADと比べて若干横に伸びているのが特徴です。

イメージ画像です。リアはADと比べてテールランプが横長に伸びています。

インテリアのページです。メタル調のパネルがあちこちに貼られているのが特徴ですが、これは先代と共通で、先代ではメタルのオモチャというキャッチコピーでした。
2005年当時の水準ではこのクラスのワゴンとしてはそこそこの質感がある方だと思います。

荷室のページです。ラゲッジルームのレバーで簡単にリアシートを倒せるようになっています。さらに助手席はテーブルのように倒せるようになっているので、これを使えばかなり長い荷室を実現出来ます。
商用バンにも使われるために、荷室の容量はかなり大きいものとなっています。

インテリアのページです。リアシートのリクライニングやフルフラットにすることも出来ます。

実用性のページです。インテリジェントキーを装備していますが、エンジン始動は現在のようにボタンではなくダイヤル状のイグニッションを回して行うタイプです。日産車でこのタイプの物が最後まで残っていたのもこのウイングロードでした。
助手席を倒してテーブルにすることも出来ます。これは商用バンのADにも装備されているものです。

メカニズムのページです。エンジンは直4・1.5LのHR15DE型と直4・1.8LのMR18DE型を設定しています。どちらもティーダ用として初登場したエンジンで、従来のQGエンジンに代わるものとなります。
トランスミッションは15Sと4WD車全車が4速AT、15M・15MオーセンティックがCVT、18G・18Gオーセンティックがマニュアルモード付のCVTとなります。

4WD車はマーチから採用されるようになったe-4WDを搭載しています。これは後輪をモーターで駆動するもので、モーターは日立の洗濯機と同じものらしいです…

安全性のページです。

グレード一覧です。基本的には標準と上級版のオーセンティックの2種類で構成されます。1500ccでCVT搭載の15M・15Mオーセンティックのみ環境対応車に指定されています。
15S・15M・15Mオーセンティック・18G・18Gオーセンティックの5種類となります。これに1500cc車には4WD車もラインナップされています。

カラーバリエーションと福祉車両です。登場時はイエローなどもあったはずですが廃止されています。

主要装備です。

主要諸元です。

コンプリートモデルのライダーです。専用のフロントグリルやエアロが特徴でフロントのエンブレムレスとなっています。インテリアも専用のステアリングやシートとなっており、さらにスポーツサスなども装備しています。

裏表紙です。

特別仕様車の15M Vリミテッドです。2010年に登場した特別仕様車ですが、ほぼ通常グレードのような感じで2018年の生産終了まで設定されていました。

この特別仕様車はアウトドア向けの特別仕様車となっており、エクストレイルと同様のウォッシャブルラゲッジボードを装備しているのが特徴となっています。またイージーラゲッジベンチと呼ばれるものも装備しており、これはリアハッチを開けた際にベンチとして使えるようになっています。

裏表紙です。


オプションカタログです。

オーセンティック用のドレスアップパーツなどです。SUV風のアンダーカバーを装備することが出来ます。またフロントグリルやバンパーにメッキのラインを装備出来ます。
2000年代まではどんな車種でもメッキパーツのオプションを細かく設定していましたよね…今はあまり設定されなくなりました…

標準用のドレスアップパーツなどです。オーセンティック同様にフロントグリルやバンパーにメッキのラインを装備出来ます。

インテリアのパーツです。かなり意外ですがMOMOステも設定されています。木目調パネルは明るめのパネルを設定していますが、この時期の日産車に設定されている木目調パネルってみんな上から貼り付けるタイプのものなんですよね…
特にノートは両面テープで貼るものだったらしいですが…

ナビのページです。また現在の日産コネクトではなくカーウイングスでしたが、このウイングロードには全く似合わないスマホ連携対応をアピールしています。Gmail読み上げやSNS連携もあるようです。
ウイングロードが出た2005年はまたガラケー全盛期ですからね…iPhoneもまだ出てないですし…

