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通勤中の車の中で、ラジオを聞いていると、演奏会の宣伝が聞こえてきました。
滋賀では珍しいバロックメインの室内楽演奏会なので、聴きに行ってきました。
ジェミニアーニ合奏協奏曲１２番、ＪＳバッハＧ線上のアリア、などのバロックの小品が続き、ヴィヴァルディの四季全曲という、２時間たっぷりのプログラム。
最後には、アンコールでタイスの瞑想曲でした。





嫁に言うと、「四季って最初と冬の第２楽章しか知らない」というので、
ちょうどテレビＣＭが流れていたので、「このＣＭが四季だ」と言ったら、「聴きに行きたい」と。







会場は、あかね文化ホールという、蒲生町役場に併設されているホールで、マイナー。
さほど大きくないホールだし、空調ノイズでかいし、車でしか行けないような場所にあるにも関わらず、ほぼ満席でした。
前の方やセンター付近に陣取ってる人達は、気合の入れ具合からして、近くの人ではなさそう。
駐車場には、愛知県ナンバーもちらほら。

でも、拍手のタイミングは乱れていました。
ヴィヴァルディの四季は、「和声と創意の試み」という１２曲のヴァイオリン協奏曲集の最初の４曲。
つまり、３楽章構成の曲が４つなので、楽章間は拍手しないで、第３楽章が終わったところで、拍手するべき。
でも、第１楽章は派手なので、１楽章が終わったところで拍手する人が多数。
２楽章は静かに終わるので、誰も拍手しない。
そして、恐れていたことが発生する。
本来拍手が必要な秋の第３楽章が終わったところで、誰も拍手しようとしない。
だから、自分が拍手１発目を自信満々にしてあげたら、コンサートマスターの顔に安堵感が。。。。
ちょっと、ヒヤっとした。

演奏はすばらしく、満喫させて頂きました。
四季ではソロヴァイオリン・チェロ・チェンバロの超絶技巧を堪能しました。
Ｇ線上のアリアでは、泣きそうになった。ここまで感動的な演奏は久々でした。

バロックのすばらしい演奏会というと、大学生時代に姫路のパルナソスホールで聴いたラプティットバンドのブランデンブルク協奏曲を思い出します。
やっぱり、私はバロックが大好きなのでした。
ロマン派の交響曲のような長い曲は疲れてしまうし、フランス印象派はメロディが無くて落ち着かない。
まだまだ、成長していない子供なのかもしれません。この先、音楽の好みは変わるのであろうか。。。。