KAKIMOTO RACING / 柿本改 GT box 06＆S  

ジムカーナ公式戦を引退したため，車両規程に縛られることなくクルマをイジれるようになりました。今後は主にサーキットトライアルを走ろうと思っているので，デミ助をジムカーナ公式戦仕様からサーキット仕様に変えて行くつもりです。

その第一弾としてまず手を付けたのがマフラー交換。とりあえずマフラー換えたかったのよ。で，どんなマフラーにするかいろいろ考えました。

①性能重視。低速トルクがあまり痩せるのも困るが，とにかく中～高回転でパワーが伸びるもの。

②軽いもの。純正より重くなるものは軽量化の観点からNG。

③とりあえず保安基準適合。あまり爆音でないもの。ただしオプションでサイレンサーが用意されていれば多少生音が大きくてもOK。

④デザインはさりげなく。センター出し，2本出しは重くなるのでアウト。あまり跳ね上げ風もカンベンして欲しい。

みんカラを始め，ネット上のいろいろな情報を参考にして候補を絞り，最終的にHKSのsilent Hi-Power，フジツボのAuthorize R，柿本改の06&Sの3つのマフラーが残りました。

・HKSのsilent Hi-Powerは売れ筋の人気商品らしくインプレ記事には事欠きません。サイトにも細かい情報が載っておりとても参考になります。性能も確かなものでこれだけで3-4psは上がるという情報もあります。ただ，重い！ 純正より重くってどうする。

近接排気騒音：92dB（純正80dB）
アイドリング時騒音：61dB（純正53dB）
重量：7.2kg（純正6.2kg）

音量もそれなりにありそう。保安基準には適合していても，非常に厳しいウチの「嫁様基準」に適合しているか微妙。しかもサイレンサーをつけようとすると穴開け必要？ 残念ながらちょっと第一候補からは外れるかなあ。

・Authorize Rシリーズもフジツボのサイトに車種別の細かい仕様や動画まで載っているのが素晴らしい。音はやや抑え目ながらパワー，トルクともに（3ps程度ですが）ちゃんと上がっている。そして何より軽い！

近接排気騒音：90dB（純正80dB）
アイドリング時騒音：66dB（純正53dB）
重量：5.0kg（純正6.2kg）

もうこれに決めようかとも思いましたが，こちらもオプションでサイレンサーが用意されておらず，サイレンサーを着けるとなると穴開けが必要になりそう。それにモロ跳ね上げ風のスタイルにもちょっと抵抗あり．．．

・そこで最後に柿本改の06&Sシリーズ。

音量はでかいです。近接排気騒音94dBは保安基準ギリギリの数字。アイドリング時の騒音は記載がありませんが「アイドリング時は静か」という情報あり。また，オプションでサイレンサーの設定があり，最初からサイレンサー用の穴が開いてます。これは地味に気が利いてる。

重量と動力性能アップについて，どこにも数字は出ていません。

ただ製品デザインから見るとそれほど重くはなさそう。サイトには「軽量化を重視」と書いてあるし。また柿本のマフラーが性能的にHKSやフジツボに劣るとは思えない。「高回転でのレスポンスを強調」という言葉にウソはあるまい。

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結果的に大阪の下町企業の技術力を信じて柿本を選びました。

音量はやはり大きい目です。深夜の住宅街ではかなり響いてます。案の定，一発で嫁様にバレて怒られ（汗），速攻でインナーサイレンサーを装着するハメに。

しかし，音質は低音重視のちょっと「ドスの利いた」もので，耳障りな高周波は上手に抑えられており，ドライバーにとっては非常に心地よいエクゾーストノートになっています。アイドリング時は静かで，ノーマルよりちょっと低音が響くかなという程度。

パワーやトルク向上は「はっきり体感できる」というレベルではありませんが，これまで3-4速ではダルくってシフトダウンしてた緩やかな坂道を，ふと気がついたらシフトダウンせずにそのまま走ってたよ，という感じですかね。高回転についてはまたある程度吸排気系のチューンが進んだ時点でシャシダイにかけてみたいと思います。

重量も実測で5.1kg。ノーマルより1kg以上軽く，Authorize Rとほぼ同じ重さです。車高も，リアが純正より3cmほど下がった状態で，タイコ部分の最低地上高が12cmと十分なクリアランスがあります。それでもまあ駐車場の輪止めには注意が必要ですけどね。

実は同時に購入したインナーサイレンサーには難がありましたが（別に記載します），このマフラーには非常に満足しています。


※JASMA認定品ですが2010年4月以降の登録車では保安基準適合外になるようです。ご注意下さい。


関連情報URL：http://www.kakimotoracing.co.jp/image_z42316.html