少し前に書いた
「ミラーレス一眼のチョイス」がまずまずの手ごたえだったので
僕なりのコンデジの選び方についても少し書いてみようと思います♪
ブログをしている人はほとんど写真を使っていると思いますが、
恐らくコンデジで撮った写真を使われている方が一番多いのではないかと想像します。
最近ではスマートフォンのカメラの性能が向上してきたため、
こちらで済ませる人も多いかもしれません。
僕はほとんど一眼で撮るのですが、最近珍しくコンデジをひとつ買いました♪
Canon PowerShot S120♪
これはオンラインショップでのみ販売される
数量限定プレミアムBOXです。
実は僕はコンデジは持っていないことが多いのでそんなに詳しくはありませんが、
選ぶときに優先すべき順位というのは自分の中で決まっており、やはり最優先は画質です♪
性能優先で行くとこのコンデジは第一には選ばないのですが、
これは完全に見た目の綺麗さにやられました(・д・;)
もちろんハイエンドコンデジだけあって画質もかなりいいですが♪
コンデジと言ってももの凄く尖ったモデルもありますが、
あくまで多くの方が想像する普通のコンデジに限った話にしようと思います。
大きくわけてコンデジは2種類に分かれるように思います。
ひとつはコンパクト、軽量、低価格のエントリーモデル、
もうひとつはS120のようなハイエンドモデルです。
しかし、iPhoneのカメラが相当綺麗なので、
中途半端なエントリーコンデジではほとんど差がなくなります。
実際に多くのメーカーがエントリーコンデジはスマートフォンと競合してしまい
規模縮小、または開発停止に向かっている状況です。
そうするとコンデジとはいえ、その存在価値を発揮するには
スマートフォンに負けない画質が絶対に必要になるので、
今後はハイエンドモデル一本、画質が良いモデルのみに
力を入れて開発するようになると思います。
さて・・・そういった状況でどういうコンデジを選ぶのか?
レンズ交換で修正ができない分コンデジのチョイスは一眼よりもっと重要です。
知識がないと画素数で選んだりしがちですが、
はっきり言って画素数はどうでもいい問題と言ってもいいくらいです( ;゚;ж;゚;)
価格.comなどでスペックを見て選択肢を絞り込むことになると思いますが、
果たして何を基準に選ぶか・・・
第一にレンズの性能・・・特に明るさです。
それはF値という数字で表される絞りの数字のことです。
例えばこのPowerShot S120のスペックを見ると、
F値はF1.8~F5.7とあります。
この数字が小さいほど絞りを大きく開けられるので
光を取り込む能力が高い明るいレンズということになります。
絞りを大きく開けられるほどシャッター速度も速くなり、
室内などのやや暗いところでも失敗が少なく綺麗に撮れます。
またシャッター速度が速いと動いているものも止めて撮りやすくなります。
レンズが暗く光が足りないと、カメラは感度を上げて
シャッター速度を維持しようとするので
写真にノイズが出てザラザラした感じになります。
携帯のカメラで夜撮影すると、写真がザラザラした汚い感じになった経験があると
思いますが、これは感度が上がっているためです。
このF1.8~F5.7だと広角端はF1.8、望遠端はF5.7と言う意味です。
F1.8という数値は一般的なコンデジでは最も明るい部類で、
ホームページでもそれを売りにしていますが、その宣伝文句に騙されずに良く見ると、
望遠端はF値が5.7ならそれほど明るいわけではなく、
ズームをかけるほど一気にレンズが暗くなるのがわかります(・д・;)
このカメラだと広角端では少し暗くても綺麗に撮れそうですが、
ズームを掛けるほどノイズが出て屋内では厳しそうな想像ができるわけです。
また、F値が小さいほど背景のボケも大きくなるので、
このF値というのは非常に大事な要素になります。
次に重視するのは撮像素子(センサー)のサイズです。
一眼と同じく、コンデジでもセンサーが大きいほうが画質面で色々有利になる傾向ですが、
カメラのトータルサイズはやや大きくなる傾向です。
一般的な普及型コンデジのセンサーサイズを大きい順に書くと、
1型 > 1/1.7型 > 1/2.3型
というふうに数字が大きいほどセンサーが大きくなっています。
この他にもサイズがありますが、多くはこれらのどれかであることが多いです。
画質を求めるなら1/1.7以上は欲しいと思います。
センサーが大きければコンデジでも背景がボケた写真も撮りやすくなります。
ちなみにPowerShot S120は1/1.7というセンサーサイズです。
次にレンズの画角です。
広角が欲しいのか望遠が欲しいのかによって選び方が違います。
