エキマニを交換したり、ノッキング制御のパラメータを変更したので、ノック制御の続きでノッキング周波数について復習しておいた。
(燃料マップも見直しが必要そう。あんまり燃料を食べてくれなくなったかも。。。)
LINKのノック設定では、「周波数チャネル」の項目。
現在は、「4-10kHz - ワイドバンド」としている。しかし、
本家のフォーラムをみるに、適切な周波数帯に絞った「X kHzナローバンド」を選択した方が良い(ノイズが少ない)とのこと。原理的には、当然だけど。
ヘルプをみると、「ノッキング周波数は、簡易計算式で算出してね」、あるいは「出来のいい奴は、ノックオーディオを用いてノッキング周波数を特定せよ!」とある。
計算式:ノック周波数 = 1800 / (3.14 × ピストン直径[mm])
この計算式、Draperの式というらしい。引用されている論文の発行年は、1938年!!

(
日本燃焼学会誌 Vol.57 No.180 (2015) 142-149)
ホントは、音速に依存する式になっている。
なので、シリンダー内の温度や空燃比によって変化することになるはず。
とはいえ、実際の数値は不明なので簡易式を使うしかないわけだけど。
本家のフォーラムによるとナローバンドを選択した場合でも、フィルターはプラスマイナス1Hzをカバーしているらしい。
自分のエンジンの場合、ピストン径Φ83なのでノッキング周波数は、約6.9kHzとなる。
どの程度振れ幅があるかわからないけど、「7kHzナローバンド」で設定した。
この設定でもう一度、「ノック目標」テーブルを作成なのだ。。。
自分の「ノック目標」と「点火テーブル」の作成の手順は、以下のとおり。
① 目標とする点火テーブルにおいて3000回転から上を2~4[deg]一律リタードさせる
(このとき、4D or 5D点火テーブルの常時ON、あるいは気筒別点火トリムを用いれば設定しやすい
(ことに最近気が付いた))
② 「点火遅角リミット」をゼロにして実走ログ取り
③ ここからは、
NAO'sProjectさんのブログ「【Kurofune体験】ノック制御を予習しとこうw」を参考にしてテーブル化
④ 点火テーブルを3000回転から上を2[deg]進角させる
⑤ 「点火遅角リミット」を2にして実走ログ取り
⑥ 「knk点火トリム」を見て数値が点火テーブルをリタード
⑦ ④から⑥の繰り返し(進角する量は小さくして)
青箱使用時より、全体的に進角した状態になっているけど。。。
いまのところブローの気配はないので、大丈夫なはず。
ところで、LINK G4Xですが、ノック判定時に点火リタードだけではなく、燃料増量できるモードが追加されましたね。
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Posted at
2020/05/04 22:27:25