T.E.C.Ⅱへの道　その2

間違えて前期用を買って、見事に作動しなかったTECⅡ。
バカな買い物をしやがってと周囲から嘲笑され、奮起していろいろやってはみたものの、すべて撃沈して自力救済は絶望的…

しかし捨てる神あればなんとやらで、アドバイスしてくださる方々があらわれ光がさしてきたかも。

各イグニッションコイルからECUに向かう2本のハーネスが、前期は2本とも独立してECUにつながりますが、後期には途中でまとめられてECUには1本でささっているものがあることが判明。

具体的には、ECU側のOカプラー（キャビン側から見て2つ目の24ピンのカプラー）の9,10,11.12番が、前期はすべてコイルから直接結線されていますが、後期は9番のみ使用され残り3つは空いています。

ECU内部のことまでは分かりませんが、コイルの制御に違いがあるのは明らかです。

何よりTECⅡと前期コイルの組合せで始動してスロットルを煽ったとき、1気筒くらいしか打っていない症状の説明がつきそうです。すなわちTECⅡからみたとき、1発分しか信号が出ていないので1発しか打っていのではと。

ということでコイルからOカプラーに新しくハーネスを作ります。

といっても動かなかったとき元に戻せないのでは困るので、既存のハーネスを切ったり貼ったりには抵抗があり躊躇…

そんなとき、hi1000.comさんの存在を教えていただいたので、そんな都合のいいサイトがあるのか！？と信じられない気持ちで覗いてみると…

パーツのサイズ、種類が多すぎて目がクラクラ。いったいどれが適合しているのか、どうやったら確認できるのか！？

これはもう、現物確認しかありません。

因みにコイルのカプラーは純正品番がわかりました。

90980-11885
矢崎総業製

当然矢崎総業のサイトで確認し、組み合わせられる端子も確認しましたが、hi1000.comさんにはないとのこと。

なんとまあ困らせてくれるECUなのか。
いつも純正部品取寄でお世話になってるDの方にも頼んで調べてもらうもちょっと時間がかかりそう。

挫折しそう感にさいなまれながらも、仕事の合間にhi1000.comさんで端子の写真をシラミつぶしに見て、以下に目星をつけました。

【 ECU側端子】040型矢崎製メス端子非防水/F040
【 単 価 】24円

【 コイル側端子】090型TS【防水】メス端子/F090WP-TS
【 単 価 】36円

【 ハーネス用ケーブル】住友電装 AVS0.5f （1m）赤色・青ストライプ/AVS05f-RDBL
【 単 価 】130円

汚いですが取り付けた端子。専用工具はなかったのでラジペンで頑張って最後ははんだ付け。

色違いのケーブルまで買わなかったので識別のためにマステに番号ふってます。

3列ある端子列の真ん中の列の端から2つ目が唯一つながっていた場所で、その隣3つが今回追加したハーネス。もとの線も使えたはずですが気分で4本とも揃えました。

コイル側のハーネス加工。
向かって左から2つ目の線が今回問題の線なので挿し替えます。

純正のコルゲートチューブに収めれば見かけも耐熱性も安心なのでしょうが、今回は絶縁テープで被覆しておくにとどめました。

コイルです。削ってダイエットしてます。前期の人はわかるかも。
これを装着してカプラーを差し込み、いざ、クランキング！
キーを回す前に思わず手を合わせました笑

するとあっさりと始動。
エンジンチェックランプもついてません。

あっけなく成功しました。

ずいぶん悩まされてきましたが、おかげをもちましてTECⅡユーザーとなりました。

アドバイスいただいた方々、本当にありがとうございました。

これからいろいろチェックしてみますが、まずは評判のECUを楽しんでみたいと思います。

しかし、クルマ弄り好きのさがか、エンジン始動の達成感もそこそこに次は何しよーっと考えて始めている自分がいたのでした。