ブースト計表示について

ABARTH595を初めて峠道っぽいところへ持ち出してみました♪






























まだ走行距離は750ｋｍほどで、なかなかエンジンの慣らしが終わりません・・・。



本当は3000回転ゼロブーストで行いたいところですが、

我慢できずに4000回転までは回してますけどね(･д･;)

この車は4000回転回れば結構ブーストはかかります。












ただ、純正ブースト系が結構バブリーな数値で・・・


１.8barくらい平気でいきます(；￣Д￣)










しかしブースト圧の単位はkpaとかkgf/㎠に馴染みがあり、

そもそもbarだとピンと来ないんですよね。

最近ではkgf/㎠は使われなくなり、kPa表示が一般的のようです。






そこでbarを通常日本で使われるkPa表示に変換してみるとどうなるでしょうか？








１気圧（bar)は中学の時の理科で習いましたが、

1013hPa（ヘクトパスカル）です。(当時はミリバールでしたが）


ちなみに天気予報や台風情報でも1013ｈPaより高ければ高気圧、

低ければ低気圧、数字が低いほど大きな台風（低気圧）です。











計算しやすいように１気圧（bar）は1000hPaと考えると、

1hPa=100Paなので





１気圧（bar)=1000(hPa)×100Pa＝100000Pa＝100kPaになります。






アバルト595のブースト計が1.8barを表示しているという事は

ブースト180ｋPaという事・・・











Defiのブースト計でも単位は×100kPa表示されているいるので

通常の会話で1.8キロというブースト圧になります。



でも待てよ・・・普通に考えたら・・・












ブースト１.8って高すぎやしないか？






僕のGT-Rでもブースト1.55、スクランブルブースト作動させても1.7ですよ(･д･;)





ところがこれにはややこしい仕組みがありまして、

圧力には相対圧と絶対圧があります。


日本で一般的に利用されているのは相対圧、別名ゲージ圧で、

大気圧（１気圧）に対していくら圧が加えられているかという表示です。

つまり大気圧をゼロとして上乗せされた圧が表示されています。


それに対し絶対圧は大気圧を１とした時にトータルで

いくら圧がかかっているかを表示する方法です。


ヨーロッパ車のブースト表示は絶対圧表示が多いようで、

アバルトもおそらくそうです。


という事は、ブースト計で1.8barを示している時は大気圧の1barを引かないと

日本の感覚である相対圧になりません。


相対圧で表示すると、０.８bar=0.8(×100）kPa、

つまりブースト0.8kという事になります。


それなら納得いくブースト圧ですね。

それほど高いブースト圧ではありません。




しかしややこしや〜(･д･;)




やはり日本の相対表示のブースト系が欲しくなります♪


この辺りは国際的に表示方法を統一してほしいですね。