ドレスアップとは…
dress-up
儀式やパーティーなどの為に、礼服や改まった服装を身につけること。盛装。
元から立派な車は少なからずこの世に存在します。
イタリアは華やかなフラウレザーはバラの香りと言われます。
ドイツ車の内装は重厚な作り込み。ドアの閉まる音にすら拘りを感じます。
アメ車のナッパレザーは滑らかに柔らかく、乗り味もどこまでも疲れないラグジュアリー感は他の国には無い華やかさ。
そこに来て200万円台で新車が買えたNBロードスターはというと、言うまでもなくチープです。
重くなる物は使わない、とも言いかえられますが。
純正シートの革は裂けやすく、レザークリームを塗り込んでもしっとりはせず。
内装もほとんどがプラスチックで、良くてもソフトタッチなシボしぼり。
ですが、僕にはNBロードスターからこのようなメッセージが聞こえてくるのです。
「ほら、最高の被検体をあげるから、好きにカスタムしてごらんよ」。
NBロードスターは足回り、エンジンの吹け、内外装…
どれをとっても未完でワザと発売されたとしか思えません。
購入当時から確信していた事があります。
NB型、しかも1型のスマイルフェイス。
更に不人気なVスペシャルグレードは。
磨けば光るダイヤの原石。
隠れ美人である事を。
内装は他人には見えませんが乗り込む度、触れる度、音楽を耳にする度に所有欲を試される部分です。
ロードスター沼にハマっている人は、とにかく内装のこだわりが強い。
しかし時に個性的な物を狙ったつもりが皆と同じになってしまうのはありがちな事。
かと言って奇抜な物ばかり選ぶと珍車になってしまいます。
だからセンスよくドレスアップする事はとても難しい事です…
今は内装のブラック化と高級感のアップにハマっていますが…
数あるパーツの中から、没個性にならず、かつ高品質な物をチョイスするのは難しく。
今はシフトノブ周りをいじってみているのですが…
このサイドブレーキブーツは凄い。

ちょっと手作り感のあるブランドですが…

いろんな車種にジャストフィットするように作られています。
このステッチのカラーの多さは凄い。
本皮と合成皮を選べて、本皮でもこのプライス。
当たり前に本皮をチョイス。
ステッチの色を変えても値段は変わりませんでした。
納期も早く、後はどんなクオリティか…

ポチると欲しい物が届く魔法のカードで決済します(笑)
丁寧な梱包です。

かなり所有欲が上がる仕上がり。
ブラック化を進めているから
ブラック×ブラックとかなり迷った。
だが、あえて
ブラック×キャメル
をチョイスしました。
ほぼ、黒でピンポイントでキャメル。
狙い通りでした。
まだ車両がカスタム中で手元にありませんので装着写真はありませんがきっと似合うはず。
最初からレザーで覆われたNCやNDではあまり変化を体感できない部分。
NAやNB乗りの方にはかなりオススメです。
NBロードスターを黒く仕上げるなら、最初から内装の黒いRSグレードや10周年記念車、1.6Lを選択すれば内装は全て黒基調です。
だが。
Vスペシャルにしかできない、黒×ベージュの内装を、あえてブラック化していくのが個人的には面白いのです。
あえて純正ベージュ革シートを残している純正を黒化するかが悩ましいところ。
フルバケのストイックさを際立たせる為にあえて助手席は純正…これは正解なのかな?
こういった元は質素な日本車をバリバリに自分色にカスタムして乗る文化はスポコンの時からアメリカ人がやっていました。
高級車をただ乗るより面白いと。
高級車をイジる背徳感もまたゾクゾクするものがありますが。
高級車はいずれ旧型になります。
距離計を刻む愉しさはまた、ロードスターの唯一無二です。
Posted at 2023/12/19 02:46:37 | |
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