ナビラインナップです。全てメモリーナビとなっておりHDDナビなどの設定はありません。ただし全てフルセグ対応、SDカードやウォークマンの再生も可能としています。

オーディオ・ETCラインナップです。この時期はまたオーディオの設定も豊富にあったようですね…まあ登場した2005年当時はナビ装着が当たり前って程では無かったですし…
2DINタイプは録音メモリー機能付きのものとMDの再生が可能な物で2種類あります。1DINタイプもUSB対応と非対応で2種類あります。またディスプレイラジオと呼ばれるものもありますが、これはいわゆる今流行りのディスプレイオーディオとなります。

セキュリティ関連のパーツやキセノンヘッドライトなどです。今やLEDが当たり前になったのでキセノンヘッドライトも無くなりましたね…

運転支援関連のパーツです。バックモニターやサイドモニターはありますがアラウンドビューモニターの設定はありません。

ラゲッジマットなどです。

実用品などです。ただしアルカンターラの車検証入れやユーロホーンも設定されています。

NISMOパーツです。専用エアロやサスなどが設定されています。

裏表紙です。
Posted at 2020/05/30 13:36:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ 日産 | クルマ
2020年05月21日 イイね!

カタログ トヨタ サクシード 前期


今回紹介するカタログはトヨタのサクシード前期型です。

サクシードは2002年にそれまでのカルディナバンの後継として登場し、系譜としてはコロナバン・カリーナバンのものを受け継いでいる形になります。このため両者を扱っていたトヨペット店、トヨタ店での取り扱いとなります。

同時にデビューしたプロボックス(カローラバン後継)の姉妹車ではあるものの、プロボックスとはデザインで差別化しており例えばガーニッシュをプロボックスのバンパー一体型から通常の出っ張ったタイプとすることでサクシードが上級に位置するよう差別化を図っています。
またテールデザインも変更されている他、エンジンが1500ccのみとなり装備も若干充実させるなどやはり上級仕様としての差別化が図られています。積載量もプロボックスの400㎏から50㎏増えて450㎏となっています。

プロボックス/サクシードはそれまでのカローラバンやカルディナバンのような乗用車のおまけ的な存在では無く初めから商用バンとして使われることを前提として設計が行われており、このためシンプルに徹した箱型のデザインとなっています。
またコスト削減のためコンパクトカーのヴィッツのプラットフォームをベースに開発されており、ミドルセダンのコロナベースだったカルディナバンからは2クラス下のプラットフォームになっています。
この背景にはカローラバンやカルディナバンの設計の旧態化(ちょうど10年程前の設計のままだった)、そして何より日産が先行して1999年にADやエキスパートを登場させており、シェアが低下したことも影響していると言われています。

その後11年間大掛かりな変更のないまま生産され続けましたが2013年にフルモデルチェンジ並みのビッグマイナーチェンジを受け、前半分のプラットフォームを変更するなどの変更を受けています。
これが現行モデルとなる訳ですが、この際プロボックスとの差別化が行われなくなってしまいエンブレム以外はほとんど共通となってしまいました…

コンセプトのページです。なおこのカタログの基本的な構成は2002年のデビューから2013年にビッグマイナーチェンジするまで11年間変わりませんでした。

イメージ写真です。UL Xパッケージはワゴンのカラードガーニッシュ装備の最上級グレードとなります。
乗用車のおまけでは無く初めから商用バンとして使われることを考慮したためにとにかくシンプルなデザインとなっていますし、そのせいか15年以上前のデザインなのに全く古さを感じないですね…
街でだいぶ見慣れてますし今でも普通に見かけるからというのはあるでしょうが…

このため乗用車のようにデザインに関するページなどはありません。ですが2000年代ののトヨタの商用車はシンプルながらも斬新なデザインが多かったですね…
デュトロの姉妹車になったダイナ/トヨエースに始まり、このプロボックス/サクシード、200系ハイエース/レジアスエース、タウンエース/ライトエース、、って感じで…

積載性のページです。A4コピー箱90個・ミカン箱39個の積載を可能としています。ただカルディナバンと比べてボディが小さくなった分積載性では劣ってしまいます。
ただ商用バンとしての使用することを考慮して設計されている分積みやすさではサクシードの方が上だと思います。

