フロントシャックルのブッシュを交換(ジャダーとの戦い ファイナル)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
ジャダーはどうして出るのだろう
ということでブッシュを交換。大野ゴム工業の純正互換品。
ペニーレインのRSカーボンブッシュと比べると一回り鍔が小さい(厚みは同じ)
純正ブッシュの新品は手元に無いので比較は出来ませんが…たぶん、純正はペニーレインと同じサイズだと思います。
なので、ゴムの容量的には大野ゴムのこいつより純正ブッシュの方が少し有利だとは思います。
今まで使っていたブッシュはジャダーをどうにか止めようと1/2インチボルト用のワッシャーを入れて締め付けていたので押し潰されて余計に外径が大きくなってしまっています。
そのうち茹でたり油に漬けたりして生き返るかやってみようかな?(ゴム製品なので茹でると戻るかも知れない)
今回はワッシャーを抜いて組み立てました。
シャックルはそのままスペシャックルです。
リボルバーなんかに換えるとわからなくなるので
2
はい、やっぱりジャダーは出ます。
ジャダーは出なくともギャップを通過すると「ブルン」という手応えがあります。
で、ブッシュ交換の作業中に何か目視でわかるほど「トーアウト」になっていることに気が付きました。
トーなんて狂うはずがまず無いんですが、トー調整をした方が良いのかと検索してみるとJA11はトーアウトで正常な様です。トー0やトーインにするとジャダー出るとか。
ここで一つジャダーの原因が浮上しました。
それは「キャスター角」です。たぶんJA11の場合上下のキングピンを結ぶ線が地面に対して立っている寝ているという考え方で良いとは思うのですが、この幌車にはフロントキャスターが寝る方向にプロコンプの2°のキャスターウエッジが入ったままです。
これを抜いてキャスターが立つ方向へ動けばトーアウトだったものが若干キャンバーが付く方向になるはずです。
それこそ場合によってはキャスターウエッジを反転させてリアと同じくプロペラシャフトの角度が自然になる向きに取り付けても良いかも知れません。
こうなった原因は車重(エンジンとか詰んでるとジャダー出ない)とかリーフの左右を入れ替えた事とか影響してるのかも知れません。とにかく抜くだけ抜きます。
幸いプロコンプのキャスターウエッジは穴が大きくてセンターボルトで締め込まれていないのでUボルトを緩めれば取り出せますが、セッティング途中で切断していないロングUボルトを手作業で回して腕がダルいです…タイヤが少しでも大きくしてあれば楽に電動インパクトが使えるのですが、純正サイズだとディープソケット付けたインパクトは入りません…
て言うか、左右の高さ調節の板も抜いてあるしキャスターウエッジも抜いたのならば純正Uボルトで充分固定は出来ますね💧
次回何かやる時は純正Uボルトに戻そうかなとは思うのですが、おそらく次にフロントリーフいじる際にはタニグチの無双懸架に交換してしまうと思います💧
【走ってみた】
ジャダーは出なくなりました。やはりキャスター角が寝過ぎてトーアウトのままホーシングが「バンザイ」したみたいになっていたのが原因だったのでしょう。
今までの苦労はいったいなんだったのかという感じです。シャックル長が純正から大きく変わらない場合はホーシングの角度は大きくかわらないので、キャスターウエッジは入れない方が良いのでしょう。また逆にデフの後ろ側が上を向くようにキャスターウエッジを入れれば、その分ネガティブキャンバーを付けた状態に近付くと思われます。
ギャップで多少ハンドルはブルンと来るもののジャダーは出ませんし、セルフステアもやや強めに感じました。
いつかキャスターウエッジを逆に取り付けてテストをしてみたいと思います。おそらく以前110mmのシャックルを入れていた時のフィーリングに近付くと思われますが、もうあまり覚えていません💧
何となくステアリングの挙動がクイックだったような記憶があります。当時はタイヤがでかくて重かったせいか、バンプステアも強く感じていて何か乗っていて疲れた様な??
とりあえずフロントのホーシングは、社外リーフを組んだとしても、基本リーフのカーブの頂点付近にホーシングが来るので、ホーシングの角度は水平のままなはずです。
なので、プロペラシャフトの角度を補正する向きにキャスターウエッジを組むか、何も付けないままの方が良いなという事に気付けました(ジムニー乗って5年目💧)
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