続・ジムニーの弱点(1・2型)

1・2型の助手席側リアフェンダーのリア側。ノーマルだとマッドフラップ(泥除け)の上には隙間があります。
私の予想では2型までのリアのフロアの錆の原因の1つはこいつだろうなと。

3型以降は最初からパネルボンドで隙間が塞がれています。まさか発売から数年で錆びて穴があいたなんてクレームは無いでしょうが、浸水等のクレームがあったのかスズキ車内で「あっ…」って気が付いたのか。

そんなわけでこの幌車を譲り受けてからわりとすぐにフロアの錆に気が付いてコーキングを塗っていたのですが、赤丸のところの穴もフロアに直結していて、フロア表面の薄い鉄板めくると開通状態に。

前回もある程度鉄板を引き起こして錆転換剤を塗っていたのですが、また錆が進行して鉄板がサクサクのボロボロになっていたので、削れるだけ削りました💧

強度が必要な箇所でもありませんので錆びてボロボロの部分が無くなるのは諦めます。とにかく錆が進行しづらくなるように頑張るのみです…

強度も必要ないので内側の錆を削ったり処理し易い様に車内側の鉄板をある程度切り取ってしまいたいですが、コーナー部分に電動工具が入れられないから切るのは大変そう。
後で内側から錆が膨らんでくるリスクを考えると…💧

タガネ打ち込んでマイナスやバールでこじって鉄板を無理やり引き起こします。スポット溶接を取っても構わないんですが、再固定について悩むのも面倒なのである程度まで。

マイナスやヤスリで錆を砕き落とし、届く範囲でワイヤーブラシ。
なるべく広く鉄板をめくって、マグネットピックアップツールで鉄粉回収。

エアダスターとパーツクリーナーで可能な限り掃除します

先日買ってみたサビ取りクリーム。
昔も似たようなものを買って使ったことがありましたが、その時は大して錆が消えなかった記憶が。

本来は錆が無くなるまで何度も繰り返すようですが、今回はそんなことやってられない(そもそも拭き取る隙間が無い)ので、一度塗りで終了です。

拭き取れる範囲で拭き取ってあとはパーツクリーナー。パーツクリーナーを拭き取りある程度乾いたかなってくらいで錆転換剤をたっぷり塗ります。

なるべく鉄板の合わせ目に浸透するようにたっぷりたっぷり。

寒いからなのかパーツクリーナーが残っているのか、はたまた錆転換剤が古いからなのか、それとも沢山塗りすぎているのか、鉄板が茄子色に変色してるのか良くわかりません。夜ですしね。

基本二度塗りする製品なのである程度待ってから水たまりにならないくらい拭き取りました。
このまま乾燥させましょう。

二度塗りして更に乾燥後は車内側は厚付けパテかファイバーパテを詰め込んでからハンマーで鉄板を叩いて閉じて、タイヤ側からも塗り込めてしまいましょう。

タイヤハウス内は変成シリコンでも良いですけど。まぁ普通のシリコンでも構わないですけどね💧

「手遅れ」のJA11も少なくないとは思いますが、早めにチェックしてまだ鉄板が残っているのなら錆取りとコーキングでの対策をオススメします。

【2024.02.24】
久しぶりに良い天気なので先日の養父市林道ツーリングの汚れを水で流してタイヤ交換するついでに先日錆転換剤塗った所を再度削りました。

というのも、錆転換剤が効いてれば茄子紺色になるのですが焦げ茶色になっていたからです。
「このまま閉じるのもな〜」って思ったのでやれる範囲でベストを尽くすことに。

リューターにタングステンカーバイトを咥えてガリガリ削ります。

シール材が削れておが屑みたいなのが飛び散り、茶色い粉末も砂も(たぶん養父市の林道で後輪が巻き上げたやつが車内に侵入してる)

最終的にはエアブローで飛ばそうと思いますがとりあえずはマグネットやウエスやパーツクリーナーで掃除しておきます。
缶のエアダスターと比べればパーツクリーナーの方が威力が強いと思います。

今回はちゃんと紺色に反応している様子でしたので2回目塗ります。

前回反応が悪かったのは気温なのか湿度なのか…

前回の反省を活かしてこの後は上塗りしてパテ入れて閉じてタイヤ側からも隙間が無いかチェックしないといけません

あんまり信用していないサビキラーも使わないと勿体ないので塗ります。
赤錆を黒錆に転換する能力はほぼ無いのでは？？💧

ちなみにこれは1度目の状態。数時間乾燥後に二度塗りしました