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近年、自動車の運転をサポートする電子デバイスの開発が盛んである。
高齢ドライバーが増えてくる中で、これまでにありえないような勘違い事故への対策として有効かもしれません。
たとえば、アクセルとブレーキを踏み間違えても大丈夫なように、誤発進抑制装置。
衝突しそうになったら、勝手に止まる装置。

今日の日経新聞の記事にあったのが、仮に自動運転が普及すると、事故が起こった際の責任の所在について議論が生まれるというもの。
高速道路を自動運転中に事故が起こった際に、運転手は何もしていないので、責任に問いにくい。メーカーが責任を負うのか？というもの。　著者の結論は、自動運転を想定に入れた法整備が必要とのことでした。

免許を持って、自動車を運転する以上、自動運転だろうが何だろうが、運転手の責任でしょう。
そのシステムの限界を知り、使うか使わないかを判断するのも、運転手に委ねられていることなのだから。
写真の「オートドライブ」。平成２年の装備なので、決して自動では運転してくれません。
速度を一定に保つだけの機械で、「雪道などの滑りやすい路面では使わないでください」という注意事項付き。

電子部品はそのうち壊れるわけで、安全性を考えて、いつまで使うかというのも運転手に委ねられています。

自動車業界は政治に強い影響力を持っているわけで、政府も経済影響力から自動車業界に甘い。
しかし、甘やかされた業界には、破綻が大きな口をあけて待っている。
原発の規制を甘やかされてきた電力業界、経営破綻して公費大量投入でＶ字回復した日本航空、アメリカの自動車産業。など。例はいくらでもある。

日本でも自動車産業は甘やかされている。
普通自動車１種免許は金を払えば簡単に取れる。
癲癇の人でも隠しておけば運転免許を持っていられる。（栃木のクレーン車事故や京都の軽自動車暴走事故）
目が悪くなって視野が狭い老人でも、視野中央視力さえあれば運転免許は持っていられる。
（親戚は、視野が狭くなってしまったが免許は維持している。しかし、危険なので運転はしない）
選ばれし者しか免許を与えない状況にすれば、事故は減ると思う。
しかし、それでは自動車が売れない。
運転に不向きな人でも多少金を時間を使えば免許を取れるようにしているのは、政府と自動車業界だと思います。
繰り返される運転不適格者の事故報道を受けて、猛省してもらいたい。

政府は、自動車税の増税を検討しており、環境負荷という屁理屈で古い車の自動車税を増税しようとしている。
環境負荷が大きい車ほど税負担を増やしたいなら、燃料に税金をもっと掛けるだけで良かろう。
なぜ、保有税に目をつける？　　　親におねだりすれば、何でも買ってもらえる駄目息子のようなもの。　まさに、甘やかされている業界である。

デジタル化でテレビ買い替え需要をむりやり引き出してもらっていた家電業界は、大苦戦を強いられている。
日本の自動車業界も、アメリカの自動車産業のように、一気にポシャらないように、国内需要を無理やり引き出すようなことに頼っていてはいけないと思います。
日本の自動車会社は賢明なので、国内で利益が出ている間に、新しい市場の開拓を行って、自力で解決してくれるものと信じています。
デトロイトの市街が廃墟になったように、豊田市が廃墟にならないことを祈ります。


さて、最初の話に戻ると、最近のＭＴ車は、クラッチを踏まないとセルが回らないようです。
まあ、エンストしてもセルを回せばすぐにエンジンが掛かる車ばかりだとは思いますが、なんだか怖さを感じます。
どんなに危険なところに止まっても、エンジンが掛からなければ、そこでじっとしているか、外に出て逃げるしかないわけで。。。。
１回目キーを捻ったら音声警告を出してセルは回らず、それでも２回目に捻ったら回るような機構にしてくれないかしら。