1900年頃ゴムの強度・対磨耗性を向上する為にカーボンブラックが使われ始めます。このカーボンブラックは元々は印刷用インクとして使われていてそれまでのタイヤは白色または飴色でした。1900年イギリスのタイヤ会社がすだれ織りコードタイヤを綿コードタイヤと区別する為にカーボンブラックを混ぜて着色するとタイヤの強度が上がったというエピソードが有りますがパーマーがすだれ織りコードを発明したのが1908年とされているのでつじつまが合いません。ただゴムにカーボンブラックを混ぜると強度が増す事が1900年頃には広まっていたようです。タイヤには1912年頃から使われ始め前回紹介したすだれ織りコードとのW効果で耐久性は約10倍に伸びました。(つづく)by オートウェイ・コールセンター W