ハイフラ対応、BCM改造
1
しばらく前にすべての電球はLEDに交換して、いい気になってたのですが、ウィンカーは当然のようにハイフラが出てたのでバラスト抵抗を入れてました。
これを取り除いてLEDらしく「省電力化」してみました。
LEDは高輝度であることもともかく、消費電力が少ないことがメリットなのに、バラスト抵抗はそれを台無しにしちゃいますから本末転倒ですね。
手法はBCM(Body Control Module)内の抵抗値を変えることです。要は電流値を判断するコンパレータの定数を変えてやるわけです。
注意:これは誰にでも出来る改造ではないと思います。表面実装の基板にハンダごて当てるのがイヤな人、怖いと感じる人はやらないほうがいいと思います。これが大丈夫と思われるのなら、大丈夫と思います…が、下にありますように、それなりに大変です。手に擦り傷&アザ、くらいは覚悟必要でしょう。
2
3
整備解説書の通りにやったんじゃとてもじゃないけど指が入りません。
クラッチペダルその他諸々が邪魔で…
ATなら難しくない「らしい」です。
右ハンドル車ならどうなのかな?ってか、BCM、同じ場所にあるんだろか?
4
人に教わり、あれこれやりながら、整備解説書とちょっと違うやり方になります。
5
BCMの下の方にあるコネクタも2つ外せと書いてあるんですが、その隣のもう一個も外します。
6
これでやっと手が入ります。
ここまでが一番大変。
作業時間は「3時間以内」にしていますが、先日ここで取り出せずに断念したときの時間を含めてのこと。その時は全部戻して、今日改めて作業したときの時間は全部で1時間以内です。
運転席(左側座席)足元にクッションを置いて仰向けに寝っ転がっての作業です。
7
BCMをバラし、チップ抵抗を1個外します。
ターゲットは「R108」なんですが、シルクはありません。写真を頼りに。
この写真はすでに外したところです。
サイズは0603(1.5ミリx0.8ミリ)で、ホットツィーザがあると楽です。
慣れてない人はここが厳しいかもしれません。でもここまで出来ればあとは楽勝。
8
後から定数を変える必要が出てくる可能性を考え、直接チップ抵抗をつけるのではなく、15kのチップ抵抗にワイヤをはんだ付けして熱収縮チューブで絶縁してから取り付けます。
ここはBCMを取り出してから作業時間15分以内。
15kはWhiteley氏の定数を拝借しました。
私の場合、前のウィンカーが0.3A、後ろの赤のLEDが0.42A、サイドのリピータが0.12A、合計で0.84A(片側)です。
この電流値によってハイフラ防止の抵抗値が変わってきます。
あとは組み立てて戻します。
そしてバラスト抵抗を外して完了です。外さないとウィンカーが動作しませんでした。電流が流れてる割にコンパレータの定数を変えてるんで電流流れ過ぎ(ショート)と判断するんでしょうね。
バラスト抵抗を外してクルマの軽量化も出来たかな(笑)?…まぁその程度なら人間の軽量化(ダイエット)が先ですね(泣)。
とりあえずLEDに変え(全部LEDにしたので私のクルマには白熱電球はありません)、消費電力も「正しく」減らせたのでそれなりに満足。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク