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青箱中退者のブログ一覧

2020年05月17日 イイね!

実装その12:エアコン負荷アイドル回転数アップ

実装その12:エアコン負荷アイドル回転数アップさてさて、暑くなるとエアコンは欠かせません。エアコン無しなんて、おっさんになってしまうと耐えられない。。。
tada0finalistさんのブログ「エアコンアイドルアップ調整と吸気脈動」にて取り上げられていた、エアコンの負荷増加に伴うアイドル”回転数””のアップについてゴニョゴニョしてみたので書き留めておく。

ポイントは、「エアコンをONしているとき(正確にはエアコンクラッチがONのとき)は、エアコンの回転数をアップさせたい」ということ。アイドリング調整用のPWMデューティー%のアップだけではない。デューティー%のアップは、G4+にも実装されている。




そして、最新版のG4Xにはアイドル回転数アップ機能が追加されている。(タイトル画像がソレ)
そこで、G4+でエアコンアイドル回転数アップができないか試したところ、それらしく動作した。(とりあえずレベルです。。。)

①アイドル回転数制御の「ベース/目標テーブルモード」の変更
「ベース/目標テーブルモード」は、通常2Dがデフォルトで選択されている。これを、3Dに変更する。すると、「アイドル目標RPMトリムテーブル」が出現して設定が可能になる。



②「アイドルベースPosnテーブル」の設定
「ベース/目標テーブルモード」が2Dの場合は、PWMデューティー%の指定値のテーブルが回転数を縦軸にもたないテーブルである。3Dに設定すると、「アイドル目標RPMトリムテーブル」により「アイドル目標回転数」が変化することになるため、縦軸を「アイドル目標回転数」、横軸を「水温」としたテーブルになる。アイドル回転数&水温ごとに設定が必要となる。(ここではナリの数値のまま)


③「アイドル目標RPMトリムテーブル」の設定
ヘルプによると、「エンジン作動時間 を片方の軸に、非駆動輪速 をもう一方の軸に設定することで、エンジンの作動時間と車速に応じてアイドル目標が修正されるようにします」らしい。
が、このテーブルをエアコンON時のアイドル回転数アップに用いる。
横軸を「水温」、縦軸を「仮想Aux出力」(④で後述)とする。縦軸の数値は、仮想Aux出力がONのとき"2"、OFFのとき"1"となっている。ここで縦軸に”エアコンクラッチ”に設定している「Aux出力」を選択できれば良かったのだが、選択肢に出てこなかったので、「仮想Aux出力」を用いた。
ここでは、アイドル回転数アップの数値を200rpmとしている。



④仮想Aux出力の設定
LINK ECU内で簡単なロジック出力が構築できる「仮想Aux出力」の設定をする。
Functionは、"汎用出力"を選択。スイッチロジックは、(念のため)アイドリング状態に条件を絞るため”条件1 AND 2 AND 3”を選択。SW条件は、”エアコンクラッチ”に設定している「AUx出力」を選択する。条件2は「TPS%」、条件3は「RPM(エンジン回転数)」を設定した。



設定は、以上。
実際に動かしてみたログが以下画像。



「仮想Aux出力」のON状態において、「アイドル目標回転数」は、指定値どおり200rpmアップしており、実際の「アイドリング回転数」も上昇している。
「仮想Aux出力」のON状態において、「アイドル目標回転数」は、元の指定値どおり925rpmに戻り、実際の「アイドリング回転数」は減少している。
(空燃比は、普段読まないマップの場所を読みに行っているので濃いめなのはご愛嬌)

とりあえず、機能は達成できたよ状態かな。”アイドル回転数の指定アップの数値”と、「AC Step テーブル」の”デューティのアップの数値”をうまくリンクさせてあげれば、制御的にもっと詰めれそうな気はする。

色々できて、フルコンは面白い!!が結論です。
Posted at 2020/05/17 23:48:25 | コメント(1) | トラックバック(0) | LINK ECU | クルマ
2020年05月16日 イイね!

