プジョー207CCの2号。知人から引き継ぎいた、走行距離98,000kmの「プレミアム」。内装がアレザン・レザーに。トリウム・グレーのボディカラーは1号と同じ。
エアコンが効かないのでガス補充、サービスポートのキャップが高圧側も低圧側も付いてないので発注。
ミッションは4速だけジャダーが出てトルクがかからず坂道も高速も加速しないので墨田区の某整備工場でフルオーバーホール26万円(結局完治せず中古品に載せ替え)。ラジエター冷却水漏れありリターンパイプも交換。結局、タンク、パイプ、ラジエター、ベルト全て交換。
長期の直射日光の弊害で、塗装やゴム・プラスチック類の劣化が酷い。
Anti-Pollution system faultyが出てエンジンぐずるのでスパークプラグとイグニッションコイル交換。
207CCは楽しいクルマ、ドイツ車が革靴のような感じだとすると、フランス車はスニーカーみたい。松任谷正隆氏いわく「プジョーとは人の気持ちを軽くしてくれるクルマ、大雑把さも含めて」(GC 2020/10号)というのも納得。整備の教材のよう。
AL4ミッションは日本の夏には不向き。オイルクーラーはないし、フルードが高温でキャビテーション(流体の中に泡が発生する現象)が起こると、粘度が極度に低下して、トルクが伝わらず、さらに高温になり悪循環から最後は空転して走行不能というパターンに。猛暑に出番なし。
最近気になっているのは、エンジンの非力をごまかすために、アクセルペダルの踏み込み量に対してスロットルの開度を大きくして、出足のレスポンスを元気に演出する設定が、じゃじゃ馬過ぎて危険なレベルだということ。求めていない速度まで勝手に加速していってしまう感じで、市街地では閉口する。BMWがよくやる手口なのかも知れないけど、鈍重でも、リニアな設定が好ましく感じる。
内燃機関超基礎講座 | BMWとPSAが一緒に作ったエンジン https://car.motor-fan.jp/tech/10018408
このエンジン、オイル食いが激しく、取説でも1000kmごとに0.5L減少と明記されている。なので、オイル管理が悪いとシャシーに振動が増えて、エンジンオイルを足し過ぎて、失火のもとに。ワコーズESPで様子見。
FABナンバー (Build Code/RP/ORGA/OPR) 11441 (2008年3月6日製造)のマシン
OPR 11919までが初期ロットっぽい。