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20年30万km計画 - ジムニーシエラ
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みやざわごまきなこ
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スズキ / ジムニーシエラ
JC_4WD(MT_1.5) (2018年) -
- レビュー日:2020年7月6日
- 乗車人数:1人
- 使用目的:レジャー
おすすめ度: 2
- 満足している点
-
・速くない
MTということもあり、普通の道を普通に走っているだけでやる気を要求してくる。乗用車的に綺麗に走らせようと思ったら一切の手抜きは許されない。
だがそれがいい!
・人生最初で最後のオーバーフェンダー
週末いつもの廃棄物処分場へ行き、職員のおっさんにクルマのことを根掘り葉掘り聞かれるという驚異のオッサンホイホイぶりを発揮するアピアランス。
・楽しい
歩くような速度が気持ちいいし、法定速度上限くらいだとやってる感満点、庭に停まっているのを見ると次はどこへ行こうかと思う。何をしていても、していなくても、およそストレスがたまるということが無い。 - 不満な点
-
・小物入れやドリンクホルダーが少ない=操縦に対してストイック
・荷室が狭い=肉体一つで勝負すべし
・揺れる=運転が下手なんだよ
→ということで本体についての不満は無いが、よりどりみどりの用品が誘惑してくるため常に自分の財布の中身は不満だ。
※真面目か。
リヤウインドウのデフォッガーの熱線はワイパーブレードに沿わせるべきじゃないのかなあ…。つまらないことだけど、別にコストが増すわけでなし、静岡メーカーだからか? - 総評
-
クルマだと思うといろいろと理解しづらい部分は多いが、これがオフロードバイクだと考えれば何もかもがしっくりくる。
もちろんリッター超えのアドベンチャーではあり得ない。存在感としては250cc.くらいのトレールバイクか。
足回りにお金をかけて週末のレースに出るもよし、友人と林道アタックもよし、でっかい荷物をくくり付けて日本一周もよし、もちろんコンビニへ買い物に行くもよし。何物にも縛られず、ただアクセルを開けて前に進むのがシンプルに楽しい、そういう乗り物が欲しい、そんな人には無二の愛機となるはず。
スクーターじゃないから手回り品の置き場が少ないのは当たり前。クルマとしては狭く平板な後席もタンデムを苦にしない家族なら望外に広く快適な背もたれ付きのタンデムシートになる。荷物が積みたいなら用品屋に行く。ガチのオフロードタイヤかツーリング向きのタイヤかで悩む。
その性能は2020年代のクルマに期待される平均値とはかけ離れていると思うから、誰彼構わずお勧めできるかと聞かれたら、ちょっと考えたほうがいいよと答える。そりゃクルマに変わりはないから普通に役には立つし、状況によっては凄く役に立つ。だからこそ田舎に行けばたくさんのちょい錆びちょい汚れの歴代ジムニーを目にするし、その姿がたぶんこのクルマの本質なのだと思う。
だけどそれだけではない。
物理的にも心情的にも手の内に収まる『どこでも走れる』乗り物が、ただどこでも走れるというだけで、凝り固まった心まで自由にしてくれる。
いやむしろ、自分は自由になれるのかどうか?を試してくる怖い道具なのかもしれない・・・。
- デザイン
- 5
-
離れた場所から見ると小ささからくる可愛さを感じるが、触れるくらいに近づくとクロカンぽいゴツさ、ギア感を強く感じる。
乗り込めばストイックな黒一色の内装が実に無愛想で…良い。
少なくともそれは、一週間分の食材を買い出しに行ったり家族を快適に送迎したり、そういう家族の良き下僕ではなく、お父さんを(お父さん以外でも)家からホイホイ連れ出してしまう"悪い友達"であることを隠そうとしていないように思う。
なので自分はホイホイ連れ出されてしまうのだ。
- 走行性能
- 3
-
・とりあえず走るし曲がるし止まる。
ただし、そのために自分は何をどう操作すべきなのか考えることは常に要求される。考えなければまともには走らない。
・ロールもピッチも大きい。
それが嫌だという人は買わないほうがいいと思う。それをコントロールするのが楽しい、腕が鳴る、そういう人にとっては長所。
・そのかわり、ひとたび舗装が切れたならハンドルを握る人間の頬が自然と緩んでしまう安心感と自在感がある。
・クルーズコントロールの上限が100km/hになっているのは凄くとっても非常に納得できる。そこを超えて頑張ると、少し上空のほうでスピードの神様がおいでおいでしているのが見えてしまう。
覆面パトカーに怯える日々を過ごすドライバーには最高の相棒。
一年を共にして、もともと飛ばすつもりはなかったにしてもアクセルを床まで踏みつける局面はほぼ無かったので個人的にパワーは十分と言える。
低回転ではアクセルは撫でるだけ、タコの針が垂直辺りでワイドオープン、そういう2スト的なコントロールが楽しいし、そうやって中速トルクで遊んでいればリミットまで引っ張るまでもなく大概の状況で片が付く。
ストレスと言えるものはほぼ無い。MTにして本当に良かった。
・センターデフを持たないパートタイム四駆の特性には慣れる必要がある。
前後輪の回転差が無いことに起因する、逆アジャイルハンドリングアシストとでも言うべきコーナー進入時での向きの変えづらさ、コーナー出口での直進への戻しづらさ、旋回中前後が同じ轍をたどりたがるがゆえのゼロドリフト的なスリップアングル。
なので普通の乗用車が行き交う除雪された圧雪/凍結路を流れに乗って走るような雪国のなんでもない一コマが実は苦手だったりする。
冬場に時おり見かけるひっくり返ったジムニーは、単にスピードを出し過ぎたとかではなく上記の特性にドライバーの感覚と操作をフィットさせられなかったためではないかと74オーナーになった今は思う。
そのような癖を楽しめずネガに感じる人は、制御の行き届いた最新のSUVを買ったほうが幸せになれるんではないかな。
そこはおすすめ度が星二つの大きな理由の一つではある。 - 乗り心地
- 3
-
個人的には良いと思っている。
1回だけ、林道を横切る溝に対して油断してさほどスピードを落とさないまま直角にアプローチした時は下から頭蓋骨を殴られたが、それは自分がいけない。
娘の意見「お尻痛くなるよね」
助手席のヨメの意見「お尻も痛いしさあ、走ってるとLINEの返信できないのよ揺れて。なんとかならない?」
父の意見「そんなでもないと思うけど…」
音は静かではない。が、目くじらをたてるほどうるさくもない。
- 積載性
- 1
-
2Lペットボトルと卵のパックを並べて積むことくらいは朝飯前。
それ以上になると、積み方を考え積む物を取捨選択することを迫ってくる。ここもまた実にストイック。
- 燃費
- 4
-
慣らし運転中に1度16km/Lに乗ったことがある。普段は13km/L~15km/L台を行ったり来たり。
前車が10km/Lくらいの燃費+60㍑タンクだったので、お財布に優しくて涙が出る。 - 価格
- 5
- お買い得以外の何物でもない。
- 故障経験
-
祝、納車1年。壊れてもいないし、壊してもいない。捕まってもいない。
めでたい。
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