エンジンオイル選びについて

エンジンオイル選びについてクルマ好きにとっての永遠のテーマとも言われる”エンジンオイル選び”。もはや宗教だとおっしゃられる方もいるかと。
だけど、なるべく定量的に選びたい!!

5W-40などの指標は、SAE(Society of Automotive Engineers)規格で定められた粘度分類なのね。5WのWがついた数値は、低温粘度。40の方は、高温粘度。
これ、単位が違っているのがややこしい。低温粘度は、冷間時のエンジン始動性に関する指標。高温粘度は、高温における油膜確保能力の指標。


日本自動車工業会 JAMAGAZINE 2014年11月 #48 特集 エンジンオイル

色々な指標があっても、実は公表されていないのが現状かと。ホイールなんかも、軽量を謳いながら重量記載がなかったり。。。
とりあえず、高温側の指標である動粘度について色々なメーカのオイル銘柄を調査したのが下の表。(日本に住んでいる限り、低温側はそんなに気にしなくても良い?!)



ざぁーっと並べてみると、面白い。

使用したことのあるオイルのインプレを基準に考えると、100℃における動粘度が13を超えていると吹け上がりがいいけど安心感あり(TAKUMIモーターオイル 0W-40)、12位だと脳みそがとろけそうなエンジンの吹け上がりになることになる。(Moty's 5W-30)これはヤバかった~。
Gulfのオイルは、粘度指数が異様に高い。添加剤・・・・マシマシ??

冬になって寒くなったら、Motulの5W-30やValvolineの5W-30を使ってみたくなる。Valvolineの5W-40は、結構フィーリングが良かった記憶があるし。
ちなみに、今は”TAKUMIモーターオイル 0W-40”を年中継続して使用中。何の問題もない、感動もないけど。

以上
Posted at 2020/05/16 21:25:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | パーツ | クルマ
2020年05月10日 イイね!

2020GWその3:その他モロモロ

2020GWその3:その他モロモロGWの作業のメモとして。

①フロアパネルのすべり止め塗装
まずは、フロアーパネル(運転席の足元のアルミ縞板)のすべり止め処理をやってみた。安全上スポーツ走行時には、フロアマットを取り外すのが一般的。フロアマットを取り外して走行していたのだが、フロアカーペットに穴が開いてしまい、今はフロアーパネルを設置している。
これが、縞板なれど結構滑るのが気になっていた。そこで、タイトル画のラバーペイントを塗ってみた。てけとーにパーツクリーナーで脱脂して、厚めに3回塗り。
かるーく運転してみると、すべり止めの効果はなかなか良好!!
さて、実際にクローズなコースで試せるのはいつになるのやら。。。

②ブレーキまわりの清掃、グリスアップ
バンバン走っていた頃は、ブレーキパッドの減りも早くてパッド交換をしたり、オーバーホールをしたりと結構な頻度で清掃&グリスアップをしていた。全然走らなくなると、車検の時ぐらいしか見ていないので、ブレーキまわりを1周。
リヤはメタルパッドなので、真っ黒け。フロントは、いつパッドなくなるのだろうのレベルで減らない。大丈夫か~。もちろん、ブーツをめくってピストンの錆がないことは確認したんだけど。



③幌の防水処理
今ついている幌は、実は3代目。純正のクロス生地!!お値段は高いけど、耐久性はかなり良いと思う。すでに5年目だけど、大きな劣化は感じない。
いままで、いろんな防水処理をやってきたけどイマイチ納得できるものがなかった。刷毛でぬりぬりするものとか、シュッシュスプレータイプなど。。。そこで、みんカラで結構やれている防水スプレーを試してみることに。

まずは、シャンプーで洗車してー


マスキングしてー(塗装とは違うので適当なマスキングだけど、やるとオラオラでスプレーできるので良き)

コロコロ(?)で細かいごみを除去してー


完成!!