インテリアのページです。基本的にプロボックスとほとんど共通となります。中央のエアコンダイヤルの下に折りたたみ式のテーブルがあります。画像ではノートPCを置いてますが結構古そうですし2003年当時のものでしょう…

今のノートPCを置くのはちょっと厳しい気もします…ビッグマイナーチェンジの際には時代に合わせてスマホやより大きなノートPCを置けるように考慮されたそうですし…
メーターは単眼メーターですし、エアコンはマニュアルエアコンと商用バンらしくオーソドックスな物となっています。

また意外ですがメーカーオプションのDVDナビも設定されています。まあ今となってはDVDナビって時点で時代を感じますね…実際2000年代頭のナビ普及期の機種って感じしますし…

しかしこのDVDナビ、実はアナログのみで地デジ非対応なんです…!
なので現在ではテレビを見ることが出来ません!!!


流石にオプションで地デジチューナーはあったようなのでそれを装着することになる訳ですが、ただこれも結構なお値段しますし普通ならディーラーオプションのナビ付けますよね…

インテリアのページです。収納やトレイの充実ぶりをアピールしています。大型の灰皿があるのは開発者の中に喫煙者がいて大きな灰皿があった方が休憩する時助かるという声があったからのようです…
他にもA4サイズのバインダー立てやタクシーのようなペンホルダーもあります。
またシートは長時間座っても疲れにくい構造となっています。

メカニズムのページです。
エンジンは直4・1.5Lの1NZ-FE型のみを設定しており、プロボックスに設定されている1.3Lの2NZ-FE型の設定はありません。
商用バンはお下がりの古いエンジンを搭載する傾向がありましたが、このエンジンは2000年にNCVカローラで登場したばかりの当時の最新エンジンを搭載しています。トランスミッションは4速ATと5速MTとなります。

なお直4・1.7Lディーゼルの1ND-TV型もかつては設定されていましたが排ガス規制に適合出来ないため(そもそも都市部の規制には適合しませんでした…)2007年をもって消滅しています。
そのためこの1ND-TV型搭載車は生産台数が少なく中古車市場では10年落ちの商用バンとは思えないぐらいの高値で取引されています…

メカニズムのページです。衝突安全ボディは懐かしのGOAとなっています。90年代後半にはよく宣伝されてましたね…またWILコンセプトシートというのはWILLサイファとかと関係あるのかと思ったら無いようです…

グレード一覧です。バンが3グレード、ワゴンが2グレードとなっています。

主要装備・価格表・カラーバリエーションです。

主要諸元です。

裏表紙です。特装車で保冷バンも用意されています。実車を見た記憶があまり無いですが…

オプションカタログです。

ドレスアップパーツとベースキットです。スポイラーやメッキグリルなどを設定しています。これだけでも商用バンでは珍しいのですが、次のページではもっと驚くようなものとなっています。

何とライトバンなのにモデリスタのパーツも設定されています!!
まあ200系ハイエースや現行のタウンエース/ライトエースでも設定されているのでもう珍しいことでは無いでしょうが、登場当時はかなり異例だったのでは無いでしょうか…
ビレットグリルやローダウンスプリング、スポーツマフラーといった商用バンには無縁だったものまであります!!

これで走ればさらに高速攻められそうですね!!!厳しいノルマの営業にも最適です!!!!

実用品です。ルーフキャリアはわかるのですが何故か商売には不要であろうサイドタープまであります。しかもそこに載ってる車種が懐かしの10系ラウムという…
またただでさえデカい灰皿があるのにさらに灰皿を設定しています…ヘビースモーカー向けですかね…

裏表紙です。
Posted at 2020/05/21 10:39:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | カタログ トヨタ | クルマ
2020年05月16日 イイね!

