目次
長文になるから、冒頭に結論を記しておきます。お時間あるかた、時系列で記した内容を読んでみてください。
結論)自分の3号車のケースにおける、ギア鳴りの発生と収束の原因は
「それまで使っていたギアオイルの摩擦係数が低すぎて、シンクロが滑ってしまうことにより、ギア鳴りが発生していた」
「ギアオイルを入れ替えたとはいえ、前のオイルがシンクロの周りには残っていたため、シンクロの滑りが発生し、ギア鳴りが発生していた」
「高速道路を走行中、徐々に新しいオイルが浸透し、シンクロの滑りがおさまるようになった」
「そして残っていた微量の古いオイル、シンクロ含めて各ギアやシンクロに付着していた古いオイルが剥離し、新しいオイルと混ざった結果、トランスミッションの設計値の範囲内に入ったため、シンクロの滑りがなくなり、ギア鳴りがおさまった」
以下、詳細。
1)ギア鳴りの発生
油脂類全交換から1週間後、パイセンにクリオをお披露目するため、
13時ごろ、クリオを駐車場から引っ張り出していざ秘密基地へ。
今回の月一ドライブの目的は、その前に実施した油脂類全交換後やブレーキパッド交換後のナラシも兼ねています。
そんな中でも、不安を感じていたのはギアボックス。
試走レベルでは「シフトフィールが変わった」こと。
ちょっと補足をすると
ギアオイル交換前は
「料理用のサラダ油が入ったボウルの中を、スプーンでかき回した時の抵抗感」
「ギアが抜けるのでは?という噛み合いの力が弱く感じ、不安感が多少あり。」
ギアオイル交換後は
「やわらかいはちみつの入った容器の中を、スプーンでかき回した時の抵抗感」
「適度な抵抗力・反発力があり、ギアが抜ける不安がない。」
こういう時、優れたドライバーはロジカルに、具体的に表現できるのでしょうが
私のような凡人にできることは、上述のような言い回しのみ。
そして、自宅前を数キロしか走らなかった試走に対して
今回の秘密基地ドライブは片道60㎞。
その往路で、変化は起きました。
自宅を出発し、30分くらい経過した高速道路にて、料金所からの加速時
3速→4速へのシフトアップ時に「ガリ」っと、ギア鳴り発生。
あーあと思いながら、何度かシフトダウン、アップをする速度になったので
3速→4速へのシフトアップ時にはしっかりクラッチ踏んで、ゆっくりシフトチェンジするも「ガリ」
ならばと、ダブルクラッチを使ってみても「ガリ」
さらに、アクセルあおりを加えたら、収まった?ような気がするだけかも。
運転しながら
「あーあ、回転あってくれていないんだ。シンクロ死んでしまったのか。」
2)ギア鳴りの収束
これまた抽象的な表現ですが、高速道路を走行中、何度かシフトチェンジするタイミングが発生したのですが、その際「?なんか・・かわった?」。
よくわからんが、何か変わったような気がしたと、いい加減な脳みそが記憶しています。
そこから数分後、ダブルクラッチもせず、アクセルあおりもせず、
普通のギアチェンジをしてみたところ、「?ギア鳴りがしない?」
何度か繰り返すも、あの「ガリ」音はなくなり、余計な操作や心配をしなくても、ギアチェンジができるようになっていました。
秘密基地訪問を終えて、帰路でもギア鳴りは発生せず、それから1週間後の本日も発生しなかったので、「何が起きたんだろ」と勝手に推測。
3)原因の推察
ギアボックスの素人が、ギアボックスの仕組みを自分なりに勉強して、
世に出回っている「ルーテ/クリオ3RSギア鳴りの修理記事」を読んで、
今回の変化点をもとに、3号車に何が起きたのかを推測すると
ギア鳴りは
ミッション側の回転数が、エンジン側と合っていないいないままギアチェンジがされた。それは、シンクロが正しく機能していなかったから
この正しく機能していなかったというところが
「ブレーキ機構が働かなくなっていた」
「シンクロの歯が欠けてしまっていて、かみ合わせができなくなっていた」
「スリーブの動きが悪くなっていた」
等など、素人的に推測できるけど、密室であるギアボックスの中で何が起きていたかと考えると、回転するシャフト以外にシフトレバーを使ってギアボックスの中で「動いている部品」って、シンクロスリーブとシンクロナイザー。
たいがい、このシンクロが壊れた、スリーブがだめになっていた
というのがギア鳴りをした車両の修理記事に記載されているもの、
このTL4ミッションの3&4のシンクロについている
ブレーキ機構は、純正のままであれば「摩材」と呼ばれるブレーキシューのような特殊な材質の部品がシンクロの内側、軸との接触面に張り付けられています。
TL4の修理で多数の実績をあげているREDPOINTが公開している記事に、
ギア鳴りの原因についての考察があげられているのを読みつつ、自分なりに今回のギア鳴り発生→収束まで何があのギアボックスという密室の中で起きたかを推理すると
1)シンクロの魔材は消耗していなかった
2)ギア鳴りは、シンクロナイザーのブレーキ機構が機能しなくなっていた
3)ギアオイルを入れ替えたことにより、ブレーキ機構が正しく機能するようになった
では、なぜ正しく機能していなかったブレーキ機構が、正しく機能するようになったかを考えると、参考文献に掲載のトランスミッションの仕組みの動画の中で、
「スリーブが動くとき、スリーブはシンクロナイザーリングをコーンに対して押し付ける形になります。シンクロナイザーリング、シンクロナイザーコーンの間で摩擦が発生し、ギアの速度がシャフトの速度と等しくなる。
この時に、スリーブがさらにスライドし、ギアと噛み合います。」
とのこと。
そして、TAKUMOさんの記事によると、
「シンクロ機構は、一定の「摩擦」を利用して回転を合わせます。GL-5オイルは極圧性能を高めるために潤滑性を極限まで追求しているため、摩擦係数が低すぎてシンクロが滑ってしまい、逆に変速が困難になることがあります。」
今回、ギアオイルを変えて、ギア鳴りがおさまったとなると
A)シンクロが滑らなくなった。
B)シンクロの摩材は残されていた。
C)結果的にシンクロのブレーキ機構が正しく機能した。
これがギア鳴りが発生したけど、収まった原因ではないかと推察。
もし、シンクロの歯が破損したり、摩材がなくなっていたなら、
ギアオイルの種類を変えて、入れ替えたとしても、発生は止まらないはず。
でも、秘密基地訪問から5日後、試しにテストドライブに出たけど、
全くギア鳴りは発生しませんでした。
結論)ってことで、自分の3号車のケースでは、
「それまで使っていたギアオイルの摩擦係数が低すぎて、シンクロが滑ってしまうことにより、ギア鳴りが発生していた」
「今回、ギアオイルを日産純正GL-4に交換したことで、ギアオイルの摩擦係数がトランスミッションの設計値の範囲内に入ったため、シンクロの滑りがなくなり、ギア鳴りがおさまった」
ってことなのかなぁと。
なが・・。