雨の走行が楽しみになってしまった。。。

注意するのは、防水スプレーを吸わないことでしょうか。貴重な不織布マスクを表面に、布マスクで2重にして施工。一枚目の不織布マスクは、完全に防水コーティングされてしまった。



④タイヤ用エアコンプレッサー修理
コンプレッサーの電源線が断線して急激な負荷がかかり、車両のシガーライターヒューズが飛んだのはいつのことか。。。ロードスターの場合、もれなくオーディオに電源供給されなくなります。(たぶん2年ちかく前)
暇があると、普段もう捨てられていた子が復活します。
オラオラで芋ハンダで結線、断線の原因となっていた配線経路を変更した。筐体の出口部は、ECUケースに穴開けしたときの残りのブッシュを奢った。もともとから、こうしてもらいたのですが。。。(デフォルトは、筐体の真下から配線が出てくる。。。なぜそうした・・・)




以上


Posted at 2020/05/16 18:03:51 | コメント(2) | トラックバック(0) | パーツ | クルマ
2020年05月04日 イイね!

復習4:ノッキング周波数

エキマニを交換したり、ノッキング制御のパラメータを変更したので、ノック制御の続きでノッキング周波数について復習しておいた。
(燃料マップも見直しが必要そう。あんまり燃料を食べてくれなくなったかも。。。)
LINKのノック設定では、「周波数チャネル」の項目。

現在は、「4-10kHz - ワイドバンド」としている。しかし、本家のフォーラムをみるに、適切な周波数帯に絞った「X kHzナローバンド」を選択した方が良い(ノイズが少ない)とのこと。原理的には、当然だけど。



ヘルプをみると、「ノッキング周波数は、簡易計算式で算出してね」、あるいは「出来のいい奴は、ノックオーディオを用いてノッキング周波数を特定せよ!」とある。
計算式:ノック周波数 = 1800 / (3.14 × ピストン直径[mm])



この計算式、Draperの式というらしい。引用されている論文の発行年は、1938年!!




日本燃焼学会誌 Vol.57 No.180 (2015) 142-149

ホントは、音速に依存する式になっている。
なので、シリンダー内の温度や空燃比によって変化することになるはず。
とはいえ、実際の数値は不明なので簡易式を使うしかないわけだけど。

本家のフォーラムによるとナローバンドを選択した場合でも、フィルターはプラスマイナス1Hzをカバーしているらしい。



自分のエンジンの場合、ピストン径Φ83なのでノッキング周波数は、約6.9kHzとなる。
どの程度振れ幅があるかわからないけど、「7kHzナローバンド」で設定した。
この設定でもう一度、「ノック目標」テーブルを作成なのだ。。。

自分の「ノック目標」と「点火テーブル」の作成の手順は、以下のとおり。

① 目標とする点火テーブルにおいて3000回転から上を2~4[deg]一律リタードさせる
(このとき、4D or 5D点火テーブルの常時ON、あるいは気筒別点火トリムを用いれば設定しやすい(ことに最近気が付いた)
② 「点火遅角リミット」をゼロにして実走ログ取り
③ ここからは、NAO'sProjectさんのブログ「【Kurofune体験】ノック制御を予習しとこうw」を参考にしてテーブル化
④ 点火テーブルを3000回転から上を2[deg]進角させる
⑤ 「点火遅角リミット」を2にして実走ログ取り
⑥ 「knk点火トリム」を見て数値が点火テーブルをリタード
⑦ ④から⑥の繰り返し(進角する量は小さくして)

青箱使用時より、全体的に進角した状態になっているけど。。。
いまのところブローの気配はないので、大丈夫なはず。

ところで、LINK G4Xですが、ノック判定時に点火リタードだけではなく、燃料増量できるモードが追加されましたね。

Posted at 2020/05/04 22:27:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | LINK ECU | クルマ

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