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チェイサーのヘッドライトは樹脂製。
３０年近く経つと、まっ黄っ黄に黄ばんで、
コーティングも剥がれてみすぼらしい状態でした。
なにより、ライトが暗くなってきていました。

そんななか、友人がヘッドライトスチーマーを買ったので使いませんかと提案いただきました。
喜んで使わせていただきました。

新品時のコーティングを３６０番の水ペーパーで剥がし、研ぎ汁が黄色くなくなるまで削ります。その後、８００番、１２００番で研ぎ、ヘッドライトスチーマーの出番です。
ジクロロメタンとコーティング剤が含まれた薬液を加熱して蒸発させて、ヘッドライトの樹脂表面に吹きかけます。
すると、樹脂表面が溶けて平準になり、同時にコーティング層が形成されるようです。

結果、新品？
と思えるくらいの状態になりました。
これすごい。

新品時のコーティングを全部綺麗に剥がすことが上手く施工するポイントのようです。
あと、ジクロロメタンって、印刷業従事者に胆管癌が多発した原因といわれている物質です。
吸引しないように換気の良いところで作業した方が良いです。
業者さんは、重松防毒マスクに有機溶媒用吸着缶を使うのが吉だと思います。

風があると上手く蒸気がヘッドライトに当たらず、上手く施工できません。
寒すぎても、ジクロロメタンがノズルで液化してしずくが飛んで失敗します。
風が強いと、ノズルでジクロロメタンが液化してしずくが飛んで失敗します。
暑すぎると、ジクロロメタンがヘッドライト表面で液化しないので、上手く施工できないと思います。
今時期が施工に最適な気候かと思います。