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今日は、フルート演奏の上達方法について考えてみた。
フルートは演奏者人口の多い楽器である。
どうやら中高生の女の子は、吹奏楽部のフルートに憧れるようだ。
希望者が多いから、シート争いが激しい。

貴金属で出来ていて、アクセサリー的に、かっこいい。
まっすぐでシンプルで、刀っぽい感じで、かっこいい。
速いパッセージが吹けて、かっこいい。
優雅で、可憐に見えて女の子っぽい。
色んな意味で、かっこいいんだと思う。
（同じくフルートを吹いている嫁に訊くと、体が小さいからフルートみたいに小さい楽器でないと疲れると言っていた。）

という、私は男だが、フルートを吹いている。
激しいシート争いに勝ったわけではなく、
男子校だったので、競争は無かった。

たまたま縁があってフルートを吹いているわけですが、フルートは良い楽器だと思います。
・家で吹いても、それほど迷惑ではない音の大きさ。
・楽器が小さくて、持ち運びやすい。（コレクションしても邪魔にならない）
・楽譜が沢山出版されている。
・速いパッセージの演奏が楽で、自由度の高い楽器である。
・楽団に入ると周りが女性ばかりでハーレムになる。
などなど。
良いことが沢山ある。

フルート演奏の上達方法は、いろんな本が出版され、ネット上でも色んなコラムが書かれている。
でも、ある程度演奏ができる人にとってみたら当たり前だと思えることも、出来ない人にとってみたら理解しづらいものが多いのも事実。
個人レッスンで先生からマンツーマンで教えてもらうことも良いかもしれない。
学校の楽団に入って、先輩から教えてもらうのも良い。
自分は、学生時代に吹奏楽団やオーケストラなどに所属してきたので、先輩から教えてもらいながら、合奏で鍛えられてきた。
でも、就職してからは忙しくてフルートをめったに吹かなかった。
滋賀へ転勤して、１０年ぶりに練習を再開した。

最近、特殊な練習ばかりしていますが、その成果が絶大なので、紹介させてもらいます。
その方法とは、ただひたすら１曲を練習すること。
その曲とは、　Ｊ．Ｓ．Ｂａｃｈのシャコンヌ。
まだまだ練習中なので、お聴かせできるような出来ではないのですが、私の編曲を世に出すためにＵＰします。
家であぐらかいてコタツで練習しているところを、嫁にＭＰ３レコーダーで隠し録りされたものなので、緊張感無く間違えているところもありますが、ご容赦ください。

使用楽器は、ＳＡＮＫＹＯセミハンドメイド（オプション無しリングキー）
元々は無伴奏ヴァイオリンの曲で、調性も違うのだが、フルートで吹けるように自分で編曲・移調した。
この曲は、本当に色んな要素が含まれていて、練習になります。
そして、理想と思う表現は、はるか彼方にあって、ライフワークにふさわしい曲です。

目的を理解せずにロングトーンだけの練習をしても、得られるものは少ないと思います。
何よりも、楽しくない練習は、続かない。

最も良い練習方法、それは好きな曲をみつけ、ひたすらそれを練習すること。
理想と思える演奏に近づけるように。
なかなかライフワークになるような曲がみつからないときは、練習曲や音階やロングトーンでも良いんです。
ともかく、練習するときは、曲だと思って練習するのです。
極論すると、曲だと思えないものは練習しても無駄。
だた１音の伸ばしでも、色んな表情で演奏することが可能です。立派な曲です。
音の立ち上がり、伸ばしている最中の音色の変化、音量の変化、そして音の終わり方。

そして、楽しむことが最も大切。
音楽は、「音を楽しむ」と書きます。