日産 新型パルサー



日産自動車ではパルサーを6年ぶりにフルモデルチェンジする。
今回の新型パルサーは日本や欧州・豪州などではパルサーとして販売されるが、北米ではセントラハッチバック、中国などではティーダ、ロシアなどではアルメーラハッチバックとして販売される。
主に欧州市場をメインターゲットとしており、走行安定性の大幅な向上やスポーティな走りが特徴となる。

新型パルサーはこれまでと比べてロー&ワイドのスポーティなフォルムが特徴で、歴代モデルで引き継がれてきた軽快なミドルセダンとしてのコンセプトを受け継ぎ、スポーティでアグレッシブなものになった。空気抵抗を低減しcd値はGT-Rと同等の0.26を実現している。
さらに近年の日産のデザインの象徴である「Vモーション」を導入し、より迫力のあるフロントデザインとした。デザインコンセプトは上級の新型ティアナと共通の「エモーショナルジオメトリー」と呼ばれるデザイン言語で作られ、サイドは静止しているときでも動きを感じさせるダブルウェストラインを採用している。

ターンシグナルランプは中国仕様と同様クリアレンズとなっている。デイタイムランニングライトを搭載したLEDプロジェクターヘッドランプやLEDフォグライトをS以外に標準装備とした。


インテリアもスポーティなものとしており、3つの吹出口を備える空調システムは利便性を向上させ、設定により左右のフロントシートとリアシートにそれぞれ送風することができる。
フロアコンソール・パワーウィンドウスイッチ周りのパネルにはピアノブラックパネルを採用する。
また本革シートの場合は運転席・助手席共に8wayパワーシートとなり、さらにクイックシートヒーターも標準装備される。

日産の先進技術である「NISSAN INTELLIGENT MOBILITY」を採用し、安全装備としてインテリジェント エマージェンシーブレーキ・踏み間違い衝突防止アシスト・インテリジェント LI・VDC・インテリジェント BSI・踏み間違い衝突防止アシスト・ヒルスタートアシスト・標識検知機能・車両接近通報装置 ・フロント&バックソナー・SRSエアバッグシステムを全車標準装備としている。
さらに同一車線自動運転技術のプロパイロットと駐車支援技術のインテリジェントパーキングアシストをクラス初採用し、最上級グレードの20Gには標準装備としている。

エンジンは15S・15Xに1.5LのHR15DE型を、それ以外には2.0LのMR20DD型を採用する。全車アイドリングストップが標準装備となる。トランスミッションは1.5LではCVTのみなのに対し、2.0LではCVT以外に6速MTも採用する。
これは1500ccが基本的には日本と他のごく一部の地域のみなのに対し、2000ccはMT車の需要が高く本車種でのメインターゲットでもある欧州でも設定されるためである。
なお欧州を含めた海外向けには1.6LのHR16DE型を設定するが、日本では税制面で不利になることから設定されず、代わりに1.5LのHR15DE型を設定する形となった。欧州向けの1.6L車にはCVT以外に6速MTも採用する。

ボディサイズは大きく拡大され、全長4,641 mm・全幅1,815 mm・全高1,450 mm・ホイールベース2,712 mmとなる。これにより歴代トップとなる広々とした空間を実現した。
プラットフォームは日産とルノーが共同開発した新世代エンジニアリングアーキテクチャーのCMFを採用し、その中で中型車用のCMF-C/Dを採用した。

生産は国内向けの場合はこれまで通り神奈川県の追浜工場で行われる。北米向けは北米日産会社キャントン工場で、欧州向けはイギリス・サンダーランドの英国日産自動車製造会社で、中国向けは東風日産乗用車公司で、台湾向けは裕隆汽車製造股?有限公司で、南米向けはメキシコ日産自動車会社で行われる。

*ボディカラー
全7色が設定される。ただしNISMOではインペリアルゴールドは設定されない。また特別塗装色は44,000円となる。


カーマインレッド(CM/特別塗装色)


プレミアムコロナオレンジ(PM/特別塗装色)


ダークブルー(P)


インクブルー(M)


インペリアルアンバー(P/特別塗装色)


ブリリアントホワイトパール(3P/特別塗装色)


ブリリアントシルバー(M)


ダークメタルグレー(M)


