ルーフのデッドニング

以前、前席側のルーフライニングの上にスポンジシートを敷いたのですが、少しだけ静かさと断熱の効果があったので、本格的に吸音材を入れてみることにしました。

全体に敷くためには、ルーフライニングを下す必要があり、そのためには内貼りやルームミラー、バイザーなどをごっそりと外すことになります。

相当な数の部品を外すことで、やっとライニングが引っ張り出せます。

内貼りには鉄のクリップが使用されているのですが、これが意外に強固で外すときに3箇所ほどマウント部が折れてしまい再固定できなくなりました。
幸い強度には影響なさそうなので、そのまま再使用します。

内貼りの内側にはホコリが積もっているので拭き取り、樹脂用の帯電防止剤で吹き上げておきます。

せっかくルーフ内側が露出しているので、ブチルゴムとアルミシートの制振材を貼っておきます。
この時点で天井を叩いてみても差は感じれません。

使用した吸音材はシンサレート系のマイクロファイバーシート。
サイズは150㎝×70㎝で、天井の補強材を避けるために分割。
前席側は空間の高さがあるので、前回仕込んだスポンジシートも一緒に仕込みました。

施工後に走らせてみると静寂度は増しており、特にトンネル内に入った時と雨の時は顕著です。
実際に天井を叩いてみると、カンカンとした鳴きはなくなって、明らかに響かなくなっています。おそらくルーフ板金とライニングが少し厚めの吸音材を押しているためかと思います。