
2回目の12か月点検が終わりました。
走行距離19,694㎞。
メンテナンスプログラム:ライト。
【診断結果】
① ブレーキ残量 F:9.5mm R:9.0mm
② タイヤ残量F:5.5mm R:5.1mm
③ バッテリー電圧12.46V/スタート 容量60%
診断結果から1年後の12か月(初回車検)を予測してみます。
①ブレーキパッド
『要交換』です。
残量9mmほどなら国産車はOKですが、シトロエン(プジョー)はそうはいきません。
シトロエンの純正パッドの厚みは17~19mmあるんです。国産車は新品のブレーキパッドで10mmくらいが標準です。
ですので、この「F:9.5mm R:9.0mm」というのは2万キロでブレーキパッドが半分程度は減っているということになります。
1万キロで4~5mm減る計算なので、17mmとしても3万キロ程度で交換となります。持って4万キロ程度。
ちなみにリアブレーキの方が減りが多いのは、横滑り防止機構(シトロエン・プジョーではESP、VSCとかESCなど各社呼び名が違います)が付いている車では「普通のこと」で「正常」です。
ブレーキングアンダーという状態があります。
これはコーナー入口で急ブレーキをかけフロントに荷重をかけステアリングを切った際、例えば左にステアリングを切っていても車は外の右側に行こうとすると現象です。とくにFF車では著明に起きやすい現象です。
自転車やバイクでも同様のことが起きますが、自転車やバイクの場合はこの状況下でも、すこしリアブレーキを効かせるとちゃんと曲がります。自転車もバイクもブレーキは前後で別れているのでこの操作が任意でできます。
車の場合は、ブレーキペダルのみで4輪に効くのでこうはいきません。
そこでトラクションコントロール(TCS)とアンチブレーキングシステム(ABS)
を組み合わせます。
TCSは走るための機能で、タイヤが空転するのを防ぐためのシステムで駆動力を駆動輪の左右で制御します。
ABSは止まるための機能で、ブレーキングによるタイヤロックを防止し制動距離を短くします。
この2つを合わせることにより、コーナーリング中に意図的にタイヤの左右の駆動分配とブレーキ分配を行うことにより安定したコーナーリングが可能となります。コーナーリング中の車体安定のためにリアブレーキを車が意図的にかけるわけです。
昨今の車は車重が増えており、そもそもが曲がりにくくなっています。車重1.5tなんてミドルクラスであればほとんどがこの位の重さ以上あります。とくにミニバン・SUVなんて最たるものです。
となると、車が重くて曲がらないんです。その重い車を曲げるためにリアブレーキを使用(制御)して曲がりやすくしています。曲がるためにリアブレーキを使っているのです。
これが、横滑り防止機構と言われるシステムとなります。
ブレーキローターはリアの方が小さいです。これがコーナーリング中に横滑り防止機構が介入しリアブレーキを使用するのでどうしても大きなフロントブレーキよりも小さなリアブレーキの方が回転が速いためブレーキパッドの減りが早くなるという理屈です。
ブレーキパッドがF:9.5mm R:9.0mmですので、まあ、バランスよく減っている感じです。
まあ、この減り具合からすれば歴代で一番ブレーキダストが多いわけです・・・。
② タイヤ残量
F:5.5mm R:5.1mm。細かなひび割れが出ています。
今のC5エアクロスはミシュラン・プライマシー4を履いていますが、私のは最初期型なのでM+Sタイヤのラチュードです。
次回は、オールラウンドタイヤのクロスクラメイト2にしようかと考えています。
③ バッテリー
電圧12.46V/スタート 容量60%。充電制御式バッテリーなのでCCA(コールドクランキングアンペア)を測らないと解らないのですが、まだ2年なのでもう少し持ちそうです。次回交換するか、それとももう1年ずらすか、悩みどころです。
エンジンオイルを交換しましたが、静粛性が下がっていました。アイドリング時に著明なので前回と同様にハイパールーブ165を添加しようかと思います。
・右リア窓ガラスのちょっとした抵抗。
右リア窓ガラスを下げる時に、モーター音ややや大きいような気がしました。窓の上昇下降速度は左右とも同じです。
点検上は問題ないとのことで、窓枠に潤滑油を差して様子見となりました。
これ、シトロエンあるあるです。昔は、このまま放っておくとスイッチを入れた瞬間にモーターが焼き付き、窓が落ちることがあったようです。私は幸いなことに経験していません。
個人的にワコーズ FSO フッソオイル105 超潤滑・多目的スプレーを購入しようかと。
・DPFの作動について
どうやらDPFの正常作動時は何も表示されないのがデフォルトとのこと。診断機ではちゃんと作動していました。異常があった場合に点灯しますとのことでした。