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突然だが、高校生くらいまではアメリカ製品が嫌いだった。
しかし、今はアメリカ製品を案外使っていることに気付いた。
むしろ好んで使用している。
人の好みというのは変わるものだ。

写真のＭＴＢ、ゲーリー・フィッシャーというアメリカブランド。
安いグレードは台湾製だったりするが、このＢｉｇＳｕｒという車種はフレームに誇らしげにMade in USAと書いてある。
前後Hayesの対向２ポッド油圧ディスクブレーキで、メタルパッドだったりする。
うちの車どもよりスペックが上な気がする。
ＭＴＢはアメリカで誕生したもので、ゲーリー・フィッシャー氏が創始者の一人と言われている。

大学生時代に使っていたＴＲＥＫ９５０というＭＴＢもアメリカ製だった。
実家に置いておいたら、義兄が通勤に使いたいと言うから譲った。
クロモリダブルバテットチューブフレームのしなりというか溜めがたまらない魅力だった。
学生時代に北海道の山や雪道で使い倒してコタコタになったが、フレームの魅力がすばらしいのでコンポを全交換してフルＬＸの９速化、Ｖブレーキ化した車体である。
いまだに現役で活躍しているようである。
今思うと初めて自分で買ったアメリカ製品だ。
この辺りからアメリカ製品が好きになってきたような気がする。

Snap Onもアメリカ製である。
まあ、台湾でＯＥＭしているものもあるそうだが。
ソケットツールを発明したのは、Snap Onらしい。

そして、フルート。
最近買ったブランネンはアメリカを代表するブランドである。
パウエル、ヘインズ、ブランネンがボストンの御三家である。
ブランネンは特に何かの発祥メーカーというわけではないが、世界のトップブランドである。

他のアメリカ製品というと、パソコンのＣＰＵのインテルを思い出すが、これはマレーシア製だった。
ＯＳやオフィスソフトのマイクロソフト。実体が無いソフトは物という概念を超えていっている感がある。

自分の持ち物は、どこの国で作られたか考えてみると、案外面白いものである。