ダイアモンドブラック(P)


カーマインレッド(CM)× ダイヤモンドブラック(P/2トーン/特別塗装色)


ブリリアントホワイトパール(3P)× ダイヤモンドブラック(P/2トーン/特別塗装色)


プレミアムコロナオレンジ(PM)× ダイヤモンドブラック(P/2トーン/特別塗装色)

*インテリアカラー
スエードクロスの場合はブラックのみだが、本革シートの場合は4色が設定される。


・ブラック(スエードクロス)


・ブラック(本革)


・ホワイト(本革)


・ブラウン(本革)


・ボルドー(本革)

*グレード
全6グレードとなる。基本的にはベーシックなS、若干装備が充実したX、最上級グレードのG、コンプリートモデルのNISMOの4種類となる。なお今後プレミアムなコンプリートモデルのオーテックやかつてのパルサーのスポーティグレードであるGTI-Rの設定も計画されている。




・15S
ベーシックグレードで、スエードクロスのシートや17インチアルミホイール、本革ステアリング、デュアルオートエアコンなどを装備する。トランスミッションはCVTのみとなる。




・15X
1500ccの上級グレードで、専用エアロバンパー・エクステンションや専用ナビゲーションシステムや4色から選べるインテリアカラー、スエードクロスのシート、運転席・助手席シートヒーターなどが特徴となる。メーカーオプションで電動本革シートも設定する。トランスミッションはCVTのみとなる。



・20X
2000ccのグレードで、18インチアルミホイール、スエードクロスのシート、運転席・助手席シートヒーター、・SRSカーテンエアバッグシステム&サイドエアバッグシステムなどを装備する。トランスミッションは6速MT/CVTとなる。




・20G
最上級グレードで、専用エアロバンパー・エクステンション、運転席&助手席8ウェイパワーシート・本革シート・プロパイロット・インテリジェントパーキングアシスト・インテリジェント DA・SRSカーテンエアバッグシステム&サイドエアバッグシステムなどを装備する。トランスミッションは6速MT/CVTとなる。



・NISMO
コンプリートモデルで、専用のフロントバンパー・サイドスカート・リアバンパーなどの大型エアロ・専用19インチアルミホイール・専用のレッドステッチ入りのインテリア・となる。エンジンは前述した通り2000ccとなる。トランスミッションは6速MT/CVTとなる。



・NISMO RS
NISMOの装備に加えて、専用ボディ補強や専用チューニングコンピューター、専用ディスクブレーキ、赤塗装ブレーキキャリパー、専用チューニングRECARO製スポーツシートなどを追加したモデルで、トランスミッションは6速MTのみとなる。


*欧州仕様


*acenta
メインターゲットとなる欧州向けのモデルでは、visia、acenta、N-connecta、tekna、nismoの5グレードとなる。
これは基本的に先代モデルのグレードを引き継いだ形となっている。

また日本仕様とは数多くの違いがあり、teknaやN-connectaに専用デザインのアルミホイールやブラックヘッドライトなどを装備する一方で、visiaには15インチホイールキャップやウレタンステアリングなどでコストダウンを図るなどの違いがある。
そして日本仕様では設定されるグレードが限られている6速MTが全グレードに設定されている。またCVTではなく代わりに7速DCTが設定されている。NISMOはMTのみの設定となる。
エンジンは1.3LターボのHR13DDT型と1.6LのHR16DE型、1.6LターボのMR16DDT型を設定する。

グレード一覧



・visia
15インチホイールキャップ、ウレタンステアリング、インテリア樹脂パネル、ファブリックシートなどを装備する。写真をナビゲーションシステムはオプションとなる。エンジンは1.3LターボのHR13DDT型を設定する。



・acenta
18インチアルミホイール、ジャガード地シート、本革巻ステアリング、ナビゲーションシステムなどを装備する。エンジンは1.3LターボのHR13DDT型と1.6LのHR16DE型を設定する。



・N-connecta
専用デザインの19インチアルミホイール、専用デザインのジャガード地シート、スポーツサスペンションなどを装備する。エンジンは1.3LターボのHR13DDT型と1.6LのHR16DE型、1.6LターボのMR16DDT型を設定する。