PowerShot S120の画角は24mm~120mmとあります。
広角端が24㎜で望遠端が120mmという意味ですが、
数字が大きいほど画角が狭く、望遠になります。
広角は数字が小さいほど広角に撮れますが、
24㎜という数字ははかなり画角が広く優秀です。
コンデジだと28㎜とか30㎜~というものも多いですが、
風景などで広い画角が欲しい場合はこの広角端の数字が
なるべく小さいものを選んだほうが良いです。
逆に望遠撮影が欲しい場合は望遠端の数字が大きいものがよくなります。
スペックを見るとズーム倍率というものがあり、
これは勘違いしている人も多いですが、ズーム倍率が大きいほど
モノを大きく写せるという意味ではありません。
望遠端の数字を広角端の数字で割った数値のことで、
レンズ性能の目安のひとつです。
このレンズだと120mm/24mm=ズーム倍率は5倍となります。
最後に画素数に関して・・・。
一眼と何倍も違う小さいセンサーに同じような画素数を詰め込んでも
あまり意味はないと思います。
最近では画素ピッチと言って、簡単に言うと画素と画素の間隔が広いほうが
上質な光を取り込むことができ、より質が高い一画素になるという考え方もあります。
そのためにはセンサーを大きくするか画素数を減らすとういうことになります。
そういう理由からか、マニアックなモデルは逆に画素数が少ないこともあり、
実際にこのPowerShot S120も画素数は1210万画素程度です。
スマホのカメラのようなセンサーサイズで1600万画素とか
明らかにやりすぎだと思いますね(・д・;)
もちろん高画素の弊害を克服するためには必要なステップかもしれませんが、
一般的な人は高画素=高画質と思っている人も多く、
画素数が少ないと訴求力に欠けるという理由もありそうな気がします。
まとめに入りますが、コンデジを買うなら安いエントリーモデルは
スマホのカメラと差がなくなっており、今や買う価値はありません。
買うなら画質にこだわったハイエンドモデルになると思います。
個人的にはセンサーサイズが大きいSONYのサイバーショット DSC-RX100M2や、
レンズが圧倒的に明るいOLYMPUSの XZ-2やPENTAX MX-1ですかね♪
XZ-2やMX-1はF値がF1.8~F2.5となっており、広角端はPowerShor S120と同じ
F1.8ですが、こちらは望遠端でもF2.5と相当明るいです。
PowerShot S120の望遠端F5.7とどれくらいの違いになるかと言うと、
F2.5のほうがシャッター速度にして4倍以上早くなります(・д・;)
それだけシャッター速度が違うと暗い場面でもブレずに撮りやすいですし、
あまり感度を上げなくてもシャッター速度を維持しやすいので
ノイズも出にくく画質面で有利になるはずです。
コンデジはレンズ交換ができないのでレンズの明るさというのはやはり超重要事項です♪
それから望遠が必要な方はOLYMPUS STYLUS 1がいいかもしれません。
価格.COMの
デジカメスペック検索が便利だと思いますが、
上に書いたようなスペックで絞り込んで、あとは実際に触ってみて
しっくりくるものを選ぶことができれば良いのではないでしょうか
最後にPowerShot S120 プレミアムBOXの写真です。
全部ミラーレスのE-M1で撮ってます。
標準モデルとの見た目の違いはこの赤い削り出しのダイヤルとリングです。
この色はブラック、レッド、ゴールド、シルバーの中から選べます(^^)b

↑スイッチONの状態
付属品も限定モデルのみのものです。
保証も通常は1年保障ですが、この限定モデルのみ3年保障になります。
そして好きな文字を刻印してもらえるという見た目の特徴もあります。
せっかくなのでONLY ONEのモデルにするために何か入れたい・・・
名前などだと手放す時に困るし、どうせならカッコいいのがいい・・
かなり悩みましたが・・・・
Don't think, feel!!
We need emotional content.
「考えるな、感じろ! 五感を研ぎ澄ませるんだ。」 ブルース・リー
格闘技をしていた子供のころから尊敬していた、
哲学者でもあるブルース・リーの名言の一部です♪
かの国は好きではないですが、彼は今でも尊敬しています(^^)b
丁度写真にも当てはまりそうな名言だったので拝借しました。
このカメラはオンラインショップのみの販売で3000台限定になっています。
カッコ良さに一目惚れして買いましたが、
どういうシチュエーションで使うのか想像がつきません・・・
一眼レフやミラーレスで撮りたくない時に使うということですかね(・д・;)