
細(さい=妻)が、山の中の本屋さんに行きたいと言うのである。
チンクは、細とわが輩を乗せて、ぽろぽろぽろと走り始めたのである。
お天気は上々。
窓を開けて、海沿いの道路を気持ちよく走っていくのである。
F1モナコ・グランプリにある、トンネルコーナーみたいなところもあるのである。
海沿いの道から、結構な山道をくねくね走ったのである。
細は、チンクのマニュアル・トランスミッションを使って、ロバの本屋さんまで自分で運転していったのである。
入口に、ワンコがいたのである。
「こんにちは。」
ワンコの名前は、" ビクター " と言うらしいのである。
なんだか懐かしいような、でも新しいようなお店なのである。
御店主のセンスで置かれた本や文房具が並ぶのである。
新書も古書もあるのである。
文房具は、東京でお気に入りだった、「月光荘」のものもあって、細は嬉しそうにしていたのである。
細は、「引っ越しました」の葉書を買ったのである。
本屋さんのイートイン・カフェ。
ストーブなんかもあって、冬の日になっても来てみたい感じなのである。
密を避ける席の配置だったのであるが、この後お店の人が、細とわが輩の席をくっつけてくれたのである。
細は、「梅みつ豆乳」と「チーズケーキ」、
わが輩は、「カフェ・オレ」と「プリン」を頂いたのである。
のーんびり、なのである。
さてさて、帰りますか。
帰りも、細がチンクを運転したのである。
木々からもれる陽射し。
山口県の県道、ガードレールは黄色なのである。
海沿いまで下りてきたのである。
陽は傾き、海がきらきらしていたのである。
細は、ハンドルを握りながら、「キレイね…」と、言ったのである。
Posted at 2020/09/26 11:13:58 | |
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