・TEKNA
最上級グレードで、運転席&助手席8ウェイパワーシート・本革シート・プロパイロット・インテリジェントパーキングアシスト・インテリジェント DA・SRSカーテンエアバッグシステム&サイドエアバッグシステムなどを装備する。
エンジンは1.6LのHR16DE型と1.6LターボのMR16DDT型を設定する。



・NISMO
専用ボディ補強や専用チューニングコンピューター、専用ディスクブレーキ、赤塗装ブレーキキャリパー、専用チューニングRECARO製スポーツシートなどを装備する。エンジンは1.6LターボのMR16DDT型を設定する。
Posted at 2020/05/16 22:39:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | カーコラ 日産 | クルマ
2020年05月05日 イイね!

日産 NV400フレグラント



日産では新車種としてNV400フレグラントを発売する。

日産自動車では送迎用途に使用される車種においてキャラバンvsハイエース、シビリアンvsコースター、エルグランドvsアルファードといったトヨタとのライバル関係がある中、トヨタが主に送迎用として発売した高級ミニバン、グランエースの好調を受けて日産としても対抗馬を送り込むべく、エルグランドより大きいVIP送迎用として開発された。
これは主に法人向けの車種であり、法人用途では同じメーカーで揃えて取引のある販売店から購入することが多く、そうした観点からもラインナップを拡充させて顧客がトヨタへ逃れないようにする必要があったためである。

新車種ではあるものの、完全に新規開発された車種では無く、既存の欧州向け1BOXバンであるNV400をベースに高級ミニバンに仕立てた物である。
なおフレグラントという車名はかつてのキャラバンベースの豪華版のコンセプトカーの名称に由来するものである。

NV400は2010年よりそれまでのインタースターの後継として発売され、同じアライアンスのルノーよりマスターのOEM供給を受けて販売される車種である。またオペル/ボクスホールにおいてもモヴァノとして販売される。開発はルノーによるものだが生産はルノーの工場と日産のモトール・イベリカの両方で行われている。
今回のNV400フレグラントはフルモデルチェンジ並みの大幅改良を受けた2019年以降のモデルをベースとしており、最新の安全装備を充実させている。

生産はスペイン・バルセロナの日産モトール・イベリカにて行われる。ただし同社では運転席周り以外の内装の艤装は行われず内装に関しては基本的に何も無い状態で一旦日本へ輸送される。
そして船で輸送されて陸揚げされた車両の検査と内装の偽装、最終チェックなどを日本の日産車体湘南工場で行う形となる。
当初は全て日産モトール・イベリカで行うことも計画されたが、品質管理と部品の調達面の都合から一部を日産車体湘南工場で行うことになった。

エクステリアは日産のデザインの象徴である「Vモーション」を導入し、迫力と重厚感のあるフロントデザインとした。グリルはセレナや新型エルグランドに合わせたものとしており日産のミニバンとしての統一性を図っている。

また貨物車として使用されるベース車とは異なり送迎用として使用されることから高級感を出すべく大幅なデザインの変更が行われており、樹脂むき出しのサイドモールやバンパーはボディ同色に塗装され、サイドモールにはメッキが貼られている。そしてこれまでベース車では設定されないエアロパーツを全車標準装備としている。

リアデザインも大きく変更され、専用の大型ガーニッシュを装備した他、フロント同様にバンパーは専用のエアロタイプバンパーとなっている。
ただしバックドアはこの手のミニバンにしては珍しく観音開きのままであり、これはベース車の設計上跳ね上げ式への変更が困難であったためである。
しかしこれにより狭い場所でもバックドアを楽に開けることが出来るようになっている。

なお本車種は基本的にハイルーフ仕様が標準となっているが、上の画像のように通常の標準ルーフも全グレードでオプション設定している。

ハイルーフ車ではこれを活かして天井部に多数のオプションを付けられるようになっており、プレミアムサウンドスピーカー、ルーフモニター、大型サンルーフのパノラマルーフ、電動カーテンを設定している。
なおパノラマルーフ以外はディーラーオプションとなる。またハイルーフ車のみ天井部に個別のエアコン吹き出し口が標準装備となる。


インテリアも高級感を出すべく大幅なデザインの変更が行われている。インパネも基本は同じながら合成皮革と木目調パネル、ピアノブラックパネルが全面的に貼られて高級感のあるものとしている。ナビゲーションシステムはセレナやデイズなどで使われているものと同様のものとなっている。

シートは新型エルグランドとほとんど共通のものとなっている。XVの後席全て及びXLの2列目に採用されるダイナミックラグジュアリーシートは前後調整可能なヘッドレスト、カクテルテーブル、電動リクライニング機構、シートヒーター機能、リラックスヘッドレストを新たに備えている。

さらにNV400フレグラント独自の機能としておもてなし機能を装備した。これは座席をやや通路側に回転させて乗り降りしやすくする機能である。またXVにはヘッドレスト後部の液晶モニターも標準装備する(エルグランドではVIPにのみ設定)。

XLは2列目がダイナミックラグジュアリーシート、3列目がコンフォタブルキャプテンシート、4列目が通常の3人掛け分割スライドシートとなる。一部を大衆ミニバンのノア・ヴォクシーから流用したグランエースとは異なり、ボディサイズの大きさを利用して全てのシートで高級ミニバンのエルグランドと同等のシートを備え、快適性で大きくリードしている。

エアコンにはプラズマクラスター搭載フルオートエアコンを標準装備とし、このエアコンにはフォレストエアコンを採用し、におい・排出ガス検知式内外気自動切換え機構、高性能フィルターなどの採用によって森の中にいるように心地よい空間を実現する。また運転席の周りと後席で別々の温度調整が出来る他、液晶モニター装備車は客席から個々の温度調整も出来るようになっている。

ナビゲーションシステムにはNissanConnectを採用し、スマートフォンとの連携機能を充実させている。docomo in Car ConnectやApple CarPlay、Android Autoにも対応している。

エンジンは2300ccのM9T型ディーゼルエンジンを搭載し、トランスミッションはZF社製の6速セミATとなる。全てのグレードでこの組み合わせとなっており、当初はガソリンエンジンの設定や国産の5速ATや6速ATへの変更も検討されたがコスト面から断念した。
このM9T型はルノー製のエンジンで、国内でもエクストレイルに搭載されたM9R型を拡大したものであるが、日本の排ガス規制に適合させるべく改良を行っている。製造はフランスのセーヌ=マリティーム県にあるルノーのクレオン工場で行われる。

日産の先進技術である「NISSAN INTELLIGENT MOBILITY」を採用しており、安全装備としてインテリジェント エマージェンシーブレーキ・踏み間違い衝突防止アシスト・インテリジェント LI・VDC・インテリジェント BSI・踏み間違い衝突防止アシスト・ヒルスタートアシスト・標識検知機能・車両接近通報装置 ・フロント&バックソナー・SRSエアバッグシステムを全車標準装備としている。ただし元はルノーで開発された車種であることからシステムの名称を日産側の名称に合わせた形となる。

ボディカラーは4色のみとなる。


・ブリリアントホワイトパール(3P/特別塗装色)*


・ブリリアントシルバー(M)


・スーパーブラック(M)


・インペリアルゴールド(PM/特別塗装色)*

グレードはXVとXLの2種類となる。






・XV
6人乗りで後席は全てダイナミックラグジュアリーシートとなる。またヘッドレスト後部に液晶モニターを装備する。








・XL
9人乗りで2列目がダイナミックラグジュアリーシート、3列目がコンフォタブルキャプテンシート、4列目が通常の3人掛け分割スライドシートとなる。


なお、今後本車種をベースとした救急車も設定される予定であり、それに向けたテストとしてNV400のバン仕様を輸入して国内で艤装した救急車が一部で導入されている。
Posted at 2020/05/05 22:20:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | カーコラ 日産 | クルマ

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